石巻市・東松島市など

２日目は名寄駐屯地の第４高射特科群が支援活動を展開している石巻市・東松島市。石巻市は宮城県第２の都市で、今回の震災で直接的な被害としては最大の死者数・行方不明者数と言われています。当初は多岐にわたっていた４高群の支援活動も現在は給食・入浴・物資の管理と配給などの後方支援・生活支援に移ってきています。

石巻市の亀山市長、市役所に常駐している住田第一高射特科団長を訪問。市長さんは市役所自体が冠水をし、水が引かなかったため５日間ほど市役所に缶詰になったとのこと。被害は大きく広範囲にわたっていますが、石巻市には数多くの自衛隊・民間ボランティアが入っており、復興の息吹が着実に感じられます。心からお見舞いを申し上げ、一刻も早い復旧復興を願っています。




東松島市を訪問。ここも甚大な被害があった地域。瓦礫処理やまだ一部水道が通ってない地域もありますが、仮設住宅の建設も目標の８割が目途をついているとのこと。東松島市は、古くは名寄市中名寄地区や風連地区に入植者が入ってきており、また今回の名寄市が主な舞台となった映画「星守る犬」の東京から北海道への旅の途中の旅館のロケ地になったまちです。心からお見舞いを申し上げます。


自衛隊による生活支援の様子です。
石巻地区のとある避難所。自衛隊員さんへの感謝の寄せ書きがあります。


石巻総合運動公園。市の支援物資がすべてここに集約されます。膨大な量のため在庫管理も大変で、さらに需要と供給のマッチングが難しいようです。



東松島市の避難所の給食・入浴支援。




驚かされるのは、名寄の自衛隊員さんの被災地域からの信頼はどこにいっても絶大なこと。本来業務とはいえ、これは名寄市民にとっても非常に誇りだと思います。あらためて献身的な復興支援活動に心から感謝申し上げます。