斬り捨て御免塾!!

☆エンタメ毒舌レビュー集☆

人類史上最強王決定戦HERO'S2006開幕戦

2006年03月16日 | TV番組

※…薫ちゃん!?

フィギュアスケートというスポーツを何よりも愛するわたくしではありますが、
ついつい見てしまった『人類史上最強王決定戦HERO'S 2006開幕戦』

鍛え上げられた肉体を武器に戦う熱き男たちの姿に思わず大興奮!!

・・・・・してません。
いえいえ、だけど面白かったです。

正直言ってわたくし、「リンクの上の格闘技」のことはよく知っておりますが、「リングの上の格闘技」のことは
よくわかりません。
なれど『HERO'S』に登場した選手は皆、スター性を持った素晴らしい野郎どもであることがよくわかりました。

これまでは「氷上の格闘家」のことを執拗にネタにしてまいりましたが、せっかく『HERO'S』を見たこともあり、
今回はちょっとばかりプロの格闘家のことも紹介してみようかと。
皆様がいつか『HERO'S』を観戦する時の参考にしてくださいませ☆



★HERO'S素敵選手名鑑★

まずはこの人。須藤元気

「元気です!朝は特に・・・」

格闘界でのニックネームは、『変幻自在のトリックスター』

変幻自在に技を繰り出す格闘センスと、試合開始前のユニークなダンスパフォーマンスがウケ、
このようなニックネームがついたと推察されます。

また「格闘技界イチのイケメン」の誉れも高く、CMなんかにも出ております。
だけどわたくには彼が、麻生大臣に見えて仕方ありません!!

「しばくぞコラあ」 ※永田町の変幻自在のトリックスター




そしてこの人。
『反骨の柔道王』のニックネームを持つ、
秋山成勲

「3番、大阪の生野区から来ました秋山成勲です。『悲しい色やね』、唄います。 ♪にじむ街の灯を~」

カーン♪

秋山選手は元柔道選手。81K級の日本代表選手として、2003年世界柔道で七位にもなりました。その後、プロ格闘家に。
日焼けしすぎた肌に殺意を隠し、リングで暴れまくる大阪の黒獅子。

・・・・でもこのひとな、なんか戦ってるっちゅう雰囲気やないねん。まるで人を殴り殺してるみたいやねん。
ほんま、恐ろしいわあ。なのに、ステキやわあ。でも近寄らんといてーや。うち、優しい人が好っきゃねん。

「なんや、おまえ。んなこと言うてほんまは、オレとベッドで唄いたいんとちゃうか?唄ったるで~。 ♪にじむ街の灯を~」

 

カーン♪




さて。
次の選手はこの人。名は所英男

「すんごいですねぇ~」

苗字で損してますが、好青年風のルックスが結構ステキ♪
彼のニックネームは、『戦うフリーター』

・・・・・えっ( ̄□ ̄;)!!フリーター?
この人、プロの格闘家じゃなくて、フリーターなの?

・・・・・どうやら彼は、以前は普通の会社員だったらしいのですが、会社を辞めてフリーターに。
その後、好きだった格闘技を極めて格闘家になったというユニークな経歴の持ち主であります。
ついつい応援したくなる選手です☆

※「戦うニート」杉村太蔵
・・・・・・・・・こちらは応援してあげなくてもよろしいわ。



そして次は宇野薫

『修斗』という団体に所属していた頃は、『星の王子様』と呼ばれていた格闘技界のアイドルでした。
ビビッドなセンスを活かしたファッションリーダーでもあった薫ちゃんがおかしくなり始めたのは、『修斗』を飛び出してから。
まるで何かにとり憑かれたように汚くなり、しかしその分強くなり、最近は『総合格闘技界のパイオニア』
呼ばれる存在に。
「敵と戦う格闘家」というよりも、「自らを痛めつける苦行僧」のような雰囲気のある薫ちゃんが、なんか不憫で仕方ない・・・。


「ボクは今でも、星の王子様でしょうか?」

「・・・・・・・とりあえず三週間ほどお薬を飲んで経過をみて下さい」


 

最後はこの人、山本”KID”徳郁
ニックネームはなんと・・・・・・・・・・・・・・、『神の子』

「神の子っす」

神の子・・・・・?!
いったい何神の子?死神?それとも貧乏神?

どうやら、「自分は格闘技の神の子」という自身の発言からつけられたニックネームらしいです。
もちろん公言するだけの高い格闘魂と実力を持っており、現在はHERO'ミドル級世界王者
彼のお姉さんである「山本美憂」もまた、女子レスリングの元世界王者であるとか。まさに格闘一家でございます!

格闘技界には「神の子」がいるなんてスゴイな~。

・・・・なんて思った、そこのあなた!甘いです。
わたくしどもが愛してやまない「氷上の格闘技界」にもまた、神の子がいるではありませんか!!

