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華の会

日本文化を考える

永井路子氏講演会中止のお知らせ

2011年03月21日 | 文学
古河市文学館のHPから

永井路子氏講演会中止のお知らせ
4月17日に開催を予定していた
「古河文学館テーマ展開催記念 永井路子氏講演会」は、
震災の影響により中止とさせていただきます。

永井路子旧宅臨時休館のお知らせ
3月11日に発生した東日本大震災の影響により、
しばらくの間、休館とさせていただきます。

http://www.city.ibaraki-koga.lg.jp/bungaku/index.html


織田紘二氏講演会のお知らせ 三島由紀夫の思い出

2011年02月15日 | 歌舞伎
古典鑑賞講座 「花の会」 のお知らせ 
平成23年(2011)秋期スケジュール表

『花の会』は古典芸能大好きの主婦たちが昭和60年
狂言師 善竹十郎さんに世阿弥の『花伝書』の講義を
お願いして始まりました。
『日本の古典芸術をより身近なものとして理解し、
人生の糧とすべく共に学び楽しむ』をモットーに
25年間続いている古典芸能鑑賞公開講座です。


平成23年2月17日木曜日 午後2時~4時
      演題:「三島由紀夫の思い出」
      講師:日本芸術文化振興会顧問 織田紘二氏
      会場:北烏山地区会館 二階会議室
      会費:1000円
北烏山地区会館の案内
   http://www.city.setagaya.tokyo.jp/030/d00004157.html


古典鑑賞講座 「花の会」 のお知らせ  平成23年春期

2011年02月15日 | 
古典鑑賞講座 「花の会」 のお知らせ 
平成23年(2011)秋期スケジュール表

『花の会』は古典芸能大好きの主婦たちが昭和60年
狂言師 善竹十郎さんに世阿弥の『花伝書』の講義を
お願いして始まりました。
『日本の古典芸術をより身近なものとして理解し、
人生の糧とすべく共に学び楽しむ』をモットーに
25年間続いている古典芸能鑑賞公開講座です。

1,平成23年1月13日(木)午後2時~4時
       演題:「演能雑感と装束付けデモンストレーション」
       講師:シテ方金春流 高橋 汎氏
       会場:北烏山地区会館 二階会議室
   北烏山地区会館の案内
   http://www.city.setagaya.tokyo.jp/030/d00004157.html
2、平成23年1月27日木曜日 午後2時~4時
       演題:「昨年の歌舞伎界 特に菊之助の合邦」 
       講師:共立女子大学教授 近藤端男氏
       会場:世田谷文学館・2階会議室
              京王線芦花公園駅下車
 世田谷文学館の案内 http://www.setabun.or.jp/


3、平成23年2月10日木曜日 午後2時~4時
      演題:「戦後歌舞伎の名優芸談」 
      講師:松竹歌舞伎プロデューサー 岡崎哲也氏
      会場:北烏山地区会館 二階会議室


4、平成23年2月17日木曜日 午後2時~4時
      演題:「三島由紀夫の思い出」
      講師:日本芸術文化振興会顧問 織田紘二氏
      会場:北烏山地区会館 二階会議室

5、平成23年3月10日木曜日 午後2時~4時
      演題:「古浄瑠璃の時代」
      講師:早稲田大学演劇研究センター研究員 深谷 大氏
      会場:会場未定

6、平成23年3月31日(木)午後2時~4時
       演題:「新劇の時代」
       講師:明治大学教授 神山 彰氏
       会場:世田谷文学館・2階会議室
             京王線芦花公園駅下車
当期分会費 4.000円  (単独受講1.000円)

鎌倉の講演会での永井路子さん

2010年10月22日 | 文学
鎌倉ケーブル放送のホームページから
2010年10月18日

建長寺親と子の土曜朗読会が300回を迎えました。
逗子市在住の女優牧三千子さんが朗読をし、鎌倉春秋社代表の伊藤玄二郎さんが作品を解説する恒例の朗読会。
記念行事では鎌倉市名誉市民の永井路子さんをはじめ作家の三木卓さんらが駆けつけ、その精力的な朗読活動を祝しました。

鎌倉ケーブルテレビのビデオです。永井さんの講演会での映像が始まって一分位の所で出てきます
http://www.kamakuratv.com/local_info/topics/detail/1233324_17549.html


