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夫婦でシネマ

夫婦で見た映画と、個別に見た映画について感想をかいてます。全て映画館で見た映画で、ミニシアター系の映画をたくさん紹介!

舞妓 Haaaan!!!

2007年07月12日 | ま行の映画
Story
鬼塚公彦(阿部サダヲ)は東京の食品会社で働く平凡なサラリーマン。ただひとつ普通じゃないのは、修学旅行で京都を訪れて以来、熱狂的な舞妓ファンだということ。そんな公彦に転機が訪れる。念願の京都支社に転勤が決まったのだ!死に物狂いで仕事して、最高峰の壁「一見さんお断り」を強引に乗り越え、やっとの思いでお茶屋デビュー!だがそこでお茶屋常連の野球選手・内藤(堤真一)と出会った公彦は、内藤に異常な競争心を燃やし…?!(goo映画より)
2007年/日本/水田伸生監督作品





評価 ★★★★

脚本・宮藤官九郎/主演・阿部サダヲの超ハイテンション・コメディ。

何も考えずお気楽に楽しめるコメディです。とにかく阿部サダヲのハイテンションぶりが凄い!このハイテンションなノリについていけない人は、途中から息切れしてしまうかもしれないですが(笑)、私はこのノリが結構好きなので、最初から最後まで顔が緩みっぱなしで楽しめました。

阿部サダヲ演じる鬼塚公彦は、食品会社に勤める平凡なサラリーマンで、いつの日か、お茶屋デビューをして、舞妓と野球拳をしたいという夢のために、仕事もそっちのけで舞妓のおっかけと、舞妓のホームページの管理者として(このサイト面白かった!)ホームページの更新に精を出す日々。当然のことながら、本社勤務から京都支社へ左遷となってしまうのですが、公彦は、舞妓への夢が一歩近づいたと、念願の京都支社への転勤を喜びます。早速、お茶屋デビューを果たそうとはりきるのですが、「一見さんお断り」という決まりからなかなかお茶屋へ入れてもらえず・・・。

舞妓と野球拳をしたいという笑ってしまうような夢のために、公彦が猛烈に仕事をして、出世していく様子が面白かったです。公彦が働く食品会社は、主にカップラーメンで有名な会社なのですが、公彦は、京都支社でなんとか実績を作ろうと、カップラーメンのかやくがお客さんの好みで自由に選べる「あんさんのラーメン」という商品を開発します。その商品はたちまち大ヒットして、公彦の功績が認められ、念願のお茶屋デビューを果たすのですが、その商品開発までのエピソードがなんとも可笑しい、笑えるエピソードになっています。

また、柴咲コウ演じる公彦の彼女・富士子が、公彦と寄りを戻したい一心で、OLから舞妓へ転身していく様子も面白かったですね。富士子の目線を通して、舞妓がどういう生活を送っているのか、舞妓の視点で舞妓の実態を描いていたのも良かったです。
ただ、柴咲コウの肝心の舞妓姿はというと、正直、あまり似合っているとは思えませんでした。駒子役の小出早織や、小梅役の京野ことみの方が、本物の舞妓に成り切っていて、一瞬、誰だか分からなかったくらいです。特に、小出早織の舞妓姿は、初々しくて良かったですね。下手すると柴咲コウが食われてしまったくらい、存在感を放ってました。

その他にも堤真一や伊東四朗、生瀬勝久など、脇を固めるキャスト陣も豪華で、みなキャラクターも個性的で楽しめました。
ただ、公彦が堤真一演じる内藤をライバル視して、野球選手、俳優、プロレスラー、政治家など、コロコロと職を変えていくあたりから、物語はやや失速してダレてきた感があります。やっぱり舞妓という主軸から外れない方が、物語がビシッと引き締まって、集中できたような気がしますね。

