後だしじゃんけん日記

古い革袋に新しい酒?

ミツンバスラム・フィールドスタッフより

2011年11月30日 | 日記

フィールドスタッフより

2011-11-29 17:37:33

テーマ:ミツンバスラムについて

 ミツンバの状況は日に日に悪化しています。
多くの人々は生まれ故郷の農村か、
ナイロビ内の他のスラムに移動をしていますが、
まだ一部の家族は助けが必要な状況です。
(ミツンバスラムは25年ほどまえから存在し、
このスラムで生まれた人も多い為、
帰る場所が無い人々もいます)

故郷に戻りたいと思っている家族も引っ越しを
する交通費を捻出することができません。

また、食糧を手に入れることも難しい状態で、
多くの人々は空腹のまま夜を迎えています。

チャイルドドクターでは現在食糧支援に最善を
尽くしています。

私達の子ども達はミツンバスラムから立ち退いた後も、
チャイルドドクタークリニックに通っています。

特に下痢の症状を持つ子どもが多いです。
スラムに残っている大人たちも疲労とストレス、寒さの為、
頭痛を訴える人、咳こんでいる人が多く見られます。
少しでも多くの人をクリニックに搬送し、
治療を受けてもらうように、最善を尽くしています。

私達スタッフ達も少々疲労の色がみられ、
体調を崩しているものもいます。
ですが、どこからも助けの手を得られていない人々に
根気強く手助けをして行きます。

              ミツンバスラム担当スタッフ ビートリスより

 今日はこの5人とミツンバフィールドスタッフの5人、
まだ現地に残っているフィールドスタッフの家族の
協力のもと、食糧配布と残っている人々の
状況確認調査をします。
出発前のミルクティータイムに撮影しました。

                    塚原



Run×10 (ランバイテン)

2011年11月28日 | メールが来ました

東日本大震災の復興支援の寄付金を集めるため、半年かけてアメリカ大陸を走って

横断した日本人ランナーがいます。

これまでにない被災者支援を森下知哉記者が取材しました。

高校教師の経歴を持つ高繁勝彦さん(51)は、5月に西海岸のロサンゼルスを出発し、

東海岸を目指して、砂漠やロッキー山脈を走り抜けた。

高繁さんは「ランナーだから、きっとなにかできることがあるといろいろ考えた末、

『RUN×10(ランバイテン)』という、1km走るごとにランナーが10円貯金して、

まとまった金額になれば、義援金として被災地に送りましょうと」と語った。

また、高繁さんは「(荷物は全部で50kg?)あるでしょうね。上り坂で、

まともにその重さを体で受け止めないといけない」と語った。


1km走って10円の寄付をする「RUN×10運動」に賛同して参加するランナーは、

現在2,100人以上で、集まった寄付金は1,400万円以上にのぼる。

高繁さんは24日、およそ5カ月の旅を経て、ニューヨークのゴールに到着した。

5,000kmを走り切り、5万円の寄付金をためた。

高繁さんは「青空の下で、本当に気持ちよく走らせてもらって幸せです」と語った。

実家が被災したランナー仲間は「震災を忘れてほしくないという気持ちが強いので、

それを自分のやり方で、自分の形で表現してくれるのは、すごくうれしいです」と語った。

高繁さんは、今後も被災者支援のため走り続けたいと話している。

    これは先日NYのゆうこさんから来たメールに添付されていたフジTVの取材記事。

    動画でしたが、ここにup出来ませんでした。ゆうこさんは実家が被災したニューヨーカー

    ということで、マラソン仲間と一緒にゴールで彼を迎え、インタヴューに答えていました。

    写真だけでもと思いましたが、どうしてもうまくいきませんでした。残念

 

 


AMAZONからの お取り寄せ本

2011年11月26日 | 日記

青木新門さんの著作を講演会場で買いそびれたものですから、

AMAZONに発注しました。AMAZONでは本かCD/DVDを買いますが、

問題なく満足しております。あっ PC もパナソニックのノート型買いましたし、

iPodも買いました。    値段や性能をゆっくり比較出来るしね。

AMAZONでは、購入者の傾向に合わせて おすすめ品 を出してきますが、

それが いい線 を突いてくるので、乗っかって注文してしまいます。

      納棺夫日記 青木新門著   文春文庫    467円+税

      いのちのバトンタッチ 青木新門著      250円+税

      転生回廊 青木新門著  文春文庫    695円+税

      やわらかな心を持つ 小澤征爾・広中平祐 対談集  新潮文庫  514円+税

青木新門さんの本は、先日の講演と内容が重なりますから、まず2冊は読了しました。

転生回廊は”聖地カイラス巡礼”で帯に 生と死への洞察 とあり、じっくり読むことにしました。

 

