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後だしじゃんけん日記

古い革袋に新しい酒?

「木田詩子 作品展」 in 日本橋三越6Fアートスポット ③

2014年02月22日 | 観た&聴いた

     

                       古城

     

       恋文シリーズ     ー冬ー                            -夏ー

                           -春ー               ー秋ー

          

                     聖なる光ーmale-          聖なる光ーfemaleー

          

                               海へ還る

     これらの他にも展示されていた作品は未だ在りましたが、鑑賞者の邪魔にならないよう

     あわてて撮ったので何とか雰囲気をお伝え出来ればという程度であります・・・・

       具象の中に優しく吹き込まれた抽象の世界。 柔らかに、しなやかに、、凛と。


「木田詩子 作品展」 in 日本橋三越6Fアートスポット ②

2014年02月21日 | 観た&聴いた

    

               月の門            水の詩          太陽の門

      月の門と太陽の門はセットになります。DMにも使われていました。

        とても印象的で置く処をイメージさせて止みませんでした。

           出来れば多くの人の眼に触れて立ち止まらせたいものです。

          

                  小さいgoldのブロンズ     眠る森

            掌に乗るほどの小品ですが、なんとも言えない存在感がありました。

     

                   雲の旋律                       詩人の木

        私のためのソナタ              天空の砦                   住居


「木田詩子 作品展」 in 日本橋三越6Fアートスポット ①

2014年02月20日 | 観た&聴いた

  日本橋三越本店6Fアートスポットで木田詩子作品特集が開かれております。

 主婦の私にとって隣家のお嬢ちゃんとして幼時からのおなじみの子でした。

   成長したらシンガーソングライターとしてのデヴュー

   そのうち趣味で始めた 彫刻 で認められ始めました。

   昨年は石川県の西田幾多郎記念哲学館で 木田詩子個展 開催。

     ー遥かなる調べーと題した作品たちは、安藤忠雄設計の建物に

     ふさわしい佇まいでした。  このたびは三越本店での展示。

       詩子worldのリリカルな空間となりました。

   

             空白の約束

   

        

           本の人         空の本        心のおもむくままに

   

                          明日に続く 


映画『BUDDHA2 手塚治虫のブッダ-終わりなき旅-』

2014年02月18日 | 観た&聴いた

映画『BUDDHA2 手塚治虫のブッダ-終わりなき旅-』予告編

               かなり昔ですが、手塚治虫の原作漫画を読みました。

     またこのシリーズの第1作も観ました。

     ようやく第2作が登場しました。  ここでは苦行するシッダールターが描かれています。

     シャカ国に攻め入るコーサラ国のルリ王子の出自の苦悩も。

        ようやく果てなき苦行に疑問を抱き、悟りの境地を得てBUDDHAとなります。

 

     アニメでは当時のインドの風景と悲惨な衆生の生活を追います。

     風景は素晴らしい音楽の包まれて美しく展開されますが、そこに生きるものは、

     生物の運命のまま生きては死んでいきます。  そして人間ほど貪る生き物はいないと・・・・

 

        さてこれからはブッダが悟りで得た心の境涯を 教え として伝えて行く篇と

        なりましょう。    つまり仏教の伝道です。   私はどこまで観られるのでしょう?

 

              仏教の素晴らしさと帰依して実践する人々の喜びと苦しみを

              観ることになりましょうが、他の為に生きる尊さを語るに違いありません。


清塚信也 「THE LIVE」 DVD

2014年02月07日 | 観た&聴いた

      

    

   ようやくピアニスト清塚信也の DVD が発売されました。

      清塚信也K'z PIANO SHOW 2013 

     笑得るクラシック~Learn for Smile  (これサブタイトル)  なんだかなぁ?

   確かに彼のトークは楽しいし、笑い声も上がるけれど

   笑得るって見たことないフレーズ  どうかと思うよ・・・・老婆心?

   スマートさ 欠くよ・・・・・ネ 

 さて彼は 生 で聴くことにとてもこだわりを持っていて、このDVDもLIVE感あふれるよう

 作られております。   確かにコンサートホールに足を運んで聴ければ良いよ。最高ですよ。

 でも・・・・それが叶わない人が多い。 場所的に時間的に経済的に年齢的に。

      私だって10回近くホールであるときはヤマハのお店で 生シンヤ を聴きました。

      でも・・・・そろそろ無理かな?と思ったところにこれが出て、すぐに予約。

      それが2月5日届いて、その夜再生して視聴しました。

           よかった  なまの雰囲気よく出ていました。

           よく聴き取れなくて笑えなかった お話 もばっちり

           手元も表情もよく観られました。

      演奏  第1部はクラシック   ピアノ曲の定番的

           第2部  彼自身の2曲  日々 は好きです。

                 Four Seasons Medley ポップスの有名曲から春・夏・秋・冬にちなんで

                 お得意の編曲での演奏。

                 それから怒涛の早弾きでポンセ・ベートーヴェン・ガーシュイン・モーツアルト

                 更にグランドメドレーへ。

 

    このDVDを拝見して思ったこと。  第2部になったら 顔 が変わった!

