里山記録 いなぎ里山

【第1部】いなぎ里山の作業記録
【第2部】75歳で農作業に再挑戦
【第3部】里山を卒業

2022/11/29 苗の水遣り

2022年11月29日 | 冬の作業

 ハウス内で育てている豆類の苗への水遣りは、ガルデンの方と私達のNPOが1週間ごとに交代で行っています。今週は私達の担当で(火)(木)(土)に行います。往復の時間を加えても1時間以内なので私にも手伝えると思い作業を引き受けました。

 育てている苗はキヌサヤ、スナップエンドウ、グリーンピース、ソラマメですが、 種を撒いた時期が例年より少し遅かったためか成長が遅いようです。その分畑に移植するのはもう少し遅くなりそうです。

 11月27日(日)午後から行われた作業の写真を撮ってきたので掲載します。

(1)豆類苗の様子

(2)堆肥を直接畑に撒いた場所は、中央下側のサトイモとサツマイモの畑です。

 写真の後方に写っている竹林の整備で発生した竹の処分も冬の仕事になります。

(3)タマネギと豆類の畑

①タマネギはマルチ1本につき約400本合計800本植えています。本当にお疲れ様でした。

➁写真左側のアーチはエンドウ等の蔓を絡ませるためのもので、この後両側面にネットを張って生育します。ネットは既に用意されています。

④鶏糞を撒いた畑

⑤野良坊菜の畑(除草予定)

 12月4日には除草をすることになるでしょう。


2022/11/27 冬の農作業

2022年11月27日 | 冬の作業

 典型的な冬の農作業は力仕事が多くなります。参加したスタッフは女性が3人男性が3人の計6人です。私は昼で帰りましたが他の方は夕方まで作業されて様です。

 里山の堆肥は、雑木林の落ち葉を集めて2年かけて堆肥を作って、畑の土壌改良の用途と有機肥料と混ぜ合わせて有機質の分解を促進する材料として使用します。落ち葉の堆肥づくりはこの里山の農業の根幹にかかる非常に重要な業務と考えています。

(1)堆肥づくり

 里山の落ち葉の堆肥は、落ち葉の集積場所で1年、落ち葉のプールで1年計2年かけて熟成しています。12月11日に雑木林の落ち葉を集積場所に集める企画を予定しているので、それまでに集積場所の堆肥を落ち葉のプールに移動する必要があります。

 今日の作業は落ち葉のプールで1年間寝かせて出来上がった堆肥を袋詰めし、有機肥料と混ぜて使うため肥料保管しているハウスの側に保管します。更に土壌改良のために畑に直接撒きます。

①袋詰め(今年は葉の形状が残るものは少なく、ほとんど土になったような状態だった。袋詰めとトラック運搬で堆肥プールの堆肥約75%程度を搬出できた)

➁保管(堆肥は70袋超できました。今年は1袋の収納量が多いので従来の100袋相当と思われます。来年度のほぼ1年分を確保できたと思われる)

③畑に撒く

(袋詰めした後に残った堆肥はトラックに積んで直接畑に撒きます。今回は、畑中央下側のサツマイモ(ベニアズマ)とサトイモの畑に撒きました。)

 今日の午後から落ち葉掃きの企画が始まるまでに、落ち葉の集積場所(ブランコの崖下)に蓄積した落ち葉を堆肥のプールに移行する作業が行われます。

 

(2)トラクタ前の肥料撒き

 川島前会長から突然に保育園の畑のサトイモを植えていたところにトラクタをかけるので鶏糞を5袋撒くように指示があり、女性スタッフ2人がこれにあたった。鶏糞の袋も結構重たいものですが、堆肥に掛かっていた男性は手伝うことが出来ずお二人にお願いしました。

(3)タマネギ苗の植え付け

 今朝、川島前会長からタマネギ苗のパレットが1枚分追加で届き、女性スタッフ2人が植え付けをしてくれました。本数は約360~400程度と思われます。

その他予定されている作業(想定できる、塩沢リーダーから指示された事)

・キヌサヤ、スナップエンドウの蔓を絡ませるネットを張るためのアーチづくりとネット張りが予定されています。まだ苗が小さく苗の水遣りも計画されているので来週でも十分間に合うと思われます。

・昨日行われた竹林の整備作業から持ち出され、サトイモ畑に積み上げられている廃棄竹の処分。

・来年用のサトイモのムロへの泥付き収納

・クリスマスリースづくりの材料準備、正月飾りの準備

・ノラボウ菜の除草     ・・・・その他は不明

 

 

 

 

 


2022/11/20 タマネギの植え付け

2022年11月20日 | タマネギ

 今日は企画が無いのでこの時期の農作業にかかります。スタッフは女性が5人男性が4人の計9人です。私は例によって午前中で引き揚げさせてもらいました。また今日は写真を撮る余裕が無かったので文字だけになります。

 朝一番に川島前会長がタマネギの苗を届けてくれたのでタマネギの植え付けにかかることになりました。また認定NPO法人「もやい」の方が手伝いに来てくれたのでサトイモ(石川早生)の掘り出しをしていただきました。