永井路子さんは、「私の好きな1冊」をテーマに、小学生時代、担任の先生が「レ・ミゼラブル」を読んでくれた思い出を語りました。
また客席に座っていた作家西村滋氏を紹介されました。
この土曜朗読会で西村さんが戦争孤児となった少年時代の事を書いた「お菓子放浪記」を読んだ時の事を話されました。
「お菓子放浪記」の朗読を聞いて感激した少年が西村さんに感想文を送った事で老作家と少年の文通が始まったというお話をされました。

永井さんがプログラムに載せた文章をそのまま記載します。

 私が育った古河(茨城県)は、当時は小さい町でしたが、小学3年のとき、実践女学校(当時)を出たばかりの若い美しい先生が赴任して来られました。当時は師範学校を出ていない教師は代用教員と呼ばれていましたが、私たちにとってはどうでもいいことで、先生は憧れの的でした。
 冬の昼休みにはお手玉などをして遊んだものでしたが、ある時先生が、「いいお話を読んであげようかしら」とおっしゃいました。皆大賛成でした。
 その時聞いたお話の一つがビクトル・ユゴーの「レ・ミゼラブル」でした。そのころあまりなじみのなかったジャン・バルジャンやコゼットという名前に子供たちは目を丸くして聞きいりました。あの朗読を聞いたみんなは、今でも懐かしそうにその名前を語り合います。
 思えば半世紀以上前のことですが、しかし先生の声は、今もはっきりと覚えています。

 朗読、ー読みきかせとは、ほんとうに大切なことなのですね。






http://www.kamakuratv.com/local_info/topics/detail/1233324_17549.html

建長寺で、永井路子さんや西村滋さんのトークショーのほか

2010年09月30日 | 
300回記念では、永井路子さんや西村滋さんのトークショーのほか、
建長寺の「親と子の朗読会」、10月に300回記念でイベント/鎌倉
2010年9月28日神奈川新聞から


土曜朗読会300回記念のイベントを手掛ける建長寺の永井宗直教学部長と関東学院大の学生ら

 鎌倉市の建長寺で毎週土曜日に休むことなく続けられている「親と子の土曜朗読会」が、10月16日で300回の節目を迎える。これを記念して同日、作家らによるトークショーや座談会、特別朗読会などの催しが、同市小町の鎌倉生涯学習センターで開かれる。

 土曜朗読会は、建長寺と、地元出版社「かまくら春秋社」代表で関東学院大の伊藤玄二郎教授が中心となって企画。古刹(こさつ)を会場に、子どもたちに寺子屋的に本に触れてもらおうと、2005年1月に始まった。

 朗読は主に、女優の牧三千子さんが担当。運営には伊藤教授のゼミナールの学生らも協力し、司会進行や朗読会前の座禅の指導などに携わっている。

 これまでも50回ごとに記念イベントを開催。300回記念では、永井路子さんや西村滋さんのトークショーのほか、三木卓さんや太田治子さんらによる「読書の楽しみ」と題した座談会を行う。また、仏教音楽「声明(しょうみょう)」の演奏に合わせ、牧さんが芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を朗読する。

 午後3時から。参加希望者は、往復はがきに、住所、氏名、電話番号を記入し、NPO法人「日本語の美しさを伝える会」(鎌倉市小町2―14―7)まで申し込む。1枚のはがきで、4人まで(全員の氏名を明記)申し込み可。定員は280人。


http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1009280052/

17代目長谷川勘兵衛講演会のお知らせ

2010年09月10日 | 歌舞伎
9月16日の「花の会」設立25周年記念講演は世田谷文学館に
十七代目長谷川勘兵衛さんをお招きしてお話を伺います。

『花の会』設立二十五周年記念 長谷川勘兵衛講演会
演題:『歌舞伎座を飾った人々』
時間:平成二十二年九月十六日 木曜日 午後二時~四時
場所:世田谷文学館 二階講義室

演題は「歌舞伎座を飾った人々」でお願いしました。
六代目尾上菊五郎、十五代目市村羽左衛門、弁慶役者の七代目松本幸四郎、
初代中村吉右衛門と歌舞伎界を代表する名優達の思い出。
歌舞伎座の舞台美術の伝統を守るために十六代目長谷川勘兵衛さんから教わった事等
をお話して頂きます。

