がんばれナラの木

震災にあわれた東北地方の皆様を力づけたくて
The Oak Treeを地方ことばに訳すことを始めました

仲間の声 6 2013.1~

2011年07月01日 | 仲間の声
日付順に並んでいます

2013.1.7
Hello Taka-san,

I enjoyed your essay, which reiterates the very DIRE need to teach students about science but also with the DEEP consideration for traditional and cultural values. I am currently working with our own indigenous nations here in the United States, who are very concerned about their future.

It is so very sad to me that we see a global trend in this attitude of “controlling nature,” and many tribes, communities, and nations are losing the very thing that gives them their identity.

I look forward to working with you on these endeavors in the future.

Your friend, Diana

タカさん
 エッセーすてきだったわ。こういう考えは、学生に科学を教えるのにも、伝統文化の価値を深く考えるためにもとても大切だと思うの。私はいま、将来のことを心配しているアメリカ先住民の人たちと仕事をしているのよ。
 世界中でこういう「自然を管理する」態度が広がり、民族や、社会や、国がアイデンティティを失っていくのを見るのは悲しいことね。
 あなたといっしょに、こういう努力をしたいものです。
 あなたの友だち、ダイアナ

1月8日
これはかつてベネズエラから日本に留学していたカロリーナさんのお母様からの手紙です。

Dear sensei,

I read the essay and I understand your feelings. I see Japanese people as people who are afraid of being touched by other people, as people who are not fond of hugs and kisses, who are reserved, introvert, cautious, but at the same time I see you as strong, honest, organized, hard working people, good friends (once you have earned their trust).

I hope you have many years ahead before your death, you are too valuable for us to loose you.

I am with Carolina here in Australia, crazy weather here, from extremely cold to extremely hot in certain days, I guess this country is seasonless, if that word exists.

People here are very nice, not as warm as Latin Americans, but they are friendly, I like it here, now my country is a mess politically, politicians have destroyed our country.

Best regards to you all and have a wonderful 2013.
Maria-san

先生
 エッセーを読み、お気持ちよくわかりました。日本の皆さんは確かにほかの人にさわられるのを好まないようで、ハグとかキスは好きでなく、内気で、注意深いと思います。でも同時に強く、正直で、組織だっていて、勤勉で、よき友人です(そうして信用を得たのですから)。
 余生が少ないなんて言わないで、いなくなられたら困ります。
 いまカロリーナとオーストラリアにいますが、ひどい天候で、あるときはおお寒むなのに、別のときはたいへんな暑さです。この国は季節なしだと思います。
 オーストラリアの人たちはラテンアメリカ人みたいに人懐っこくはないけどいい人たちで、友好的なので気に入っています。ベネズエラは政治的混乱がひどく、おかげで国は破壊されてしまいました。
 すてきな一年になりますように。
 マリアさん

1月9日

東日本大震災被災地訪問の報告  2012.12.27
千葉県八街市「ケアプランセンター八街」村井かおり

2012年12月15日の20:30に臼井を出発し、21:30柏駅にて、合流する。
 12月16日。朝7時、石巻市立大川小学校に向かいました。立っていても身体が吹き飛ばされそうな強風の中での慰霊碑の母子像に手を合わせました。また外と、屋根のない建物の中にある2つのクリスマスツリーに、親御さんの思いを感じました。なぜ、ここまで多くの児童が犠牲になったのか、未だに課題が山積みです。
 8:15 女川町立病院(海抜16m)は、入り口の柱に1m90cmの津波の刻には皆で涙しました。その話をして下さったのが、ママサポーターズ設立者の八木純子さん。つらい時を乗り越えてこられ、今の活動について話して下さいました。買わせていただいた素敵な模様の草履、ストラップはママサポーターズで事業化した製品です。
 9:00 石巻市、お豆腐揚げ会社の高橋さん(生活クラブ虹の街:生産者)の話は本当に衝撃的でした。ご自分の家族、社員、地域・・・まだまだ大変な中・・・。その言葉に「何も始まってないし、終わっていない」と言われていました。自分たちのなかでも、整理できない押しつぶされそうな現実がある。津波は一方向からだけでなかった。そのため、失ったものも想像を超えた。その一方で、訪問した私たちに励ましの言葉を下さいました。
「譲れないことがある・・・」
食に関しても、生産物に関しても思いがこもっていて、とてもよく解りました。「来てくれてありがとう・・・忘れないでほしい・・・」
そう、言い続けていました。大切に食材をいただきたいと思います。車中から多くの悲惨なことを目にしました。
 13:00 亘理町のトマト畑は、今は収穫後で少し緑が残っているだけでした。延々と広い畑は、はじめは塩害と、底にがれきがあり、耕すのは大変だったそうです。以前はイチゴハウスと住宅があり、亘理町のイチゴは北海道で好評だったそうです。今は後継ぎのいる農家が少しずつ復興しているそうです。これからは亘理町加工用トマト栽培地として、頑張っていくそうです。生活クラブの消費材にも利用されます。
 14:00 「亘理いちごっこ」のカフェ・レストランにて昼食をいただきました。ここは、温かい食事を提供したいという思いから、「来てもらって」食事をする場所です。

