アイ・ブロードキャスト、携帯向け画像変換配信システム、価格6割弱に

2007年09月21日 | システム/アプリケーション/ソフト
 ソフト開発のアイ・ブロードキャスト(東京・千代田、上田拓右社長)は二十日、携帯電話向けに画像を変換し配信するシステムの廉価版を発売する。一部の機能を制限し、価格を従来品の六割弱に抑えた。従来品はコンテンツ配信会社向けの大規模なシステムだったが、地方自治体や一般企業などの需要取り込みを狙い、初年度百システムの販売を目指す。
 発売する「スナップレックライト」は、携帯電話に静止画を自動で適切に配信するシステム。携帯は機種ごとに画面サイズなど表示能力が異なり、画像を適切に配信するには機種に合わせて逐次、画像を調整する必要がある。同システムは配信先の機種を識別、機種ごとに画面の大きさや画質を自動調整した上で画像を配信する。今回の商品では大量配信に必要な一部の機能を制限した。
 価格はサーバー代金込みで二百万円。従来品(三百六十万円)と比べ四割以上安く設定した。年間のサポート費用は二十万円。システム販売のシーティーシー・エスピー(東京・世田谷)が販売代理店を務める。