十七代目長谷川勘兵衛さんの事
歌舞伎舞台の裏方の仕事の中に「大道具」と「小道具」があります。
「小道具」は役者が直接、手に持つ「刀」、身に付ける「鎧」、舞台を飾る「家具」
や「掛け軸」それに「馬」や「駕籠」も小道具方が準備します。
江戸時代、「小道具」は役者が個人で用意していたのですが江戸時代末期初代藤浪與
兵衛が仕事として「小道具」を用意するようになりました。現在、小道具の仕事は
「藤浪小道具」という会社組織になっています。
「大道具」は歌舞伎舞台の背景である山や川それに建物や岩など大掛かりなセットを
指します。「セリ」や「スッポン」も大道具の仕事です。歌舞伎舞台の「大道具」は
代々「長谷川勘兵衛」が受け持っていす。「東海道四谷怪談」の舞台の仕掛けは十一
代目長谷川勘兵衛が考案した装置として有名です。役者に対して「成田屋」とか「音
羽屋」と大向こうから掛け声を掛けるように舞台の大道具を称える時は「長谷川」と
掛け声を掛けます。

十七代目長谷川勘兵衛の経歴
1924(大正14)年 16代目長谷川勘兵衛の次男として生まれました。
本名 長谷川信次郎 日本大学経済学部在学中より、父に師事し、歌舞伎大道具の仕
事に携わりました。1965(昭和40)年に十七代長谷川勘兵衛を襲名、以後、歌舞伎を
始めとする日本の伝統芸能の舞台発展に広く貢献しています。
現在は歌舞伎座舞台株式会社の取締役です。
趣味は洋の東西を問わず演劇・映画・音楽などの鑑賞。スポーツは数多く楽しんで来
ましたが現在はゴルフを楽しみにしているそうです。
建替えのために壊された「歌舞伎座」は1924年に建てられました。太平洋戦争の空襲
で大きな被害を受け、1950年に改修されました。
勘兵衛さんは大正時代歌舞伎座が建替えをしている時、お父様の仕事の都合で大阪で
生まれたそうです。建替えの為に壊された歌舞伎座の歴史と長谷川勘兵衛さんの経歴
とは重なるのです。

以上

古典鑑賞講座「花の会」のお知らせ

2010年08月31日 | 歌舞伎
古典鑑賞講座 「花の会」 のお知らせ 
平成22年(2010)秋期スケジュール表

『花の会』は古典芸能大好きの主婦たちが昭和60年
狂言師 善竹十郎さんに世阿弥の『花伝書』の講義を
お願いして始まりました。
『日本の古典芸術をより身近なものとして理解し、
人生の糧とすべく共に学び楽しむ』をモットーに
25年間続いている古典芸能鑑賞公開講座です。

1,平成22年9月2日(木)午後2時~4時
       演題:「レビューの時代」
       講師:明治大学教授 神山 彰氏
       会場:世田谷文学館・2階会議室
             京王線芦花公園駅下車
世田谷文学館の案内 http://www.setabun.or.jp/

2、平成22年9月16日木曜日 午後2時~4時
   「花の会 25周年記念講演」
       演題:「歌舞伎座の思い出」 
       講師:舞台美術家 十七代目長谷川勘兵衛氏
       会場:世田谷文学館・2階会議室
              京王線芦花公園駅下車

3、平成22年10月7日木曜日 午後2時~4時
      演題:「鴎外の弟 三木竹二」
      講師:京都造形芸術大学専任講師 矢内 賢二氏
      会場:世田谷文学館・2階会議室
    
4、平成22年10月14日木曜日 午後2時~4時
      演題:「国立劇場開場の頃 Ⅲ」
      講師:伝統芸能研究家 清水可子氏
      会場:会場未定

5、平成22年11月4日木曜日 午後2時~4時
      演題:「演題未定 女義太夫」
      講師:作家 松井今朝子氏
      会場:会場未定

6、平成22年12月9日木曜日 午後2時~4時
      演題:「今年後半の歌舞伎総評」
      講師:演劇評論家 藤田 洋氏
      会場:会場未定

当期分会費 4.000円  (単独受講1.000円)

