がんばれナラの木

震災にあわれた東北地方の皆様を力づけたくて
The Oak Treeを地方ことばに訳すことを始めました

仲間の声 1

2011年07月02日 | 仲間の声
この企画を支援してくださっている仲間からのメッセージです(一部省略)。

3.26
高槻さま
 はじめまして、一般市民(OL)会員の遠藤と申します。詩の翻訳、どうもありがとうございます。大学卒業後すっかり英語力が落ちてしまい、原文ではぼんやりとしか意味が分からなかったのですが、ドトールで高槻さまの訳を読んでいて不覚にも泣きそうになりました。お礼をお伝えしたくてメールさせていただきました。素敵な翻訳、本当にどうもありがとうございました。
 遠藤

3.26
 すみません。おじゃまします。鳥海山の佐藤です。たいへん感動しました。何もない過去に戻ったのではなく、太い根っこができていたのですね。ダメージが大きければ大きいほど、やがて潜在芽から幾万の枝葉が吹き出すのでしょう。
 佐藤

3.27
佐藤様・高槻様・皆様
 東北の言葉への置き換え,想像していなかったのでびっくりすると同時に,地域の言葉が持つ力強さに改めて感じ入りました。ありがとうございました。Dianaに問い合わせの連絡を入れましたので,返事をしばしお待ち下さい。その後,高槻さんの方におつなぎしたいと思います。
 山崎晃司

3.29
高槻様
「ナラの木」拝読させていただきました。本当に素敵な言葉です。私自身、会津の出身で、日々の震災・原発のニュースに地元のことを思うと、悲しい気持ちでいっぱいになっていました。私も18歳までは、地元・会津でずっと育ててもらった人間で、会津、そして福島の人たちの、根っこの強さを信じつつ、応援して、力になりたい、と、心から強く思っています。大学、大学院と、少々離れた期間があり、ちょっと自信ないのですが、この詩が、どうか、地元、福島、東北日本の皆様に届くようにメールをさせていただきました。
PS. このように、脳内で「方言」を、思い出すと故郷の祖父母や多くの知人のことを思い出すことができて、今の自分に、優しく、力をくれて、笑みがこぼれます。
このような企画に携われて、本当に感謝しています。ありがとうございます。
 後藤なな

3.30
高槻先生
 鈴木 創@小笠原です。詩をお送り頂き、ありがとうございます。福島出身(実家があり)で栃木に住むの複数の友人に送りました。いろいろ苦しいことがある中で、「ナラの木のように自分の力を信じて進むしかない。がんばっぺっ!(会津弁) やるっきゃないっしょ!(仙台弁)」というメールが帰ってきました。山形や北海道、栃木に住む親類、あるいは山形、青森出身の親類にも送りました。 東北の出身者もいる小笠原で、近々小さな小さなチャリティーイベントがありますが、ボクはこの詩を朗読しようと思います。あるいは 歌に。歌をつくれる知人には、歌を。絵描きには絵本 は どうか と、 以下のメールとともに、たずねてみました。先生から頂いた、アイデアを私なりに小さい範囲で、拡げてみたい と思います。もしも、訳詩などが 届くことがあれば、また、ご連絡いたします。ありがとうございます。
 鈴木創

4.1
高槻 成紀 さま
 娘が大変お世話になっていることと存じます。メールありがとうございます。自由に直してくださっても結構ですし、実名で構いませんよ。私は「そんで」という言い方をしないので「したっきゃ」に直してください。「おたってまった」は「疲れてしまった」です。どうぞよろしくお願いします。拙い津軽弁訳でお恥ずかしいですが、一度読んでお聞かせしたいとも思いました。お電話してよろしいですか? 私の携帯にでもおかけいただければ…
 鳴海真澄

4.1
高槻 成紀 さま
 先ほどの「語りっこ」はお粗末で失礼しました*。早速、メーリングリストでご配信くださったとのこと、ありがとうございます。改めて詩を読み返すと、深い内容に胸があつくなります。かえって今は泣けてきて、声が詰まり、とても音読などできません。みんな根っこでつながっているということが感じられれば被災地の方々にも勇気を出してもらえるのではないかと思います。また私でお役に立てることがございましたら、何なりとお申し付けください。この度はとても素晴らしい企画に参加させていただき、本当にありがとうございました。
 鳴海真澄

*津軽版をお電話で語ってもらいました(高槻)。

4.1
高槻様
 私たちは、根っこを支える土になりたいです。
 難波希美子

4.1
 東北弁の温かさ、素朴さ、優しさ、力強さ。何度読んでも涙がでます。この試練が私たちの根をさらに太く深く広げていけるように、そして、あたたかな土の中でつながっていけるように、多くの気づきを与えてくれるこの詩に感謝します。
先生に感謝していることをお伝えくださいね。この詩がラジオから東北の被災者全員の人達の耳に届く、その日が近いことを祈っています。
 せみつ

4.1
高槻先生
 wildlifeMLで「楢の木」の詩を読ませていただきました。感動しました。特に方言の方は毎回涙があふれ出てきます。素晴らしい企画だと思います。以前から原発反対でメールのやり取りをしている友人に、読んでもらいました。すると
「涙がでてきました。昨日、幼い子供をかかえて宮城から避難してきた人達に出会いました。彼らは自分達が故郷の人達を残して逃げてきたという罪悪感にうちふるえながらも関西の地で未来を築こうと必死でもがいていました。この人達にもこの詩をとどけたい。」
という返事がきました。
 高槻先生の「津軽、南部、伊達、会津など、それぞれの被災地のことばに訳してラジオ放送する」というイベントに先駆けて、これから、この詩に感動する人の輪が広がっていくかもしれません。
 難波希美子

4.1
Dear Taka,
Thank you for this mail. We too are very concerned with what is going on in Japan. We are also impressed with the great resilience of the Japanese people and the calm manner with which you all have handled this extremely devastating situation. The poem about the Oak tree aptly describes the reality. Our continuous prayers are for all those who were affected, you and all those at the lab.
Jayantha
タカさん メールありがとう。日本でのことの推移が気になっています。日本の皆さんが忍耐強く、この想像を絶する困難に取り組まれる冷静な態度が印象的です。ナラの木の詩は本当のことをぴったりと言い当てていると思います。私たちは被災された方々、研究室の皆さんのために祈り続けています。
 ジャヤンタ、スリランカ


4.2
高槻先生
 知人からメールが届きました。同じ方言でも、さまざまな言い回しもあると思いますし、同じ地方の中でも 場所によりちょっとした ちがいもあるようですね。いつか、たくさんの東日本がつまった 本になるといいですね。明日、島で小さな小さなチャリティライブがあります。ぼくはネイティブじゃないけれど子供のころ預けられたこともある、庄内弁で朗読しようと思います。いずれ欧米系島民に 英語を東日本の出身者に○○弁を、そして歌もやってみたいと思っています。
 鈴木 創

4.2
 はじめまして。小笠原の鈴木創君よりメールが届き「ナラの木」に感銘し、その種子(趣旨)をさっそく播種してみました。山形を離れて北海道に住み早32年・・・北海道弁が入り込み、妙なイントネーションになりつつも、山形弁で何とか「ナラの木」を語ることができました。各地の言葉で語られる「ナラの木」の声が心に沁みてきます。被災された方々はきっとこのナラの木だと信じます。これからもきっと大地に根を張って踏ん張りぬいていけると。わずかなお金の支援しか出来ないでいた私ですが、反対に心の支援を頂いたようなそんな心持です。この機会を頂いたことに感謝です。
 鈴木尚