    がらりと変わって やわらかな心を持つ は小澤と広中の対談を

TVプロヂューサーの萩元晴彦がセッテングし、サンフランシスコで何日かかけてテープを

廻したものを、殆どそのまま活字に変えて出来た本なのでした。

時は 1976年5月15日~16日の対談。萩元がたまに言葉を挟む。

第4章までと萩元のあとがきやら、文庫版にした時のあとがき、解説は梅原猛が付いております。

34年前の本なんです。小澤征爾と広中平祐は若き留学生としてパリで出会い親友なのでした。

そして15年経っていました。

   (当時、小澤の子供たち 征良と征悦 は幼児で登場しています。)

副題に ”ぼくたちふたりの運・根・鈍” とあります。実に多岐にわたり、平明なくつろいだ対話

なのですが、天才二人にMC萩元もさりげなり話題をすすめ廻していくのでした。

内容を描くのは 無粋。読んでいる自分がタイムカプセルに乗って、その場で聴いているような

錯覚に落ちます。無論 透明人間 なのですが34年前の自分でも、脳は現在脳なんです。

今の自分だから、この対談の美味が判るのだと感じながら読みました。

   字が極めて小さい箇所があり、やっと読めました。でも 極楽 極楽。


ミツンバ・スラムの今

2011年11月24日 | 日記

強制撤去となったケニアのミツンバ・スラム。

child/doctorのスタッフは、必死に救助と医療活動に当たっています。

急ごしらえの医療テント。破風傷の予防注射・怪我の手当て・急病の対処。

我慢強い子供達にスタッフも涙をこらえ、疲労に耐えて頑張っています。

めちゃめちゃに潰されたトタンの住居。大急ぎで運んだ家具も移動は難しい。

釘を抜いて売ろうとする人。わずかな食糧で食事を作り売る人。

自分の住居が撤去されながら、通訳や医療や食事つくりに従事する現地のスタッフ。

宮田さんはじめスタッフは、きっと極限の疲労で対応しているのでしょう。

ブログでの情況発信も、活動支援の人々への報告と呼び掛けが

必要だから。    緊急募金の要請も入りました。

医療の他に、炊き出しも、雨を防ぐ居場所も確保せねばなりません。

日本の東北の大震災といい、ミツンバのスラム強制撤去といい

今年は私に縁の深い処で痛ましい事が起こってしまいました。

   出来ることが微々たることでも、想いを運びたいです。


オリーブの実

2011年11月23日 | 日記

オリーブの実が、すっかり黒くなりました。

一つもいでみると、やや柔らかくなっていました。こりゃぁ 完熟

口に入れたら・・・・まずい中身は乳白色でした。

オリーブ・オイルはどうやって絞るの 10粒ほどではね~。

そういえば、ニースに行った時、朝市でオリーブ専門店がありました。(2月でした)