そうです。神の子といえばもちろんこの人。村主章枝!!
「神様・・・・☆」 ※神の子をお腹に宿して感涙するすぐりん。


「ミンナ、地獄ノ業火デ焼カレテシマエ~」 ※時には悪魔にもなれるふぐりん。


山本"KID"徳郁がナンボのもんですかっ!!
「神の子羊」にも「悪魔の申し子」にもなれる村主の前では、山本君など「神の鼻くそ」のようなものなのではないかと、
わたくし信じておりますわ。
 

「すぐり~ん、キック♪」


世界ジュニア選手権★浅田真央、キム・ユナ

2006年03月12日 | TV番組

結果が気になって気になって仕方なかった、『世界ジュニア選手権』
SP2位の浅田真央は果たして、フリーで逆転優勝できるのか・・・・・!?

リアルタイムで試合映像を見ることが叶わないのなら、せめて録画放送を
リアルタイムな気持ちで見ようと天岩戸に篭ったのは三日前。
既に結果を知って乱舞する八百万の民の喧騒にも耳を貸さず、ひたすら歯を食いしばって岩戸に篭った孤独な日々・・・・・・。

ここまでしておのれに試練を与えるのも、すべてはフィギュアスケートを十全に楽しむため。
フィギュアスケートファンとして、勝ち組になるためでございます!!

・・・・・・・・・でも本当に、苦しゅうございました。
テレビやネット、新聞すらも見ることが許されない生活を送ることがこんなにも辛いものだとは、
思いもしませんでした。どれほど大変だったかを、ちょっと簡単にレポします。


◆金曜日 AM5:00過ぎ◆
・・・・深い眠りから、突然目覚める。普段は絶対こんな時間に目が覚めることなどないのに、なぜ?
しかしすぐに原因に思い当たりました。ちょうどこの時間は、スロベニア(どこよ?)で浅田真央ちゃんがフリーの
演技を
しているであろう時間帯。
「日曜日まで真央のことは忘れよう・・・」と自分の胸に言い聞かせていたにも関わらず、身体はしっかりと
真央ちゃんのことを気にかけていたのでございます。
いえ、もしかしたら真央ちゃんの心の叫びを、わたくしの深層意識がキャッチしたのかもしれません!

「斬り捨て御免塾の女王様ぁー、マオを助けてぇ~。
 マオはなんだか、ジャンプでコケそうな気がするのぉ!」

・・・・・真央ちゃんはきっとスロベニア(どこ?)から、わたくしに向けてメッセージを発していたのではないか。

「真央、負けちゃダメ!
 あなたならきっと、トリプルアクセルを決められるわ!さあ、飛ぶの。お飛び!」

闇に閉ざされた寝室の中で、わたくしはそんなエールを真央に送ったのでございます。
まさに、電波なオンナ。世間から隔絶された人間が精神を崩壊させてしまう理由が、よくわかるというものです。

◆金曜日 PM12:00過ぎ◆
いつもなら「昼のワイドショー」を見ながら昼食をかきこむ時間帯。だけど今日は、見られない。苦しい。
安心して見られるチャンネルは、3チャンネル(NHK教育)だけ!・・・苦しい。

仕方なく、3チャンネルを見ながら昼ご飯。地方の名物ウドンを紹介する番組。ゲストは岸田今日子
司会の話しや番組進行を無視して、黙々とウドンを食べ続けている岸田今日子。
痴呆的なその振る舞いが、とてつもなく怖い・・・・。わたくしの食欲は、すっかり失せる。
「イヒヒ…」

◆金曜日 PM9:00過ぎ◆
帰宅したダーリソが、ニヤニヤしている。明らかに、試合の結果を知っている顔。
「言うんじゃねえぞ!言ったら殺すど」ドスをきかせた声で、わたくし牽制。
「そんなこと言うと、新聞見せるよ?」と夕刊をひらひらさせるダーリソ。憎い・・・・。

でも、見たい・・・・・。結果が、知りたい・・・・・・・・・!!
ダーリソの頭の中には「世界ジュニア選手権」の情報が詰まっているという
のに、
わたくしの頭の中には「岸田今日子がウドンを食う姿」しか詰まっていない・・・・。
あぁ、なんて不公平!許せないっ!

◆土曜日 午後◆
真央の結果が知りたい知りたい知りたい知りたぁ~~い!!
情報遮断の後遺症で、情緒不安定に。ついには、
処女懐胎した村主章枝が満員の観客が見守るスケートリンクの真ん中で出産するという幻覚が見え始める。

「う、産まれる・・・・!」

◆日曜日 午前◆
ついに仮死状態。


・・・・・・・・そしてようやく午後4時になり、復活でございます!!
艱難辛苦に耐え抜き、わたくしは勝ち組フィギュアファンとして生まれ変わることができたのでございます!!

テレビのスピーカーから流れるラヴェルのボレロを聞きながら、この瞬間の為に生きていて本当に良かった!
・・・と、心から思いました。ありがとう。皆さん、本当にありがとう。
「無様に耐える」こともまたブログのネタになるとの狡猾な計算がなければきっと、誘惑に負けて結果を
見てしまったに違いありません。


さて。
テレビ放送を見終わった今、わたくしは大きな虚脱感に包まれております。
想像を・・・・遥かに超える試合でございました。まさかあんな凄まじい展開になるとは・・・・・