(1)タマネギの植え付け

 届いた苗は育苗プレート3枚で、早生種の「ソニック」2枚、中生種の「ターボ」1枚です。各プレートは128個の桝に2~4本の苗が育っています。

①古いハウス下側のシルクスイートを栽培していた場所

 既に石灰を撒いてトラクタをかけてあった場所なので、里山特製ボカシを少し厚めに撒いてトラクタをかけ、4穴マルチを張った畝を3本(1本あたり約400穴程度)作り、主に女性スタッフにお願いし「ターボ」と「ソニック」を育苗パレットを各1枚分植え付けました。(ハウス寄りが「ソニック」)

➁小屋前のサトイモを栽培していた場所(6月に収穫したタマネギの隣)

 ①と同様の作業で1本の畝に「ソニック」を約400本植えました。

 昨年の寒波による生育不足の経験から、この冬が厳しい寒さと気象庁の予測が出た場合は防寒対策を取ることを検討するよう相談しました。

(2)「もやい」の皆さんによるサトイモ掘り出し

 スタッフの井上さんが掘り出しの指導をして作業をしていただきました。

(3)雑木林の落ち葉掃き

 30分ほどの時間が取れたようで、雑木林の舞台近くの落ち葉を掃き集めてもらいました。参加された方が、熊手を使った落ち葉掃きなど普段できない体験が出来たと喜んでおられました。

 

 ※早生タマネギについて

 愛知や静岡で生産されている「サラダタマネギ」とは違いますが、5月頃から収穫でき、柔らかく臭いもマイルドで、調理する時も目に強い刺激が無いのが特徴で人気があります。それでは里山のタマネギも全て早生種にしてはという見方もありますが、早生種の最大の弱点は保存性が悪く収穫後2カ月もすると傷み始めてしまいます。そのために保存性の良い中生種と2種類を植えています。

 

 21日(月)は委員会の方が50人ほどいらっしゃる予定ですが雨が心配です。

 

 

 


202/11/13 サトイモの収穫体験(2)

2022年11月14日 | サトイモ

 サトイモ収穫体験全2回の2回目です。19家族約50人の参加となりました。

 スタッフは女性が6人男性が4人で計10人です。

 午前中はポカポカと暖かく収穫体験が始まる頃には23℃ほどになり、サトイモを掘り起こす作業をしていると汗が流れるほどでした。昼頃から急に風が冷たくなり天気が変わることが実感できました。

 朝礼で酒井代表より来年度の運営について重要な事項が伝えられたが、今年度の具体的活動については来年度以降の影響を受けず、既に計画されている作業を確実に実施することが求められていると考えます。3月までの具体的作業は、育苗中の豆類苗の植え付け、肥料作り、落ち葉の堆肥づくり、玉ねぎ畑の準備と植え付け、ジャガイモ畑の確保(石灰を絶対に巻かないこと)と植え付け、土壌改良を目的とした大麦の種まき等々・・・やることは沢山あります。

(1)サトイモの収穫体験(第2回)

①受付の作業

 通常業務として名簿の確認、出欠受付、参加費徴収、参加者案内、質問受付、来場者数集計等の他に販売品の準備として、サトイモ以外の収穫体験を伴わない野菜の準備、収穫体験が出来る野菜の生育状況確認といった仕事があります。

 

 昼前に青梗菜の種まきをした畑は、この上の写真右側のマルチフィルムをはった畝のニンニクの奥側です。

➁サトイモの収穫体験

 いつもの企画行事と同様に、10:00~酒井代表の概要説明があり、10:20~から塩沢リーダーの説明が行われた。

 今日も前回と同じ小屋前の「ドダレ」の畑で収穫を行った。収穫する予定は18mの畝が3.5本、約75株でした。前回同様スタッフが事前にスコップでサトイモの株を慎重に持ち上げておいたので、参加者による収穫はかなりスムーズに進んだと思われます。

 これだけの株数があると参加者が追加購入した分も含めてコンテナ2箱程度の余りが出たようです。今日は前回に比べ親芋の持ち帰りをご希望される方はやや少なめだった印象があります。

 親イモと子イモは分離してそれぞれ別のコンテナに収納し、子イモは販売用とし親芋は来年の植え付けに使うので室(ムロ)に保管します。今回の収穫で親芋はコンテナ3箱になり、次回の収穫作業の時に得られる分と合わせればほぼ必要量を確保できると推定される。

 

 先週と今日の作業の中で約15kg程度のコンテナを運びましたが、特に腰を痛めることが無かったので安心しました。

 

③サツマイモの収穫体験

 オプションでご希望者だけにサツマイモの収穫体験を行いました。品種は「紅あずま」で約20mの畝1本分だけでしたが、参加したご家族には大好評でした。

 収穫後の掘り残しチェックは酒井代表を中心に行いました。

 サツマイモは掘り残しが多く体力勝負の力仕事でした。お疲れ様でした。

(2)その他の作業

 ①トラクタかけ

 11月中に苗の植え付けをるタマネギ畑は、朝礼の時に今日収穫が終了したサトイモの畑とその隣接部とすることが決定した。西村さんが石灰を撒いてトラクタをかけてくれました。また、ジャガイモの畑が決定次第トラクタを掛けてくれるそうです。ジャガイモは弱酸性からやや酸性でないと収穫が難しいため石灰は絶対に撒かないことになっています。

