夫婦でシネマ

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ザ・シューター/極大射程

2007年07月11日 | さ行の映画
Story
元海兵隊の名狙撃手、スワガー(マーク・ウォルバーグ)。軍を退いて山奥で暮らしていた彼の元を、退役したジョンソン大佐(ダニー・グローバー)らが訪ねてきた。彼は大統領暗殺の動きがあることをスワガーに話し、その阻止を手伝ってほしいという。スワガーは大統領の遊説先を狙撃手としての経験を活かして調査し、唯一と思われる狙撃ポイントを発見。演説当日も大佐らとともに、現場の見張りについた。すると銃声が鳴り響いた…撃たれていたのはなぜかスワガー自身だった。(goo映画より)
2006年/アメリカ/アントワーン・フークア監督作品





評価 ★★★☆☆

原作は、2000年に「このミステリーがすごい!」の海外作品部門第1位を獲得したスティーブン・ハンターの小説「極大射程」。

冒頭のアフリカでのアクションシーン、狙撃するマーク・ウォルバーグと迫撃砲で反撃する敵。ここの描写がとても迫真的で、思わず引き込まれてしまいました。この映画で初めて、狙撃手の他に観測手という相棒が存在することを知ったのは収穫。
アメリカに戻って、ダニー・グローバーから大統領の暗殺阻止に協力してくれと依頼されるところから、大統領登場場面で罠にはめられるくだりは、やっぱりなと思いつつも、巻き込まれ型サスペンスとして優秀な出来映えだと思います。FBIのダメ捜査官が暗殺のウラに気づいていく過程も良く出来ていました。
長距離の射程では、風向きやチリ、ほこり等の自然現象が弾道に影響を与えるという専門知識も興味深いです。ただ、そこまで細部にこだわるなら、もっとサスペンスの醸成に活かして欲しかった。例えば、雪山での狙撃シーンなど、観測手なしでやるんだから人質の彼女の髪の動きで風向きを探るなどの描写を入れればもっと良くなったと思うんですが。銃弾につく線条痕の話が出て来たけど、これはどうからんできたんでしょう。見落としてしまったかな?(誰か教えて)

映画の冒頭で何気なく映される、パイプラインの脇で燃える村が伏線になっていましたが、多国籍企業と政治家がからむ暗殺の真相が明らかになっていくくだりもスリリングです。
ただ、結構緻密に作っているかと思うと、終盤になると、めんどくさいからみんな爆破してしまえー、という感じのやっつけ仕事になってしまったのが残念でした。





評価 ★★★☆☆

名狙撃手スワガー役に「ディパーテッド」で本年度アカデミー賞助演男優賞にノミネートされたマーク・ウォールバーグ。

面白いB級映画を観ているような感じで、そのスリリングな展開にとても楽しめました。マーク・ウォールバーグが名狙撃手スワガーに成り切っていて、とても熱演していましたね。

スワガーの看護をした亡き親友の妻サラ(ケイト・マーラ)も良かったです。美人じゃないけれど、どこか目が離せないキュートで魅力的な女性で、亡き夫を想って、今でも独りという設定はいいなと思いましたね。でも、ラストではスワガーのパートナー(仕事?それとも公私ともに?)になっているような感じだったので、彼女とスワガーの恋愛的な部分がもっと観れたら良かったのに、そういったシーンは描かれていなかったので残念でした。
スワガーの相棒役でFBIの捜査官メンフィス(マイケル・ペーニャ)もいい味出していて良かったです。最初は単なる脇役かと思ったら、物語が進んでいくうちに、物語にとって大切なキャラクターに変わっていったのが面白かった。
ダニー・グローバーは今回、温情の余地がないくらい非道な悪人役でしたね。彼は良い人の役の方が似合うと思うので、なんとなく違和感を感じてしまったなー。。

物語の前半はストーリーに勢いがあって、とても引き込まれたのに、後半になると、なんとなく展開が読めてしまって、この物語の興味が半減してしまったのが残念でした。
また、狙撃のシーンはとてもリアルで迫力があるのですが、残忍で、時折目を覆ってしまいたくなるようなシーンもあります。こういう映画に慣れてない女性が観た場合は、ちょっときついと感じるかもしれないですね。


映画『ザ・シューター/極大射程』公式サイト


(「ザ・シューター/極大射程」2007年6月 甲府市 グランパーク東宝8にて鑑賞)

