にゃんこちゃんち☆

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時々ねこ。

お通夜

2009-02-22 23:59:31 | 行事・祭り

20日。実家の父方の おばあちゃんが亡くなった。86歳だ。
今夜は お通夜だ。
両親や親戚、弟たちは 斎場に残ったが 私とひよちゃんは 帰ってきた。
ひよちゃん、お通夜の席では 後半にぐずりだし、控え室で授乳したら 眠ってしまった。
夕飯時にはベビーカーの中で すやすや眠っていた。
控え室で親戚が集まって雑談が始まると きゃぁきゃぁ言ってはしゃいだり 叔母さんたちに抱かれたりと 人気者だった。
でも 眠くなり 機嫌も悪いので 連れて帰ってきたのだ。
それに 私は内孫だが、嫁に出ちゃったしね。
明日がお葬式。ひよちゃんの機嫌がいい事を祈るばかりだ。 

  



おばあちゃんは 15年以上前から 痴呆の気があった。
よく私たちの顔を見て「誰?」と聞いたり 父に似ているのか弟を見て「あんちゃん(父のこと)」と声をかけたりしていた。
スーパーのレジの男の人(知らない人)にお金をあげちゃう なんてこともあった。
よくある話だが、ご飯を食べたばかりなのに またご飯を食べに台所へ来たり・・・。
ご飯を食べるだけならいいのだが、そのたびに薬を飲もうとするので危ない。
特に趣味はなかったようで、毎日テレビを見て、時々畑に行くという生活が 痴呆の原因だったと思う。
その数年後、脳溢血で倒れ 右半身不随になった。
しばらくは 病院に入院していたが たしかその間にもう一度 血栓が詰まったか何かで 悪化した。
病院は 病気を治す所。治療するとこがないと 置いてもらえない。退院をせまられた。
我が家は 共働き。家で介護が出来る環境ではなかった。
で、次は リハビリ施設に入院。そこも リハビリで治る見込みがなくなると 退院をせまった。
運よく 老人ホームに入所できることになり そこで十数年過ごした。
痴呆はどんどん進み、まともにはしゃべれない状態だった。笑うことはあった。
私は結婚し、地元を離れてからは 年に1度くらいしか帰らないので なかなかおばあちゃんにも会いに行けなかった。
昨年末 ひよちゃんをつれて 会いに行ったときは 以前よりまた痩せて ガリガリになっていたのに驚いた。
元気なときは 太っていたおばあちゃんだが 倒れてから 少しづつ痩せてきた。
それでも 顔はおばあちゃんの顔だった。ガリガリの今は 別人のようで面影もない。

昨日 実家に着いて 仏壇の前で寝ているおばあちゃんの顔を見たが、年末に会いに行ってなかったら、え?これがおばあちゃん??って思っただろう。
ひよちゃんにも 生きているおばあちゃんに会わせておいて よかった、と思った。(2人とも寝ていたが・・・)

我が家は 共働きだったので 私たち姉弟は おばあちゃんに面倒を見てもらっていた。
しかし あまりいい思い出はない。お母さんが家にいる家庭がうらやましかった。
それでも 大きくなれたのは おばあちゃんのおかげなのだ。ありがとう。
こんどは 天国から 私たち孫だけじゃなく ひ孫たちも 見守ってね。
おばあちゃんの命が 父へ、そして私へ、そしてひよちゃんへとつながっている。
そして この先もつながっていって欲しい。