縄文人(見習い)の糸魚川発!

ヒスイの故郷、糸魚川のヒスイ職人が、縄文・整体・自然農法をライフワークに情報発信!

ウインドサーフィンもサップも運べるカヌーローリーをDIY・・・海に出る前から遊びは始まっている

2021年09月11日 08時04分46秒 | こんなモノ作った!

カヌー運搬につかうローリーを自作した。

海遊びの道具は遊ぶ前は軽く感じても、遊んだ後は濡れて砂がついた道具が持ちにくいこともあり、砂浜から車を置いてあるB&G海洋クラブまで300mの帰り道が長く感じる。
タイヤは演芸用カートのノーパンクタイヤ。車軸孔より0・5㎜直径の小さい鋼製パイプはビニールハウス用らしい。ホームセンター購入品。
ウインドサーファー艇のセイル組立てもコンクリートの上より、傷つかないので砂浜の方が望ましい。全部一度に運べるようになったゾ。
 
専用品を買えば8,000円前後だが、SUPやウインドサーファー艇も運べるようにはできていないので、自分の実情に合わせてDIYしたら総額3,000円弱で済んだ上に使い勝手もいい。
自転車用のゴムチューブを二本でがっちり固定できる工夫。白いクッションは配管用保温材。
初期型は裏からみるとこんな感じだが、使いながら不具合を改良していくので現在は上の写真のように改良されて小型化している。
 
こんなのがあったら便利なのに!と道具を創意工夫して作るのも遊びの一環。
 
既製品だってカスタマイズするし、それはヒスイ加工でも同じことをしている。
 
ちなみに何も艤装のない古いシーカヤックを、青森までの航海用に荷物や安全備品を積載するためのバンジーコードなどの艤装をしたのも、周囲にシーカヤッカーがいないのでネット画像を参考にしてDIY。
イメージが沸いたら必要な器具をネットで画像検索して種類や金額をチェック。
 
そしてホームセンター・建築金物店・百均を歩いて徹底比較して、イメージが実現していく。
 
海に出る前から遊びは始まってるよ~。
 
 
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新潟の隠れダイビングスポット笠島海水浴場の牛ヶ首岬

2021年09月08日 07時06分58秒 | 田舎暮らし

ガイドを頼まれていたヌナカワ姫慰霊ツアーがキャンセルになって予定が空いた・・・晴れぇ~!ヒヒヒッ、海ぃ~!

向かった先は糸魚川から1時間半の米山の麓、笠島海水浴場。透明度の高い岩場なのデス。

海水浴場の西の端に、お洒落なカフェだかペンションのような建物ができていた。

玄関に沖縄の伝統漁船サバニをスマートにしたような丸木舟が飾ってあり、観ていたらマイク真木さんみたいなダンディな男性が出てきた。長らくバリ島に住んでいた方で、建物は個人の家で丸木舟はインドネシアから持ち帰ったものだとか。

弁天島の赤鳥居前の小道を西に300mほど歩くと明治時代に作られたトンネルがあり、トンネルの先には・・・。

タモリさんが喜ぶに違いない褶曲見本のような牛ケ首岬!普段は誰もいないポイントに魚突き青年2名の先客があり、後から水着モデル撮影ツアーもやってきて賑やか。

40㎝を超えるクロダイを突いて、馴染みの居酒屋に今夜行きますのでさばいてくださいと電話していた。快活な好青年たち。

長野県から来たカメラ愛好家グループの撮影会であるらしい。モデル代とカメラの値段を聞いてビックリ。
 
前日の大雨にもかかわらず透明度がバツグンだったのは、付近に大きな川と集落がない岩場で、東ウネリが入らない湾になっているからだ。
海底もそのまま複雑な地形が続く面白いポイントなのだが、笠島海水浴場の西端にあるトンネルの先にあるので、知らない人も多いようだ。
魚影が濃いポイント。
当日は3㎜スキンのスプリング(半袖半ズボンのウエットスーツ)がジャストの水温。
 
日本海側の市境、県境の海岸は人里離れた岩場であることが多い。つまり素潜り・カヤック・SUPにもってこいということデス。ご安全に!
 
 
 
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疲れ目にヒスイでアイシング!・・・縄文式覚醒術

2021年09月05日 07時51分13秒 | ぬなかわヒスイ工房

何気なくヒスイの原石を目に当ててみたらヒンヤリして気持ちよく、目が開かれた感じがしてスッキリ。

厚み10㎜前後の平らなヒスイです!目じりから眼がしらまでのサイズと適度な重みがキモチイイ。

すなわち縄文式覚醒術である。

こういう時は仕事どころでなくなり、姫川薬石・ヒスイの形状と寸法を工夫して最適を追求してしまうのがワタクシ。
 
これは小学生の時に愛読していた「暮らしの手帖」の影響だ。
眼球の凸に合わせて裏側を窪ませた小型タイプで厚みも5㎜くらい。これはこれでキモチイ。
 
眼球のカーブに沿った抉りを入れた場合と平らなままの形状別、姫川薬石とヒスイの素材別の比較は、別段の効果差はなし。
ゴムで眼鏡の形にした場合と、板を目の上に置く場合もどちらがいいとまでは言えなかった。姫川薬石製も眼球の凸に沿わせたカーブにしてある。どちらかと言えばヒスイの方がヒンヤリはしているが、これはこれでキモチイイ(笑)
 