つくづく結果を先に知らなくて良かったと、改めて思いましたわ。
ま、そのせいで脳の血管が切れるような思いを致しましたが・・・・・・。


大注目のフリースケーティング。
最終滑走の浅田真央の前に演技したのは、SP1位のキム・ユナ
「ねえ見て!アタシのユナバウアー」

SPのユナの演技は、文句のつけようがないほど美しかった。
どこか荒川静香を思わせる、氷と一体化したような優雅なスケーティング。そして正確なジャンプ。

以前、国内大会で演技するユナの動画を紹介しましたが、その時よりも遥かにユナのレベルは上がっておりました。
動画を見たときは、ユナの才能よりもむしろ、国内大会の寒々しい雰囲気に驚いたものです。
しかし今回の「世界ジュニア」では単純に、ユナのスケーティングテクに肝を潰されました。

FSでも、キム・ユナはパーフェクトと呼べる演技を披露。
最初のトリプルフリップ-トリプルトウループのコンビネーションジャンプを軽々と決め、流れに乗るユナ。
その後の、イナバウナーからのコンビネーションジャンプも鮮やか。スピン、そしてスパイラルも完璧。
どこかのアホタレントやバカ大臣のように「コケろ~」と念じることすら忘れて、わたくしはキムの演技に
魅入ってしまったのでございます。

FSでキム・ユナの出した点数は、テクニカルエレメンツ64.85。 プログラムコンポーネンツは51.83
合計116.68。SPとの総合は 177.54


そして最終滑走。浅田真央の出番。
絶対に負けられない試合。なのにのしかかる、大きなプレッシャー・・・・・。
まるで、トリノ五輪のイリーナ・スルツカヤのような状態ではありませんか!!
このとき真央ちゃんは、何を思っていたのでしょうか・・・・・。わたくしには、ハッキリとわかりました。

「斬り捨て御免塾の女王様ぁー、マオを助けてぇ~。
 マオはなんだか、ジャンプでコケそうな気がするのぉ!」

そう叫んでいたに違いないっす!
だからわたくしもテレビに向かって、思いきり叫びました。


「真央、負けちゃダメ!
 あなたならきっと、トリプルアクセルを決められるわ!さあ、飛ぶの。お飛び!」


なのに真央ちゃん、失敗しちゃいました。トリプルアクセルが、まさかのシングルアクセルに!
わたくしの電波な振る舞いがいけなかったのでしょうか?

「イ、イヤぁぁぁぁぁぁ!」

思わず両手で顔を覆うわたくし。
しかし・・・・・・・悪夢はこれで終わらなかった。演技が進むごとにスピードは落ちてゆき、後半の
3回転フリップ-3回転ループ3回転フリップ-1回転ループに。
3回転ルッツが1回転ルッツに!

ありえない・・・・。真央がこんなミスを連続するなんて、ありえない・・・・・。
まるで、トリノ五輪の安藤ミキティのような状態ではありませんか!!(でもミキティ、好きよ♪)

真央が出した点数は、テクニカルエレメンツ48.45。プログラムコンポーネンツ48.80。合計97.25
SPとの総合は153.35。1位との点差はなんと・・・・・24.19

※西洋的美質から見離された3位の選手の存在感にも注目。


「銀色のメダルなんか、いらな~い。コーエンにあげちゃう♪」

いつもの浅田真央らしからぬ、惨敗でございます。わたくし、呆然。
「なぜ・・・・・?」
「WHY・・・・・?」

しかし世界ジュニア選手権に向かう前から、調子を崩していたとの報道もありました。
最高のコンディションで臨めない不運と、キム・ユナ選手の絶好調が重なった結果としての大敗北。
スルツカヤ風に言えば、
「That's life」ということか。

わたくしが思いますに、真央の不調の原因は山田コーチにあるんじゃないかと・・・・。
ありえない難易度の4回転ジャンプなんか練習させるから、真央のジャンプ勘が崩れ、疲労が溜まったんじゃ
ないのかと・・・・・。
「コラ~、もっと高く飛べ~」

どちらにしても、女子選手に4回転を飛ばせるのはもういい加減やめてほしいわ。
伸ばすべきはジャンプの回転数ではなく、演技全体の質の高さ。
キム・ユナの実力を侮ったヤマーダには、その胸に大きな責任を感じていただきたい。

キム・ユナ選手の優勝で終わった『世界ジュニア選手権』ではありますが、わたくしはこれからも
浅田真央選手を応援していくつもりでございます。そして記録よりも記憶に残る演技でわたくしを
魅了したキムユナ選手のことも、ずっと見守っていきたい・・・・。
今改めて振り返ってみれば、とても有意義な大会でございました。

興奮をありがとう。
感動をありがとう。

わたくしは心から、ふたりの選手にその言葉を贈りたいです☆☆


◆世界ジュニア選手権で頑張った日本女子選手◆

※「澤田亜紀選手は身体も演技もかなりのガッチリ系です」by佐藤有香 (嘘)


※スケートリンクよりも池袋の街がよく似合いそうな武田奈也選手。


【関連リンク】
★世界ジュニア選手権 結果★


フィギュアスケート'06シアターオンアイス 

2006年03月05日 | TV番組


なんじゃこりゃあぁぁーーーー!!


