心のこもったヒマワリの種

▲何してるのよ～！

リスが机の上から手提げ袋に頭を突っ込んでた。



そんな格好して落ちたら危ないよ！



と、怒ったら一回止めたけど



やっぱりまだ気になるらしい。



その後はシッポを振り回しながらＰＣの上を通過。



カメラを出して開けっ放しだった引出しを物色中。
もういいから、おかまいなく～


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手提げ袋の中に入ってたのはこれ。



真空パックされてるのは中国のたぶんお茶？
ヒマワリの種の香ばしい匂いがリスは気になったのかな。


会社を辞める事を三期生にはギリギリまで話せませんでした。

教えてる途中でいなくなるのはもちろん申し訳なかったし
他に仕事が決まった事をどう説明したらいいのか
果たしてそれを理解してもらえるかも疑問で…

4人は二人ずつ、寮の同じ部屋に住んでいます。

先週の月曜日、同室の二人が私とナナエさんに
餃子を作ったからどうぞって持って来てくれて
そして火曜日にはもう二人が違う物を作って来てくれました。

水曜日、私はお礼にチョコレートを持って行きました。

渡すその時に辞める事を話すつもりだったのですが
素直に喜ぶ彼女たちの顔を見てたら言い出せませんでした。

やっと言えたのは木曜日の仕事が終わって帰る間際。
どんな言葉よりもその表情から驚きと戸惑いが伝わってきました。

そして土曜日、出勤すると更衣室で泣きながらこれをくれたんです。
もう私もただただ繰り返し「ごめんね」としか言えなくて…


2月2日にチョウさんやリュウさんが帰国して以来、
その寂しさで私もナナエさんも気が抜けたようになってしまい
あらためて二人の存在がどんなに大切だったかを感じていました。

私はもうたぶん春頃までだろうからって気持ちがあったし
ナナエさんもまだしばらくは三期生に関わりたくない、
今はそんな気になれないって言ってたんです。

幸い、3月の最後の週から同じ夜勤になるまでは
昼勤の人たちが面倒を見てくれてたので任せ切りでした。

それなのにこれほどまでに彼女たちが慕ってくれるなんて
その気持ちが嬉しいよねってナナエさんと話した最終日でした。



ヒマワリの種、ナナエさんも実はもらったんだけど
お昼休憩の時にその分まで私の袋に入れ足して言うんですよ。
今後の予定を私から聞いてだいたい知ってるもんだから。

「しばらくしたらどうせ暇なんでしょう？
だったら事務所でこれでもチマチマ剥いてさ
リスみたいに食べてなさいよ！チマチマチマチマ…」

その頃にはナナエさんたちの忙しさがピークになるだろう事を
とても気にして申し訳なく思っている私への思いやり、
ナナエさんなりのたぶん優しい言葉＾＾；

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