夫婦でシネマ

夫婦で見た映画と、個別に見た映画について感想をかいてます。全て映画館で見た映画で、ミニシアター系の映画をたくさん紹介!

コヴェナント/約束の救出

2024年03月02日 | か行の映画
Story
2018 年、アフガニスタン。タリバンの武器や爆弾の隠し場所を探す部隊を率いる米軍のジョン・キンリー曹長(ジェイク・ギレンホール)は、アフガン人通訳として非常に優秀だが簡単には人の指図を受けないアーメッド(ダール・サリム)を雇う。通訳には報酬としてアメリカへの移住ビザが約束されていた。部隊は爆発物製造工場を突き止めるが、タリバンの司令官に大量の兵を送り込まれ、キンリーとアーメッド以外は全員殺される。キンリーも腕と足に銃弾を受け瀕死の状態となるが、身を潜めていたアーメッドに救出される。アーメッドはキンリーを運びながら、ひたすら山の中を 100 キロ進み続け、遂に米軍の偵察隊に遭遇する。7 週間後、回復したキンリーは妻子の待つアメリカへ帰るが、アーメッドと家族の渡米が叶わないばかりか、タリバンに狙われ行方不明だと知って愕然とする。アーメッドを助けると決意したキンリーは、自力でアフガニスタンへ戻る──。(Filmarksより)
2023年/イギリス・スペイン/ガイ・リッチー監督作品





評価 ★★★☆☆

主人公ジョン曹長の任務は、タリバンの武器・弾薬庫を突き止めて制圧することなのでかなりの危険度かと予想されます。
死と隣り合わせの兵士たちの掛け合いも小気味いいですが、新しく雇った通訳のアーメッドはかなりの切れ物で、麻薬の売人をやっていたらしくストリートで培った機転の良さかと納得。作戦中に重傷を負ったジョンをアーメッドが命懸けで基地まで運び、その後行方不明になった彼をジョンが救出する友情の物語です。

アクションの山場は、中盤の武器庫急襲とクライマックスのアーメッド救出作戦ですが、銃撃や爆発は派手さを抑えた演出で緊迫感を上げているのが優れていたと思います。
アーメッドとの再会もウェットにならずにドライに捌いているのが好感が持てます。ここから彼と家族の救出サスペンスが極限まで盛り上がる訳ですが、もうダメかと思ったところで空軍の火力支援で敵を掃討するところもあっさり終わり、逆にリアルで効果的でした。
ところで、ここで登場するガンシップは左舷側から多数の火砲が出ている異様な形態で、おそらくAC-130ではないかと思いました。映画に出てくるのはレアかと思います。
アーメッド救出に際しては、民間軍事会社が重要な役割を果たしますが、米軍との関係など最新の事情を垣間見ることができて興味深かったです。

それにしても、アメリカ撤退後にタリバンに政権を取られてしまうわけで、彼らのやっていたのは一体何だったのかと虚しくなるのも事実。


映画『コヴェナント/約束の救出』公式サイト


(「コヴェナント/約束の救出」2024年3月 Movix昭島 にて鑑賞)

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