思わず松田優作のように叫んでしまった黄昏時。
絶叫の原因はもちろん、午後4時からフジテレビで放送された『シアターオンアイス2006』

わたくし、とっても楽しみにしておりました。先日も書きましたように、
ショーに行けなかった分、テレビでショーの雰囲気をじっくりと堪能しよう。そう思っておりました。

なのに・・・・・

実況の塩原がペラペラとうるさいったらありゃしないし、CMは長いし、日本人選手の演技しかまともに映さないで
後はショーとは無関係な映像ばかりを垂れ流すしで、本当に最低な内容でございました。


なにより許しがたいのは、国分太一の存在でございます!
含蓄のない言葉と軽いノリをパワーアップさせた国分は、「今日の主役はオレっすよ♪」とでも言うかのように
画面の中央をほぼひとりで独占して
ハシャいでおりました。
真夏の蚊のように、ウザかったわ。

番組タイトルは『フィギュアスケート'06シアターオンアイス』なはず。なのに
肝心のアイスショーはほとんど放送せずに、国分太一のトリノ五輪観戦レポートを延々と流すフジは一体、
なにを考えてるのでしょうか。
いっそのこと番組タイトルを、『国分太一と愉快な仲間たち トリノを語る』にすればよかったのに!!
だったらこんな番組、わざわざ録画することもありませんでした。


塩原アナが番組のフィナーレで、「まさに有頂天アリーナだ!」と叫んでいましたが、
「有頂天になっているのは国分太一と愉快な仲間だけだわよっ」とわたくしも叫び返したかったです。

アートな「アイスショー」を低俗なワイドショーにしたフジの罪は重い。
この分では、来週の『世界ジュニア選手権』や、翌々週の『世界選手権』の放送も恐ろしいことになりそうです。

フジテレビ(というか、民放各局)よ、これ以上純粋なフィギュアスケートファンを馬鹿にするな~!!


※ファンタスティポなおバカさん


【年末特番】紅白歌合戦、レコード大賞、K-1を斬り捨てる!

2006年01月03日 | TV番組

大晦日。わたくしは実家にて、例年通りに年越しソバを食いながらテレビを見ておりました。
いつもなら家族全員で「紅白歌合戦」を見るところなのですが、12/27の記事にも書きました通り「紅白歌合戦」と
絶縁した関係上、リモコン片手にザッピング。各局の大晦日特番をちょこちょこと見ておった次第でございます。

では、その感想をここで簡単に。

『K-1 Dynamite!!』のメインイベント、曙VSボビー・オロゴンは期待に反する緩い試合で本当にガッカリ。



・・・・・・・と言いますか、なんか妙に気味の悪い試合でしたわ。
曙は攻撃らしい攻撃もなく、ただボビーに抱きつくだけ。そんな曙に、ひたすら戸惑い怯えるボビー・オロオロゴン。
格闘技というよりも、発情期のセイウチにレイプされている哀れな黒人を見せられているような不快感だけが残りました。
試合は結局、貞操を守りきったボビーの判定勝ち。しかしボビーの心に残った傷はきっと、一生消えることはないでしょう・・・。



『新生ドラえもん初の大晦日3時間SP』もちょこっと見ましたよ。

※おまえら全員死刑ぢゃ!!

やっぱり新しい声優には違和感ありまくり。
一年ぶりに実家に帰ってみたら家族全員が美容整形して顔が変わっていた位に違和感あり!!

ドラえもんの声、なんかムカつく。
のび太の声は妙にイラつく。
スネ夫の声は許せない。
ジャイアンの声聞いてると泣きたくなる。

まさか舌打ちしながら『ドラえもん』見るようになるとは思わなかったわよ!!わたくしの青春を返せ!!
いっそのこと、ドラえもんの体内のハードディスクにコンピューターウイルスを仕込んでやりたい!!



しかしわたくしを最も仰天させた番組といえば、『第47回 輝く!日本レコード大賞』でございます。

※「あたいに触るとヤケドするよっ!!」と言わんばかりの熱唱を披露する來未嬢。

大賞を受賞したのが倖田來未とは!!!
ありえないどころの騒ぎじゃございませんよ?これは立派な不祥事です!
最優秀アバズレ賞ならまだしも、なぜに倖田來未のような世間一般の知名度も低い、ただの歌うビッチが
歴史的栄誉のあるレコード大賞を受賞しなければならんのか。レコード大賞の審査委員長が謎の焼死をしたことと、
これはきっと何か関係がある!!!

警視庁はすぐさま、倖田來未のボディーチェックをするべきではないのか。
この女の体内にはきっと、強力な発火装置かなんかが埋め込まれているに違いありません。

ちなみに、デイリースポーツの記事の中にこんな一文を発見。

>プレゼンターの小池百合子環境相からは「和製マドンナ」とたたえられた。
>来年は「もっとアーティストの部分もみせられたらな」という。まだまだ進化を続けるつもりだ。

マドンナに喧嘩売っとんのかーー!!!小池は今すぐ議員を辞職しろっ。頭の毛も下の毛も剃って出家しろ!!首をくくれ。
そして倖田來未よ。「もっとアーティストの部分も見せられたらな」とは何事か。乳芸さらすしか能のない女は間違っても
「アーティスト」などという言葉を使うことはまかりならん。おぬしは進化を続けることよりも道化を続けることに
存在意義があるのじゃ、たわけめ。