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9 コメント

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こんばんは! (由香)
2007-07-13 23:31:56
お邪魔します。
原作が好きなので、どうも映画にはノリきれませんでした。スワガーが孤高のスナイパーとして描ききれていなかったなぁ~と思います。
物語の後半は、ちょっと雑な感じでしたね。山小屋でのシーンは時代劇みたいでガッカリでしたし。
ちなみに原作ではああいう終り方ではないんですよ。
ちょっとレトロなアクション映画の雰囲気は楽しめました~♪
こんばんは! (アイマック)
2007-07-14 00:32:42
狙撃手の仕事ぶりが興味ぶかくもありました。
ちと突っ込みどころもありますが、アクションものは好きなので
楽しめました。
マーク・ウォルバーグがかっこよかったな。^^
ディパーテッドから、硬派なイメージにシフトチェンジしたかな。
悪党たちを銃でこらしめるのは、正直いかがなものかと思うけど、これがアメリカの現実なんですね・・・・
Unknown (margot2005)
2007-07-17 21:44:02
こんばんは!
最高のB級映画でしたね!
こういった作品てストレス解消に持ってこいで、私的には堪能しましたわ。
マーク・ウオルバーグってなかなか素敵な俳優なんですよね?
由香さんへ (nyanco)
2007-07-19 23:34:55
由香さん、こんばんは~。
いつもコメントありがとうございます♪

昔観た映画のようなレトロで懐かしい雰囲気は良かったのですが、映画の感想としてはいまひとつ物足りなさを感じました。。
原作の方がずっと面白いみたいですね!
かえって原作を読んでいない人の方が楽しめる映画かもしれません。。 ^^;
本当に勧善懲悪ものだったとはいえ、山小屋のシーンは時代劇みたいでした。。
もっと原作に忠実に映画化していた方が面白い映画になっていたかもしれないですね。
アイマックさんへ (nyanco)
2007-07-19 23:42:53
アイマックさん、こんばんは!
こちらにもコメントありがとうー。

狙撃手という仕事が詳しく描かれていて面白かったですね!
観測手という相棒がいるのはこの映画で初めて知りました。
本当にこの映画のマーク・ウォールバーグカッコよかった♪
「ミニミニ大作戦」や「パーフェクト・ストーム」のウォールバーグも好きなのですが、硬派なアクションヒーローも似合っていて良かったです。

なんでも銃でこらしめるのは、観ていてあまりいい気持ちはしませんでしたね。。
これがアメリカの現実かと思うと、やっぱりアメリカという国はこわいなーと思います。。
margot2005さんへ (nyanco)
2007-07-19 23:48:25
margot2005さん、こんばんは♪
いつもコメントありがとうございます。

マーク・ウォールバーグ、硬派なイメージでとても素敵でしたね!
勧善懲悪ものの映画だったので、ストレス解消には持ってこいだと思います。^^
B級スターたちが脇を固めていたせいか、なぜか昔観たような懐かしい感じのする映画だったですね。
(〃⌒ー⌒)/どもっ♪ (miyu)
2007-07-23 23:50:04
コメ&トラバありがとうございました!
なるほど~夫のwancoさんも妻のnyancoさんも
いまひとつな後半のどど~んな展開だったのですね(´▽`*)アハハ
この原作は文庫本で上下巻の大作ですから、
どど~んとやっつけで終わらすしか収拾がつかなかったのかもしれませんね(^-^;
狙撃のシーンの緊迫感は確かによく表現されてましたよね!
Unknown (白くじら)
2009-03-07 12:27:59
こんにちは、古い記事に失礼します。

なかなかスリリングな展開と狙撃の精度に驚きながら観てしまいました。
wancoさんが書かれているとおり、観測手という存在が支えていることに驚きました。砲撃手には同じように観測をして指示をする人がいることは知っていましたが、狙撃手は一人で戦っているものだと。

FBIの人はあの場だけの人かと思っていたらその後も出て、とうとう相棒にまでなるとは、予想できずよかったですし、彼自身、いい味を出していたと思います。主人公より気に入っていたりして。(^^;

最後はちょっと残念でしたが、楽しめた作品でした。

トラックバックさせていただきました。
どうも。 (wanco)
2009-03-16 23:52:36
白くじらさん、こんんばんは。

出だしはなかなか良かったですね。後半がただのアクション篇になってしまったのが残念。ひたすら狙撃テクニックで押して欲しかったのに。

最初はドジだと思っていたFBIが本領を発揮して行くのは面白かったですね。ウォールバーグみたいなエリート兵より、こっちの方に感情移入してしまいました。

ではでは、トラバありがとうございました。

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