4.2
鈴木創さんへ
「ナラの木」の呼びかけはすばらしいですね。俺は、ナラの木の種子(趣旨)を播いた気分です。 わずかなお金でしか支援できない、このもやもやしていた自分の心を反対に励まされたようです。 呼びかけてくれてありがとう。 この播かれた種子は、必ず芽吹き、災害に負けなかった「ナラの老木・成木・幼木」たちと共に 日本の大地に深く根を張ると信じます。
 鈴木 尚

4.2
Dear Sensei
Thank you so much for the poem and for the updates. The poem really touches the heart. I hope each individual in the refuge centers will get the chance to read it. It will definitely give them lots of courage. Our thoughts and wishes always with them. I am sure Japanese people would recover faster than any where else in the world and be strong as ever very soon. But we all want to be with them and support them at this hardest movement. With lots of love to you and family!
Yours sincerely
Rose
先生、詩のこと、最新情報をほんとにありがとうございます。この詩はほんとうに胸を打ちます。避難所の皆さんがこれを読む機会があればと思います。きっと勇気を与えてくれると思います。いつも被災された人のことを思っています。日本の皆さんは世界のどこの国の人よりも強いから早く回復されるに違いありません。この困難なときにいっしょにいて支えてあげたいと思います。ご家族のみなさんにもよろしく。
 ローズ、オーストラリアより

4.3
高槻先生
 とつぜんメールをさしあげる失礼をお許しください。「ナラの木」の詩を読ませていただきましたこの詩の盛岡版を、私のシナリオの師である作家、竹内日出男氏にお送りしました。竹内氏はかつて、NHKのドラマ部におられ、その後、作家として独立され、とくにラジオドラマの名作を数々残され、芸術祭などにも度々入選されていらっしゃいます。お若いころの赴任地が盛岡で、以来、東北の方々と深い交流をもたれ、東北を舞台にした作品も書かれていらっしゃいます。「ナラの木」を読まれた竹内氏から、下記のようなメールをいただきましたので、転載させていただきます。

*****************************
石井美夏様
前メールで触れた盛岡の小野寺瑞穂さん(元盛岡放送劇団員)に電話して「ナラの木」の朗読(録音)を送ってもらうよう依頼したところ、快諾を得ました。ぼくはブログの書き込みをしたことがありませんので、その旨を先生に予告して頂けると有難いのですが……。もしこの朗読が順調に進んだら、岩手の民放局あたりで放送してくれるよう、手を打ってみましょうか?竹内日出男。
*****************************
ということですので、誠に勝手ながら、ご連絡させていただきました。
 石井美夏

4.3
高槻さん
 ブログで紹介された詩を読み,感動しています。温かく強い心で選ばれた言葉の巧みな組み合わせ,詩の持つ力をこれほど発揮している作品はほかにないような気がします。そして,特に東北弁シリーズにはぐっときます。これが多くの被災者のところに届くといいですね。私の大学の同級生のメーリングリストでも,被災地域の惨状と,その地での診療に懸命に尽くしている同級生からのメッセージが毎日たくさん届きます。
 森永正二郎

4.3
Dear sensei,
What a beautiful poem, so touching. It’s so sweet that you translated it into Japanese and it’s now beng translated into dialects.
Japan is such a great country! Amazing how quick it is recovering. What a big issue the nuclear plants!
Thank you my dear sensei for sharing the poem with us. You are very special.
LOVE,
Carolina Galindez-Silva
(先生、なんてすてきな詩でしょう。感動的です。先生がこれを日本語に訳され、それが地方訳されているなんて素敵です。日本はすごい国です!そんなに早く回復しているなんてびっくりです。原発は大問題ですね!詩のことをお伝えくださってありがとう。
 カロリーナ・ガリンデスシルバ、ベネズエラ

4.4
はじめまして
小笠原のたびんちゅ のブログから 辿りました。自分は都内に生活をしています。 東北の人達だけでなく もっと多くの人達に 届いて欲しいです。
ラジオ、聴きました! (岸本智美)

4.4
高槻先生
 何年もご無沙汰しております。「ナラの木」の詩を読みました。力強い、勇気を持つことのできるような詩だと思います。私は会津が地元で、会津版の詩を言葉に出してみると、自分気持ちの近くに入ってきました。
 昨年の春、専門学校を退職し、現在は地元の福島県に戻って生活をしています。猪苗代町という町役場の臨時職員で獣害対策関連の業務をしています。地震のときは大きな会議室で獣害研修の講義中。壁材が落ちるぐらいで済みました。会津地方は幸いに被害は少なかったのですが、海沿いの浜通りは壊滅的。そして原発は現在進行中。福島県は大きく、会津地方・中通り・浜通りに分けられます。浜通りのいわき市に住む友人にお願いして、浜の言葉に「ナラの木」を訳してもらいました。原発の影響を避けるためにしばらく自主避難をしていたのですが、数日前に自宅に戻ったそうです。いわきの言葉は東北というよりは茨城とよく似た言葉かもしれません。
 被災地に近い場所に住んでいながら自分にできることは少なく、落ち着かない日々ですが、自分なりにやれることを探して生きたいと思います。被災された方たちに「ナラの木」の詩をぜひ、贈ってください。
 渡辺憲子

4.5
高槻先生
 ご連絡ありがとうございます。コンサート、お伝えしようと思いながら想いをためすぎて遅くなってしまいました。すいません。2つのライブで詩を朗読しました。ナラの木、THE OAK TREE には たくさんの人々を励ます力があることを確信しました。そして高槻先生のおしゃるように朗読することが、その力を大きくすると感じました。ボニーナとヤンキータウンという店でした。それぞれ、どうかな と不安もありました。なにより人前で詩を朗読するのははじめてでしたから。ともに、終わってからのリクエストが多くブログのご紹介をしました。それぞれが知人友人に紹介してくれるそうです。終わってから会場で本当に多くの方々から、良かった、と声をかけられましたが、なによりよかったと私自身が思ったのは、これまでチャリティーイベントやテレビのイベントなどにも、どこかに違和感を感じて よりそえない気持ちを持ち続けていたという東北出身の友人たちが、この詩の朗読を今後も続けよう、自分もやりたい、と言ってくれたことです。小笠原に住むネイティブな出身者で人、いで立ち、高低、さまざまに「ナラの木」を表現できたら嬉しいと思います。もうひとつ嬉しかったのは、ヤンキータウンのマスターがとても良かったと言ってくれたことでした。マスターは 欧米系島民で、一度島を出てアメリカに暮らし、今は母と暮らすために島に戻り、飲み屋さんを開きました。ライブが多く、島の音楽仲間の溜まり場です。彼は、この詩がアメリカから送られ、活動が拡がっていることにもとても感動しているようでした。高槻先生の言われるように、東北や関東各所でみなさんにこの詩が朗読されることを祈ります。機会があれば、東京でも麻布大でもそのような機会をつくりましょう。
 鈴木創

4.7
『ナラの木』という英語の詩を日本語に訳して、山形、八戸、津軽など東北出身の人たちがお国言葉で表現して紹介しているブログがあります。日本語に訳したのは、アファンの森で〝花と虫″や〝フクロウとネズミ″など、生き物と生き物の関係を調べている麻布大学の高槻先生。この日本語訳を読んで、私も自宅のパソコンに向かいお国言葉で打ち込んでみました。読み終えると、思いがけず暖かいものが頬をつたって流れました。そして熱いものが胸にこみ上げてきました。
 アファンの森事務局