・・・・・・・・・というわけで、地に堕ちまくった『レコード大賞』はそろそろ廃止するべきだと思いまーす☆



さて。大晦日の目玉といえば、やはり紅白歌合戦・・・・・。
実は、『NHK紅白歌合戦』も密かに見てしまった意志の弱いわたくし☆

※「お嬢さん方、大晦日の夜は紅白ですよ!!」この夜も、みのもんたの軽薄トークは冴え渡った。

いえね、別に見たくて見たわけではありませんよ。今年はどんな感じのバカ騒ぎで視聴率稼ぎに躍起になっているかを
ほんのちょっと観察したくなっただけでございます。

本当にNHKったら相変わらず。周囲の空気を読めない奇妙なハシャぎっぷりは紅白ならではといった感じです。
NHKを人間に例えると、普段は真面目でおとなしい子なのに突然キレて人を刺し殺すような激情型優等生タイプ
一年間イイ子を演じて我慢に我慢を重ねてきたものの大晦日の夜にぶちキレて、ついに狂って暴れ出してしまった結果が
『紅白歌合戦』なのだと思えば、この異様なハシャぎっぷりも理解できるというもの。

この番組の視聴率が高いのは、番組として面白いからではなく、狂いの美学に視聴者が惹きつけられているだけであり、
怖いもの見たさで皆がチャンネルを合わせている結果として必然的に視聴率が高くなっているだけなんだと思います。
なのにNHKは自分たちこそが日本一面白い番組を作っているんだと甚だしい勘違いを起こして、大袈裟で華美で騒がしいだけの
歌番組を誇らしげに放送しているのでありますわ。なんて愚かなことかしら。

わたくしがチャンネルを合わせた時、なぜか吉永小百合が原爆の詩を朗読しながら泣いておりました。
「えっ?これってどういうこと?」
とパニックになりかけた時、さだまさしが画面に現れ、これまた原爆の唄を歌いだしたではありませんか。
その湿っぽいメロディーと、悲しみを強要する押しつけがましい歌詞に、わたくしは過呼吸状態。思わずビニール袋を口に
押し当て呼吸を整えたくなりましたわ。そして、さだまさしの後に出てきたのは森山良子。これまた反戦をテーマにした
『さとうきび畑』を、ざわわざわわと歌いだし、会場はまるで『24時間テレビ・愛は地球を救う』のようなムードに。

平和への安い祈りは村主章枝に任せておけばいいものを、なぜにNHKはこんな偽善者丸出しの演出をして
悦に浸っているのでしょうか!!

※「あら、あたしを呼んだ?」

反戦や世界平和を訴えることに異議はありません。だけどNHK、おまえがやるな。しかも紅白歌合戦の場で!!
やることがとってもあざといわよ。わざわざ吉永小百合を呼んで詩を朗読させるくらいなら、元NHK会長の海老沢を呼んで
数々の不祥事を詫びる謝罪文を読み上げろっての!!

救いがたいNHKではありますが、もっと救いがたいのが出場歌手です。
もういちいち誰がどんな風に救いがたいかを説明している気力などありませんが、小林幸子については一言
言っておきましょう。

マンネリ過ぎてありがたくもなんともない小林幸子の豪華衣装(正確には豪華舞台装置)、今年は
放射能を浴びすぎて巨大化したクリオネが炎を吐きながら細胞分裂しているようなヘンテコな衣装を披露してくれました。

「地震で被災した新潟の人へ心を込めて、春に向かって頑張って、という気持ちで歌いたい」
・・・・という願いがこめられているようなのですが、肝心の衣装を身にまとって歌う幸子が、
地上のすべてのものを破壊しながら高笑いしている地獄の女神にしか見えないのはどうしたことか。
こんな禍々しい衣装で新潟の人々を勇気付けてあげられると考えた小林幸子の能天気ぶりには頭が下がります。


ズレたセンスで
大衆に媚びる小林幸子に、是非思い出して欲しい。
あの頃の君のまっすぐな情熱を!!




※あの頃の幸子 ↓


この夏一番のサクセス・ガール 小林幸子

そんな爽やかなキャッチフレーズが今となっては恐ろしいあの頃の君・・・・。
厳寒の越後ではなく、常夏のハワイでポーズを決めていたあの頃の君・・・・。
「ガール」という言葉が最も似合わない小林幸子にも確かにあった「ガール」な時代。
そしてなにより、幸子にも確かに乳首が存在していたことが証明された、驚きにも似た大きな慶び。

次の紅白には是非、豪華衣装ではなく、あの頃のような豪快衣装のスケスケシースルードレスで出場して欲しい。
観客の度肝を抜くこと間違いなし。新潟の人たちもきっと、あまりのショックに震災のトラウマなど忘れてしまうに
違いないのだから。もしかしたら心臓マヒ起こして死んでしまう怖れもあり。
「地獄の演歌歌手」小林幸子の勢いは、まだまだ止まりそうにもありません☆


提言!大晦日特番

2005年12月27日 | TV番組

クリスマスから一転、世の中は正月ムード。
毎年毎年この変わり身の早さには呆れるのを通り越してエクスタシーすら感じてしまいます。
楽しいイベントなら何でも来い的な日本人のノリの良さ。モラルも責任もイデオロギーも放棄してとにかく明日を
楽しもうとするこのお祭り主義こそが、ニッポンをここまで繁栄させてきた最大の要因なのではなかろうかと、
わたくしはスーパーの倉庫裏に積まれたクリスマスツリーの残骸を見ながらふと思いました。
ビバ!お祭り騒ぎ。韓国や中国の皆さんにも是非見習っていただきたいものです☆

さて。
「お正月」を前に、我々にはやり遂げなければならないイベントがまだひとつ残っていますね。
それはもちろん、大晦日。大晦日のイベントといえば除夜の鐘・・・・・・などではもちろんなく、
各テレビ局が社運を賭けて放送する年末特番なのであります!!!

