グラの気ままに徒然日記

日々の菜園アクティビティ、旅先での思い出コレクッションetc.

南紀旅番外編 ~竹筒&木津呂

2020年02月25日 15時57分16秒 | 菜園
山から木津呂風景をたっぷり楽しんだ後、
いよいよ集落いよいよに向かう (12:50)
🚙


(登山口掲示板から再掲)
         ↓木津呂
                ↑竹筒


再び、瀞大橋を渡り左折する。
初めての道は心弾む。

左山腹に切り開かれた険路を慎重に走りビューポイントで停車。右奥は一族山。

道の反対側道のからの風景も興味深い。


な、何だ! よく見ると山頂付近に道らしきラインが・・・!?

玉置山・・・❣

( ^ω^)・・・先月妻と山頂からの雲海目当てで行ったばかりだ!🚙

今、立っている足元、つまり前方の山の手前に北山川が流れている!
ココは木津呂の首の部分のようだ。


もう少し走ると、二つ目の絶景ポイント!

とんでもなく蛇行する川沿いの道を走ってる方向感覚がおかしくなる❣
右から木津呂の頂頭部というよりは舌端が伸び、
それを取り巻くように先ほどまで登っていた尾根が横たわる。

ナント!背後の山は一族山ダ❕
錯覚で、頭がくらくら(。´・ω・)?

さあもう一走りで秘境木津呂へ入域だ!



入口近くの桜の大木の下で停車。
折よく60代男性に出合う。
一杯尋ねるべきことがあったのに、私の口を突いて出たのは
「ウォータージェット船、今日は走っていないですね!?」だった。
道の真ん中に停車しているので、なんとなく落ち着かづ早々にお別れした。

この後、人の姿なし。どこに止めても車来ないのに( ^ω^)・・・

今も住人は9人ですか? とか、あの大洪水の時の様子とか、何よりも
向かいの山の土地の方々の呼び名とか、なぜ、道案内がないのかとか・・・


この状況で停車していた!
やっぱり後ろ気になるよね、

先へ


オッ、直線道路!  芝生がいいなあ

突き当りまで行って、右に回り込む・・・


どのあたりまで歩いたのかなあ?


行き止まり!!
そこから先の光景に見覚えが・・・ 玉置の集落だ!
以前、広い段丘上にはウォータージェット船の発着所の建物があったところだ。
その後の大洪水で、跡形もなく流されてしまった!
なんせ上の民家まで水が付いたと言うのだから・・・
被災後、私はこの地域の惨状をつぶさに見て回ったことがある。
この後向かう竹筒付近では
北山川の河原から30mぐらい上の道に立つ電線に流木が引っかかっていたり、
その先の小学校は窓ガラスがいちまいも残っていなかったり、
民家も軒並み雨戸を外し、家財道具はどこかに流れガランドウ、になっていた。
特に印象的だったのは、北山川と熊野川の合流地帯だ。
川幅❷百m位を物ともせぬ圧倒的な水量がぶつかりあい溢れる平野を持たない山間部では、信じがたい高所まで水位が達するのだった。
更にいたるところで土石流が発生し、
時には民家を押し流し、川をせき止め流木と土砂ダムを形成膨張し
一気に崩壊して田辺の中辺路で見られたように
*#王子*#に甚大な被害を与えたり、
まだまだ、熊野川流域では、水面から何十mも高い国道より数段上の電線にも
あるいは墓石倒壊、集落全滅、
当時、何度も放映され有名になった浅利(子の泊山登山口)など、前後の道が土石流で流され1週間以上孤立状態という悲惨な目にあったのだ。
最も衝撃的だったのは、深夜のニュースで那智の町長が直接インタビューを受けていた時だ。緊急事態で役所に詰めていたのだが・・・
奥様に自宅の様子を窺っていた最中・・・に突然!電話が不通に!!!
この日結納だった娘さんと奥様を同時になくされたのであった。
いてもたってもいられなくなり、私はまた出かけた。
R42から那智川を上流へ向かう・・・
いや、もうその辺りは以前とは全く様相が変わってしまっていた。
夥しい数のダンプカーが行き来していた。
新築されたばかりの幼稚園の赤や黄色の原色の壁や屋根が泥まみれの瓦礫となっていた悲惨さは今も脳裏に焼き付いている。
(また脱線してしまった)

後方は玉置山
昔、吉野からこの山まで修業僧(行者)が)1週間で駆け抜けていたという。
熊野古道の最難関の奥駆け道である。


木津呂の最奥を後にして引き返す。
途中、北山川の蛇行屈曲による奇景がここにも・・・


さあもう少しで、瀞大橋だ!
一族山に見守られて、好天下の🚙

前方の島の右側の河原が午前中の駐車場だ!
一台車が見える!


白い点線が走行軌跡だ!
独特だなあ、木津呂は。
現在地は赤い↙。
実は先ほどまで左下画面に、
木津呂の奇形と相対峙するように竹筒の奇形も映っていたのだが、
工事中と道が狭い為停車できなかった!(残念)




さあここが竹筒だ!
南紀での私の一押し絶景ポイント

妻と熊野古道や、風伝颪に取りつかれていたころ、よくこの高台で朝飯を食べた。
この屈曲、蛇行に勝る地は無しとこの日まで信じて疑わなかったのに( ^ω^)・・・


上流側
下流側

うっかり、最近完成した竹筒トンネルのほうへ入ってしまった。
Uターン


R311沿線の河津桜


七里御浜(R42)に戻る。 (15:25)


弟を実家に送り、津市に帰る。

走行距離:366キロ