
監督: ジョナサン・モストウ
出演: アーノルド・シュワルツェネッガー/ニック・スタール/クレア・デインズ/
「続編(Part2)は成功しない」のジンクスを破った
数少ない作品が『エイリアン』と『ターミネーター』だった。
しかし、「続編の続編は成功しない」のジンクスは
いまだ破られていない。
思うに『ターミネーター3』の最大の敗因は
キャストにあると思う。
野暮ったいヒロイン。
華のない敵キャラ。
成長しすぎて親父顔になった主人公。
そして老いさらばえたシュワルツネッガー……。
第一作からのファンにしてみれば、なにか悪い夢を
見ているような気にさせられてしまう。
しかし、ふと気がついた。
「これってもしかしたら、『ターミネーター外伝』??」
不屈の闘士サラ・コナーが白血病などという乙女ちっくな
病で死んでいたのも、
人類救済に目覚めた少年戦士ジョン・コナーがただのヤク中の
チンピラになっていたのも、
不死身のはずのターミネーターがシワシワの老人顔になっていたのも、
前作・前々作の苦労を嘲笑うかのように核ミサイルが成層圏を飛び交うのも、
すべてパラレルワールド内の出来事だったと思えば納得がいく。
つまりこの映画は、前作・前々作とは無関係な「外伝」なのだ。
シュワルツネッガーがカリフォルニア知事選挙に出馬するための選挙資金を
稼ぐためだけに企画されたトンデモ映画だったのである。
当然、「続編の続編は成功しない」というジンクスも当てはまらない。
「外伝」には成功も失敗もない。
ただ単純に腹をかかえて笑いながら楽しめばいいだけの話しなのである。
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