バスツアーの旅

３月３０日の木曜日に家内と娘二人は日帰りのバスツアーに参加して来ました。コースは伊勢神宮参拝とイチゴ狩りです。次女が保育園時代から懇意にして頂いている二組の家族から誘って頂きました。自閉症の次女にとってはバス旅行なんて初めて。家内はかなり不安だったのですが、「ダメだったらタクシーか電車で帰っておいで」と果敢に挑戦して来ました。

とは言っても、いきなり連れて行っても困惑するだけなので、少しでも『見通し』が持てるようにと簡単な工程表のようなものを事前に作り、毎日説明をしていました。

当日は寒が戻り過ぎて、雪模様の中、真冬の格好での出発となったようです。奇声とかはそんなに出なかったそうですが、一番困ったのはトイレだったそうです。水を流す音や、エアタオルの音が嫌いです。ましてや初めての場所ではなかなかしてくれず、どうしても我慢してしまいます。何度も通って昼頃にやっとしてくれたそうです。

イチゴ狩りは一番最後の工程です。ビニールハウス内で宙に吊らされるようにイチゴが生えていて、立ったまま採れるようです。子供たちは大喜びで食べまくったそうです。これが目的で来たようなもんだから、良かった良かった。ツアーの方も何とか最後まで帯同することが出来たようです。かあちゃん、お疲れ様でした。

今回同行してくれた保育園時代の同窓生は、残念ながら二人とも次女とは別の小学校に通っています。もう少し詳しく書くと、次女を含めた三人はそれぞれ別の小学校の学区に住んでいるのです。保育園の地区割りと、小学校の地区割りがラップする為にこのようなことが起きます。それはともかく、彼女たちは次女を友だちとして扱ってくれています。それはそれはじょうずに遊んでくれます。喋らないし、愛想も悪い次女ですが、それを受け容れて優しく接してくれています。いつの日かきっと『遊ぼ』って声をかけますから、いつまでも気長に友だちでいてやって下さい。