ともちゃんの のんびり登山教室

分県登山ガイド「大阪府の山」(山と渓谷社)著者の岡田知子が
ご案内する登山教室。
のんびり、ゆるゆると山に登ります。

2019年7月11日(木) 風雨の伊吹山を歩いてみる!

2019-07-12 20:51:16 | 人数限定登山
「ガイド殺すに刃物は要らぬ。雨の三日も降ればいい。」
などといいますが、三日どころか1週間以上も梅雨空が続いています。

伊吹山に向かう予定だった今日も、朝から雨。でも、本日歩くルートは山頂の遊歩道を一周するだけ
なので、危険ではないし、天気についても警報は出ていないし、伊吹山ドライブウェイは通行止めに
なっていないので、中止にする理由はどこにもありません。







ということで、駐車場からレインウェアを着こんで出発。皆さんのレインウェアは新しいので、水を
よくはじいています。









雨でも花はたくさん咲いていました。キバナノカワラマツバ(アカネ科ヤエムグラ属)。








アワモリショウマ(ユキノシタ科チダケサシ属)。







カノコソウ(オミナエシ科カノコソウ属)。生薬にすると、鎮静作用があるそうです。







クサフジ(マメ科ソラマメ属)。








ミヤマコアザミ(キク科アザミ属)。







伊吹山山頂に到着~!








山頂付近にも花がたくさん。ミヤマトウキ(セリ科シシウド属)。これも薬草です。








オオバギボウシ(リュウゼツラン亜科ギボウシ属)。若芽は食用になります。







キバナノレンリソウ(マメ科レンリソウ属)。織田信長の指示によってポルトガルの宣教師がヨーロッパから
持ち込んだ薬草に紛れて、伊吹山に帰化したという説があるそうです。







ハクサンフウロ(フウロソウ科フウロソウ属)。







トウダイグサ?ネコノメソウ?







当然ながら、山頂部の山小屋は閉店休業。
遊歩道を一周するには風が強すぎたので、往路を戻りました。







駐車場にある売店&レストランは開いていました。私たちのためにストーブをつけてくれました。
「7月なのにストーブがありがたいなんて・・・。」







レストランで温かいうどんやそば、ラーメンをいただきました。あったまる~!







名物「のっぺりうどん」。きしめんより薄くて広い麺で、ツルツルと食べやすい。ごちそうさまでした。






歩いた距離が短すぎて物足りないので、関ヶ原鍾乳洞に寄り道。
一年中気温が15℃という洞内は、段差がないので車椅子やベビーカーでも入れるんだって。






天上から下がる鍾乳石。







鍾乳洞の近くには、旧日本陸軍の火薬庫があります。ついでに見学しました。







中にはけっこうな広さの空間が。友ヶ島の砲台跡を思い出します。




今回は、自分のレインウェアの性能を試すのと、スムーズに脱ぎ着する練習になりました。
次に伊吹山を訪れる時には、爽やかな青空を期待したいものです。




                      

4月期の予定は、ホームページをご覧ください。

人数限定登山の残席状況と、ウェブ予約はこちら