9月9日 文楽鑑賞会 「勢州阿漕浦」「桂川連理柵」 国立小劇場
        開演前レクチャー 高木秀樹氏

11月18日歌舞伎鑑賞会 「国性爺合戦」 主演 坂田藤十郎 市川團十郎
                         国立劇場
                   

永井路子先生講演会「歴史を騒がせた女たち」

2010年04月21日 | 文学
永井路子先生講演会
 「歴史を騒がせた女たち」

主催 野田文化講演会 /(財)興風会
時 2010年5月15日土曜日 14時00分~15時30分
所 野田市興風会館 http://maskweb.jp/b_kofukaikan_1_1.html
  千葉県野田市野田250
※ 一時間の講演に30分のトークショー(上原作和が担当)。
『歴史を騒がせた女たち』文庫リニューアルに伴う演題だそうです。
定  員     500人(※無料/申し込み不要/先着順)
問い合せ     (財)興風会  (電)04-7122-2191
アクセス ・電車の場合
      東武野田線野田市駅下車徒歩15分または、愛宕駅下車徒歩15分
     ・バスの場合
     まめバス・茨急バス キッコーマン株式会社野田本社前下車徒歩1分

司馬史観への疑問

2010年04月07日 | 政治
平成22年4月6日の朝日新聞夕刊第8面の
『窓』の「論説委員室から」の記事は
伊藤智章論説委員の『司馬史観への疑問』です。

安川寿之輔の福沢論をもとに
丸山真男の福沢観も批判して、
「明るい明治」を描いた司馬遼太郎の小説に
疑問を投げています。
窓 論説委員室から 司馬史観への疑問

「明るい明治」を描いた司馬遼太郎の小説を読むと、大国ロシアを破った栄光の時代からたった40年でなぜ「暗い昭和」へと転落したのか、考え込んでしまう。
本当は「明るくない明治」が昭和を用意したのではないのか。
名古屋大名誉教授、安川寿之輔さん(75)が「福沢諭吉のアジア認識」(高文研)などの著作で、司馬史観を批判している。

日清、日露戦争と、明治の膨張主義は顕著で、内には専制主義だった。
そこをあえて明るく描くのは戦後の著名な政治学者、丸山真男に源流があるという。

丸山は、福沢に代表される明治前期の「健全なナショナリズム」と、昭和の「超国家主義」の違いを際だたせる。
そのうえで、戦後の改革が占領軍の手で進んでいる最中に、日本にも明治には先駆的な民主思想家はいたのだと紹介。
民主化が日本に異質のものではないとして民衆啓蒙に務めた、というわけだ。

だが、実際には福沢が率いた新聞はアジア蔑視で、政府べったりの言説が目立つ。
実態以上の評価がかえって日本の民主主義を弱くした、とは安川説だ。
戦後、墨塗り教科書を使わされ、その後は戦後民主教育の後退を目撃した世代の恨みもこもる。

同時代、勝海舟は日清戦争に反対し、足尾鉱毒を告発した田中正造と交流していた。
別の明治の可能性もあったのか。
安川さんは現在、福沢分析の4冊目を準備中。
「福沢諭吉のアジア認識」は中国版に続き、韓国版も出版される。 〈伊藤智章〉
平成22年4月6日 朝日新聞夕刊から


古典鑑賞講座『花の会』のお知らせ

2010年01月17日 | 歌舞伎
古典芸能鑑賞講座 「花の会」 のお知らせ 
平成22年(2010)第一期スケジュール表

『花の会』は古典芸能大好きの主婦たちが20年前
狂言師 善竹十郎さんに世阿弥の『花伝書』の講義を
お願いして始まりました。
『日本の古典芸術をより身近なものとして理解し、
人生の糧とすべく共に学び楽しむ』をモットーに
24年間続いている古典芸能鑑賞公開講座です。

平成22年1月14日木曜日 午後2時~4時
          演題「演能雑感と装束付けデモンストレーション」 
          講師 シテ方金春流 高橋 汎氏
          会場:北烏山地区会館・二階会議室
              
平成22年1月28日木曜日 午後2時~4時
          演題 「初春狂言」
          講師 共立女子大学教授 近藤 瑞男氏
          会場 烏山区民センター・第四会議室
京王線千歳烏山駅下車
烏山区民会館の案内
http://www.city.setagaya.tokyo.jp/030/d00004109.html


