公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

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「テレグラム」創業者のパベル・ドゥロフ氏逮捕

2024-08-25 09:58:00 | グレートリセット
通信アプリ「テレグラム」創業者のパベル・ドゥロフ氏が仏パリ郊外のル・ブルジェ空港で拘束された。仏メディアが報じた。

パーヴェル・ヴァレリーヴィッチ・ドゥーロフロシア語Па́вел Вале́рьевич Ду́ров1984年10月10日 - )は、ロシア起業家SNSVKインスタントメッセージアプリケーションのTelegramの創設者として知られる[2]。パーヴェルはニコライ・ドゥーロフの弟にあたる。2014年にVKのCEOから追放されて以来[3]、ドゥーロフ兄弟はセントクリストファー・ネイビス市民で[4]、自主的な亡命者として世界中を旅してきた[5]。2017年にはフィンランド代表として世界経済フォーラム (WEF) のヤンググローバルリーダーズに参加した[6][7]

パーヴェルはレニングラード(現在のサンクトペテルブルク)で生まれたが、幼年期の大部分は、文献学の博士号を持っていた父のヴァレリーが働くイタリアのトリノで過ごしている[13]。パーヴェルはイタリアの小学校に通い、2001年にロシアに戻った後はサンクトペテルブルク大学付属寄宿学校に通った[14]。 2006年にサンクトペテルブルク大学の哲学科を卒業し、その際に優等の学位を授与された。 パーヴェルの若年期と経歴については、ロシア語の本 "Код Дурова: пять историй из жизни «ВКонтакте» и ее создателя"(ドゥーロフ・コード - VKと創業者の本当の物語, ISBN 978-5916575460) (2012)に詳しい [15]。 
パーヴェルは2006年に、のちにVKとして知られることになるVKontakteを創業したが、初期はFacebookに影響されていた[16]。パーヴェルと兄のニコライがVKontakteを構築していた間に、会社は30億ドル相当の価値にまで成長した[4]。 
2011年のロシア下院選挙に関して、政府は野党政治家のページの削除を要求したが、その際にパーヴェルはサンクトペテルブルク警察とにらみ合いを演じた。彼はパーカーを着て舌を出した犬の写真を投稿し、パーヴェルがドアのノックに応じずに1時間粘ったあと警察は退散した[15][16]。 
2012年にはVKを買収しようとしたMail.ruへの正式な回答として、中指を立てた自身の写真を投稿した[15]。2013年12月には、VK株の12%をロシアの有力インターネット企業 Mail.ru のオーナーであるイワン・タフリンへ売却するよう迫られ[4]、最終的にはVK株の過半数である52%を Mail.ru に売ることになった。Mail.ruは2014年に残りの株式を取得して、VKの単独株主になった[17][18]。
VKからの追放

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2014年4月1日に、パーヴェルは辞表を取締役会に提出した。当初は会社も彼が辞職したことを認めたため、2月に始まったウクライナ危機と関連しているものとみられていた[19]。しかしパーヴェル自身はエイプリルフールのジョークであると2014年4月3日に主張している[20]。 
2014年4月16日には、パーヴェルはウクライナの反対派のデータをロシアの治安機関に引き渡すことと、VKのアレクセイ・ナワリヌイのページをブロックすることを拒否した[3]。代わりに彼は自分のVKページでそれらの命令を掲載し[21][22]、要求は違法であると主張した。 
2014年4月21日にパーヴェルはVKのCEOから解任された。会社側の主張は、パーヴェルが同月に出して取り消せなかった辞表に基づいて行動しているだけだ、というものだった[3][23]。パーヴェルは、同社がプーチンの仲間にうまく乗っ取られたのだと主張し[23][24]、彼の追放は、ユーザーの個人情報をロシア連邦保安庁に引き渡しを拒んだのと、Euromaidan抗議運動専用に設けられたVKグループのメンバーの個人情報引き渡しを拒んだことの両方に対する帰結であると示唆した[23][24]。その後パーヴェルはロシアを去り、「帰国する計画はない」[24]「現時点ではこの国はインターネットビジネスと両立しない」と述べた[3]。
VK後の人生

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ロシアを離れるにあたって、パーヴェルはセントクリストファー・ネイビスの砂糖産業多様化財団に対して25万ドルもの寄付をおこない、これによって市民権を取得した。またスイス銀行に3億ドルの現金を保全した。これによってパーヴェルは次の会社であるTelegramに集中できるようになったが、同社は当初はベルリンに本拠地を置き、暗号化メッセージングサービスに取り組んだ。Telegramは現在ドバイに本社を置いている[25]。

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