毎年東京で開催される恒例のジャズイベント、東京JAZZ。
今年も有楽町の国際フォーラムへ行ってきました!
近年の東京JAZZのステージは金曜日の夜、土曜日の昼、夜、日曜日の昼、夜の5ステージで行われている。
毎年、どれか1つのステージを観ているわけだが、どのステージを観るか結構悩んでいる。
チケット売り出し時にはまだ登場するアーティストがすべて決まっておらず、ある程度待ってから決めている。
今年は土曜日の昼の部と日曜日の夜の部のどちらにするか迷った。
土曜日の昼の部はクリス・ミン・ドーキー、マーカス・ミラー with NHK交響楽団、ラリー・カールトン&松本孝弘!等が出演する。
ファンキーなマーカス・ミラーが管弦楽とどんなパフォーマンスを繰り広げるのか?、またB'zのギタリスト、松本孝弘とラリー・カールトンとの意外な組み合わせにも興味津々だ。
調べたら後者はこの組み合わせで最近『TAKE YOUR PICK』というアルバムをリリースしているようだ。
いずれ、チェックはしてみよう・・・。
ただ、結局選んだのは 9/5(日)の"JAZZ STREAM"と名付けられた夜の部。
なんと言ってもこっちには渡辺香津美のTOCHIKA2010がある。
『TOCHIKA』は1980年にリリースされた渡辺香津美の代表的なアルバムだ。
当時のアメリカを代表するミュージシャンを集めて録音したものだが、30年経った今年、この時のメンバーを集めてステージを行うという企画だ。
ううーん、これはやっぱり外せないなぁということでこちらに決定。
この夜の部には他にジョシュア・レッドマン・トリオ、Jazz Crusaders、ハン・ベニンクが出演する。
開演の18時より1時間半程前に有楽町の国際フォーラムに着いた。
期間中、地上広場で無料のジャズ・ライブが行われている。
ここには移動販売車による屋台村も出ていて、食事や飲み物もいろいろと販売されているし、オープンなテーブル席もあるので、開演前も楽しいひと時が過ごせる。
今日は17時からアイヴィン・オールセットというグループの演奏があった。
ドラム、パーカッション、ギター、ベースの構成で、ソロらしきものがあまりない映画音楽のようだった。
SFやアクション映画で使われそうな緊張感みなぎるサウンドは結構自分好み。
軽い食事やビール、オーストラリアワインを飲みながらしばし演奏を聴く。
今年はステージから離れた場所にも大きなモニターが設置され、テラステーブルでゆったりと観ることも出来た。
その後、開演時間も近づいたので、Hall Aに移動。
ステージはほぼ定刻の18時にスタートした。
オープニング・ステージはハン・ベニンクというドラマーのソロ・パフォーマンス。
ステージにあるのはスネアドラムのみ。
ステージの床を叩いたり、スネアにマットをかけて叩いたり、ブラシに変えたりとのパフォーマンスだった。
その後、ジョシュア・レッドマン・トリオのステージだ。
ジョシュアのステージはまだ東京JAZZが味の素スタジアムで開催されていた2003年にも観たことがある。
今日のステージも正統的でストレートなジャズを繰り広げていた。
久しぶりにジョシュアを聴いたが、ドライブ感もあってなかなか良かった。
前に買ったCDをまた聴きなおしてみようかな。
そして次のステージがいよいよ渡辺香津美 TOCHIKA2010。
メンバーはマイク・マイニエリ(vib)、ウォーレン・バーンハート(key)、オマー・ハキム(drs)、マーカス・ミラー(B)といった超一流ミュージシャン。
オマー・ハキム以外はアルバム『TOCHIKA』に参加しているし、オマーは当時の渡辺香津美のツアーに参加していたり、アルバム『MOBO』に参加していたりする。
非常に楽しみにしていたステージだ。
今日のステージはほとんどがアルバム『TOCHIKA』からの曲で、2曲がアルバム外の曲だった。
そのうちの1曲はアルバム『MOBO』に収録されていた「遠州つばめ返し」。
非常にエキサイティングのステージで非常に興奮した。
特に「ユニコーン」はシビれました。
今聴いてもカッコいいです!
