映画『火花』予告
原作 又吉直樹 監督・脚本 板尾創路
菅田将暉 桐谷健太 木村文乃
芥川賞をとった又吉直樹の原作は読みましたが、いまいち理解できませんでした。
お笑い芸人の世界についていけなかったのかも知れません。
でも映画化でキャスティングを見たら、やはり観たくなった訳で・・・・・
観たら思った以上の存在感に圧倒されました。
お話は意外と地味なんですよ。 全編通してお笑いの世界でてっぺんを目指しながら
叶わなかった二人の芸人師弟の10年間のお話なんです。
印象的な場面は井之頭公園でドラムを抱えたパフォマーの前で大雷雨に
降られながら踊り狂うシーン。 ステキでした!
出演者は主役の2人を始め皆適役で、監督がこの世界の住人からでしょうかね。
人をわらわかしながら、お笑い芸人の大勢は厳しい現実の生活で苦闘の姿です。
つくづく業の姿です
お笑い芸人に挫折した菅田は、不動産やに勤め、桐谷はその世界からは抜けず
二人は10年前に出会った熱海の花火を観に電車に乗ったのでした。
(うろ覚えの原作の場面が甦って、あぁこういう事だったのね)
私にとってブレークした漫才の2人をTVの画面で観るのは司会者としてです。
機智に富んだとっさのやりとりで繋いでいく力が発揮できるからでしょうが、
昔は漫才のふたりは、どこまでも漫才のふたりでしたね。
時々 映画俳優 になったりしますが・・・・
おまけ 菅田の漫才コンビの名が「スパークス」
これ小説のタイトル「火花」にリンクしてたのね~
「火花」を「花火」と間違えそうになった私でした。
出だしが熱海の花火大会でしたから・・・・
今頃になって気が付きました。