4.11
 ひじょーに感動しました。根っこを育む自然学校としても、このお話の持っている深いところ。はずせません。ドンピシャです。日本語だけではなく、アイヌ語も琉球語も、世界中のあらゆる言葉になればいいな。各地域の言葉で語られるようになれば、きっと大きな力になると思います。
 大西拓也

4.13
 遠野生まれ、盛岡に嫁いで23年。明治生まれのばあちゃんならば、こう読んでくれただろうと思いながら書いてみました。そのばあちゃんは釜石生まれでした。私が字を書けるようになるより早くから「三陸大津波」と「艦砲射撃」の悲惨さを語り続けてくれました。平成4年に亡くなったばあちゃん。このたびの大震災の被害を知ったら「おっかねぇごど、言ったとおりだったすぺ?」と言うと思います。でも、その後岩手沿岸が見事に復興したこともばあちゃんは知っていました。「ぜってぇ やるのす!」と言うはずです。
 立木浩子

遠野の里では現役の「語り部」たちがたくさん活躍しています。遠野を離れて久しい私が書いてみるのは少々気が引けましたが、遠野弁で書きたいという気持ちを抑えられなかったのは、祖母が語り継いだ結果だと受け止めました。亡くなって18年経ちましたが、祖母は今でも私の心の中にいると感じました。
 立木浩子

4.18
 当たり前に使ってきた言葉に深い表現力があることを、改めて感じています。私は普段の生活の中で遠野で体得した話言葉を敢えて隠すことはありませんが、周囲の皆さんがわかりづらかろう言い回しを避けるうちに、知らず知らずと忘れてしまった言葉が結構あるということに気づきました。
 話し言葉を文字にする作業は、考えれば考えるほど迷い、満足感を得て終えることがなかなかできなくなるものです。
マザータングへの新たなる邂逅・・・という気分さえあります。
 立木浩子

4.22
 (一部略)一旦はマザータングへの新たなる邂逅と思った遠野弁訳が、実はふるさとの言葉から先祖を思い出す、供養に通じるものだったのかもしれないと思うようになりました。ここ数年か十数年か、親戚のおじさんを思い返したことは一度もありませんでした。遠野言葉に真剣に向かううち、自然におじさんの語り口が思い出され、懐かしさにどっぷりと浸りました。ラグビー部の掲示板での先生のブログとの出会いのおかげでした。このつながりが、私の宝です。
 立木浩子  

4.29
 「3月11日を起点にして-東北地方太平洋沖地震、一週間後の大船渡」展を開催します。地震から1週間後の大船渡の写真に文章をつけたパネルの間に差し挟むように、「ナラの木」の東北ことば訳を掲示しました。
 相模原市立博物館 秋山幸也
* 展示趣意文を「資料」に載せました(高槻)。

2011.5
 ナラの木、とりわけ、ミズナラの木は、太平洋側の東北地方の森を代表する木で、この詩にあるように、地中に深い根をはる木として知られています。私自身、森の中からその稚樹を掘り出そうとして、その根の深さには驚きました。また、よく「ひこばえ」する木としても知られていて、山火事や伐採などで幹や枝葉にダメージを受けても、比較的よく再生することから、ミズナラの林は古くから薪炭林として利用されてきました。大地に根を下ろすミズナラの‘生きる力’の力強さを見事に謳いあげたこの詩は、東北の地に根をはって生きる人々に、自分自身を信じる力を与えてくれるように思えます。でも、その一方で、詩のなかにも「倒れてしまった木」が描かれているように、生きるための大切な根っこの部分を、それこそ、根こそぎ引き抜かれてしまった方も、被災者のなかには、きっと多くいらっしゃることでしょう。報道で伝えられる断片的な情報に接するだけでも、被災された方々の悲しみの深さは、私の想像を絶するに余りあります。今、現地では、被災された方々の‘生きる根っこ’が枯れないように、様々な救援活動が行なわれています。引き抜かれてしまった根っこに土をかぶせようと、それぞれの立場の方々が、それぞれでできることに取り組んでいらっしゃいます。では、私にできることは何でしょうか?

 ミズナラの根には外生菌根菌と呼ばれる‘きのこ’の仲間がとりつき、木の根よりも繊細な菌糸のネットワークで、土のなかにちらばる養分を木が吸収するのを助けています。私は、現地に赴いて人々の傷ついた根に土をかぶせることはできないかもしれません。でも、土の中に存在する数多の菌糸のひとつとして、人々の傷ついた根がいやされるように、ほんの少しのお手伝いをすることはできる気がするのです。そんな‘きのこ’の糸を、日本中にはりめぐらせることができたら、少しは被災者の方々の助けになるのかなと期待しています。
 トヨタ白川郷自然学校 加藤 春喜

5.2
 ご紹介下さった仙台の方は、読み始めて、色々な感情が込み上げてきて涙がとまらなかったそうです。今、被災された方だけではなく、たった一人で心の闘いを続けていらっしゃる方々は、みな「ナラの木」だと思います。
 中尾英司

5.2
大地のぬくもり
「ナラの木」の詩、こころに響きました。標準語よりも方言で詠まれる方がずっと温かいですね。わたしたちもそれぞれが、一本の木なんですね!

5.4
 市川智子といいます。「ナラの木」相良(さがら)弁を転送します。母(市川英子:いちかわえいこ)から届きました。静岡県榛原郡相良町(現:静岡県牧之原市)は母の故郷です。直接ききとって書いてあげたらよかったのですが、あいにく私はマレーシアにおり、そうすることができません。パソコンをまったく触らない母が頑張って書いてくれたのだと思うと、頭が下がる思いでした。相良のイントネーションも独特で、でも、今ある文字で表現しようがなく、「ー」で書くしかないのです。そういう意味では、朗読も集まっていくといいでしょうね。子どものころ相良の田舎に行ったときの空気の色がかまどのにおいとともに蘇ってくるようで、私にとっても懐かしいものとなりました。ご提案をありがとうございました。
 市川智子

5.5
 鈴木 創@小笠原IBOです。横浜在住、山形県天童市出身の父親(昭和8年生まれ)が、ナラの木を絵本にしました。 詩と絵のコラボは難しかったようで、詩を子供向けに語りなおしたようです。印象が異なる部分もありますが、ご覧頂ければ嬉しいです。以前もメールしましたが、この詩には原石としての力があり歌や、絵にもさまざまに描かれて欲しいと思いました。
 鈴木 創

5.14
 9日~12日の4日間、岩手へ出かけまして、沿岸の被災地・陸前高田~大船渡~三陸町~釜石~大槌~山田~宮古方面をレンタカーで走って参りました。震災後2か月経って、新幹線も全通し、道路も通れるようになった個所が多いのですが、津波の惨状はいまだに生々しく、三陸海岸特有の峠道を越えて海辺の町や村に入るたびに言葉を失う旅でした。しかし、生死の境をくぐりぬけた三陸の人々の粘り強さは、半世紀前のチリ地震津波の時代と少しも変わらず、被害のけた外れの大きさを考えれば、その時以上かもしれません。そして有名な高田松原で7万本中1本だけシッカリ残っている松の木、全滅状態の漁村越喜来地区の瓦礫のなかに1本だけすっくと立っている傷だらけのポプラの木など、あの詩を思い出させる風景にも出会え、粛然としつつも力づけられる思いでした。
 竹内日出男

5.18
Dear sensei,
This is my humble contribution to you and the Japanese people. We want you all to know that far away there are many people who care about you and your circumstances and who pray everyday so that things go better.
I tried to stick to the original in English as much as possible, but I always say: poetry is what you lose when translating a poem.
I used to write poetry, until the year 2000 when my brother died from a heart attack, he was only 54,I don't know what happened, but I never wrote again. We had just come from Japan. He died in July, we came back from Japan in May.
I hope this translation helps people and make them feel they are not alone in this world and that things will get better.

