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WORLD SKA SYMPHONY / 東京スカパラダイスオーケストラ

2010-03-28 23:53:43 | Music
SKA

2009年は東京スカパラダイスオーケストラにとって、結成20周年となる記念すべき年だった。
その多忙な国内・海外ツアーやフェスなどの合間を縫って作り上げた結成20周年の集大成となったアルバムが『WORLD SKA SYMPHONY』だ。

真っ赤なバックにロゴとメンバーの写真でデザインされた黄色い富士山。
すんごく派手なジャケットだ。
手前に並んだメンバーの写真がまたいい。
結成から現在までに、メンバーの不幸や脱退などもあったが、20年を越えてこの笑顔だ。
非常に充実した仕事が出来ているのが容易に想像出来る。

さて、本作も期待を裏切らないいいアルバムとなっている。
アルバムのオープニングを飾る「Boppin' Bunny」はアッパーで激しい4ビートのナンバー。
いかにもスカパラらしいこの曲に、思わずカッコいいーと唸ってしまった。

続く2曲目の「流星とバラード」は奥田民生をゲストボーカルに迎えたナンバー。
同じく以前に発表した奥田民生ボーカルの「美しく燃える森」は。スカパラの歌ものの中でも非常にお気に入りの1曲だ。
曲の感じはこの「美しく燃える森」にもちょっと似ている。
タイトルにバラードという言葉があるが、実はアップテンポで、小気味良いビートが気持ちいい曲だ。

3曲目の「明鏡止水」はピアノが印象的な曲で、ダブを使ったナンバー。
ダブの効果もあり、全体的にふわふわとした浮揚感のある曲だ。

4曲目の「Just say yeah!」も歌ものだが、こちらはスカパラメンバーによる合唱もの。
コンサートでやったら、みんなノリノリなこと間違い無し!

6曲目の「ずっと」も Crystal Kay をゲストボーカルに迎えた、アッパーチューン。
彼女の伸びやかな声が、非常にスカパラサウンドと相性がいいんです。

9曲目の「KinouKyouAshita」はドラムの茂木欣一がボーカルを取るうたもの。
結成21年目となったスカパラの現在の心境を歌ったもののようだ。

11曲目の「愛の讃歌」はいわずと知れたシャンソンのスタンダードのカバーだ。
日本では越路吹雪が歌って大ヒットしたが、こちらは軽快なアップテンポのアレンジとなっている。
確か東京JAZZの時もこの曲は演奏していたような気がする。
本作の中でもお気に入りの1曲だ。

そしてラストの12曲目を飾るのは「君と僕 2010」。
スカパラのデビューアルバムに収録されていた初期のナンバーらしく、原曲は歌無しのインストとのこと。
ゲストボーカルは斉藤和義で、この曲に限ってはスカっぽくないが、非常に雰囲気のある曲だ。
ズシン、ズシンと刻まれるドラムビートときれいなピアノの組み合わせに、味あい深く力みの抜けた斉藤和義の声が絡んでくる。
アルバムを聴き終わった後もしばし余韻を引きずるようないい曲だ。

さて、自分が購入した初回限定版にはDVDが同梱されている。
この DVD には「KinouKyouAshita」 と「流星とバラード」 のビデオクリップとメイキング、同日発売のDVD "and TOKYO SKA goes on.."の予告編的なショートムービーが含まれている。

さて、確か昨日は20周年アニバーサリーライブが両国国技館で開催されていたハズだ。
そして、4月24日には 21周年キックオフライブが千駄ヶ谷の東京体育館が開催される。
どちらかに行こうかと悩んで、結局、来月の東京体育館のチケットを取った。
奥田民生とかクリスタル・ケイとか、斉藤和義なんかもゲストで来るのかなぁ?
スカパラのライブは何度か観ているが、ワンマンは初めてなので非常に楽しみだ。


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