夫婦でシネマ

夫婦で見た映画と、個別に見た映画について感想をかいてます。全て映画館で見た映画で、ミニシアター系の映画をたくさん紹介!

アステロイド・シティ

2023年09月25日 | あ行の映画
Story
時は1955年、アメリカ南西部に位置する砂漠の街、アステロイド・シティ。隕石が落下してできた巨大なクレーターが最大の観光名所であるこの街に、科学賞の栄誉に輝いた5人の天才的な子供たちとその家族が招待される。子供たちに母親が亡くなったことを伝えられない父親、マリリン・モンローを彷彿とさせるグラマラスな映画スターのシングルマザー──それぞれが様々な想いを抱えつつ授賞式は幕を開けるが、祭典の真最中にまさかの宇宙人到来!?この予想もしなかった大事件により人々は大混乱!街は封鎖され、軍は宇宙人の事実を隠蔽しようとし、子供たちは外部へ情報を伝えようと企てる。果たしてアステロイド・シティと、閉じ込められた人々の運命の行方は──!?(Filmarksより)
2023年/アメリカ/ウェス・アンダーソン監督作品





評価 ★★★☆☆

巨大な隕石クレーターが名物の砂漠の街に科学賞をとった少年少女とその保護者が授賞式にやってきて展開する群像劇です。
5人の天才少年少女のあり得ない発明の数々は面白く、宇宙人と遭遇して軍部が街を閉鎖してしまったのに対抗して、彼らが天才ぶりを発揮して外部に情報漏洩するところがクライマックスと言えますが、結局何を描きたかったのか、会話が延々と続くのも退屈を誘うし、いまひとつわかりませんでした。

劇作家を中心とした舞台制作のバックストーリーが白黒で展開し、上演された舞台が仮想世界で展開されるドラマとしてカラーで再現される二重構造になっているのがこの映画の凝ったところです。
これに着目すると、連呼される「目覚めたければ、眠れ!」は、カラーの再現ドラマが、夢の世界で展開される劇作家のイマジネーションであるとすれば、その世界観が白黒の現実世界に創造的刺激を与える、と解釈できますが、実際のところどうなのか、演劇理論を知らないと読み取るのが難しい話かもしれませんね。







評価 ?????

疲れていたせいなのか?、それとも映画を観る前にお昼ご飯を食べすぎたせいなのか?映画の冒頭から寝てしまって、、映画の内容を所々しか覚えていませんでした。wancoもレビューで書いていますが、この映画は登場人物が静止したような状態で延々と会話が続くので、最後まで観続けるのは結構しんどいかもしれません。

出演者がトム・ハンクスにスカーレット・ヨハンソン、エドワード・ノートン、スティーブ・カレル、そしてマーゴット・ロビーなど、主役級の俳優たちが豪華共演していたので、すごく期待していたんですけどね。ウェス・アンダーソン監督の『グランド・ブタベスト・ホテル』やブルース・ウィリスが出演していた『ムーンライズ・キングダム』が面白かっただけに、今回の作品はシュール過ぎて理解するのが難しく、楽しめなかったのがちょっと残念でした。

ただ、映像は凝っていて、パステル調の色彩が1950年代のアメリカをうまく表現できていたり、登場人物が静止している画はノーマン・ロックウェルのイラストを彷彿とさせます。また、ベタな宇宙人が登場したり、天才少年少女たちの発明品を紹介しているシーンはとっても面白くて(この辺りは寝ていなかったので覚えています。)クスッと笑える要素もありましたね。
寝ていたせいで最後まできちんと鑑賞できなかったのが残念だったので、機会があったらもう1度観直したいです。




映画『アステロイド・シティ』公式サイト


(「アステロイド・シティ」2023年 9月 kino cinéma立川髙島屋S.C.館 にて鑑賞。)

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