脱原発四万十行動

脱原発四万十行動のブログです。

伊方原発再稼働にたいする公開質問状の集計と公開

2014-04-05 15:34:23 | Weblog

去る3月25日に四万十市会議員候補者22名に公開質問状を郵送しました。

同じ四万十市に居住する者同士の信義に基づき、内容証明や書留などの手段は取らず、普通郵便にて発送しました。そしてお一人ずつに「お手元に届いているでしょうか」と確認の電話を入れました。4月2日消印で集計しましたので、予てよりのお約束によりここに公開致します。(いずれの項目もお名前のアイウエオ順で記載)

 

<回答いただけなかった方>

○ 確認電話の時に御本人からの意思表示のあった方、2名

藤田豊作氏「配達証明のないものは相手にしない」

三吉忠氏「私は回答しません」

 

○ 郵送後の確認が取れなかった方、3名

今城照喜氏(電話が不明でかけられず)

安岡明氏(留守番電話で確認取れず)

山崎司氏(事務所変更のため連絡取れず)

 

○ 事務所の確認を取りましたが回答なしの方、8名

勝瀬康彦氏

上岡禮三氏

酒井石氏

白木一嘉氏

平野正氏

矢野川信一氏

宮崎努氏

宮本幸輝氏

 

<回答いただいた方>

○     ご記名がなかった方、1名

★     再稼働に(反対、賛成)記述ナシ

将来に向けて反対します。

★     その理由、ご意見

原発の恐ろしさはよく理解できます。私も過去の市議会において質問に参りました。

即廃止と叫ぶ場合の代替案(策)をしっかりと見極める事が肝要であり、国の政策が脱原発の必要不可欠の条件です。従って、私は土佐沖から宮崎県沖へ埋蔵されていると言われているメタンハイドレートを代替エネルギーとして、10年位を目処として開発し、安全、安定供給できる政策転換を図る方向が望ましいと考えています。

既に「地球」による深海での掘削試験も進んでおり、将来への可能性が検討されています。

電力は安定的に安価で供給されなくては生活に支障をきたすばかりか、企業活動に大きな影響を与えます。従って、先ず国がはっきりした政策転換を数年内に打ち出すことを期待します。 

○ご記名で回答された方、9名

大西友亮氏

★     再稼働に反対

★     その理由、ご意見

そもそも何故原発再稼働なのか意味がわかりません。国民をバカにするのもいいかげんにしてください。

1:福島事故の原因が分かっていない。

2:あれだけの大惨事をおこして賠償もおわっていない。

3:まず福島を人の住める土地にしてから

 

垣内孝文氏

★     再稼働に<反対、賛成>の記述ナシ

★     その理由、ご意見

原発事故の恐ろしさは東日本大震災による福島第一原発事故により日本人、いや世界人類一致した考えであると思う。これまで日本のエネルギー政策は原発安全神話に裏打ちされ開設されてきた歴史がある。しかしながら福島第一原発事故は原発への国民の意識の変換となって現れてきている事実がある。原子力一辺倒であった政府のエネルギー政策の転換の機会となってきた今日、原子力に代わる代替エネルギー開発の重要性と技術開発に対し国民全体が期待している。特に自然エネルギーを代表とする技術開発、風、水、海(波)、地(熱)、光(太陽)を活用する再生エネルギー開発、また、最近となって期待を寄せる化石燃料である新型ガス「シェールガス」の開発など日本人の技術力を結集し国策としての開発に期待すら。その一方、化石燃料によるエネルギー供給は「地球の危機」としての温暖化対策としての対策も必要となるが、国内論議は福島第一原発事故以降、停滞気味と言わざるを得ない。二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスの排出削減への対策への議論も必要である。

本年4月1日からの消費税増税、その2年後の再増税は電気料金をも対象である。経済産業省は再生可能エネルギーの「固定価格買取制度」に基づく2014年度の電気料金の上乗せ額を、標準的な家庭で月額225円にすると発表した。13年度の全国平均(120円)の2倍近くになり、家計の負担が一段と重くなる。又石油を始めとする輸入化石燃料の高騰は電気料金の更なる値上げとなり、消費者、特に生活弱者に家計負担を強いることとなるため、この問題に関してもしっかりとした議論が必要であると考える。

私は、原発再稼働、又反対を含め広く市民、国民全体の議論が重要であると認識しております。

 

上岡正氏

★     再稼働に<反対、賛成>記述ナシ

どちらかといえば反対

★     その理由、ご意見

100パーセント安全が確保されていない。

 

川村一朗氏

★     再稼働に反対

★     その理由、ご意見

無害にするすべを知らないで、利権者にある者が安全宣言を行っています。

しかし、人類の存亡に係わる原発を誰がコントロールできるというのか。と怒りを覚えます。全ての原発を廃炉にする作業に着手すべきです。それでも何十年もかかると言われています。再稼働は止めるべきです!!

