エイブル・シードとメタバーズ、セカンドライフ、携帯使ってチャット

2007年09月21日 | 仮想空間・3D
 ソフト開発のエイブル・シード(金沢市、板井善信社長)と、ネット上の仮想空間「セカンドライフ」参入支援のメタバーズ(東京・世田谷、島谷直芳社長)は携帯電話を使い、セカンドライフの訪問者と文字で会話(チャット)ができるシステムを共同開発した。利用者には無償配布し、チャット画面上にバナー広告を張り付け、広告収入を得る。
 「スライム」の名前でこのほどβ版のサービスを始めた。スライムのサイトで登録すると自らのアバター(分身)の頭部に現れる、チャット専用ディスプレーを通じチャットをする仕組み。
 携帯画面からセカンドライフは見られないが、スライムの利用者同士であれば、セカンドライフにいる分身のディスプレーを通じ携帯からチャットができる。出会った分身を記録したり、アラーム機能なども付けた。
 エイブル・シードによると、セカンドライフの利用者は三―四時間滞在する人も少なくない。一度パソコン画面から離れてもチャットできる環境を提供し、利用者を増やす狙いだ。