阿部サダヲは、クドカン脚本の映画「木更津キャッツアイ」にも出演して、その笑えるコメディアンぶりを発揮してくれましたが、同じコメディなのに、今回の映画では、なぜか阿部サダヲが格好良く見えてしまったのが不思議です(笑)。主役だからというのもあるかもしれないですが、この舞妓オタクでハイテンションなキャラクター・公彦がとても魅力的に見えたのは、阿部サダヲが演じたからこそなんでしょうね。彼以外のキャスティングだったら、ここまでこの映画、面白くなっていたかどうかは疑問です。


映画『舞妓 Haaaan!!!』公式サイト


(「舞妓 Haaaan!!!」2007年6月 長野にて鑑賞)

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7 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (Unknown)
2007-07-13 08:17:32
nyancoさん、TBありがとうございましたm(__)m

まさにクドカン&サダヲの最強タッグで本当にエンターテイメントな映画に仕上がっていました^^

>阿部サダヲが演じたからこそなんでしょうね。彼以外のキャスティングだったら、ここまでこの映画、面白くなっていたかどうかは疑問です。
仰る通りだとボクも思いました!嫌味でなく受け入れられるところがサダヲ君の役得なところでしょうか(笑)
返信する
すみません~ (cyaz)
2007-07-13 08:18:36

名前を入れる前に投稿しちゃいました(汗)
返信する
こんばんは! (アイマック)
2007-07-14 17:25:14
これ、観ようかどうか迷ってるけど、
ハイテンションものは好きだからなあ。
舞妓と野球拳をしたいという発想がおもしろいね。
脇のキャラも多彩ですねえ。
阿部サダヲって、私よく知らないんだけど今度チェックしてみるね。

ところで映画館バトンをお持ちしました!
お二人とも、劇場へよくいかれるので、期待してます(笑)
お暇なときにトライしてみてください。
ではでは・・・
返信する
クドカン&サダヲ☆ (nyanco)
2007-07-19 23:20:26
cyazさん、こんばんは♪
コメントありがとうございます!
私も入力し忘れて送信することがあるので、大丈夫ですよ~。^^

本当にクドカン&サダヲの最強タッグで面白いエンターティメント作品でしたね。
阿部サダヲの超ハイテンションキャラは一見、クドクなりそうなんですが、この映画では上手く活きていたと思います!
この映画を観て、阿部サダヲの出演作は意識するようになりました~。^^;
返信する
ぜひ観てみてください♪ (nyanco)
2007-07-19 23:27:24
アイマックさん、こんばんは~。
お返事遅くなってごめんなさいね。。
映画館バトン受け取りました!
ただいま作成中ですので、もう少し待っていてくださいね。(^^)

阿部サダヲがはじけまくっていて、とても面白かったですよ♪
彼はよくクドカン脚本の映画やドラマに出演している俳優なので、ぜひチェックしてみてね。
脇のキャラも豪華なので、観ていて楽しかったですよー。
クドカンの脚本もよく出来ていて、なかなか楽しめる作品だと思います。
機会があったらぜひ観てみて下さいね。
返信する
nyancoさん♪ (mezzotint)
2007-08-01 23:47:19
nyancoさん
こちらこそいつもTBのみで
阿部サダヲがついに主役に~~
個性のあるお顔に、いつもインパクトを
感じておりましたが。その上にあの乗り
なので・・・・たまげてしまいました。
堤真一は新境地を開拓したけど
いまひとつだったのですね。良さが
出ていないんだ。機会があったら
他の作品を観なきゃいけませんね
返信する
堤真一。。 (nyanco)
2007-08-03 16:57:30
mezzotintさん、こんにちは♪
コメントありがとうございました。
阿部サダヲがいきなり映画で初の主役になって大丈夫かしら(笑)なんて思ってましたが、彼が主役でないとこの映画が成り立たないと思えるほど好演してましたね♪(^^)
堤真一がせっかくいい役者さんなのに、今回、彼の持ち味が出ていなかったようで残念でした。。
機会があったら、ぜひ他の作品も観てみてくださいね。
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