里山記録 いなぎ里山

【第1部】いなぎ里山の作業記録
【第2部】75歳で農作業に再挑戦
【第3部】里山を卒業

2022/12/25 野菜の販売(2)

2022年12月25日 | 冬の作業

 昨日(私は休み)に引き続き恒例の年末野菜の販売第2日目です。スタッフは女性6人男性5人計11人です。今日は女性スタッフの皆さんが里山で採れた野菜をふんだんに使ったイモ煮を昼食に用意してくれました。

(里山では既にロウバイ(蝋梅)の花が咲き始めました)

(1)野菜の販売

 販売のための野菜の準備は、葉物はいつも通り事前に収穫し、サトイモや京イモのように既に収穫した作物を販売できる状態に仕上げる作業があります。特に京イモやヤツガシラを仕上げる作業は、私を除くスタッフの全員で作業を進めました。その他に大根やブロッコリは参加者の方の収穫体験をサポートします。

(2)その他の作業

①秋ジャガの収穫

 今年の秋ジャガはアンデスレッド1種類です。昨日3畝の収穫を行い、今日は残った2畝(コンテナ2箱ほど)を掘り出しました。アンデスレッドとしてはやや大ぶりの物が多かった印象があります。

 来年度用の種イモは昨日の収穫分から確保されています。里山で使用するジャガイモの種イモは、毎年必ずウィルスフリーが保証された種イモをJAルートで購入していますが、アンデスレッドに関してのみ入手が容易ではないので里山で収穫されたものを消毒して使用しています。

➁竹林の整備で発生した竹の処分(最終)

 既に何回となく行われている竹の処分作業もいよいよ最終回を迎えることが出来たようです。まだ畑には伐採木の一部が残っていますが、竹は全て処理ができ綺麗に片付いています。最初から最後までこの作業を中心的に進めてくれた衛藤さんには感謝です。

③野良坊菜の間引きと移植

 この作業は例年年末までに完了していたとのご意見があり、急遽小屋前のほうれん草跡に畑を準備し移植してもらいました。この畑はこれまでに沢山の肥料が投入されており石灰も撒かれているので、肥料用に切った畝には里山ボカシを0.5袋と少な目に施肥しました。また株間は約40㎝となっています。

 5年ぶりに手押し式耕運機(エンジン駆動)を使いました。農家用の樹種なので重量もあり運転には相当力が必要となるもので上手く出来るか少し心配していました。約18mの畝1往復約10分程度の作業を無事終えることができ少しほっとしています。夜になって右手が少し痛いようです。

その他

スタッフのいも煮

 女性の皆さんで、里山のサトイモやハクサイ、人参、ネギを使っていも煮を作ってくれました。食べる都度里山のサトイモの美味しさを実感しています。

 

 

(NPOの皆様にお礼:今年の最終作業日を終えて)

 ピザのイベントにお声を掛けていただき、6月19日からほぼ4年半ぶりに里山の作業に参加しました。離れてみると、里山は何とも言えない心地よさがあります。ご一緒に作業をさせていただき有難うございました。

 

 


2022/12/11 落ち葉掃き

2022年12月12日 | 冬の作業

 先週(12/4)のクリスマスリースづくりには地域合同清掃活動のため参加できませんでした。

 今日は、今年度第1回目の落ち葉掃きで、18家族約50人の会員が参加され、スタッフは女性が6人、男性が5人の計11人で運営されました。

 落ち葉掃きとお楽しみのターザンごっこは「いなぎ里山グリーンワーク」のHPをご覧ください。

(1)作業の記録

 11/27午後~12/4までの作業で記録できていなかった主なものについて写真を撮ったので掲載します。

①1年間蓄積した落ち葉を堆肥のプールに移す

(落ち葉の堆積場所から掘り出した跡で、この作業も力仕事です)

(11/27にほぼ掘り出した落ち葉のプールが満杯になった)

②豆類畑のアーチにネットを掛ける

③竹林通路側畑のタケイモ(京イモ)、ヤツガシラの掘り出し(写真なし)

 

(2)今日の作業(午前中まで)

①受付・販売野菜の準備

 いつも通り、参加会員が来場されるまでに受付準備、出欠連絡をしながら販売する野菜の収穫、展示を行う。9:30頃から10:30頃まで受付し記録をつける。

➁タケイモ(京イモ)、セレベス(赤目)の最終掘り上げ

 朝礼後から企画の「落ち葉掃き」が始まるまで男性5人で掘り出し作業を行い、セレベスががコンテナ4箱ほどで、タケイモ(京イモ)は運搬車1杯程度でした。

 今日収穫したイモは、今日以降の企画と年末の野菜販売会で販売する予定で、特に京イモは販売できる状態に仕上げる作業が必要で今日の午後から女性スタッフが取り掛かるものと思われます。

③落ち葉掃き

 落ち葉掃きが始まると私以外の男性は「落ち葉掃き」会員の作業サポートに入る。

 11時頃落ち葉の集積所に子どもの背丈以上の落ち葉がたまると「ターザンごっこ」が始まるので、遊ぶ子どもの安全を確保するため男性が3人以上張り付く。(写真はいなぎ里山グリーンワークのHP活動ブログをご覧ください)

④竹林の整備で発生した竹の処分

 当NPOには「火の女神」ともいうべき「燃やしのエキスパート」が居て、消防の許可を得たそうで、畑に穴を掘って竹を燃やしています。一見燃やしているだけのように見えますが、熱さに耐えながら火が大きくならないように注意しながら、何より火事にならないよう火の粉の飛びに神経を遣っています。

 コロナ前は落ち葉掃きとタイミングを合わせ「焼いも体験」を催していましたが現在は行っていません。

⑤午後からの予定(記録掲載は来週)

 6月頃収穫を見込むキヌサヤ、スナップエンドウ、ソラマメ等豆類の苗の植え付けが行われる予定です。稲城でも里山は市内の住宅地と違い寒さもかなり厳しく、昨年度は寒さに成長が阻害され収穫を断念した経過があります。おそらく例年どおり寒風、市も対策をするものと思われます。

 冬対策は栽培している方の気象予測で手法が異なります。私の周りにいる市民農園利用者の方々は10月頃の長期気象予想では今冬は寒さが厳しいと予測している方がほとんどで、種を例年より半月ほど早く撒き苗を大きく育てて畑に移植する方と、例年と同じタイミングで種を撒き例年と同じ時期に移植して寒冷紗を掛けている方が居たり、11月の暖かさで特別な対策はしないと決めた方に分かれているようです。

 

 東保育会理事長夫人で松葉保育園園長の冨岡先生にお目に掛かりました。

 先生もお忙しいようで、なかなか思うように里山に来られないそうで、今日は時間を見つけて保育園の畑で人参の種を撒いておられました。

 近いうちに残りの大根の収穫に園児たちが収穫体験に来るそうです。