平成22年2月4日木曜日 午後2時~4時
          演題 「草創期の古浄瑠璃」
          講師 早稲田大学演劇研究センター研究員 深谷 大氏
          会場 世田谷文学館・二階講義室
               京王線芦花公園駅下車
世田谷文学館の案内
http://www.setabun.or.jp/

平成22年2月18日木曜日 午後2時~4時
          演題 「演題未定」
          講師 松竹歌舞伎プロデュサー 岡崎 哲也氏
          会場 世田谷文学館・二階講義室

平成22年3月18日木曜日 午後2時~4時
          演題 「演題未定」
          講師 松竹芸文室長 今井 豊茂氏
          会場 世田谷文学館・二階講義室


平成22年3月25日木曜日 午後2時~4時
          演題 「レビューの時代」
          講師 明治大学教授 神山 彰氏
          会場 世田谷文学館・二階講義室


第一期分会費  4.000円  (単独受講は1.000円)


黒板氏・永井路子さんの「毎日モーツァルト」の出演日

2009年10月18日 | モーツァルト
3年前、モーツァルト生誕250周年を記念して作られた番組「毎日モーツァルト」が再放送されています。
永井路子さんは
第57回で 15番「ミサ・ソレムニス」ハ長調 K.337
第62回で オペラ「クレタの王イドメネオ」K.366
第116回で ピアノ協奏曲第22番 変ホ長調 K.482
に出演して、モーツァルトの音楽について語っています。

同じ番組で 永井さんの旦那様 黒板 伸夫氏も2回出演しています。
黒板氏は
第19回でオペラ「アルバのアスカーニョ」 K.111
第93回で 16番「ミサ曲 ハ短調」 K.427
に出演します。

黒板氏の出演する放送日は
10月20日の午前5時半からです。


チャンネル:BShi
放送日: 2009年10月20日(火)
放送時間:午前5:30~午前5:40(10分)

「第19回 2度目のイタリア旅行」             
                              
「オペラ“アルバのアスカーニョ” K.111から      
              アリア“あなたの気高い姿から”」
                              
                   (歌)ナタリー・デセイ
 (演奏)ジ・エイジ・オブント・エンライトゥンメント管弦楽団
                   (指揮)ルイ・ラングレ
                              
              【出演】 (歴史学者)黒板 伸夫
                 【ナレーター】 山本 耕史
                              

海老沢敏日本モーツァルト協会理事長を辞任

2009年09月20日 | モーツァルト
日本モーツァルト協会3代目理事長海老沢敏氏が
平成21年度6月末日をもって、辞任しました。
第一、ご自身のご健康上の理由で、医者から仕事を減らす事を勧められた。
第二、3年後はルソー生誕300年の記念年で、これまでのルソー研究をまとめたい、
第三に、立場上、どうしても辞任できない各種の役職に専念したいそうです。

海老沢敏氏は1985年より当協会の副会長を務められた後、
1995年属啓成先生の後を継いで、会長に就任され、
通算24年の長きに渡って、当協会の発展に尽力してこられました。

古典鑑賞講座「花の会」21年度 秋のお知らせ

2009年08月26日 | 歌舞伎
「花の会」 のお知らせ 
平成21年(2009)秋期スケジュール表

『花の会』は古典芸能大好きの主婦たちが昭和55年
狂言師 善竹十郎さんに世阿弥の『花伝書』の講義を
お願いして始まりました。
『日本の古典芸術をより身近なものとして理解し、
人生の糧とすべく共に学び楽しむ』をモットーに
22年間続いている古典芸能鑑賞公開講座です。

1、平成21年8月27日木曜日 午後2時~4時
 演題「浅草オペラとその周辺」 
 講師 明治大学教授  神山 彰氏
 会場 世田谷文学館・二階講義室
         京王線芦花公園駅下車
世田谷文学館の案内
http://www.setabun.or.jp/
         
