秘密保護法と共謀罪を考える四日市の会

秘密保護法・共謀罪に反対し、その廃止を求めましょう!

学習会終了

2020年11月10日 | メッセージ
11月7日、学習会「秘密保護法と共謀罪はいま」が終了しました。定員いっぱいの参加者で、大垣警察市民監視事件違憲訴訟原告の近藤ゆり子さんから、充実した内容のお話を聞き、話し合いました。秘密保護法、共謀罪の直接の適用はまだなくとも、そのリハーサルのような事柄は既に起こっているし、両法が目指した社会は既に実現しつつある。(公文書の破棄、改竄、市民の間の不信と分断、権利運動の弾圧)
 ものを言う市民を敵視する、長期間の監視により本人の許可なく個人情報を集め、真実ばかりでなくそうでないものも捏造して架空の人格を新たに作り出し、利用することさえしている。そう言ったことを縦横に行う公安警察のあり方は先の戦争の特高警察の戦後も生き残った姿であり、デジタル機器の普及により飛躍的に監視技術が進展して膨大な情報が蓄積されている。そういった権力による人権侵害を市民がチェックする機関が、度重なる国際社会の警告にも関わらず日本にはいまだありません。これは早期に作る努力をしなければいつまでもできないでしょう。日本は人権後進国と見なされ続け、信頼を失うことでしょう。
 警察を相手取っての厳しい裁判を市民が行い続ける意味について、そうしなければよりひどい人権侵害が大手を振ってしまうとの言葉が重く響きました。