岐阜/医大生が指導する明光義塾長良教室&芥見教室

医大生が個別指導する全国でも珍しい塾が明光義塾長良地区、芥見地区に登場。山県市、美濃市、関市からも通塾されています

★過去問題について

2019年04月21日 16時50分10秒 | 受験

★テスト対策
 

 先週からブログのサイトのバナーが変になってランキングが出なくなりそれを弄っていますと益々変なことになって訳が分からなくなっています(笑)。ブログも彼是10年近くになりますがよくもまあ飽きもせず書いたものだと思います。ネタ切れで同じことを何度も繰り返し何時しか振り向くとそれが生活の一部になっていました。
 今日は残り少なくなった平成の時代の中で書いておきたいことがありましたのでテストも5月の課題テストや中間・期末テストが始まりますので『過去問題』についてお話をしたいと思います。
 今から4,5年前のことです。ある新中学1年生が入ってきたのですが4月に入ってその月に退塾されました。それは私どもは過去問題をしないということが納得されなかったからです。そのご父兄は自分のお子さんが学校のワークは完璧に出来るしもっと過去問題をさせてもらえないかというのです。  そこで『過去問題とはどういう意味を成すのか?』ということで意見交換をしましたが最終的に過去問題もしない塾には行かすことはできないということで辞められたのです。塾を辞めることは簡単です。書類にサインをしていただければ構いませんがここで問題にしていることは辞めるという引き金が『過去問題』ということにあります。
 

 何故過去問題をしないのかと言われますがテストのための勉強ではなく『次代のエース』を作るための勉強であるからです。つまりテストのための勉強はしませんよということであります。そうかといってテストで悪い点を取った場合やはりあの塾は駄目だということになりますのである程度のことは致しますが同じ問題をすることはないです。ただ少し話が外れますが中学受験、高校受験、大学受験については過去問題は致します。ここでいう過去問題は平常の中間・期末・課題テストなどを指していているのです。  テストのためのテスト勉強・・・、それが嫌だったのです。今盛んに取り入れている2020年からの大学共通テストはそれがそうなのです。テストのためのテストではなく人生の岐路に立つ皆さんは全科目必要だから勉強してくださいということです。    私の大学受験の時は私立大学、特に東京六大学花形時代でした。国公立などは古臭くて東京大学や京都大学ならば別ですがそうでもなけれな花の都の六大学でということで神宮の森に憧れたものです。そうしますと私は文系でしたので英語、国語、社会の三科目で良かったのです。国語、社会は得意でしたのでほとんど勉強致しませんでした。問題は英語でしたが足切り点が60%以下の場合でありましたがまあ何とかなるだろうということで受験をしたのです。その時英語の勉強を始めたのは高校3年生の夏が終わってのことです。赤とんぼが飛び夜中に自分の離れの勉強部屋で弾くギターの寂しい音色がヤケに思い浮かんできます。ですから三科目以外は悲惨な成績でありました。勉強しないのですから、というよりか勉強する必要がないから赤点を取らなければいいのです。そう言う時代だったのです。
 

 そこで私は夏の終わりから過去問題を10年分しました。但し、英語のみですが・・・。それで十分だったと感触はあったのです。しかし、結果は無残なことに終わりました。その傾向、結果は十分今の時代にも通じているのです。従って2020年問題は非常に大事なことだと思っています。共通一次からセンター試験、そして今度の共通テストの流れは自然だと言えばその通りだと思います。
 

 話を戻しましょう。中学の過去問題を差し上げますって塾がありますし、過去問題さしますって塾もたくさんあると思いますが私は過去問題は保管はしているだけです。資料は沢山ありますが特に『特待制度』 http://mm-homepage.com/dozan/  ではそう言う資料を義務付けしています。また特待生でなくともテスト直しをさせていますのでコピーを取って控えは保存をしています。  では何故過去問題をさせないのかということになるのですが数学、英語以外の理科、社会は比較的した方がいいところもあるようです。しかし、生徒にテストをさせてみるとどういう反応が出て来るでしょうか・・・。その問題が出来た出来ないに拘わらず他の科目も欲しくなるでしょう。そして宝物を拾ったように山を掛けてしまいます。比較的400点以上の生徒にはあまり関係はありません。もっと難解な問題をしてください。200点から300点位、もっと言えば平均点前後から下回っている生徒の皆さんは決して過去問題に手を付けるべきではありません。将に私のように勉強をしなくなってしまいます。講師の先生は此処は非常に大事だからやっておいた方がいいよ、覚えておいた方がいいよと言ったところは間違いなく出ていると思います。凡そ学校にはワークがあります。これを三回転させてください。確実に実施すれば平均60%は取れるはずですから300点はあります。今年の二年生、つまり昨年の一年生は平均点が250点や230点など歴代にない信じがたい点数を取っています。この方たちに過去問題をさせたらどうなるでしょうか・・・。少なくともこれから20点程は間違いなく下がります。今や完全に勉強は二極化されて実力テストの中身も信用が出来なくなってきました。つまり平均点は凡そ一般的には50点、60点前後なのですがそこが谷底の様にラクダ型に現在変化しているのです。そう言う中で実力テストの判定がいいから悪いからと言っても真実の把握はかなり難しいのです。
 

