NOBU_san'S ROOM/南行徳のギター教室

南行徳のギター教室ミュージックメソッドで講師を務めています ギターや音楽に関する こと,南行徳の出来事などを書いています

5月5日

2008年05月05日 | HOW"S GOING ON?
子供の日、といえば
こいのぼり、もそうだけど

かしわもち、だな。


エレアコの話

小さい音を広いところで
みんなに聴こえるようにしたい、、
電気がない時代には
会場の反響とかで工夫していた筈、
本当は演奏者が奏でているそのものの音を
聴くことができるので一番だと思う。
咳払いもできなくなっちゃうけどね。

音を拾って増幅する、
一般的に思いつくのが
歌とかの時につかう マイク。
空気振動を電気信号に変えて
増幅してしてから
スピーカーを振動させて
(大きな)空気振動=(大きな)音にする。
ギターの場合も もちろんこの方法でも
オッケーなんだけれど
前回も書いたようにマイクのそばから
離れられない。

で具体的なアコギの音の拾い方 3種類。

弦の振動を電気信号に変える方法=マグネット式
音の振動を電気信号に変える方法=ピエゾ式
小さなマイクをギター本体に取り付ける=コンデンサーマイク

今回はピエゾという方法についてなんだけれど
ギターを弾くと弦が振動するよね、
その振動がギター本体の木材に伝わって
音が大きくなる。
振動によって(圧力)電気を発生させる方法があって
その仕組みを使ったピックアップを
ピエゾピックアップっていう。

ギターの表面板にくっつける式、
裏面にくっつける式、
サドルの下に細く薄いパーツを仕込む式、
が一般的なピエゾピックアップのスタイル。

ピエソ、ギリシャ語で PIEZEIN  で圧力 という意味らしい。

振動がそのまま音に変換されるので
アコースティック楽器の増幅には向いてると思う。
仕込む場所によって音が変わるのと
出力される電圧が小さいので一般的にはプリアンプがあったほうがいい。

ほとんどのエレアコはピエゾピックアップ式で
エレアコは電池を使うけれどそれはプリアンプの為。
アンプ、というと大きな物を想像するけれど
ちょっとした回路で充分で
重さも何グラム程度の物も。
つまみとかなくてもアンプっていうよ。

ピエゾピックアップ自体は電源は必要としてない、
のでピエゾのみ本体につけてプリアンプは外部、
または思い切って なし でも音は鳴る。
僕のK・ヤイリの78年製はサドルの下に
ピエゾを仕込んであるけどプリアンプはない。
PAに直接、でもちゃんと音が出る。
プリアンプとか電池ホルダーとかを内部に
仕込まないですんじゃう。。。
ギター本体で音の調節とかできないけれどね。

アコギにピエゾ・・・、って考えてる人には
選択肢のひとつかもしれないね。