 今回、現地訪問に参加して、悲しい気持にもなりました。しかし、自分の中で何かできることがまだまだ残っています。私の職場の多くの職員に被災地を見る機会を持ってほしいと思いました。行くだけで実感できることもあります。ボランティア活動への参加も、積極的に後押ししたいと思います。

1月10日
Hi Seiki,

I enjoyed your essay, and agree that culture shapes people. The easy test
is to look at the Japanese in Japan at the end of WW II, and their
descendents in the U.S. at the same time. The latter were much more like
Americans than Japanese, despite our bad treatment of them during the war
when they were held in detention camps. And, of course, one needs only to
ride a subway train in Tokyo and see all of the young school kids in
fashionable clothes and playing on their smart phones. Not a whole lot of
shyness it be seen there.

Your discussion about the farms the way they were in olden days versus
today struck a note with me. That and our dependence on machines, nuclear
power, etc. It recalled an essay I wrote some years ago about Aldo Leopold
and the modern world, and whether the land ethic could change things to a
better world. You may want to read it at:

oregonstate.edu/cla/shpr/sites/default/files/ideas/mccullough.pdf

I gave this talk at Oregon State U. in and didn't publish it because it
was available on the internet.

Best wishes for the New Year,

Dale

ハイ、セイキ*

エッセーおもしろかった。私も文化が人を作るというと思います。いい例が、第二次世界大戦後の日本人を日本でみるのと、日系アメリカ人の何世かを見比べることです。彼らははるかにアメリカ人的です。もっとも我が国は戦争中強制収容所に入れるというひどい扱いをしたのですが。それに対して東京の地下鉄に乗れば小さな学童がおしゃれな服を来てスマホで遊んでいるのを見ることができます。全部ではないが恥ずかしさが見られます。
 あなたが昔の農民と今の農民が違うといったことにハッとしました。そのことと、アメリカ人が機会や原子力に依存的であることも。それで数年前にアルド・レオポルド**と現代について、それから土地倫理がものごとをより良い方向へ変えうるかどうかについて書いたエッセーを思い出しました。以下のサイトで読めます。
oregonstate.edu/cla/shpr/sites/default/files/ideas/mccullough.pdf
これはオレゴン州立大学で話したのですが、インターネットで読めるので公表していません。
よい年になりますよう。
デール

* 私が初めてマッカラーさんに出会ったのは30歳くらいのときでした。アメリカでは下の名前で呼び合うと聞いてセイキと呼んでもらうことにしたのですが、その後自分がアジア文化の人間であることを認識し、タカツキはいいにくいのでタカと呼んでもらうようにしています。ただマッカらーさんはつきあいが長いし、親しいのでセイキでいいかなと思っています。
** アメリカの著名な野生動物研究者(1887-1948)。野生動物の研究を通じて「土地倫理」という概念に到達し、その
後レイチェルカーソンなどにも影響を与えた。


1月14日
石崎純子(宮城県遠田郡)


