映画『草原の椅子』予告編
原作 宮本 輝 監督 成島 出
俳優 遠間憲太郎(佐藤浩市)・富樫(西村雅彦)・貴志子(吉瀬美智子)
圭輔(貞光奏風・・・子役)・その母(小池栄子)
遠間は上役と部下のはざまで苦労している中間管理職。激務の毎日。
家庭では女子大生の娘と一緒に×いち暮らし。
ある夜、取引先の社長から電話でガソリンまみれの彼を救ける。
それが縁で二人は 親友 となる。
とんでもないハプニングで、幼児 圭輔 が転がり込んでくる。
その子は母親の虐待からか、心を閉ざし言葉のない子供であった。
遠間はタクシーの窓から、降り出した雨の中を駈けて帰る貴志子を見て
追っていくと、彼女は趣味の陶芸品を扱う店の経営者なのだった。
遠間もやきものには一家言を持つ陶器好きだったから・・・・
さて話はPTSD(心的ストレス障害)の子供 圭輔 を中心に進む。
持て余しながらも、日に日に情が湧いてくる遠間。
関わる大人たちもその子に心を寄せる。
厳しい仕事の現実に翻弄されながらも、善根の人達は係って止まない。
結局 圭輔 を養護施設に託すと決断し、最後の思い出つくりにパキスタン・フンザに
行くことにする。 フンザの風景の中の 遠間・富樫・貴志子・圭輔 。
この物語は現代の寓話でしょう。 宮本輝ワールドを映画で観ることになります。
子役の貞光の存在感が凄い 足を90度に開いてペタンと座る。可愛い・賢い子と違う。
複雑な虐待児の心象を映す動作・表情。監督あっての事と思うのですが説得力大きいです。
関西弁の西村雅彦・・・・役者やのう
小池栄子・・・・この監督の 八日目の蝉 でも、いい女優でしたが、ここでは入神の演技。
圭輔の母親役。日常と異常の出入り おっそろしい でもこんな人在りと思う。
今年に入って観た映画は、どれも好かった。 映画に癒された。
そういう映画を選んで観てるのでしょうね。