Best regards,
Maria H. Silva
Caro's okasan.

先生
 これは先生と日本の皆様に対する私のささやかな贈り物です。遠く離れた世界中で皆様とそのおかれた状況のことを思い、よくなりますようにとお祈りしている人がたくさんいることを知っていただきたいと思います。
 この英語の原詩にできるだけ忠実に訳そうとしましたが、いつも「詩って訳すと逃げてしまうのよね」とつぶやいていました。
実は2000年に兄が理由のわからない心臓マヒで54歳の若さで急死してから、詩を書いていましたが、このところ全然書いていませんでした。あのとき日本にお邪魔しましたが、5月に帰国し、7月に兄が亡くなったのです。
この訳が被災された皆様のお役にたち、皆様がこの世でひとりぼっちではない、ものごとはよくなって行くと感じてくださいますように。
では
マリア・オルテンシアシルバ
カロのおかあさん

*高槻はベネズエラから留学していたカロリーナ・ガリンデスシルバさんを指導していた、マリアさんはカロリーナさんのお母様で2000年に来日した。

5.18
We, the Venezuelan people admire you as a country, which we consider to be very honest, strong, disciplined, organised, and which never gives up. Adelante! which means: go ahead!
We have a saying: fuerte como un roble, which means, strong as an oak tree, and that's what you are!.
Best regards,
Maria H. Silva.

私たちベネズエラ人は日本を国としてすばらしいと思います。それは皆さんがとても正直で、強く、きちんとしていて、よく組織されていて、そして決してあきらめないからです。「アデランテ!」「前へ進もう」という意味です。ベネズエラには「フエルテ・コモ・ウン・ロブレ」ということわざがありますが、「ナラの木のように強く」という意味で、ちょうど皆さんのようです。
では
 マリア・オルテンシアシルバ

6.2
 WLMLを登録している大阪自然環境保全協会の難波です。今、大阪自然環境保全協会の有志で 「ナチュラリスト展」というグループ展を開催しています。今回、私は、「ナラの木」をテーマに訳詩を手書きの冊子にしたものと、開田村のコナラの絵を描かせてもらいました。この詩のもつ強さ、東北の言葉の優しさを広げて行きたいと思います。
 難波希美子

6.26
はじめまして。福井県に住んでいる大阪出身のものです。ラジオから流れてくる穏やかな語り口にひかれて聞き入っておりました。『ナラの木』深い感動に包まれました。早起きしてよかったです。私なりの方法で広げていけたらいいな…と思っています。
 望月美輪

6.26
 ラジオ、聴きました!
はじめまして。福井県に住んでいる大阪出身のものです。ラジオから流れてくる穏やかな語り口にひかれて聞き入っておりました。『ナラの木』深い感動に包まれました。早起きしてよかったです。私なりの方法で広げていけたらいいな…と思っています。
  岸本智美

6.27
 6月25日(日)朝5時~のFM(FM東京)の「知花くららのプレシャスライフ」を聴いていて知りました。詩に大変感動しました。さっそく「がんばれナラの木」のブログを開き「冊子」を希望、今日には早速「宅ふぁいる便」が届きました。ありがとうございます。私は福島市に住む人間です。原発から60kmです。福島県の命運は「今後いかに原発が収束していくか」にかかっています。風評被害にはすさまじいものがあります。小学生から高校生まで他県に避難した子供たちが1万人を超えようとしています。作物も売れません。こうやって福島県が「ロストワールド化」していくのか。福島の場合は「踏んばれ福島!」といいたい。踏んばって、そして頑張るしかありません。
 渡部康

7.1
高槻成紀様
 御便り嬉しく有り難く拝受仕り候。
愚生目下の多忙にて詩作を楽しむゆとりとて無之候間、訳詩の件平に御容赦御願ひ上げ奉り候。然り乍、麗しき言の葉の玉簾、瓦礫と汚泥の悪臭に沈める我が胸に一時の潤ひと安らぎを齎し候。有り難く忝なき事にて御座候。
 山浦 玄嗣

7.5
私は長野県安曇野市で、どんぐりコーヒーと、森雑貨の販売をしています。今後私どもでも広めてゆければ・・と、考えています。以後お見知りおき下さいませ。よろしくお願い致します。
 望月美輪

7.5
安曇のは2、3度行きました。いいところですね。このところ月に一度くらい、黒姫のアファンの森で生き物の調査をしています。「自然日誌たかつき」もご覧ください。そのうち、お邪魔させていただきますね。高槻成紀

7.25
今度私の団体で発行する『どんぐり新聞』に、ナラの木のお話しを掲載したいのですが、よろしいでしょうか?
つきましてはその前に先に、新聞の見本を高槻さんに見て頂きたいと思うのですが、よろしければこちらまで一度ご連絡いただけませんでしょうか?よろしくお願い致します。
 望月美輪

7.26
高槻先生
 本当にご無沙汰をしております。岩手大学クマ研でお世話になった伊東孝浩です*1。
現在岩手県立高田高校の教員です。3月11日に陸前高田市で被災しました。高校の校舎3階天井近くまで水没しました。電子機器・データのすべて、教材教具書籍のすべてを失い、むなしさだけ残りました。
(「北に生きるシカたち」*2だけは自宅跡から何とか探し出しました。)
さて、今朝の東海新報に、先生の「ナラの木」の記事が掲載されていました。涙があふれてきました。まさにその通りだ、と思いました。

*1 1980年代、私は仙台から岩手の五葉山というところでシカの調査をし、仙台から通っていました。そのとき山形大学や岩手大学の学生諸君と寝食をともにし、愉しい時間を過ごしました。伊東さんはそのとき岩手大学の学生でした。
*2 「北に生きるシカたち」1992、どうぶつ社。岩手でのシカの調査をもとに書いた私の最初の著作で、現在は発行されていません。



8.3
 NHKのラジオで聞いてすぐに検索しました。いい詩です。じんわり力が沸いてくるような詩です。教えていただき、ありがとうございます。
 HIROKO

8.3
 さきほど、ラジオ第一でナラの木の詩を聞きました。盛岡版の朗読が流れていましたが、その言葉の温かさと力強さに、泣きそうになりました。この詩がこれからも東北の方々を支える力になること、そんな東北の方々を見守る日本や世界の方々の励みになることを切に願います。素敵な詩を紹介してくださり、ありがとうございました。
 たま

8.3
ありがとうございました。力強い詩、そして、土地に根ざした言葉の持つ力に、圧倒されました。いろいろな方に、伝えたいです。
 くらみっちゃん

8.3
 今晩(3日)オサンドンをしていたら、偶然NHKラジオで、高槻先生のお話(ナラの木の詩)を聞くことができ、ビックリしています。とっても心温まるお話でした。高槻先生の訳詩家としての才能にも感服!
 今城治子

