ふらふら日記

物足りない日常にふらふら、怪しい読書にふらふら、激しい映画にふらふら、美味いメシにふらふら、そんな感じの自己満足日記。

読書覚書2022 #11

2022年05月06日 13時53分11秒 | 読書ふらふら

「狼王ロボ シートン動物記」
著者 アーネスト・T・シートン
訳者 藤原英司
ふらふら度★★★☆☆
20220421木→20220425月

読書歴30年、991冊目の読破である。10代の頃から「ファーブル昆虫記」と「シートン動物記」に興味があったんだよねェ。なのに、40半ばを過ぎた今まで、ちっとも手が出なかった。なぜならば、その殆どが児童文学モノだからだ。たまに大人向けの「ファーブル昆虫記」や「シートン動物記」を見かけることがあったが、大抵が分厚いハードカバーなので…。

俺の読書は、95%以上が古本の文庫だ。単純に金銭的な理由であるが、それだけではない。新刊本、借り物、電子ブック、ハードカバーって読み難くて…。コーヒーこぼして汚したり、ポテチ喰って指がベタついたり、気になるページに折り目を付けたりするので、新刊本や借り物は、向いていない。電子ブックは、目が疲れる。ハードカバーは、カサ張る。

なので、古本屋で、この「狼王ロボ」の文庫版を見つけた時は、結構、嬉しかったなァ。表紙デザインがポップだし、タイトルが「狼王ロボ」なので、パッと見、ライトノベルかと思ったが、見逃さないで良かったぜ。表題作を含む4編の短編集で、どれも期待通りの面白さだった。特に「灰色グマの伝記」は、動物モノ独特な切なさがあって良かったねェ。

そもそも「シートン動物記」とは、アーネスト・T・シートンが発表した動物モノ55編を総称した日本独自のタイトルであるらしい。てことは、あと51編もあるのか。読みたいけど、大人向けの文庫で、しかも古本なんて、そうそう見つからないだろうなァ。子供向けやハードカバーが嫌だなんて言っていたら、未読のまま死んでしまう…。読書もまた、出会いなのだ。


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