OKESAN 公的年金保険情報

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ターンアラウンド型年金裁定請求用紙大不評

2005-12-12 17:06:25 | Weblog
 平成17年10月から、社会保険庁はターンアラウンド型の年金裁定用紙を送付し始めたらしいのですが、これが大不評なようです。
 
 受給権の発生する誕生日の3ヶ月前の人に送付するとのことで、年明けからどんどんこのターンアラウンドの年金裁定用紙を使った手続き者が沢山出てくると思われますが、すでにこの用紙が来たんだから手続きができるだろうと社会保険事務所に出かけて断られる人もでているとのこと。

 年金を扱っている人にとっては、誕生日以前に手続きをしようとしても断られるのは、あまりにも当たり前。戸籍や住民票のような添付書類も誕生日の1日前の分しか有効な書類として受け付けてくれません。
 
 そんなこんなで、現場が大揉めしそうな気配もあるとの事。社会保険事務所によっては、このターンアラウンド型用紙で請求をされたのを以前の様式(様式101号)に書き直して事務処理をすることを決めたところもあるとかないとか。そんなことをさせられる職員(正規じゃなくてパートアルバイトでしょうが)は、たまったものじゃありません。

 元々様式101号というのは、8ページでしたが、ターンアラウンド型の用紙は何と15ページ。同じ内容の手続きなのになんで容量が倍になるか?
 当たり前だけど、コストは普通に考えて倍以上。

 国民へのサービス向上をうたいながら、焼け太っているのでは? と疑いの目をかけられても反論できないのでは?
 より使いやすい用紙を作ることが、国民へのサービス向上といえるのですけれど、作ればいいってものじゃないですし。

 個人的には様式101号に事前に必要事項を打ち出して手続き予定者に送付するのかとおもっていたのですが蓋を開けたら全然話が違っていました。うーむ。

 参考 ターンアラウンド型 裁定請求書 サンプル