 東北、宮城県で生活するものとして「がんばれナラの木」の皆様方のお気持ちに心から感謝しています。自分が生まれ育ったところの方言で訳された「ナラの木」は、英文とは違う力強さを感じます。馴染みのある仙台弁に訳された詩から、なんとか復興しようと頑張っている東北人の姿とナラの木とが重なり、我慢強さやたくましさを深く感じました。
 また、このたび河原田ヤスケさんが朗読した会津弁の「ナラの木」を聴きました。学生時代、会津で過ごした私にとって、久しぶりに耳にした方言の響きがとても懐かしく、優しく、当時の会津の景色や出会った方ことを想い出しました。河原田さんが方言の指導されている大河ドラマ「八重の桜」での会津弁も心地よく聞きながら拝見しています。会津に久しぶりに行ってみたくなりました。
 長い歴史や風習の中から生まれた地域の方言には、それぞれ味があり、不思議な魅力を感じます。懐かしい想い出が詰まっています。これからも「ナラの木」が多くの方の心のよりどころとなりますように、様々な地方の方言で訳し、読まれることを期待しています。

.23
Hi sensei (-:

I read your essay, I understand how you feel, especially because I
think you're part of a generation of transition between the original
Japan and the one that's been forced to become more Western.
Personally I prefer the original one because it's so unique and I love
that everything has a meaning, an explanation. Thanks for sharing your
thoughts with us.

I'm glad that you keep in touch with my mum. She really enjoys it.

Beautiful photos, as usual (-:
Love,
Caro

ハイ、センセイ(-:
(一部略)
エッセー読みました。先生は古い日本と西洋化を強要された世代とのあいだの世代なので、どう感じたのかよくわかります。私は古い日本が好きです。とてもユニークで、ひとつひとつのことがなるほどと思わせる意味があるからです。いっしょに考える機会をありがとうございます。母と文通してもらってよろこんでいます。母もうれしそうです。それにいつもながらきれいな写真も。
カロ

*カロリーナさんは高槻が指導したベネズエラからの留学生で、今はオーストラリアで動物学を研究しています。

1.23

物凄い内容の文章に愕然としています。人の気持ちが動く、人を動かすとは、このような事なのですね。齋藤先生の熱意の源にふれ、またも心を揺り動かされました。
何をどうやってお応えすればよいのか、まだわかりませんが、私にだって、「がんばれナラの木」に共鳴できる「何か」を持っているのだと信じ、被災地の方々や齋藤先生に、少しでも報いることができるように、恥ずかしくない生き方、暮らし方をしたいと思っています。私の弱々しい根っこのひとつも、この詩との出会いによって、確実に東北地方へ向かっています。
辻口 記

1.29
 物凄い内容の文章に、はっとし、心を動かされました。人の気持ちが動く、人を動かすとはこのような事なのですね。この文章を書いた方の熱意の源にふれ、またも心が揺り動かされました。
私だって、「がんばれナラの木」の詩に共鳴できる「何か」を持っているのだと信じて、被災地の方々に、少しでも役に立つことができるように、恥ずかしくない生き方、暮らし方をして繋がっていたいと思います。私の弱々しい根っこのひとつは、確実に東北地方へ向いています。
辻口栄一

13.1.30 清水敦子
秋田県で喋る仕事をしている者です。
本日、秋田県の大仙市で「千の音色でつなぐ絆コンサート」があります。
陸前高田市の瓦礫から作られたバイオリンのコンサートです。
そのコンサートの中で、この詩を朗読させて頂きます。
今日のことを今日のお願いで申し訳ございません。
よろしくお願いします。