年末特番を見ずして正月など迎えられるはずが、ありません。
家族全員がコタツに入り、年越しソバをすすりながらテレビを見る。これこそが、
日本人が連綿と続けてきた正しい大晦日の過ごし方ね。
各テレビ局もそんな正しい日本人を楽しませるために、総力を結集したナイスな特番を作りつづけてまいりました。
ではここで、今年の特番はどのようなラインナップなのか見てみましょう。

 

★2005年、気になる民放キー局の大晦日特番★

【NHK総合】19:20~
第56回NHK紅白歌合戦

【NHK教育】20:30~
ETV特集(再) 零戦ニ欠陥アリ・設計者たちの記録

【日本テレビ】20:00~
今夜、生でNo.1を決定!! 輝け2005年お笑いネタグランプリ

【TBS】21:00~
K-1プレミアム 2005格闘技史上最大の祭典

【フジテレビ】18:00~
PRIDE男祭り 2005

【テレビ朝日】18;00~
新生ドラえもん初の大晦日3時間スペシャル

【テレビ東京】17:00~
生放送!第38回年忘れニッポンの歌


 
・・・・・・まあ、今年も各局相変わらずのラインナップといった感じでしょうか。
【NHK教育】の時節に構わぬマイペースぶりには笑ってしまうけど、よく考えたらNHKのメインイベント「紅白歌合戦」に
視聴者を集中させるために、敢えてつまんない番組を放送しているのでしょうね。計算高いね、NHK。

マイペースといえば、【テレビ東京】もそうですね。
「紅白歌合戦」に出られなかった昭和時代の歌手が、NHKに恨み節をぶつけるように湿っぽい歌を歌う姿は、
見ているだけで鬱陶しい。
「年忘れ」というよりも「モノ忘れ」が激しくなった老演歌歌手のリハビリを兼ねた番組なのでしょうか。
大晦日にチャンネルを「12」に合わせるようになったら、死期が近づいてきたと自覚しなければなりません。


・・・・・それにしても、イマイチ見たい番組がないのには困りました。
いつもは『NHK紅白歌合戦』を見ているんだけど、今年のNHKはわたくしの大好きな中森明菜様
紅白に落選させるという大不祥事を起こしたので、意地でも見てやりません!!
それでなくとも、年々「紅白」はつまらなくなっていますしね。

わたくしが小学生の頃は、その年の「売れた歌手」しか出場できなかった、権威もプライドもある番組でした。
なのに最近は、「あんた誰よ??」と言いたくなるような無名な歌手が堂々とデカい顔して紅白に出る有様。

他に出場する歌手もマンネリな連中ばかりだし。夏川りみなんて、4年連続「涙そうそう」歌ってんのよ?
こんなワンパターンな連中が「紅組ガンバレ!」だの「白組負けるな!」だのと内輪だけで盛り上がって
本当にバカみたい。見ている方はとっても白けます。
そもそもいまだに「小林幸子と美川憲一の豪華衣装対決」が最大の見所っていうのが限りなくショボい。
「衣装」じゃなくて、ただの「舞台装置の一部と化した小林幸子」なんか見ても全然面白くもなんともないっつーの!!!

だからといって、K-1やPRIDEの「格闘技」を見たいとも思わないし・・・・。
大晦日のお約束になりつつある「曙」がリングで伸びているシーンにも飽きましたしね。かといって、他に応援
したくなる選手がいるわけでもなし。そもそも野蛮なだけで芸術的でない格闘技が、なぜこれほど人気なのかが
わかんな~い。

【日本テレビ】の「今夜、生でNo.1を決定!! 輝け2005年お笑いネタグランプリ」も、絶対に
見たくない特番のひとつ。
そもそもいびつなテンション芸でしか笑いを取れない頭の悪いお笑い芸人なんか、見る価値もありません!!


そんなわたくしに残された番組は、『新生ドラえもん初の大晦日3時間スペシャル』だけ・・・。
しかしドラえもんかぁ~。大晦日にわざわざ猫型ロボットなんか見たくないしな~。
しかも声優が総入れ替えした「新バージョン」でそ?

一度テレビで見たことあるけど、ドラえもんのあの声、ありえない。のび太やジャイアンやスネ夫も、ありえない。
凄く安っぽくなったと思う。ただのドタバタコメディに成り下がった感じ。
ドラえもんの哀愁とか、のび太の哲学性とか、ジャイアンの美学とか、しずかちゃんの奥ゆかしさなんかが
全然表現できていません。全部台無しよっ!!!






 しずかちゃん、そのテンションの高さは一体何!!??









 あ、あなたたちまで!!??



