ふらふら日記

物足りない日常にふらふら、怪しい読書にふらふら、激しい映画にふらふら、美味いメシにふらふら、そんな感じの自己満足日記。

読書覚書2022 #1

2022年01月23日 00時11分00秒 | 読書めらめら

「髑髏検校」
著者 横溝正史
めらめら度★★★☆☆
20211216木→20220117月

1月17日に読了した本を振り返る…。Excelで作った読書録によると、横溝正史の本は、これで44冊目。思えば、高校1年の時に手に取った、横溝正史の「本陣殺人事件」が最初の読書だったんだよなァ。勿論、それ以前にも本を読んだことはあったが、漫画や子供向けの児童文学ばかりだったので、読書と言えるものではなかった。あれから、早30年…。今は、五十路手前の中年ど真ん中だ。

横溝正史と言えば、探偵小説の金字塔である「金田一耕助」シリーズだが、時代小説も多く書いている。いつか、それらの時代小説も読もうと思っていたが、気付けば、手付かずのまま30年が経っていた。時代小説は、ジジィ臭いイメージが強くて敬遠していたが、俺も五十路手前になり、ようやく時代小説の面白さが解るようになってきた。よし、いよいよ「人形佐七捕物帳」シリーズに挑戦しよう。

なのに、「人形佐七捕物帳」シリーズが、ちっとも手に入らないッ! 20年ほど前までは、古本屋に行くと横溝正史の本がズラズラっと並んでいて、「金田一耕助」シリーズと共に「人形佐七捕物帳」シリーズもよく見かけたのに…。最近の古本屋は、「金田一耕助」シリーズが数冊あるぐらいだ。ネットで新刊を買えば簡単なんだけど、俺の読書歴の95%以上が古本なので、なるべく古本で読みたくて…。

で、前置きが長くなったが、「人形佐七捕物帳」シリーズではない横溝正史の時代小説を読んでみた。「髑髏検校」と「神変稲妻車」の2編が収録された中編集である。うーん、江戸時代を舞台にした冒険活劇って感じなのかなァ。初期の作品らしく、推理っぽい展開もドンデン返しもないが、なんとも独特な雰囲気で、奇妙奇天烈に満ちた1冊だった。これが、金田一の世界観の原点なのかもねェ。

ちなみに、Excel読書録によると、これで981冊目の読破である。読了後の本を纏めてExcelに入力しているので、もしかしたら入力漏れがあるかも知れないが…。まァ、細かいことは置いておいて、とにかく、あと19冊で、長年の目標だった1000冊読破に到達する。なんとしても、読書歴30年目の今年で1000冊読破を達成したい。記念すべき1000冊目は、やはり、横溝正史だろう。さて、何を読もうかなァ。


横溝正史「髑髏検校」880円

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