 

小出徳彦氏

★     再稼働に<反対、賛成>記述ナシ

はっきりとどちらとは言えないが、賛成(下の意見)に近いと思います。

★     その理由、ご意見

戦後、日本が取り組んできたエネルギー政策が世界規模での転換期に来ていると考える。

その一方、日本の経済成長が、これまで取り組んできたエネルギー政策による事も忘れてはならないことであると考えます。しかし、あの3.11東日本大震災後、だれもが原発に対する恐怖と、1回おこってしまったら人間の力では、復興が困難と言う現状の中、日本国民の殆どの人たちが、原発に対する恐怖、それに代わる新たなエネルギー政策が必要と感じているだろう。そんな中、国は新たな安全基準の策定の元、再稼働に対する検討をしていますが、それに対して最も判断に影響を持つ者が、知事の判断でもあります。県民の思い、世論をどう判断し、示していくのか重要であります。今後、我が国の新たな代替エネルギーへのシフトと(早急な)その間のつなぎとして、国民のだれもが理解される、安全基準を担保されるのであれば、再稼働について理解するものであります。古来より人が作ってきた文明、技術により、人が滅びていくのは最も残念な事であります。

故に新たなエネルギーの構築が最も重要と考えます。         

 

西尾祐左氏

★     再稼働に反対

★     その理由、ご意見

3.11からの震災の原発近辺、東北の状況を考えると再稼働はしない方が良いと思う。

私は生まれ育った故郷、四万十市で暮らしていきたいと思って帰ってきました。

子供たちにもそう思ってもらいたいし、実際に四万十市で今後も生活していけれる地域にしていきたい、子供たちに対して明るい未来を築いていきたいと活動しています。

震災後、福島では生まれ育った町、故郷で生活できない人、子供を抱えながら引越しせざるおえない人たちがたくさんいます。

故郷で生活ができないのはなんて悲しいのでしょう。近年、「安全、安心」という言葉をよく聞きますが、安全でなく、安心もないように思うので、再稼働しなくてはいけない、明確に納得できる理由が見当たらないので反対です。

ただ1点、一般の方々の賛成意見をしっかりと聞いていないので、今後はもっと賛成意見を聞いて考えを深めたいと思います。

 

谷田道子氏

★     再稼働に反対

★     その理由、ご意見

原発の再稼働と「輸出」を含めて反対です。

第一に原発事故は原因も究明されていません。

第二に原発推進は処理の見通しのない「核のゴミ」をさらに増加させることです。

*     即時原発ゼロをめざしてご一緒にがんばりましょう!!

 

濱田裕介氏

★     再稼働に反対(絶対)

★     その理由、ご意見

福島の事故以来、安全神話は完全にくずれ去った。

事故後の処理にかかるコスト等からしても、経済的有利性さえも、完全否定された。

そもそも、命と経済を天秤にかけること自体がまちがっている。

中央構造線のこと、MOX燃料のこと等、どの点から見ても、伊方原発は、現在、世界で最も危険な原発の一つと言って過言ではない。

よって、私は、伊方原発の再稼働には絶対反対であります。

 

宮本博行氏

★     再稼働に反対

★     その理由、ご意見

  1. 人間の作ったものに絶対安全はありません。理由は材料の摩耗、損傷はいくら点検しても0にはなりません。その上、ヒューマンエラーも0にはなりません。
  2. 一旦事故が起き、放射能漏れを起こすと、半永久的にそこに住めなくなります。一般の事故はその時の損害だけですみます。
  3. 伊方原発の北側6kmの所に中央構造線という九州から関東に至る大きな断層があります。これが動けば伊方原発はひとたまりもありません。

主に以上の理由で再稼働には反対します。

 

以上、22名集計の結果

質問状を拒否、2名

質問状の回答ナシ、11名(10名)

回答者10名(無記名での回答者1名を含む)

            再稼働に反対(どちらかと言えばを含む) … 8名   

            再稼働にどちらかといえば賛成……………… 1名

            判断できない回答………………………………… 1名

 

反対、賛成にかかわらず、真摯なご意見をいただきましてありがとうございました。

又、回答いただけなかった候補者の皆様には、市民の声が届かず、ご意見も聞くことができず大変残念に思います。反対、賛成に係わらず、まず自分の意見を述べるところからしか議論は始まりません。これからも、いろいろな機会をとうして皆様のご意見を聞いていきたいと思います。今後共、よろしくお願いします。

                                                                                         脱原発四万十行動共同代表         

                                                                                                      山本祐子

                                                                                                      岡村志保

                                                                                                      森澤宏夫


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1 コメント

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どこのドイツ (ガーゴイル)
2021-01-18 13:18:00
伊方原発の1号機と2号機とされている原発は本当はもとからなかった。
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