・・・・・今年の大晦日、わたくしは一体どうしたらいいのでしょうか。なにも見るべき特番がありません。
そこでわたくしは、テレビ関係者に提言します。
国民のすべてが楽しめる特番とは何か。どのような特番を、国民が求めているかを。

それは・・・・フィギュアスケートです!!
先日の記事にも書きましたが、フィギュアスケートほどエキサイティングでナイスなスポーツは他にございません。
先日行われた「全日本フィギュアスケート選手権」の女子フリーの平均視聴率は33・7%ありました。
瞬間最高視聴率はなんと、42・9%もあったそうです。これはつまり、国民の半数近くがフィギュアに関心を持っている証拠。

今や国民的スポーツとなったフィギュアスケートと、国民的イベントとなった大晦日の格闘技を融合させた番組を作ってほしい。
タイトルはズバリ、

『K-1プレミアム 全日本フィギュアスケート格闘技選手権 女子フリースタイル』
・・・・なんてどうでしょうか。
氷上で鍛えあげた筋肉と芸術性を活かして、女子フィギュアスケート選手がリンクをリングに代えて戦う様は、とても迫力あると
思います。



    ドスコイ恩田+スマイリー中野+ミラクルマオ ⇒キラースマイル軍団


                                                     VS


 静香女王様+アガペー村主+七転八倒四回転娘ミキティ ⇒神の子羊軍団


浅田真央のトリプルアクセルキックが荒川静香を襲い、静香は必殺三角木馬責めで果敢に反撃、
そして村主章枝もリングに乱入してきて、瀕死の真央にトドメの神への祈りチョップ!!
怒り狂った恩田美栄がリングに上がり、得意のうっちゃりと突き出しで村主をリングに沈めている間に、
スマイリー中野と安藤美姫は場外乱闘。
スマイリー中野は余裕の巻き足空中キックでミキティーの脳天をカチ割り、見事病院送りにして勝利の雄叫び!!


・・・・・そんな怒涛のバトルロワイヤルを見られること間違いありません。視聴率も軽く80%はいくんじゃない??


その後は新春時代劇『織田信長VS桃太郎』
もちろん織田信長役には織田信成クン、桃太郎役には高橋大輔っチ。


織田信長の軍勢桃太郎と三匹の家来に襲いかかるのは、スマイリー中野。
血に飢えたスマイリー中野が武士たちを皆殺しにしてゆく迫力の戦闘シーンに、日本中が興奮。視聴率も90%は固いです。

テレビ関係者には是非、そんな血沸き肉踊る年末特番を作っていただきたいです!!!
どうぞよろしく☆


2005全日本フィギュアスケート選手権

2005年12月25日 | TV番組

いよいよ始まりました!
トリノオリンピックの日本代表選考会も兼ねた全日本フィギュアスケート選手権大会

 フィギュアスケートがいかに素晴らしいスポーツであるか、またスケート王国ニッポンに
いかに素晴らしい選手が多くいるかについては↓の12/16の記事に書きましたので是非ご一読を。
http://blog.goo.ne.jp/nknk1105/e/1515553a8ea88ed283a2a1f6107d3529

男子シングルのオリンピック出場枠はたったひとつ。そして女子シングルは三つ。
この数少ない出場枠に命を懸ける氷上のアスリートたちの戦いが、面白くないわけがありません。
そんなニッポン大注目の試合が23日から、国立代々木競技場で始まったのでございます。

男子シングルの大注目選手といえば、このふたり。
大阪の誇り織田信長の末裔・織田信成と、岡山が生んだオラオラ系桃太郎・高橋大輔


            
         スケート靴で天下統一・織田信成ナリ♪            スケート靴で鬼が島に殴りこみかけるぜ!高橋大輔っす☆



そして女子の注目選手は・・・・・、

             
        4回転ぶドリーマー安藤美姫                 乳首見えてもへっちゃらよ♪余裕の静香女王様 



             
                            銀盤の紅天女・ミラクルマオ  



                    
        神へ届ける祈りの滑り                                 文句あっかよ・恩田美栄
      スケート靴を履いた巫女・村主章枝




                       
                        不正ジャッジには徹底的に抗議します!スマイリー中野




そして・・・・・・
スケーティングに期待はできないけど、これまでの功績を讃えてあげるに相応しいのが、

スケートするより飯食いてぇ!引退試合に懸ける元日本王者・本田武史




・・・・・というわけでして、
男女フリーの結果と感想は、番組終了後に随時書いていこうと思いますので、どうぞよろしく☆




【関連リンク】
全日本フィギュアスケート選手権 フジテレビ内公式サイト


いい旅夢気分♪

2005年12月09日 | TV番組

お昼ご飯を食べながら何気なくテレビをつけたら、テレビ東京で『いい旅・夢気分』の再放送してました。
ご存知のない方に解説すると、これは芸能人が日本各地を旅しながら温泉とグルメを堪能する、という番組です。

しかしそこはローカル色強い12チャンネルのこと。芸能人グルメ温泉ツアーというコンセプトが寒々しく思えるほどに、
画面から漂ってくる風情は限りなく安い。
出演しているのがすべて「落ち目な芸能人」であるということにも原因があるのでしょうか。まるで、
将来を悲観した芸能人が死に場所を求めて田舎の寒村をさまよっている、的な寂しさを感じる番組なのです。