8.3
NHKのラジオで聞いてすぐに検索しました。いい詩です。じんわり力が沸いてくるような詩です。教えていただき、ありがとうございます。
 HIROKO

8.4
 ありがとうございました。力強い詩、そして、土地に根ざした言葉の持つ力に、圧倒されました。いろいろな方に、伝えたいです。
 Bluebell

8.4
東北のことば
ラジオで放送してもらい、いくつかの反響あありました。コメントももらいました。共通するのは盛岡版の朗読がすばらしかったということです。私はそのことが一番うれしかった。どう考えてもすばらしいというしかない。ところが、明治以降、「方言はよくない」とし、標準語を強要し、とくに東北のことばは馬鹿にされました。訛を笑われて自殺した人さえいました。そのことの意味も考える必要があると思います。高槻成紀


8.4
 昨日NHKラジオで高槻先生のお話を聞き、とても感動しました。私は仙台市に在住し、津波の被害は受けませんでしたが、大地が揺れる怖さが未だに消えません。そんな中で、3月4月以来植物たちの緑が回復してくる様には勇気をもらっておりました。「ナラの木」の詩はこんな状況にいる人間をとても励ましてくれると思います。小冊子を電送していただけるということでしたが、今でも可能でしょうか?
ご手配のほど、よろしくお願いいたします。
 荒川

8.4
 NHKのラジオでこの詩を聞き涙が止まりませんでした。何とかメモしようとネットを探し、ようやく見つけ、今また涙がとまりません。もっと多くの人に教えたいです。
 obabadakuro

8.4
高槻先生
 8月3日にNHKラジオで拝聴いたしました。あまりにも素敵なお話と感動的な訳に驚き、コメントいたします。夫の家族の出身地(八戸)の言葉でもあり方言の力強さと真実な響きに感動です。日本人は外国のものに憧れ、日本よりも優れていると思いがちです。この訳詩を読み、改めて自分は日本人なのだと思いました。ガーデン、植物の仕事に多少なりとも関わって行こうと思いつつ、日本のものをおろそかにしていた自分に気付きました。自分の中の日本をもう一度思い返してみたいです。私には、小さなことしかできません。でも、小さなことから初めてみようと思います。日本の良さ、日本人の誇り、それを、これから生きる若い方たちに伝えようと思わせてくれました。先生、ありがとうございます。
 Bluebell

8.4
ラジオで放送してもらい、いくつかの反響あありました。コメントももらいました。共通するのは盛岡版の朗読がすばらしかったということです。私はそのことが一番うれしかった。どう考えてもすばらしいというしかない。
 ところが、明治以降、「方言はよくない」とし、標準語を強要し、とくに東北のことばは馬鹿にされました。訛を笑われて自殺した人さえいました。そのことの意味も考える必要があると思います。
 高槻成紀


8.4
高槻成紀先生
 拝啓 昨夕、帰宅途上の車の中でNHKラジオの放送を拝聴致しました。以前読んだ本(題名は失念しました。けっこう難しい訳本でした*)で、オークベルトのこと、太古からドングリと人類の深いつながりなどを知り、昨今の都市洪水もむやみに広葉樹を切り倒し針葉樹を植林し、また森林の手入れを怠っていることと関係があるのではないか?猪や鹿猿の被害も彼らが住む環境に人間が進出していることもさることながら、森林の手入れ不足と関係はないだろうかと思っています。東北地方、とくに青森・秋田・岩手3県はなんども訪れたことのある懐かしいところです。岩手県の沿岸をドライブしたときの思い出は忘れることが出来ません。自然豊かな東北地方が、地震や津波はやむを得なかったにしても(これさえも後で聞けば、同程度の震災の記録が大昔から残っていたのに活かされていなかったそうですが)、原発の件はどうしても納得がいきません。そこに暮らす人達が承知の上で使っていた便利さならともかく、大都会の人々の利便さのために、豊かな自然の仲に暮らす人々が被害を受ける、こんな理不尽なことは許せません。原発を作りたければ東京湾沿いに作るべきです。
 それはともかく、懐かしい言葉で聞く「ナラの木」の朗読には心が温められてしばし幸せな気持ちになりました。ありがとうございました。盛岡版1(岡澤訳)と盛岡版2(小野寺訳)の朗読か電子データ版、「ナラの木」の冊子、お送りいただければ幸甚です。早々
 田中茂治

*「ドングリと文明」(ローガン、山下篤子訳)、日経BP社 だと思います。名著です(高槻)。

8.5
高槻先生
 1昨日,NHKの放送で先生のお話を伺いました。大変感動しました。私の家族や友人にも聞かせてあげたいと思います。様々な方言で朗読されているファイルをお送りいただければ幸甚です。お忙しいところ恐縮ですが,よろしくお願い申し上げます。
 羽多野 重信

8.6
 先日、NHKの夕方ニュースで「ナラの木」の朗読を聴いて、インターネットで調べてメールを差し上げました。宮城県に住んでいます。3月11日の地震では、幸い被害は少なく、今は以前の生活にほぼ戻っています。被害がひどかった方も少なかった方も、あの地震を体験して、うまくは言えませんが、みなさん心にものすごく深いダメージを受けたと思います。私もラジオの「ありがとう」という言葉を聞いただけで、涙が止まらないとか、ほんの少しのことで泣いてしまうようになりました。高齢の母は、あの恐怖を忘れたいせいかと思いますが、何でも忘れるようになってしまいました。そして、忘れてしまうことに更に不安を募らせます。片付けも終わっていませんが、やる気が起こらず、疲労感が取れません。もうすぐ5ヶ月になろうとしています。少しづつ落ち着いてきたかと思いましたが、ラジオから「ナラの木」の朗読が流れてきて、やはり泣きました。でも同時にあたたかい気持ちにもなりました。そして、母は秋田の出身なので、この朗読を聴かせたら癒されるのではないかと思うのです。繰り返し聴いて、私もナラの木のように強くなれたらと思うのです。なので、電子データを送っていただけないでしょうか。少しでも多くの人の心が癒されることを強く願っています。
 松本尚子

8.8
高槻成紀さま
 この度のラジオ放送、録音ですが拝聴いたしました。先生の今回の経緯、現在の、これからの思い等聞かせていただきよくわかりました。小生の拙い朗読までご紹介頂き恐縮です。聴取者に感動を与えれればこの上ない喜びです。盛岡でも放送されたと言うことですが、全国版とローカル版は時間帯が違ったのかもしれません。被災地にこそ聞いて貰えばよいですよね。
取り敢えず、放送聴取の件のご報告し、並びに益々のご活躍を祈念いたします。
 小野寺瑞穂













仲間の声 2 2011.8.15~

2011年07月02日 | 仲間の声
内容により一部省略したものもあります。高槻

8.15
 ナラの木、まさに大震災の象徴として読める詩だと思いました。皆さんが、東北方言で訳しておられるのに刺激を受けました。長崎からも参加させてください。
 森ぶんめい
この長崎版は「地方訳」にのっています。

8.20
高槻成紀 様
 ブログを拝見して、初めてメールしています。盛岡版1(岡澤訳)と盛岡版2(小野寺訳)の朗読が電子データ化できました。すばらしいです。10月に盛岡に縁のある集会を予定しておりますが、この場での大震災被災者鎮魂の一環として盛岡弁の朗読を聞きたいと思っております。朗読の電子データを使わせていただきたく、お願い申し上げます。
 寺井正行

8.20 千葉県在住の日暮と申します。「ならの木」の朗読をラジオで拝聴し、感動しました。詩の言葉に力強さがあり、本当に心の底に響く感じがして元気になれると感じました。ぜひ、朗読の電子データをお願いいたします。
 日暮