ウォーレン・バーンハートのピアノもグッドでした。
年を重ね、髪も白くなったマイク・マイニエリはトレードマーク?の白いワイシャツで、ルックスも渋いし、バイブソロもとても良かった。
これに今は亡きマイケル・ブレッカーも加わったら・・・。
東京JAZZにしては珍しくアンコールの拍手が起こり、TOCHIKA2010もこれに答えた。
ちなみにアンコールの曲は香津美さんが本アルバム製作中に風邪をひき、その時に作った曲と紹介された「Manhattan Flu Dance」だった。
終了時はもちろんスタンディングオベーションです。
このメンバーでもう1枚、アルバムを製作して欲しいものです。
さて、東京JAZZの大トリはジャズ・クルセイダーズだ。
派手なスパンコールの衣装で身を包んだウェイン・ヘンダーソンはメンバーに手を引かれながら登場。
ライブ中は椅子に座っての演奏を繰り広げた。
残念ながら創設メンバーのウィルトン・フェルダー(sax)が病気療養のため参加出来なくなり、代わりにジェラルド・アルブライドが急遽ゲスト出演となった。
しかしそれにも関わらず、すばらしくウェイン・ヘンダーソン(tb)と息があっていた。
そして、何より素晴らしかったのがジョー・サンプル(p)だ。
ファンキーだが、とてもキレイなパッセージを奏でるジョーのソロは本日1番のパフォーマンスでした。
非常に感動しました!
ジョー・サンプルの素晴らしさを改めて、認識させられた感じです。
あと、名前はわからないが、このバンドのドラマーのソロ、迫力があって凄かったです。
ということで、22時10分過ぎに東京JAZZは終了した。
今日は3ステージともとても素晴らしい演奏でとても満足な1日となった。
日曜の夜の部を選んで正解だったな。
なお、この模様は10月にNHK BShiとBS2で放送予定だ。
ライブを観た人も観れなかった人も要チェック!
詳しいオンエアスケジュールは下記公式サイトを参照ください。
また来年も良質な音楽を聴けることを楽しみにしよう!!
東京JAZZ 2010 公式サイト
今年も有楽町の国際フォーラムへ行ってきました!
近年の東京JAZZのステージは金曜日の夜、土曜日の昼、夜、日曜日の昼、夜の5ステージで行われている。
毎年、どれか1つのステージを観ているわけだが、どのステージを観るか結構悩んでいる。
チケット売り出し時にはまだ登場するアーティストがすべて決まっておらず、ある程度待ってから決めている。
今年は土曜日の昼の部と日曜日の夜の部のどちらにするか迷った。
土曜日の昼の部はクリス・ミン・ドーキー、マーカス・ミラー with NHK交響楽団、ラリー・カールトン&松本孝弘!等が出演する。
ファンキーなマーカス・ミラーが管弦楽とどんなパフォーマンスを繰り広げるのか?、またB'zのギタリスト、松本孝弘とラリー・カールトンとの意外な組み合わせにも興味津々だ。
調べたら後者はこの組み合わせで最近『TAKE YOUR PICK』というアルバムをリリースしているようだ。
いずれ、チェックはしてみよう・・・。
ただ、結局選んだのは 9/5(日)の"JAZZ STREAM"と名付けられた夜の部。
なんと言ってもこっちには渡辺香津美のTOCHIKA2010がある。
『TOCHIKA』は1980年にリリースされた渡辺香津美の代表的なアルバムだ。
当時のアメリカを代表するミュージシャンを集めて録音したものだが、30年経った今年、この時のメンバーを集めてステージを行うという企画だ。
ううーん、これはやっぱり外せないなぁということでこちらに決定。
この夜の部には他にジョシュア・レッドマン・トリオ、Jazz Crusaders、ハン・ベニンクが出演する。
開演の18時より1時間半程前に有楽町の国際フォーラムに着いた。
期間中、地上広場で無料のジャズ・ライブが行われている。
ここには移動販売車による屋台村も出ていて、食事や飲み物もいろいろと販売されているし、オープンなテーブル席もあるので、開演前も楽しいひと時が過ごせる。
今日は17時からアイヴィン・オールセットというグループの演奏があった。
