前回の問題は あまりのある式になりました。
ある2桁の素数Xを 40で割った時のあまりを r とする。
このとき r を11で割るとあまりが 5になる。
ある素数Xを求めなさい。
これを、そのまま式にしますと
X÷40=A あまり r
r÷11=B あまり 5
となります。
ところが、このままだと計算がしづらいので
X=40×A+r
r=11×B+5
と書き換えます。
Xを40で割ったあまりが r ですから
r は、40未満! と言うことは
Bは、1か2か3 ですね。
Xは 素数 という条件より
40×Aが偶数なので、r は奇数のはず!
r が奇数になるためには Bは偶数でないとダメ!
と言うことは、Bは2 しかない!
B=2を 代入して r =11×2+5=27
r =27を代入して
X=40×A+27 ここで、Xは2桁の素数という条件より
Aは1しかない! A=1を代入すると
X=40×1+27=67
答え 未知数Xは 67
最初、未知数が X A B r と4つもあったので どうしようか?と思いますが
条件より 未知数の可能性を絞っていくと その数が現れてきます。
計算というより推理ですね。