8.20
高槻様
 緑の林の中に住みたいと山梨に移住した伊藤と申します。モンゴルからお帰りになりましたころにこのメールをご覧になっていらっしゃることかと思います。落ち着かれたころで結構ですのでナラの木の盛岡版1(岡澤訳)と盛岡版2(小野寺訳)の朗読が電子データをぜひ聞きたいと思いますので送って頂きたいです。よろしくお願いいたします
 伊藤

8.20
 初めまして。昨日、ラジオで先生のお話と朗読を聞き、感動とともに、詩そのものの訴える力と東北の言葉のもつ力のすごさが一緒になり、とても感動いたしました。私は小学校の校長をしておりますが、8月30日の始業式には、是非紹介して子どもたちに伝えたい、そのときには、関西弁の私ではなく、実際に東北の方の声が伝えられたらと、厚かましいお願いですが電送いただけますでしょうか。よろしくお願いします。
 京都府京田辺市立三山木小学校  長澤 昌子

8.20
はじめまして、cottonと申します。 8月はじめ、ラジオでナラの木の朗読を聞き、とても心に残っていました。そうしたら、昨日又再度とりあげてくれました。感動的な、特に東北の言葉で聞くと、ほんとうに心に沁みますね。是非朗読と、孫にみせてやりたいので、冊子も送って頂きたいです。旅行からお帰りになりたてで、お疲れでいらっしゃいましょうから、落ち着かれてからで結構です。宜しくお願いします。
 cotton

8.20
高槻様
 本日のラジオ放送を車中でお聞きしました。別の言葉で要約することを憚られる強い感銘を受けました。ご多忙中とても恐縮ですが「盛岡版1(岡澤訳)と盛岡版2(小野寺訳)の朗読」聴きたくて、送付をお願いする次第です。
 申し遅れましたが、私は心理カウンセラーをしている田中純と申します。被災地・避難先で近隣の住民同士で心を支え合えるように「コミュニティ・カウンセラー」というものを養成しようとしています。もしもご興味をお持ちでしたら下記を覗いてみてください。http://qola.jp/
実は、今夕ラジオを聴いたのは、ある家庭への往診に伺って時間調整のために車内で待っているときでした。
私が「根っこ」から連想したもう一つの事柄が、人によって根っこの張り方が違うということです。
同じような辛い体験をして倒れそうになる人と揺らぐことはあっても倒れない人がいるように思えます。
申し上げるまでもなく、往診先の人の根っこはその張り方が足りずに、そよ風でも倒れそうになって電話を掛けてきます。『健康の謎を解く』(A. アントノフスキー)の言うところの「謎」と根っことの間に相通じるものを見たような気がします。
 益体もないことを書き添えてしまいました。今夜はよいものを知ったという満足感とともに過ぎていきます。有り難うございました。
 赤坂溜池クリニック 田中 純

8.20
高槻様
 昨日ラジオをたまたま聴きました。感激して涙がでました。横浜で中学校教員をしておりますので、生徒にも聴かせてあげたいと強く思いました。親切にも電子データを送ってくださると知りました。さらに感激しました。モンゴルでの調査でお疲れのところ申し訳ありません。朗読のデータと冊子のデータの両方を希望します。よろしくお願いします。
 西脇久美子

8.21
高槻成紀様
 初めまして。飯島敏行ともうします。群馬在住の64歳の男です。実はNHKのラジオで2度「ナラの木」の番組を拝聴いたしました。東北弁の朗読になんともいえない感動を味わいました。誰もが感動する詩だと思いますが、特に今回の大震災のかたがたへのすばらしい応援歌になったと思いました。8月20日に仲間の勉強会で老子の勉強をしましたが、その中の文章にこの詩とよく似た内容がありびっくりしました。今日インターネットで早速「がんばれナラの木」のブログを探し、このメールを作成しています。ぜひ盛岡版1(岡澤訳)と盛岡版2(小野寺訳)の朗読の電子データ化されたデータと「ナラの木」の冊子の電送と、孫に呼んで聞かせたいので、子供向けのお話も一緒に伝送していただけめと幸いです。わがままなご依頼ですみませんが、ラジオで聞いただけではもったいなく、ぜひ保管してまわりのみんなにも聞かせたいと思っております。よろしくお願いもうしあげます。
 飯島敏行

8.21
先日、ラジオで高槻さんの訳と岩手版を聞きました。大学で岩手に4年住みましたので、懐かしく岩手弁を聞きました。私の根っこは生まれ育った群馬にあり、今も群馬で生活をしています。しかし、枝葉を十分伸ばせていない気がします。風や雨や気温に左右され、周囲の人のことばにオロオロとしてしまうことがあります。この詩を読んで、根の張り具合はどうか、幹は太くしっかり育っているのか、枝はバランス良く伸ばせているのか、自分自身を自分で点検し、少しでも強くなれるようにと思います。
 Katsuyuki

8.21
 NHKラジオで「がんばれナラの木」を知りました。是非、東北の言葉で聴いてみたいと思います。お手数ですが朗読データを送ってください。よろしくお願いします。
 氏原 明芳

8.21
 はじめまして,茨城県の新井という者です。先日NHKラジオで盛岡版のこの詩を聞いて,涙が止まりませんでした。1ヶ月に1度休日があるか無いかの勤務をしている自分とナラの木が重なったのだと思います。静かに力が沸いてきたのを感じました。是非,この盛岡版と英語版を自分のブログにも張りたいのですが可能でしょうか?
 新井

8.22
高槻先生
 お疲れさまです。モンゴルはいかがでしたか?今度 お話をお聴きしたいものです。
 さて、友人の旦那さん ツェリン ケルデンさん(ブータン人)が母国語のゾンカ語で「ナラの木」を訳してくださいました。ケルデンさんの奥様は日本のかたです。彼女にに聞くと、スペルではさっぱりわからないが、ゾンカ語の響きできくと静かな味わいがある とのことでしたので、現在、録音機をかして朗読に挑戦してもらっているところです。モンゴルに立つと、また見えてくる日本の姿もあったのではないかと想像します。また、お会いできる日を楽しみにしています。
 父島 鈴木創

8.23
高槻 先生
 ご無沙汰しております、中央農研の仲谷です。「ナラの木」の長崎版が届いたとのこと、地域版、いつも楽しませて頂いております。方言の響きはまた格別です。この詩が本来持っている魅力がさらに広がっています。先日、NHKラジオで番組を拝聴しました。高槻先生がおっしゃるように、この詩が持つ魅力がゆっくりであってもじわじわと人の心を動かすことを願っています。
 中央農研 仲谷淳

8.23
高槻さま
 先日のラジオ放送で、活動のことを知りました。わたしは福島県いわき市出身で、幼い甥と姪を夏休み1ヶ月、空き家になっていた長野にある親類の家ですごさせました。その帰り道、車の中で東北弁で朗読された「ナラの木」の詩を聞いて、助手席に乗っていた妹とふたり、子どもたちに気づかれないように静かに涙しました。また、放射能を浴びる福島に送り届けなければならない現実を抱えながらも、けっしてくじけてはいけないと励まされました。
 冊子と朗読の電子データがあるとのことですが、このメールによるお願いでお送りいただけるのでしょうか?お手数をおかけいたしますが、お送りいただければ幸いです。
 出版化の話が進んでいるとのことでしたね。わたしも翻訳書の編集をしており、気づくのが遅れたと残念ですが、権利者との交渉がうまくいって、無事出版できることをお祈りしております。
 すばらしい活動に感服しております。この詩が多くの人々の力になってくれることを心より願っています。どうぞよろしくお願いいたします。
 NHK出版 学芸図書編集部 猪狩暢子