    いい感じに・・・・・  (前半が良くないんじゃなくて)   表情が澄んでいた。

 

         きっと心情が出たんだと思いました。     行    ? 


「ザッツ・ピアノコンチェルド!!」 及川浩治プロデユース公演」

2014年01月27日 | 観た&聴いた

   立川市市民会館は此のたびリニューアルし、ホール名も「たましんRISURUホール」

   になりました。  リニューアルオープン記念プログラム第1弾がこのコンサートです。

       左がパンフレッド                 右が当日頂いたプログラム

 実に丁寧な解説が記入されていて、昨今の不親切なコンサート(プログラムが無い!?)に

 辟易していた私はとても嬉しかった。

     プログラム

  ベートーヴェン     ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 Op.73「皇帝」より 第1楽章

  ショパン    ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.1より 第2楽章

  リスト      ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調(全曲)

  チャイコフスキー   ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23より 第1楽章

  ラフマニノフ   ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18より 第2・3楽章

 この企画の選曲・コンセプトについて、プロデユースのピアニスト及川浩治は

   「今回のプログラムを構成するにあたって、コンチェルトの基本形である(急~緩~急)を

   前半・後半それぞれに配置することによって全体が寄せ集め的になることを緩和しながら、

   皆様にはピアノ協奏曲の代表曲をたっぷりお楽しみいただく、というコンセプトで

   選曲しました。」      と ありました。

      勿論 指揮者 飯森範親   ピアノ 及川浩治  東京交響楽団(管弦楽)の

      プロフィールも丁寧な解説がありました。

      更にパンフレットには親切な曲目解説がありました。

 

  さて・・・・演奏は・・・・凄かったです。  どの曲も始まるや怒涛の如く会場を揺さぶりました。

 

  1曲終わると指揮者とピアニストのトークが入ります。曲のエピソードだったり、演奏の苦労話

  だったり・・・・これだけの名曲の1部分を演奏して次に移る”切り替え”・・・・等など

 

  私の席は1階の真ん中辺りでピアニストの演奏が手元をはじめ全身がよく観られました。

  ショパンの曲、リストの曲のカデンツア(独奏)の場面では及川浩治の弾く姿が

  ショパンやリストも かくありしか・・・ と酔わせてくれました。

      及川浩治 かってなくテンション高く、それが会場を包む雰囲気となりました。

 

        なんとも贅沢な豪華な時間を頂きました。 

        新装なったRISURUホール座席もゆったり明るく素敵な空間でした。 


映画 「鑑定士と顔のない依頼人」

2014年01月15日 | 観た&聴いた

映画『鑑定士と顔のない依頼人』予告編

監督・脚本  ジュゼッペ・トルナトーレ     音楽 エンニオ・モリコーネ

   天才鑑定士ヴァージル(ジェフリー・ラッシュ)   美術品修理士ロバート(ジム・スタージェス)

   贋作画家(ドナルド・サザーランド)    顔のない依頼人クレア(シルビア・フォークス)

        鮮やかにオークションを仕切るヴァージルは絵画や古美術の天才鑑定士。

  誇り高く狷介 私生活はホテルのような屋敷のウォークイン・クロゼットには贅沢なスーツやネクタイ手袋を

  持ち、更にその奥の秘密の部屋には彼の膨大なコレクションが飾られていた。

  永年かかって収集した「女性が描かれた額」  彼は生身の女性には一切興味を持たず、この部屋で

  絵画の女性に囲まれる至福の時間を楽しんでいた。

 

       ある日鑑定の依頼が飛び込んできた。古城のようなヴィラに住む女性から。

  彼女は両親を亡くし、その屋敷の家具や絵画を売却したいため鑑定して貰いたいという。

 

  しぶしぶその古ぼけたヴィラに出向くと、依頼人は若い娘らしいのに姿を現さない。

  屋敷の奥の部屋から依頼や命令の言葉を投げてくる。ある時はケイタイを使って。

     二人の会話は或る時は激高し、ある時は哀願ある時は宥めとなって

     続いていく。   女性は「広場恐怖症」で心を病み14歳から1部屋から出られない。

  ヴァージルは姿を現さない彼女を相手に幾度かヴィラに行き、骨董を鑑定しているうち

  彼女を病から救ってやりたいと思うようになっていくのだった。

     盗み見た彼女は妖精のようだった。  ・・・・・・・

 

  この上質なミステリーのお話はこれ以上続けてはいけません。

  緻密で贅沢な仕掛けがこの映画をひっぱっていくので目も離せず、一言も聞き漏らせません。

  それほどどの場面も、どのセリフも大切に作られていて退屈する一瞬もありません。

 

     エンドロールが流れても、謎が引きずられて「どうしてこうなるの?」

       なんだか「村上春樹」を読んだような・・・・

           「第三の男」を彷彿させるような     心地良い 謎感 に包まれるのでした。

 

  さて私なりに誰が仕掛けて、誰が協力して、このある意味残酷な結末に至るのか

  やはり、もう一度観て確認したいものです。    それにしてもこれほどの名作を

  封切りしている映画館が少ないのは  何故? であります。 

     