 現時点での次の候補地は、ゴーヤ、シルクスイートの跡地が上がっています。来年度は5回程度の収穫体験を企画したいそうです。連作障害を避けるためには理想的には3年程度同じ場所を避けるべきですが、現状の圃場面積では企画の無い夏野菜を制限しないと5回の企画を続けることは困難と思われます。

 ➁種まき

 昼までに確認できたのは、女性二人がニンニクの奥側に青梗菜の種を撒いています。5穴マルチの全ての穴に3粒、多分150穴以上撒いたのではないかと思われます。青梗菜のように非常に粒の小さい種の数を数えて正しい種まきをすることは根気の要る作業です。因みに、先週知人に頼まれて青梗菜よりずっと楽なタマネギの苗を50本5穴マルチに植えた作業をしただけで、太ももの内側が痛くなっています。

 ③雑草取り

 ニンニクから大根、白菜までの畝の小さい雑草を手と小さいオカメで取り除く作業をしました。約1時間程度の作業です。今晩雨が降ると、折角掻き出した雑草が生き残ってしまうかもしれませんが、このまま放置すると来週には大きくなってしまい今日の倍近い作業量になると思われたので、とにかく取り除くことにしました。

 

 

 

 

 

 

 


2022/11/6 サトイモ収穫体験(1)

2022年11月08日 | サトイモ

サトイモ収穫体験全2回の第1回です。24家族約5~60人が参加されました。

スタッフは女性が5人男性が6人で計11人ですが、私ともう1人の男性は午前中のみの参加となりました。

(1)サトイモの収穫体験

①受付の作業

 受付の担当は女性のスタッフに願いしています。朝礼から参加者の皆さんが受付に来られるまでの限られた時間の中で販売用野菜の収穫を終わらせます。

 今日の収穫体験の畑はこの写真の右側のサトイモ畑です。

➁収穫体験

 いつも通り酒井代表の概要説明の後に収穫をする畑で塩沢リーダーが掘り出し方、計量して持ち帰る子イモ、孫イモの説明をしました。また畑に置いて帰る親イモのコロッケ料理などを説明すると、子イモだけが食べられるものと思っていたらしい参加者の方から質問が出ました。

 めぐみの里山ではサトイモの品種は「土垂(ドダレ)」と「石川早生(イシカワワセ)」を栽培していますが、今日の体験は関東では一般的なドダレを収穫しました。

 「ドダレ」は、小さな種イモ(収穫時消滅)から大きな親イモができさらに子イモ、孫イモができ、そしてその孫イモまで大きくなって食べられることから子孫繁栄の「縁起の良い」食材と言われています。「石川早生」も孫イモはできるが大きくならずキヌカツギのように食べます。

 長さ約18mの畝7.5本のうち4本を収穫しました。残3畝は21日の地区委員会で収穫します。実際に参加者の方が持ち帰った量は3~3.5畝程度と推定されます。

スタッフの作業-(1)

 事前にスコップをサトイモの株の下側深く押し込みイモを傷つけないように慎重に持ち上げておき、参加者の方が株の根元を持って取り出すことを可能にした。この様にした目的は、ほとんどの家族が午前中に帰る予定なので開始から1時間以内に掘り出し計量を終わることができるようにするものです。因みにこの作業は男性3人で約30~40分程度の作業でした。

スタッフの作業-(2)

 参加費に含まれる持ち帰り分と超過して購入するイモの計量。

スタッフの作業-(3)

 掘り残し株とイモの取り残しのためのチェック掘りをして、選別して保管。

 最後まで作業を手伝ってくれたご家族です。有難うございました。

 (写真掲載の了解をいただいています))

 

(2)その他の作業(午前中まで)

①肥料の作成

 間もなく育苗していたタマネギの苗を畑に植えつけるために必要な肥料作りを橋爪さんを中心に進めてもらいました。魚粉、菜種の絞り粕、鶏糞等の有機系肥料を混ぜ合わせ、これに里山の落ち葉を1年間堆積させて発酵させた堆肥を混ぜ合わせる作業です。

 有機系の肥料は植物が吸収できる状態に分解すためには長い時間が必要です。分解を進める沢山の微生物が活動する堆肥との混ぜ合わせが必要です。

➁育苗ポットの手入れ・種まき

 既に育苗ポットに植えつけられた種の生育状況のチェック・水遣り等

 午後からほうれん草、小松菜等の種まきをされたそうです。(HPより)

③トラクター

 西村さんがシルクスイート畑のトラクタかけ。(HPより)

④夏野菜畑の支柱撤去

 「下書き」のまま「投稿」に切り替えるのを忘れて11/8にアップしました。