8.23
猪狩様
  心のこもったお便りをありがとうございました。不思議なことが重なって、身の程も知らず活動を始めました。お申し越しの者添付します。ありがとうございました。高槻成紀


8.23
高槻さま
 お忙しいところ、早速ご手配いただきありがとうございました。
いわき版をおもわず声に出して読んでみたくなりました。母に音読させてみたいです。震災以降、ACの広告で「がんばれ、ニッポン」と流れるたびに、母は、「震災や津波で壊れた物は、がんばれば少しずつ復活するかもしんねげんとも、がんばってもなじょもできないごどもあるう。がんばれって言われっと、この頃、悲しぐなる」と言っていたものです。ですけど、家族や友人と励ましあうときは、やはり「がんばっぺ! なんとがなっから!」というしかなかったのも事実です。地元の言葉には、標準語では表現できない心強さがあります。お国言葉で朗読される「ナラの木」にもそんな強さがあるように思います。多くの人に、自分の言葉で読んでもらえたらいいですね。ありがとうございました。
 猪狩

8.23
猪狩様
 実は「がんばれナラの木」と名前をつけるとき、「がんばろうナラの木」にするか迷いました。「がんばれ」には突き放す響きを感じるように思ったのです。でも、声に出してみると「がんばろう」はあまりよくない。それで「がんばれ」のほうにしました。お母様のことばはほんとうだと思います。どうすることががんばることなのか。どうすることが励ましになるのか。よくよく考えるとわかりません。それでも私は、被災者がうつむく角度を一度でも上げるには、経済的支援だけではないと信じています。ま、そういう気持ちです。ありがとうございました。高槻成紀


8.23
高槻成紀様
 早速朗読の盛岡版2つ、お送りいただきありがとうございます。絵本も、おかげさまでブログからコピーさせていただきました。さっそく、孫が遊びに来ましたら、読んでやりたいと思います。会社で話をしたところ、何人もの社員がNHKで朗読を聞いたといっておりました。会社のワーキング活動の中でこの詩を披露したいと思います。お忙しい中をありがとうございました。
 飯島敏行

8.25
高槻先生
 モンゴルから帰られてお忙しいなか、朗読とナラの木の冊子のファイルをお送り頂きありがとうございました。この朗読を感動して聞きながら、自問しました。頑張っておられる東北の方々に思いをはせながら、今自分達がするべき事は何だろうか、義援金を送ったり、東北産のものを買うだけでなく、もっと何かをしなければこの日本に与えられた試練の意味がなくなると思いました。どうすれば良いか分からないけれど、まずは価値観を変えてみようと思います。人を押しのけて競争するのではなく、成し遂げる意力は持ちながら、自然や周りの人々に感謝しつつ、共に歩むような価値観。偉そうに言っても、どこまで出来るかわかりませんが、まずは感謝なら出来そうですので、そこから始めます。ほんとうにありがとうございました。先生の益々のご活躍をお祈り申し上げます。
 東京都 山中 琴

8.27
 データをありがとうございました。被災地にボランティアに行き、戻ってからは仕事が忙しく今頃の返信となり失礼いたしました。中学3年生の夏休み明けの初回の授業は、自分の体験報告とこの「ナラの木」で進めようと思っています。この詩の力をかりて、被災地の人の思いを生徒に伝えることができるような気がします。
 西脇久美子

8.29
高槻様
 偶然NHKのラジオから流れてきた「ナラの木」の東北弁の詩に深い感銘を受けました。私は福岡県の学校司書の仕事をしており、ぜひこの詩を声に出して読んでみたいと思います。岡澤さんの電子データを送っていただけないでしょうか。よろしくお願い申し上げます。
 進 紀子

9.4
高槻先生
 福岡の柴戸です。福岡は風が強かったくらいの台風ですが被害の大きなところはお気の毒です。大変遅くなりました。大分の中東部版訳をお送りします。東北のようにドラマチックな方言ではなく、たぶん東京の人にもわかる言葉でちょっと物足りなさはありますが、とにかく「ちょる」があります。お体大切にお過ごしください。

9.4
柴戸様
 たいへんありがとうございました。先日長崎からとどき、よろこんだところでした。九州で2つになりました。とてもいいです。父が大分なので、なつかしいと感じるところがありますが、上浦町という南のほうなので、少しちがっちょるようです。「じゃあけんど」は「ほんじゃあけんど」というと思います。「しきる」もなつかしいです。これは戸畑のいとこが言っていました。be possibleですね。「な」とか「の」が「ん」になるのは中国地方でも多く、私の育った米子も「おとこんこ」などといいます。ほんとうにありがとうございました。高槻


9.4
 はじめまして。この度の震災で被災された方々に微力ながら役立ちたいと考える者です。先生の「ナラの木」朗読を広める運動に共鳴し、東北弁による朗読の電子データを入手したくメールいたしました。つきましては、恐れ入りますが、このメールへの返信で入手方法をお教えいただきたく存じます。お手数ではありますが、どうかよろしくお願いいたします。
 兵庫県 大西

9.5
高槻先生
 柴戸です。大分は小藩が集まった県のためか、言葉、気風が県内様々とよく感じます。レイチェル・カーソンのことをおもうとき(これはチェルですよね)團ジーン先生という方のことを思い出します。すでに絶版になりましたが、「渚の唄」という本で 海洋生物の研究につくされたこと、晩年たしかお孫さんの養育をされたことを知りました。それでふたりの女性のことをなんとなくあわせて思いうかべるのだと思います。http://blog.goo.ne.jp/kato-koza-nonfiction1995/e/aef33df0271480923d5956488b5fcbe4
話が脱線しましたが、お元気でおすごしになりますように。ブログ楽しく拝見しています。

9.5
東北大学の学生だったころ、講義で発生学の先生が「團ジン子」というエライ女性がいたという話をしてくれました。日本ではそう呼んでいたそうです。最近東大出版からカーソンのことを解説というか、その精神と自分の研究をかみあわせた本が出ました。勉強になりました。高槻

9.13
始めまして。NHKラジオで「岩手バージョン」を聴きました。胸を打つ朗読でした。私のブログ「木の名前、花の名前、名前の由来」で紹介しましたら、74歳の男性から「とても感動しました。音声を持ち歩いて聞きたいので、方法を教えてください」とのコメントがありました。私も以前you tubeで、検索しましたが、朗読だけのものは、見当たりませんでした。音声に静止画像を付けて、you tubeにupしていただけないでしょうか。各地方ごとに、編集していただければ、聴きたいものを選んで、繰り返し聴けます。復興まではまだまだ遠い道のり、あの穏やかで、胸を打つ朗読を聞きたい方はたくさんいると思います。よろしくお願いします。
http://blog.goo.ne.jp/momono11/e/381641337d3071a642225e4c40d24942#comment-list
 桃

9.16
 この度は盛岡版の音声を電送して戴き有難うございました。何回聴いても素晴らしい語りです。私は東京の下町で生まれ、育ちまして田舎(故郷)がないのとおなじです。私は油絵を描いておりまして、20数年東北を中心に画題を求めて走りまわり,沢山の東北の方にお逢いし、お話したのも忘れられません。東北が私の故郷とも思います。3.11の震災で東北に住む友人、知人と東北全体の事を考えますとつらくなります。その時にNHKの放送で盛岡弁を聴き涙がとまりませんでした。どの様にしたら音声が手に入るのかNHK(東京)に電話しましたが、再放送は難しいとのこと、それではNHK(盛岡)と思い電話しましたが、良い返事はなく、インターネットで調べるしかないと思い調べましたら、ようやく見つけました。そして先生にコメントしたところ、早速音声をお送り戴き厚く御礼申し上げます。東北弁は温かく、力強く、昔からある言葉には凄いエネルギーがあると感じました。近所の方がたに聴いて戴きましたが凄い反応でした。戴いた音声は私の心の宝として保存しておきます。本当に温かい語りを有難うございました、重ねて御礼を申し上げます。パソコンがなかなか上達しない74歳の男性です。
 齋藤史夫

10.4
Dear sensei,

Sorry I haven't written in such a long time. I want you to know that the Japanese people are always in my prayers, that I think about them everyday, and I pray and pray for them to be safe. I want them to know that I am always with them, in the sound of the breeze, in the sakura trees, in the gardens so beautifully kept, in the smile of the children, in the way they speak that sounds like music.