2、平成21年9月10日木曜日 午後2時~4時
 演題 「草創期の古浄瑠璃」
講師 早大演劇センター研究員 深谷 大氏
 会場 世田谷区立北烏山地区会館
[交通]
・京王線千歳烏山駅西口徒歩15分
・バスときわ橋(吉祥寺~千歳烏山駅、成城学園前駅~下本宿)
世田谷区立北烏山地区会館の案内
http://www.city.setagaya.tokyo.jp/030/d00004157.html

3、平成21年9月24日木曜日 午後2時~4時
 演題 「歌舞伎十八番物の衣裳」
 講師 歌舞伎研究家 金森 和子氏
 会場 世田谷文学館・二階講義室

4、平成21年10月8日木曜日 午後2時~4時
 演題 「歌舞伎座の名舞台」
 講師 松竹歌舞伎プロデューサー 岡崎 哲也氏
 会場 世田谷区烏山区民会館大会議室
              京王線千歳烏山駅下車
烏山区民会館の案内
http://www.city.setagaya.tokyo.jp/030/d00004109.html

5、平成21年11月12日木曜日 午後2時~4時
 演題 「未定」
 講師 直木賞作家 松井 今朝子氏
 会場 未定

6、平成21年12月10日木曜日 午後2時~4時
 演題 「今年後半の歌舞伎総評」
 講師 演劇評論家 藤田 洋氏
 会場 未定

当期分会費 4.000円  (単独受講1.000円)



永井路子氏 茨城大学講演会のお知らせ

2009年06月24日 | 文学
図書館展示「茨城の富士山信仰-永井路子の家伝書から」と
 講演会を開催します(本館)

歴史小説家の永井路子氏の本家(茨城県古河市)に伝わる古文書を茨城大学に寄贈し
ていただきました。

古河市で幼少時代を過ごした直木賞作家の永井路子氏(84)が、茨城大学(水戸市文京)を訪れ、永井家に伝わる江戸時代の古文書を寄贈した。永井氏は「幕末の庶民が地域を越えてまとまり、時代の変革を求めていった様子がわかる」と話し、研究に役立つよう期待している。

 寄贈されたのは江戸時代後期に国学などの影響を受け、関東を中心に広がった富士山を信仰する山岳宗教「不二講」に関する書簡や書物、短冊など約100点。

 不二講は、努力の必要性を説く思想で、永井さんの祖先にあたる商人の初代・八郎治が、六代目教祖の弟子だった。八郎治は古河のリーダーとして地域で学問や思想を教えていたと伝えられ、当時の史料が永井家で代々保管されてきた。史料からは、地方商人の経済実態のほか、藩を越えた文化や学問の交流、庶民と朝廷との結びつきなどが忍ばれるという。

これを受け、茨城大学図書館では、図書館コーナー展示「茨城の
富士山信仰-永井路子の家伝書から」を開催します。また、永井路子氏をお招きし、
江戸時代後期に広がった富士山信仰である富士講(ふじこう)について講演会を開催
いたします。展示、講演会とも、一般の方もご自由にご覧いただけます。お気軽にご
来場ください。

展示
会期:7月10日(金)~27日(月)10:00~17:00(ただし7月20日
は休館)
会場:茨城大学図書館1階展示コーナー(入場無料)

講演会
期日:7月12日(日)13:30~
会場:茨城大学人文学部10番教室 入場無料・事前申込不要

「私の先祖八郎治」 永井 路子(歴史小説家、直木賞など多数受賞)
「江戸時代後期における農村荒廃の復興」 小野寺 淳(茨城大学教授)
「徳川時代の富士信仰と不二道」 梅澤 ふみ子(恵泉女学園大学教授)
会場で永井路子氏の著書を販売いたします。また、ご来場の方に図書館オリジナル
グッズをさしあげます。

参考:茨城大学の開催案内ポスターと交通案内
http://www.lib.ibaraki.ac.jp/news/2009/0623/fujiko090623.pdf




しだれ桜について

2009年06月21日 | 
桜の樹形について
桜は日当たりのよい明るい場所でないと生育しない、
天然林の暗い樹林のなかでは育だちが悪い。
社会が発展して集落ができ、薪や炭を作るために
天然林を伐採し切り開き、明るい平地ができると
桜の生育に適した環境になる。
そこに桜の木が育ち、
万葉の人々の眼に止まるようになった。
桜の美しさを知った人のなかには
自分の家に桜の木を植える人まで出てきた。
自邸で花見の宴をする貴族まであらわれた。

