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大阪市長就任を19日に控えた橋下徹氏が、大阪・中之島に建設予定の市立近代美術館の計画を白紙に戻し、府市統合本部で検討する方針を表明している。市が 購入したり寄付を受けたりした絵画、オブジェなどは約4500点。橋下氏はコンサートホールなども備えた複合施設に変更することも視野に入れているが、事業中止の場合、作品を売却する可能性を示唆しており、関係者は計画の行く末にやきもきしているとの記事が、、、
近代美術館の建設構想は83年、市制施行100周年記念事業として浮上。市が98年に基本計画を作り、用地を国から226億円(うち建設用地は117億円 分で残りは売却予定)で購入した。展示予定作品では、近現代の美術品約3500点の寄贈を受け、約1000点を約153億円で購入。最も高いモディリアー ニの「髪をほどいた横たわる裸婦」(1917年)にはバブル期の89年に19億3000万円も出したらしい。
ところが、財政難で計画は中断。昨年11月には整備費を280億円から122億円に縮減し、建物の延べ床面積を2万4000平方メートルから1万6000 平方メートルに縮小する整備計画を発表した。「普段の生活の中で気軽に参加できる美術館」(建設準備室)というコンセプトで、16年度の完成を目指していた矢先、、、
これに対し、質の高い施設を目指したい橋下氏は13日、「しょぼい美術館なんかできても大阪の力は高まらない。一から構想を練り直したい」と表明。「国内外から人が集まるようなものを造らないといけない」としており、建設する場合は大阪府との共同事業にする腹づもりの案を打ち出した!
用地購入時の国との契約では、今年度末までに美術館が完成しない場合は最大約16億円、美術館以外に転用したら最大約48億円の違約金が発生する。だが、 橋下氏は「違約金があるから美術館を造らないといけないというのは本末転倒」と歯牙にもかけない様子。作品についても計画中止の場合は「売らざるを得ない」としているのだが、、
さて、困ったものだ。美術館とは本来、市民やその地方に住む住民の心のオアシスの筈だ!決して営利目的で建設運営するものでは無いのだが、、、不況の真っただ中でやり玉に挙がるのはどうしても、文化芸術産業である、、、とても悲しい事だと私は感じる。
橋下新市長の構想や理念は、共鳴する事が非常に多いのだが、全てに於いて、合理化を図る部分においては、少し違うのではと、思われる節があるのも事実だ!市職員が新市長を罵倒したりする行為は、民間企業ではあり得ない事柄だし彼の意見は大いに賛同できる!事実、公務員は決して特級階級では無いのだから、、、
しかしながら、交響楽団の大阪フィルハーモニーの助成費用の大幅削減や、この度の近代美術館計画中止の場合、近現代の美術品を「売らざるを得ない」という発言は、大切な文化芸術の継承の観点からすれば、すこし違うような気がするのだが、、、
音楽や、芸術自体、個々の力だけでは決して多くの富は期待できないが、かといって、全くこの世の中から断絶してしまったら、何と味気ない殺伐とした世の中になってしまうんじゃないかな?と危惧してしまう!
人生を変えた一つの音楽や美術との出会いは、何人の心の中にも必ず大切にしまっているもの!いわば明日への活力でもあるし、ゆとりの象徴でもあるのだ!景気を回復するために、無駄を徹底的に排除する姿勢は、たくましく、かつての方法では決して成し遂げられなかったことに、橋下新市長は果敢に挑もうとされている。並の政治家では出来ないことに必死に立ち向かおうとしている彼を応援する姿勢は変わらないが、こと、芸術文化事業の進め方には「ちょっと待った」と苦言を呈したい。
以前、やしきたかじん氏が、「彼の発言は、予期せぬ突然の場合がある」とのコメントをある番組で苦言されていたが、この度の発言もそうあって欲しいものだと願いたい!
ただ、天下の大手術を行う新市長の心境になってみると、限りなくつらい決断ではあるはず、、、正しく、「あっちを立てればこっちが立たない」ジレンマなのか、、、
また、お逢いしましょう!
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