I also want them to know that somebody far, far away cares about them, and embrace and comforts them, that I admire Japan as an amazing country, so strong as the oak tree.

Thank you for always keeping me up to date.

Best regards,
Maria.

先生
 ご無沙汰して申し訳ありません。お伝えしたいのです、日本の皆さんのことをいつもお祈りしていて、毎日皆さんのことを思っていて、お元気でいてくださいと心からお祈りしているということを。皆さんにお伝えしたいのです、私はいつも皆さんとともに、そよ風の音とともに、桜の木とともに、手入れされた庭とともに、子供たちの笑顔をともに、皆さんが音楽のようにきれいに話すようすとともにいるということを。
 それに、皆さんに知っていただきたいのです、はるか遠くにいて心にとめ、抱きしめ、慰め、日本という国が驚くべき国で、ナラの木のように強いのだと讃えている人がいるということを。
 いつも新しいことをお知らせいただきありがとうございます。
 マリア

11.6
高槻様
 がんばれナラの木を拝読いたしました。先日方言について家族で話していたところ、以前ラジオで方言の詩を聞いてとても良かったということで、知りたくなり、「がんばれナラの木」に出会いました。様々な地方版が掲載されていて、とても面白いです。ブログの中に朗読の電子データの電送していただけるとのことでしたので、是非生の地方版を聴いてみたいと思い、電送をお願いしたいです。私自身は群馬県出身の24歳で、ほとんど共通語で過ごしているので、ぜひ豊かな方言の朗読を聴いてみたいと思いました。突然のメールですみません。よろしくお願いします。
 小保方 篤

11.8
高槻先生へ
この度、がんばれナラの木の朗読を聴き感動いたしました。被災地の皆様がお元気で、一日も早く以前の生活に戻れることを願いつつ鹿児島県指宿開聞の方言を、お送りいたします。
 尾野 弘行

11.10
高槻先生
 (指宿版をアップしたことに対して)尾野氏も喜ぶでしょう。有難う御座いました。まさか鹿児島には「大地」と言う言葉が無いとは驚きです、勉強になりました、どうしても大地の文字を入れるのなら、大地だけが標準語になるのとのこと。先生が考えた通り大地が田畑なのですから、広い土地が文章によく当てはまります。日本は狭いと感じていましたが、言葉はすごいです、隣の村ではまた言葉が違うと言つておりました。それと先生の訳した文章を目で追いながら、鹿児島弁で読むのですから、私には理解できません、同時通訳どころか、即時通訳の状態でた。余計なことをお話致しましたがこれからも宜しく御指導ください。それでは御礼まで。
 齋藤史夫

11.10
齋藤様
 関東ではあまり場所による違いがありませんが、私は山陰ですが、町ごとに言葉がずいぶん違います。西日本はたぶん江戸時代の政治的な理由で人の動きが制約されていたのだと思います。だから、同じ県内でも「あ、、あそこの出身だね」とわかります。方言はおもしろいものです。
 高槻成紀


11.11
高槻先生 
(岩手大学の同窓会は)無事、盛会裡に終えることが出来ました。私は、盛岡の岩手大学の卒業で、専攻は電気工学です。創立は農専、工専、師範が統合された新制大学です。前身の高等工業の同窓会が昭和17年創立したことで今年は70周年の節目に当たり、今年は同窓生の多い東京で記念祝賀会を開催したというわけです。場所は市谷の私学会館「アルカディア市谷」で、参加は170人程だったでしょうか、窮屈でした。
 「ナラの木」の方言詩は祝賀会オープニングで被災された同窓会員、在学生に冥福を祈る追悼の時に、追悼のことば、詩の朗読、盛岡の市民のメロデイ(時報で街に流れます)をBGに、終わって元気を出そうと、希望の歌を唄う子供たちの溢れる笑顔で唄う映像とが流れました。『感動でした』と、続く来賓各位のご挨拶に、感動の気持ちが溢れていました。実行委員たちに、高槻先生の放送を聞いて、是非この詩を入れたいと言う同窓生の要望が多く、実現されたものでした。東京支部の実行委員も追悼と励ましにぴったりだったと喜んでおりました。
 別件ですが、私も、他県(山形)での会合の席で、盛岡の方言の一例を兼ねてこの詩を読んだところ、同席の方々から希望があり(東北だけではなく、関東地区の方からも)方言の対比と音源を差し上げる羽目になりました。
 益々、先生の今後の構想も広ガっていらっしゃるようで、これからのご活躍を記念申し上げます。
 小野寺瑞穂

11.11

 小野寺様
 盛会だったようでなによりです。岩手大学でしたら、ほとんどの人が小野寺様の朗読を身近に感じられたに違いありません。また東京で聞くと一層、感動が大きかったのではないでしょうか。NHKラジオでも、あの朗読があったからこそ、多くの方が心を動かされたと思います。今日はちょうど8ヶ月目なので、お便りを格別の気持ちで拝受いたしました。ありがとうございました。
 高槻成紀

12.5
高槻成紀先生 岩手盛岡の小野寺です。

過日、母校同窓会での「ナラノキ」朗読のご報告した折のメールの中で、別件で山形の新庄市の「昔話」会で「ナラノキ」の先生の活動の一端を紹介、経緯を話したことを記しておきましたが、ご記憶のことと存じます。
関東、東北の人が多かったのですが、感動される方が多く是非先生の運動に参加したいという方もおられました。先生の訳された詩の原文を読んだり、地元のことばに訳して、朗読したりしてみたりと蔭のブームを引き起こしたようです。

今回は、秋田県横手市の畑則子さんという方(地元方言に詳しい方です)が、方言詩に訳されたので先生の所にお届けしたいと申し出がありました。(原文、日本語訳も読んで方言に直してみたそうです。)読んだテープもお送りしたいということですが、お受け取りいただけるでしょうか?被災後経過しておりますが、差し支えなければお聞き頂ければ有難いと存じます。私の同窓の幹事の一人が、同郷で、事情を聞いて秋田の人も協力しろと奨めたとこともきっかけの一つらしいです。

私も以前からの知人でしたので、打診してきたのですが、多分郵送で、直接先生に送ることになると思います。ご配慮をお願い致します。その後の先生の活動にお役に立てないときは、ご遠慮なくご連絡下さい。不躾なお願いで恐縮です。

12.7
高槻 成紀 先生
突然、お便りを差し上げます。ある時、「ナラの木」の地方語への翻訳運動があること先輩の小野寺瑞穂様から教えて貰いました。そこで、私の知人である畑 則子様(横手とっぴんぱらりんぷうの会)にご相談したところ、快く横手弁への翻訳を引き受けて下さいました。つきましては、先生のブログへの掲載をお願いする次第です。
 千葉県流山 柴田 隆昭