名寄・算数数学教室より

たかが算数、されど算数
小学生、中学生との算数・数学を使った
コミュニケーションを綴ります

接線 と 角の2等分線 と 合同

2013-10-19 11:22:34 | 中学3年

前回の問題に出てきました図に、補助線を引きますと

このようになります。

Pは、接点。Qは AQ//BCとなるように引いた線とDCとの交点

△DPOと △DCO は、どちらも直角三角形で

DP DC は接線ですからDOは ∠PDCの角の2等分線

という条件から1組の辺とその両端の角がそれぞれ等しいので

△DPOと △DCOは 相似です。よってDP=DC=3cm

同じように、△APO と △ABO も相似なので

AP=AB=2cm

これより AD=AP+PD=2+3=5  答え 5cm     です!

 

∠AODは、相似な三角形が2組あることから

∠AOB=∠AOP=X

∠DOP=∠DOC=Y  としますと

2X+2Y=180  ∠AOD=X+Y=180÷2=90  答え90°

 

ここで次によく出ますのは、円の半径を求めよという問題!

このときに使うのが三平方の定理です。

直角三角形AQDにおいて

ADの2乗=AQの2乗+DQの2乗

ここに数値を代入しますと

5×5=AQの2乗+1×1

これよりAQ=√24=2√6  これは直径ですから 半径は √6 になります。

 

これらはセットで覚えておいてください~

きっと役にたちます!