万葉集1869 作者不明 
春雨に争ひかねてわがやどの
  桜の花は咲きそめにけり

漢詩文集「懐風藻」751年には聖武天皇の左大臣長屋王が
自邸で花見をした時の漢詩が載っている。

桜は自家受粉をしないので実生の桜はすべて雑種になる
人家の近くや屋敷の庭に人為的に植えられた
沢山の種類の野生の桜から
自然界ではありえないような桜の交配が行われる。
八重桜や枝垂桜の園芸種が生まれる事になる。

八重桜は奈良時代、聖武天皇(701~756)が
奈良の三笠山に出かけた折に
とても美しい桜が咲いていたので一枝を採り
光明皇后へのお土産にされたという、
後に光明皇后はその桜を都に移植する事を望まれ、
三笠山から掘り起こされて都に移植された。
その桜は「霞桜」の変種で
淡紅色でやや小型の八重桜であつた。
八重桜は接木で増やされ、都の花として大切に育てられた。

戦後、東京大学の三好学博士が
奈良の正倉院の東隣にある知足院の裏山に咲いている桜が
光明皇后が移植を望まれた八重桜と同じ品種の桜と確認、
「ナラノヤエザクラ」と命名した。
現在、「奈良八重桜」は奈良県の県花になっている。

平安時代の京の都の桜には
「枝垂桜」が相応しいが
枝垂桜は東国の桜で
京の人々の眼につくようになったのは
八重桜よりも300年も遅く、
平安時代の終わりの頃、源氏と平家が争い、
西行が活躍していた頃である。

枝垂桜は森の林のなかでは他の木に負けてしまい、
人間が手を加えなければ育たない桜だという。
各地に残っている古木・名木の枝垂桜は
ほとんどが「エドヒガンザクラ」の変種で
植物学的には「江戸彼岸桜」と同じ品種
白または淡紅白色・小輪の花をつける。
更に、枝垂桜の中には
紅色のより濃い「紅枝垂」福島・三春の滝桜が有名
花弁が増えた「八重枝垂」もある。
京都の枝垂桜は「紅八重枝垂桜」が多い

桜の枝がしだれる現象は「江戸彼岸桜」以外の桜にも現れるが
枝垂桜の枝を挿し木しても、枝垂桜の実を育てても、
すべての苗がしだれ桜にならないという。
枝垂桜の特徴に興味を持った
日本女子大学教授の中村輝子博士は
枝垂桜の出来る原因について、研究した結果
枝垂桜は枝垂れないものに比べて、枝の伸び方が早く、
しかも長く伸びるため、枝の付け根に近い部分が、
先端の枝や葉の重さを支えきれずに下に向かって屈曲し、
やがて、そのまま固定されて枝垂れ桜となるということを実証した。
枝垂桜は種なしぶどうで有名なジベルミンが遺伝的に欠如しているらしく
桜の幹の頭部に不足しているジベルミンを注入すると普通の桜になるという。


参考文献
西日本新聞 な~るほど!科学コラム
  「シダレザクラができるまで」
http://www.nishinippon.co.jp/galileon/colum/002.shtml

桜には枝が弱く垂れる傾向があり
染井吉野の年数を経た枝は花数が多くなり
若い時よりも枝が垂れる傾向がある。

品種としての枝垂桜は「江戸彼岸桜」だけではなく、
「大島桜」や「染井吉野」その他の桜にも枝が枝垂る桜がある。
「枝垂れ大島桜」「枝垂れ染井吉野」と命名されている。

反対に枝垂れとは逆に、幹・枝・葉ともに
ポプラの木のように、上に向かって伸び、
花まで上を向いて咲く「天の川」という品種がある。
花は淡紅色の大輪八重咲き
学名はErectaという。
同じ樹形で花が白色の「七夕」という品種もある。
それから、枝が横に真っ直ぐ伸びるために
樹形の形から「雨傘」「花笠」「雨宿り」という
優雅な名前の付いている里桜もある。
どの桜も外国で人気がある。


春くれば いとかの山の糸ざくら
 風にみだれて 花ぞちりける
           源 実朝


夕光のなかにまぶしく花みちて
 しだれ桜は輝を垂る
           佐藤佐太郎

                        桜守