 学校の先生は問題を作成する時どうするでしょうか。そこから考えてください。あの先生の性格はどうなんだろうか・・・?そこまで考えてから問題のイメージ造りをしてください。私どもの講師の方が教職試験に合格をして試験を作成するのにやり方が分からないので過去問題を見せてくださいって見えた方もたくさん今までいました。今は立派な先生になっているのだと思いますが基本はワークから作成されています。極端に言えば教材のポイントから随分出ています。特に最近では記述問題が多く出ていますので必ずポイントの範囲から出ています。
 そんなことで私は過去問題をその子供にさせることに躊躇しましたがお断りいたしました。その子供だけに特別扱いはしたくなかったというのもあります。勉強が出来ようが出来まいが人格的には平等です。ですからその子だけには過去問題をさせて後の子にはさせないという考え方にはならなかったのです。その生徒は公立高校は失敗し私立高校に行ったことはある情報誌から分かりました。ご父兄はかなり拘っていましたのでそれも一種の過去問病に取り付かれたのだろうと思います。
 テストのための勉強ではなく人生の壁に立ち向かっていくその時の勉強を大事にしたいと思います。先週このコラムで紹介した東京大学入学式の上野千鶴子女史の祝辞が色々言われていますが私は早く皆さんにご紹介してよかったと思っています。きっとそれは東京大学でなくとも精一杯頑張ったのですからそれはそれでいいのではないでしょうか。ですから私は大学受験を失敗しましたが過去問題に拘ったことが一番の理由だと考えています。その前にすることがあっただろうということです。基本的なことをしっかりしておく必要があったのですが自慢するようで恐縮ですが簡単に覚えれると思っていたのが大きな間違いでした。同僚が京都大学や東京理科大学などに行ったりしたものですから同じように思っていたのです。私は三科目だから皆より余計自分の時間がある、それは大きな落とし穴でした。私は夜型でしたので夜の12時頃から朝まで勉強していました。ラジオのデイスクジョッキーを聞いたりギターを弾いたり挙句の果ては小説を書いて投稿したりで勉強は『まだ大丈夫・・・』ということで自己分析をして結局は過去問題に時間が無くなり頼る羽目になったのです。しかし、傾向は傾向です。最近岐阜新聞情報センターから教材の紹介がありましたがこれも一種の過去問題の売りであります。ですから皆さんも過去問題はそこそこにしておく必要があります。ただ新中学一年生はテストというものがよく理解できていません。特に一人っ子や長男長女の場合経験がありませんからよくテストについて分からないと思います。
新中学1年生は400点切れば高校入試の普通科はかなり難しいと思ってください。偏差値は約52,53位でしょうか・・・。高校生は連休明けの数学課題テストで一気にきます。これを取り返すのに最低半年はかかります。中学と高校の違いがそこで分かります。
 
『過去問題』されど『過去問題』でありますがあまり偏った勉強は辞めた方がいいです。点数勿論大事ですがバランスのいい効率のいい勉強を致しましょう。
<今日の言葉> 『これまでに激しい苦悩も味わわず、自我の大きな劣敗を経験しなかった。いわゆる打ち砕かれたことのない人間は何の役にも立たない』                          ヒルティ
<今週のYouTube>
私の着信音の一曲です、RAM WIRE 『歩み』いいですね!

https://www.youtube.com/watch?v=Lt-4DAZPmoA

4/28日~5/3までお休みです。5/4,5/6は平常授業となります 春の生徒募集今週26日までです。 無料体験実施中!

<詳細>
http://mm-homepage.com/dozan/

長良教室 058-210-1730
芥見教室 058-244-0170


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