整体では疲れ目に蒸しタオルをあてる指導はするので、湯煎して温石も試すのは今後の課題ではある。
 
ただパワーストーン扱いの石の効能云々ということは、私の立場だと霊感商法モドキになってしまう恐れがあるから言わない。
 
そりゃアイシングに利用したら、鉱物別の物理特性差は少しはあるでしょうよ。
 
しつこいほど言い続けるが、姫川薬石で放射線やコロナウイルスが除去できるなら、東電も厚生省も放っておく訳ないから( ´艸`)
とりあえず熱伝導率の低い物質でアイシングしたら気持ちいいということは解ったので、次回はアルミ板を眼球の丸みにカーブさせた眼鏡を作ってみる~。
 
 
 

 


長者ヶ原遺跡は「ヒスイ文化誕生の地」なのか?・・・求められる文化情報リテラシー

2021年09月03日 07時41分35秒 | 糸魚川自慢

「世界最古のヒスイ文明発祥のまち糸魚川」なる宣伝文句が商工会関係方面で使われ始めて久しい。

文明と文化は違うし、世界最古のヒスイ出土遺跡もヒスイ加工遺跡も糸魚川では確認されていない。

考古学的にも日本語としても首を傾げる内容でも、キャッチーなコピーで商売繁盛を目指すのは、立場上は仕方ないとは思う。市民として恥ずかしいけどネ。
でもですねぇ・・・長者ヶ原遺跡考古館の前に「ヒスイ文化誕生の地」とのぼり旗を立てていいのかぁ?
「世界最古のヒスイ製敲石」は考古学的には問題ないが、しかしこれは長者ヶ原遺跡の出土品ではなく、10キロほど西の大角地遺跡(おがくちいせき・青海区)の7,000年前の出土品ですわ。
それに道具としてのヒスイの使用が文明といえるのか?これが噂の長者ヶ原遺跡考古館に展示された世界最古のヒスイ敲石(笑)
 
文明というならヒスイ製の装身具や威信材などの実用品ではない「第二の道具」の出現を待たなけりゃならんと思うが、国内最古の装身具は6,000年前の山梨の天神遺跡と富山の小竹貝塚の出土の大珠。残念ながら糸魚川ではない。
 
それらの加工地は不明ながら、4,500年前からヒスイ加工を始めた長者ヶ原遺跡でないことは確かですけどねぇ。
世界最古のヒスイ文明の利器?ヒスイ製敲石のアップ!( ´艸`)
 
実際に昨年の秋に開催された商工会主導の縄文イベント「美山プロジェクト」に参加したマスコミの人が、長者ヶ原遺跡が世界最古のヒスイ加工遺跡と思い込んでいたらしく、私に取材して事実と異なると知ったそうだ。レッツ情報リテラシー!
ヌナカワ姫関連の情報も然りで、「とりあえず来てちょうだい!」というノリのキャッチーな宣伝文句で大風呂敷を広げては、後からボロが出て困ることになる。糸魚川に来てみてもヌナカワ姫と出雲の関係を物語る遺構は一切なく、古代のラブロマンスとは真逆な悲劇の伝説を知ってガッカリしたり、観光のために神話を捏造していいのか!と怒っている人もいますヨ。
 
市民や観光行政レベルでどんなヘンな宣伝しようが、文化行政を担う教育委員会が最後の砦としてクールな情報発信をしてくれると期待していたが、情報を切り張りをして一つにまとめたような情報発信をしていいのかな?
 
知らない人が鵜呑みにするような紛らわしい宣伝文句に危惧を覚えるのはワタシだけなのか?
 
教育委員会が観光交流課化しているように感じるけどナ。
 
長者ヶ原遺跡を活性化したいなら、長野の尖石遺跡や井戸尻遺跡を見習ってはどうだ?とこの10年来言い続けてきた。
 
考古学の文化財保護課を主体にして、企画財政課と観光交流課が協力する体制、なにより市民ボランティアを巻き込むクールで熱い動きをしている。
 
これは信州の人々は伝統的に地域文化を誇りにする土壌があり、何代か前の行政トップが縄文をもっとアピールしろと主導した結果であったようだ。
 
もちろん発火法も、糸魚川のような江戸時代に発明された舞錐式発火法を指導せず、ちゃんと錐揉み式発火法を指導している。
 
何度でも言い続けるが、長者ヶ原遺跡が長野県にあったなら、もっとメジャーになっていると思う。
 
それを可能にするのは、行政の見識とリーダーシップ、そして市民の地元文化への熱烈な愛着が必要なのです。
 
 
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