2.16

齋藤さんのエッセーを読んで

石川和也

 齋藤さんのエッセーを読ませてもらいました。文章を読み進むにつれて、そこにいくつものキーワードがあることに気づきました。生きようとする執念、頂いた命、励まし、ありがとうの心など、ぎっしり詰まった文章でした。
 齋藤さんは闘病中に偶然にもラジオから「ナラの木」の朗読に出会い、感動し、涙し、そして苦労の末ついにその朗読の音声を手にしたことを書いています。私は齋藤さんの文章を読んで、彼がその感動を自分だけのものにしなかったと感じました。「ナラの木」の朗読を周囲の方々に聴いてもらい、震災に遭われた方々を応援しようと考えたようです。実は私も齋藤さんから「ナラの木」を教えてもらい、励まされました。私の両親も癌との闘病生活をしております。父は大腸癌で母は肺癌です。父は術後の経過も良く回復してきていますが、母は手術が出来ず、病状も思わしくありません。両親に「ナラの木」を紹介したところ、父はじっと聞いていましたが、母は泣いていました。二人とも「ナラの木」に元気をもらったように見えました。
 私は生活クラブ生協千葉で働いていましたが、あの震災のとき千葉県浦安も大きな被害を受けました。埋め立て地ということもあり、主要道路は液状化で凸凹になり、ライフラインもすべて寸断されてしまいました。生活クラブ生協千葉には8店舗があり、そのうちのひとつが浦安にありました。そこで震災直後には千葉から浦安の店舗に毎日物資を運んでいました。ガソリンがなかなか手に入らない時には、いつスタンドに入るか教えて頂いたり、優先的に給油させて頂いたりしました。そうした時に人はつながっているのだと実感しました。
 実は私は一昨年宮城に行き支援活動をして来ました。仙台を拠点に岩手や福島へも4トントラックで何回も物資を運びました。被災三県でも給油するたびに感謝されました。そのとき「頂いた気持ちをもっともっとみんなに返したい」と感じました。あの時にお遭いした方々は元気にしているのだろうか、仮設住宅へ避難していない方々への物資の供給等は大丈夫だろうか、両親を津波で喪ったあの子は笑顔を絶やさずに元気にしているだろうか、いろんな方の顔が思い出されます。
 日本は地震大国です。いつどこでまた大震災が起きるかわかりません。そのとき個人、個人の「力」では大したことはできませんが、精神的に励ますことはできるはずです。「ナラの木」にはそういう精神があると思います。被災地の方々にも「がんばれナラの木」のブログを知ってもらい、詩の朗読やメッセージに触れてほしいと思います。それは励ましになると思いますし、私自身も一人でも多くの方に伝えていこうと思います。
 人は大なり小なりの問題を乗り越えて行かなくてなりません。でも一人で解決できることは限られます。だから、できなければ励ましてもらえばよいと思います。「力」を借りればよいと思います。そうすればありがとうの心が芽生え、口からも出てくるのだと思います。そうすることで喜びは二倍にも三倍にもなり、悲しみは半分にも三分の一にもなります。齋藤様のエッセーを読んで、人のつながりのことを考えました。

3.11
がんばれナラの木から、あたりまえの生活の有難さに感謝の気持ちを思い起こしました。
戦争を知らない私たちは、親世代から様々な苦労を聞いたり、情報を知りえましたが、3・11は私たちが後世に伝え続けます。
私たちの職場にも、故郷を離れ新天地にて生活を築きあげてる方がいらっしゃいます。
彼はきっと故郷と繋がってる空を見上げ、心奮い立たせているんだと思うと、勇気をもらいます。その姿に、上手く表現できませんが「ありがとう」の一言です。

千葉県 福祉施設職員

13.3.11 千葉市若葉区老人福祉施設職員
がんばれナラの木から、あたりまえの生活の有難さに感謝の気持ちを思い起こしました。
戦争を知らない私たちは、親世代から様々な苦労を聞いたり、情報を知りえましたが、3・11は私たちが後世に伝え続けます。
私たちの職場にも、故郷を離れ新天地にて生活を築きあげてる方がいらっしゃいます。
彼はきっと故郷と繋がってる空を見上げ、心奮い立たせているんだと思うと、勇気をもらいます。その姿に、上手く表現できませんが「ありがとう」の一言です。

10.23
高槻先生

ご無沙汰しております。五十嵐です。
本日、新聞で本”動物を守りたい君へ”の御出版を知りました。先生がお元気にご執筆を続けているのを知り、とても嬉しくおもいます。動物を愛する人たちがますます増えるのを楽しみにしています。




13.12.4
どんぼのぱぶ
『子供』に関心を持ち保育園保育士~ものづくり(積み木と木のおもちゃの創作)を通じて40年。
レイチェル・カーソンの言葉で私が好きなのは
『・・・子供にとって知ることは感じることの半分も重要ではないのです・・・』です。時に座右の銘であり、自らの姿勢を正して自己点検する時の指標でもあります。この動画も大変素敵ですのでご紹介します。

http://www.youtube.com/watch?v=Ehg38C9W6QY

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