ドラム、パーカッション、ギター、ベースの構成で、ソロらしきものがあまりない映画音楽のようだった。
SFやアクション映画で使われそうな緊張感みなぎるサウンドは結構自分好み。
軽い食事やビール、オーストラリアワインを飲みながらしばし演奏を聴く。
今年はステージから離れた場所にも大きなモニターが設置され、テラステーブルでゆったりと観ることも出来た。
その後、開演時間も近づいたので、Hall Aに移動。
ステージはほぼ定刻の18時にスタートした。
オープニング・ステージはハン・ベニンクというドラマーのソロ・パフォーマンス。
ステージにあるのはスネアドラムのみ。
ステージの床を叩いたり、スネアにマットをかけて叩いたり、ブラシに変えたりとのパフォーマンスだった。
その後、ジョシュア・レッドマン・トリオのステージだ。
ジョシュアのステージはまだ東京JAZZが味の素スタジアムで開催されていた2003年にも観たことがある。
今日のステージも正統的でストレートなジャズを繰り広げていた。
久しぶりにジョシュアを聴いたが、ドライブ感もあってなかなか良かった。
前に買ったCDをまた聴きなおしてみようかな。
そして次のステージがいよいよ渡辺香津美 TOCHIKA2010。
メンバーはマイク・マイニエリ(vib)、ウォーレン・バーンハート(key)、オマー・ハキム(drs)、マーカス・ミラー(B)といった超一流ミュージシャン。
オマー・ハキム以外はアルバム『TOCHIKA』に参加しているし、オマーは当時の渡辺香津美のツアーに参加していたり、アルバム『MOBO』に参加していたりする。
非常に楽しみにしていたステージだ。
今日のステージはほとんどがアルバム『TOCHIKA』からの曲で、2曲がアルバム外の曲だった。
そのうちの1曲はアルバム『MOBO』に収録されていた「遠州つばめ返し」。
非常にエキサイティングのステージで非常に興奮した。
特に「ユニコーン」はシビれました。
今聴いてもカッコいいです!
ウォーレン・バーンハートのピアノもグッドでした。
年を重ね、髪も白くなったマイク・マイニエリはトレードマーク?の白いワイシャツで、ルックスも渋いし、バイブソロもとても良かった。
これに今は亡きマイケル・ブレッカーも加わったら・・・。
東京JAZZにしては珍しくアンコールの拍手が起こり、TOCHIKA2010もこれに答えた。
ちなみにアンコールの曲は香津美さんが本アルバム製作中に風邪をひき、その時に作った曲と紹介された「Manhattan Flu Dance」だった。
終了時はもちろんスタンディングオベーションです。
このメンバーでもう1枚、アルバムを製作して欲しいものです。
さて、東京JAZZの大トリはジャズ・クルセイダーズだ。
派手なスパンコールの衣装で身を包んだウェイン・ヘンダーソンはメンバーに手を引かれながら登場。
ライブ中は椅子に座っての演奏を繰り広げた。
残念ながら創設メンバーのウィルトン・フェルダー(sax)が病気療養のため参加出来なくなり、代わりにジェラルド・アルブライドが急遽ゲスト出演となった。
しかしそれにも関わらず、すばらしくウェイン・ヘンダーソン(tb)と息があっていた。
そして、何より素晴らしかったのがジョー・サンプル(p)だ。
ファンキーだが、とてもキレイなパッセージを奏でるジョーのソロは本日1番のパフォーマンスでした。
非常に感動しました!
ジョー・サンプルの素晴らしさを改めて、認識させられた感じです。
あと、名前はわからないが、このバンドのドラマーのソロ、迫力があって凄かったです。
ということで、22時10分過ぎに東京JAZZは終了した。
今日は3ステージともとても素晴らしい演奏でとても満足な1日となった。
日曜の夜の部を選んで正解だったな。
なお、この模様は10月にNHK BShiとBS2で放送予定だ。
ライブを観た人も観れなかった人も要チェック!
詳しいオンエアスケジュールは下記公式サイトを参照ください。
また来年も良質な音楽を聴けることを楽しみにしよう!!
東京JAZZ 2010 公式サイト
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