後だしじゃんけん日記

古い革袋に新しい酒?

ラン・ラン(郎 朗)ピアノリサイタル

2009年03月30日 | 日記

1月24日サントリーホールでラン・ランのピアノ・リサイタルがありました。
少しく古い話題ですが、先日NHKの芸術劇場で録画が紹介されました。
私 当日それを聴いたのです。当然観たのです。
実は事情が許されなくてコンサートに行かれるようになったのは、ここ数年
のことです。私 考えました。どうせなら旬の人を聴こうと・・・・

ラン・ランは昨年の北京オリンピックで演奏して世界中の人々が見ましたから
今一番知られたピアニストかもしれません。

1982年生まれ。26歳。しかし13歳の時「若い音楽家のためのチャイコフス
キー国際コンクール」で優勝。以来天才の評価が高くなるばかり・・・・
「すべてのピアニストは天才児として出発する」のご多聞にもれずです。

1.シューベルト ピアノソナタ イ長調
2.バルトーク  ピアノソナタ
3.ドビュッシー  前奏曲集 第1巻・第2巻より
4.ショパン   英雄 ポロネーズ

当日のサントリーホールはお子さんを連れた方が多かった。
きっとピアノをやっている子供達でしょうね。

NHKの放送では、会場では到底見られないピアノを弾くタッチ・全身の
表情が余すところなく撮影されていました。

神の手とも言える動き・音楽が全身に降りて来ている表情・・・・・・

「飛天 ラン・ラン」飛天は如来さまの背後で空を翔びながら楽器を奏でて
いる天神です。(天女が多いですが)人間超えていました。

 


映画 おくりびと

2009年03月29日 | 観た&聴いた

DVDのレンタルが始まったので、早速借りました。
2009年アカデミー賞外国語映画賞をものにした話題作です。

監督滝田洋二郎・脚本小山薫堂
主演本木雅弘 その他山崎努・広末涼子・余貴美子等など

梗概はもうご存じとは思いますが、オーケストラでチェロ奏者の主人公は
解散のため、やむを得ず故郷 山形県庄内 に妻とともに帰ります。
既に母親も逝っていて無人のカフェの実家に住み職を探します。

たまたま求人チラシで訪ねた先で出会ったのは 納棺師 の仕事。
社長の山崎努に掴まってアレアレと言う間にこの厳しくもつらい仕事を
続けてしまう破目に・・・・

庄内という地方の風土・レトロな雰囲気の建物たち・日本の地方の庶民の
一昔前の佇まいが、この物語のなくてはならない背景であります。
登場人物(死体も含めて)にはいろいろなエピソードがきらっと散りばめて
あって、ともすれば陰惨になる場面をユーモラスに救ってくれています。

なによりこのキャスティングが絶妙!
本木の品のよい美形・広末の透明感のある存在。そして脇を固める山崎
の憎らしいほどの演技・余の訳ありの不思議な事務員・・・・・
その他の助演者も雰囲気にぴったりでした。

死体を整える仕事は”茶道のお点前”或いは”能の仕舞”のように美しい
とも言える仕草で進められ、ただただ目を瞠るばかり。凄い!!!

分かり易く、清潔で上品な映画でした。

賞を獲れて好かった!★日本人よ。無印良人を忘れるな!★
美しい映画を有難う!


生涯青春 2

2009年03月27日 | 観た&聴いた

生きがい創造への情熱  鶴蒔靖夫
副題  生涯青春・・・若さを取り戻せ・・・

フィットネスクラブ「メガロス」の創業から今日までの軌跡。
オリコンの「顧客満足度のフィットネスクラブ・スポーツジム部門総合第1位」に到るコンセプト。更に「ビヨンド・フィットネスーフィットネスの先にあるもの」

それはより豊かな人生であり、人々の幸福そのものにほかならない。
       だから「生涯青春」を目指す人々への力強いサポート。

人気の秘密・キーポイント・思想性・人生哲学・未来それらを見つめての
経営哲学。この仕事に携わる全社員に脈うつもの・・・・・
それが全ページに横溢していました。自分が行っているジムの企業話
ぐらいに思って手に取りました。そして一気に読みました。

あれ 面白い 読ませたい人の顔が目に浮かびます。
ホスピタリティの取組みのきめ細かい観察と実行・・・・・・

そして何より私が体感する「メガロス・フィーリングタッチ」
こんな言葉ないかな?
スタッフが喜んで働いている現場から伝わる 元気。
その秘密を語ってくれる本です。     


 

 

 


生涯青春 1

2009年03月27日 | 日記
フィットネスクラブ「メガロス」で昨秋募集した「感動作文」に応募。
支配人賞を頂くことになりました。昨日、同賞を頂く20名の方が本社の
ある新宿の野村ビルに集まり、社長を始めスタッフの方たちとテーブルに
着いて歓談・昼食の時間を持ちました。各人各様のメガロス体験熱く語りました。
やがて「大賞・準大賞」の発表があって、私は頂けませんでしたけれど当然かな?

皆さんのお話を聴くと、私が一番なまけものと思った次第!勉強になりました!