     


 紙わざ大賞 作品展

2013年12月16日 | 観た&聴いた

12月13日 銀座をぶらついていたら、この展覧会を知り入ってみました。

「Pam東京」という特種東海製紙のショウルームでの色々な紙をつかっての

作品展でした。     素晴らしい造形・質感・フオルム・色彩の紙たち。

      大勢の鑑賞者に混じって楽しみました。

  

  

  

  

 


映画『47RONIN』

2013年12月13日 | 観た&聴いた

映画『47RONIN』予告編

     ハリウッド映画 

 キアヌ・リーブス(カイ)  大石内蔵助(真田広之) 主税(赤西仁)  浅野内匠頭(田中泯) 

 吉良上野介(浅野忠信)吉良の女(菊池凜子)  浅野の姫(柴咲コウ)

   これは日本ではあまりに有名な「赤穂の四十七士」の話が下敷きになっておりますが、

   まるで違ったストリーでリメークとは言えません。 

   スペクタクル・ファンタジーとでもいいましょうか・・・・全く別ものです。

      カイは日本のどこか山奥の異界から赤穂の地に逃亡してきた少年。

      彼は鬼子として殺されるところを浅野の殿に助けられる。

      浅野家にはミカという姫がいて、彼をかばい続けた。

     、吉良(浅野タクミノカミより若い)は姫と赤穂藩に野望を抱き、妖術を使う女を使って

      浅野を窮地に落とす。    徳川将軍は浅野に切腹の命をくだす。  吉良に姫を娶って

           赤穂藩を治めるよう命ずる。     藩を追われた武士達は悲惨な境涯から復讐を誓う。

            武士にはなれない カイ も又、慕う姫と助けてくれた浅野のために大石の説得で

            仲間に加えられる。     死んでしまう者もあってカイも47人の一人となる。

            これがとんでもなく面白くて「インディ・ジョーンズ」を超えたかも?   です。

      なにしろキアヌ・リーブス以外は殆ど日本人俳優が演じておりこんなチャンスは

      またとないと思われ、絶対ヒットして欲しいものです。

            CGによる妖かしの場面も素晴らしく菊池凜子も適役。

            ストリーは別物とはいえ、サムライ・スピリットと日本刀には敬意が払われていて

            殺陣は見事でした。    忠臣蔵を知っている中高年にはムリという評を見ましたが、

            中高年にこそ見てほしいです。

                      風景やビジュアル的には中国・朝鮮・ベトナムがテンコ盛りです。 

              しかし、「インディ・ジョーンズ」にも「アバター」にも 負けて居りません。

                 字幕になっていますが日本人が話す英語は聴き取りやすく

                 私にはムリでしたが、若者には勉強になりましょう。

 

             明日は12月14日      日本人なら応援しよう  と思ったのでした。 

 

 


映画『利休にたずねよ』

2013年12月10日 | 観た&聴いた

映画『利休にたずねよ』最新予告編

原作 山本兼一    監督 田中光敏

千 利休 (市川海老蔵) 妻 宗恩 (中谷美紀) 武野紹鴎 (市川団十郎)

織田信長 (伊勢谷友介) 豊臣秀吉 (大森南朋) 

 茶を喫する作法は中国より伝わったということですが、日本で「茶道」となりましたのは

 千利休という大プロジューサーの存在あっての事と思います。

 

 映画は豊臣秀吉より切腹を命じられたその日の朝から始まります。

 降りしきる豪雨の朝、妻宗恩との短い会話。利休は既に白装束。

 

 話は21年前にカットバック。  足軽にならんとする藤吉郎。

 やがて足軽となるや、信長に見出される茶人・宗易を知る。

 信長の茶頭の存在は、常に秀吉の視界に大きく映っていた。

 何年か過ぎ、秀吉は太閤にまで昇り詰める。彼もまた利休を茶頭にしていた。

      秀吉がどうしても越えられぬ世界。秀吉なりに憧れた境地。

 秀吉が朝鮮出兵と出た時、利休は賛成しない。    何故・・・・・

      一つの答えを映画は語っていく。 若く放蕩の日の宗易。

      武野紹鴎を師とたのみ、茶の世界に親しみ始めた彼に起こったこと。

 

 伊勢谷友介があまりに織田信長の風貌なのにびっくり(実物見たことないのに)

 海老蔵の所作の完成度の高さは歌舞伎の歴史あっての事かと。

 小説のストリーあっての展開なのですが、茶道を嗜なまれている方には

 きっと垂涎の場面が多いのではと思いました。 お道具の大名物も

 ゆかりのある建物・場所も沢山観られました。

 

     茶道に縁のない私ですが、利休が求め続けた「侘びの世界」が

     日本独特の美意識を育てたことに深い感慨を覚えます。

 

 利休という名には「鋭さ(利)を、休せよ」という意味があるそうで

 無心の境地を目指せという禅的意図が込められているとありました。

 

     政道(武力に依る)と対峙し茶道にまで高めた人なのでしょう。