沢山の種類の実が並んでいました。色も色々だったなあぁ・・・・


タン・ドゥン(譚盾)/マーシャルアーツ三部作~映像付き演奏会

2011年11月21日 | 観た&聴いた

11月20日サントリーホールのフェステバル ファイナルコンサートに友人と行きました。

私は五嶋龍を、友人はユンディ・リの生演奏を聴いたことが無く、二人を一緒に

聴いたり観たり出来るいいチャンスとミーハー丸出し?だったかも・・・・

さて譚盾は世界に知られた 現代音楽家 。この演奏会の構成は斬新で

2010年 上海万博で初演され、NYで再演、今回で3度目ということです。

マーシャルアーツとは「武侠」のことをいう。と解説されていました。

タン・ドゥンの具体的な解釈も難解なものでした。

彼の映画音楽をテーマにして、その映像をスクリーンに流し、映像と音楽の連動効果が

作る世界で観客を包む・・・?・・・・

1  映画 「英雄(HERO)」協奏曲~ヴァイオリンのための※   ヴァイオリン 五嶋龍  

2  映画 「グリーン・デスティニー」協奏曲~チェロのための※  チェロ アメデオ・チッケーゼ

3  映画 「女帝(エンペラー)」協奏曲~ピアノと合唱のための※  ピアノ  ユンディ・リ  

   指揮 タン・ドゥン

   管弦楽 東京フィルハーモニー交響楽団

   中国筝 ジャオ・シャオシア

   合唱 サントリーホール フェステバル合唱団

   映像操作 李一川

舞台は上からスクリーンがブラ下がり、左右にも小スクリーン。そこに映画の場面が流されます。

主にCGによる華麗な武闘場面。時にはスクリーンが揺れます。

勿論 オーケストラもソリストも指揮者もよく見えます。

こちら初めての経験なので、(観客一同 息をつめて緊張)双眼鏡離せません。

判らないながら、演奏 素晴らしいド迫力タン・ドウンは極めて洗練されていても中国を

十二分に感じさせているのでした。

      五嶋龍もユンディ・リもチェリストも難曲頑張ってました。

      若き天才たちの饗宴・・・・堪能しました。 

前回upしたyou tubeはタン・ドゥンが見られるのでご参考までに。


「いのちのバトンタッチ」ー映画”おくりびと”に寄せて 講演会 青木新門先生

2011年11月20日 | 観た&聴いた

11月18日 応現院(真如苑の寺院)で 青木新門先生の講演会がありました。

映画「おくりびと」の元となった「納棺夫日記」の作者。

お話は、ある日1本の電話が入り、本木雅弘と名乗った人が

「納棺夫日記」の中の一文を使わせて欲しい頼んできた処から始まりました。

それは彼がインド・ベナレスに行って撮影した写真集の1枚に是非付けたいということでした。

アイドルの写真集に使える一文では無いのに、とあやしみながらも見ると

上半身裸の彼がインダス河にろうそくを灯した菩提樹の葉を流そうとしている一枚でした。

実は彼が「納棺夫の日記」を映画化したいと熱願しているのを知ったのでした。

紆余曲折の末、かなり経って映画化されることになりましたが、青木さんには強いこだわりがあったのです。

それは青木さん(先生とお呼びするにためらいがあります)の満州での幼年期まで遡ります。

惨憺たる8歳の思い出。引き揚げてからの生活。学生時代は安保の頃。早稲田を中退してから納棺夫に

なるまでの経緯。それを息を継ぐのも惜しむようにお話なさいました。

こんなに机上の水をクイクイ飲むかた初めて観ました。

映画とのつながり、モックン(本木雅弘)の人柄・人間力、アメリカの著名な写真家との接点、

とてもとても書き切れません。    canonja.blog95.fc2.com/blog-entry-174.html

                        このブログに詳しく出ています「青木新門講演ーじゃいこの駄文でごめん」

結局、タイトルと原作者名は使わない事という条件を付けたそうです。

   さて沢山の死者と出会い、その家族と接し青木さんは 生と死 に最も近くで

   体験されたことから、導かれた 深い言葉 をうかがいました。

   いのちのバトンタッチ   に繋がっていくのでした。

終わって本の販売とサイン会がありました。・・・・・長蛇の列・・・・私のズーット前で売れ切れ

 


 ミツンバスラムが大変なことに !

2011年11月20日 | メールが来ました

     ミツンバスラムをご支援頂いているチャイルドドクター様、

いつもご支援頂きありがとうございます。
本日はご支援頂いているチャイルドに関して、
お知らせがありご連絡させて頂きました。

ご支援頂いているチャイルドが居住するスラムが、
政府により取り壊されました。

昨夜未明、政府より退去通告があり、
本日、午前7時より取り壊しが開始されました。

現場の状況は時間を追って変化しており、
詳細については下記ブログにて随時情報を追記しております。

    チャイルドドクターブログ「ミツンバスラムについて」

http://ameblo.jp/child-doctor/entry-11085368054.html#cbox

(これが開かない場合 チャイルド・ドクター  ブログ  で検索してみてください ミック)

チャイルドに関してご心配のこととは重々承知致しておりますが、
現在、メールや電話での問い合わせ業務に応じることが難しい状況です。

家々から家財道具を搬出することで精一杯で、
スタッフも総出でそうした作業を手伝っている状況です。

その直ぐ横でショベルカーによる取り壊しが行われており、
6人いるチャイドクスタッフの家も全て取り壊されているような状況です。

何卒ご理解いただけますよう何卒宜しくお願いいたします。

                      宮田久也

   昨夜入ったメールです。

 昨日のローズちゃんの写真でも判るようにスラムの住宅は殆どトタン張り。

 でも”おうち”の中は中古らしい家具で整えられ、子供たちは”学校”で学んでいます。

 ようやく軌道に乗ってきたChild Doctor。それなのに何が   頑張って 祈ってます。