      山崎徹社長


      社長とメガロスのスタッフが進行・司会で盛り上げました。


辛夷   畑暁子

2009年03月26日 | メールが来ました
辛夷と白木蓮の季節となりました。
大木に白い花が咲いている様は、気品と風格があります。
ちょうど満開のころに二日間強風が吹き荒れたので、花が痛んでしまいました。







昭和記念公園はこれからが良い季節になります。
傑作を撮ってお目にかけるべく張り切っていますので期待しないで待っててね。
        

長谷寺と光則寺

2009年03月25日 | 日記
21日鎌倉に向かいました。江ノ電 長谷駅 で降り、長谷寺へ。
麗らかな春日和です。茶店も作られ観光の寺としての整備が進んでいました。
小さなお地蔵さまの群れで、カラカラ回っていた風車がなくなり、生花が
お供えしてありました。友人は「よかった!風車が気になっていたから。」
私も同感・・・貝母(ばいも)が清々しく咲いていました。この写真は光則寺。
実は光則寺の海棠を目当てに出かけたのでしたが、尚早。満開まで1週間かな?





      江ノ電駅の柵のすずめさん

離婚話 ★あれこれ

2009年03月24日 | 日記

これはアキアカネさんのblog http://plaza.rakuten.co.jp/akiakane/ の
★わずか2年で破局かぁ  のぱくりであります。
紀香・陣内の離婚ネタが話題になっておりまして、アカネさんとコメンテーターの
やりとりが楽しいブログなんです。

で、私年代の離婚観を少々。
私(昭和8年生まれ)結婚適齢期ごろは「離婚はいけないこと」でした。
結婚しないことも「いけないこと」でした。
更にそのどちらも女性に一段と厳しいものでした。
「嫁かず後家」とか「出戻り」とか、親でさえ「2度と家の敷居はまたぐな!」とか・・・・・
それを聞きたくないため我慢した女性はきっと沢山いたと思われます。
世間体、つまり世論の流れが個人の事情を呑み込んでしまいます。
その我慢が結局、最終的には「無難な結婚の終末」に落ち着くことも多かったわけで
結婚から飛び出して「幸福」に至る保障はありません。
それを不純というのは、これまた短絡的だし、我慢の結果が悲惨でも本人の運命と
しか言えません。そういえば「良人」と書いて「夫」なんですから

ところで、我々の次世代。結構離婚していますね~
真面目で平凡でラブラブの2人だったのに~
皆さんに祝福された結婚式だったなぁ でも簡単に

紀香&陣内 5億円挙式も格差も関係ないと思う。

「何にもいえねぇ」 one of them・・・・・ 


江ノ島見物

2009年03月23日 | 日記
20日友人と江ノ島に行き、島の頂上までエスカーで上りました。
午前中は雨でしたが、昼過ぎから陽が射し穏やかな日となりました。
久しぶりの洲鼻通りは、いつのまにかすっかり今風なお洒落な店並みに。
橋も参道も整備が整い若者向きに変身していました。

坂の途中の タコせんべい 作りたてをパリパリ。美味しい!

頂上のサムエル・コッキング塔(灯台)に上ったら、360度の春の海が
眺められました。以前は椿のコレクションが多かったのですが、今回はそれが
寂しくなったようです。好い香につられて行くとミツマタの花が満開でした。

風もなく、雨に洗われてかしっとりと穏やか風景の中に身を置きました。海大好き。





旅 後記

2009年03月22日 | 旅行

ニースからバスはコート・ダジュール(紺碧海岸)を眺めながら走りました。
山は海岸まじかに迫り、絶壁と思われる処にも家が点在していました。
カンヌ・ジェノバ等の歴史も聴き、民族の追い、追われる等の結果の
都市国家の興亡や航海による富の流入など興味尽きないお話でした。
歴史に弱い私に、ようやく目にして湧き上がってくる興奮です。

ピサに入り、フィレンツェの地に立って、まず感じたのは、大理石文化の
圧倒的な素晴らしさです。地震もない故の風土の援けもあってか、凄い!
建造物に施された精緻な彫刻。どこも彼処も・・・・・
沢山の彫像。高い塔のてっぺんにも、突き出されたあやふい軒先にも
飾られて居ました。そのどれもが傑作というよりありません。

ルネッサッス か~

ところで1番印象に残ったもの・・・・・・
ウッフィッツィ美術館のダヴィンチの間にあった未完の大作。
壁一面を占める大作。しかし描き込まれた沢山の人物は下地塗りのまま。
ダヴィンチは長身の超美形でどんな分野でも天才だったといいます。
自分は画家だなんて思わなかったでしょう・・・・・だって!
それ故、彼の興味は色々な方向に飛んで、しばしば中途半端にしたまま
でしたと・・・・だって!この絵はきっと展覧会で海外に来ることはないと
思い、画集でも見れない思いました。ここに来れた証拠と胸に仕舞いました。

もう1つ。ギリシャ時代から西洋の人達って人体の美しさを追求し続け
たと感じました。彫像でも絵画でも、神話や宗教にモチーフはとっても、
姿態は半裸か衣類を付けていてもその下の肢体を強調しています。
人間の身体を美しいと想う感性は明らかに我々東洋人と違う

出会う子供たちは皆可愛い。みな天使のよう。
どの絵にも丸々とした子供に羽根をつけた天使が飛んでいた。納得