今日の再放送のゲストは、あおい輝彦、伊吹吾郎、三船美佳
この三人が、『晩秋の北陸 旬の越前ガニとフグづくし』なるタイトルのもとに、越前地方を旅してました。


※左から、あおい輝彦、三船美佳、伊吹吾郎


『皆殺し』という言葉がよく似合う、あおい輝彦伊吹吾郎(※水戸黄門の助さん格さんコンビ)
訪れる先々で村人を次々と斬り殺してゆくんじゃなかろうかと思わせる危険な香りを漂わせるこの二人を、
昼間っから見るのは正直キツかった。その存在があまりにも濃すぎて、見ていて胃もたれしそうなのです。

二人から発せられる生臭い血の香りを消す意味で、三船美佳が同行しているのかしら??
そんなわたくしの疑問をよそに番組は淡々と進行してゆきます。

冬の訪れを前にした越前地方を、あおい輝彦と伊吹吾郎が練り歩き、それを見た村人たちはギョッと立ち止まる。
そんな村人に怖い笑顔をふりまく助さん格さんコンビ。しかし村人は笑顔の裏の殺気を感じ取って、
足早に立ち去ってゆく・・・・・。

「助さん格さん、こいつら全員殺しちゃってよ♪」
立ち位置的に黄門様である三船美佳が、そんなセリフをいつ言い出してもおかしくはない殺伐とした雰囲気……。
ローカルな旅番組でありながらこの緊張感は何たることか。

しかし当然、助さん格さんが刀を抜くことはなく(当たり前)、いよいよ旅はクライマックス。
そうです。旅番組といえば、温泉入浴シーンがお約束。




普通なら、視聴者サービスの意味もこめて三船美佳が入浴しているシーンを映すところなのですが、
なぜかこの番組ではあおい輝彦と伊吹吾郎の入浴シーンばかりが映ります。
湯煙の中、楽しげに語り合うふたり・・・・・。


そして旅番組のもうひとつの見せ場といえば、お食事シーン。



湯上りで火照った体に、酒を流し込む伊吹吾郎とあおい輝彦。見る見る酔いに赤くなる顔。
酩酊した中年男二人の前には、頭の足りない美女がひとりきり・・・・・・。しかもそこは、めったに人も近づかない、
田舎町の古びた旅館・・・・・・。

このままでは三船美佳が犯されちゃうよぉ!!!


緊張の一瞬。
しかしフグ料理を前に、美容の話しで盛り上がる三人。
心なしか、あおい輝彦の小指も立ち気味である。

その瞬間、わたくしの中ですべての謎は解明されました。
あおい輝彦と伊吹吾郎の関係も。そして三船美佳がなぜ、このふたりに同行しているのかも。

禁じられた愛に結ばれた二人の男と、そんな二人の関係を静かに見守る若い女。
変な中年男と結婚できる根性を持つ三船美佳だからこそ、奇妙な関係で結ばれた中年男のことも、偏見なく受け入れる
ことができるのです。芸能界広しといえども、あおい輝彦と伊吹吾郎の寝室の横で冷静に眠れる女は、三船美佳以外に
いるはずがありません。



旅の終わりに、三船美佳が思わずつぶやいた言葉。

「忘れたくても忘れられない旅になりました」

三船美佳は何かを、見てしまったのでしょう。何かを、聞いてしまったのでしょう。
どんなに忘れたくても忘れられない衝撃的な体験を乗り越えて、三船美佳は人間として、女として、
大きく成長したのではないか。

気がついたらわたくし、昼飯を食べることも忘れてテレビに見入っておりました。
昼間っから、なんて濃いい、素晴らしい番組を見させてもらったのだろうか!!テレビ東京、恐るべし!!!


※輝彦と吾郎のことはあくまでもわたくしの勝手な推測なので、本気にしないでくださいネ。


FNS歌謡祭

2005年12月07日 | TV番組
FNS歌謡祭、見てました。ナントカ音楽祭的な歌番組って、この時期の定番ですよね。
二週間ほど前に放送されたNTVの『ベストヒット歌謡祭05』では、司会の藤原紀香のお下劣な衣装に目を奪われて
純粋に番組を楽しめなかったわたくしではありますが、今回の『FNS歌謡祭』の司会は黒木瞳と草剛
安心して出場歌手を見届けることができます。

ただ、番組の前半はまるでジャニーズ事務所の忘年会のようなノリで、個人的にはあまり面白くなかったわ。
それでも、テビュー25周年の近藤真彦の存在がやたら浮いていたのが印象的。
25周年記念というめでたい機会を利用した「ここぞとばかりの出稼ぎ」感と、「でも本当はオレ、歌なんか
唄いたくねえよ」的な嫌々ながら感
がとってもファンタスティック。
事務所の後輩であるSMAPTOKIOV6が必死に盛り上げてくれてはいたものの、
「気を遣ってあげてる」感がありありで、見ていてなんか痛々しかったです。

マッチの歌が終了し緊張感も解けたところで、FNS歌謡祭、思い出の名場面集が流れました。
これにはわたくしのテンションも上がりっぱなし。
楽しくも切ない青春時代の思い出が、懐かしのメロディーにのって脳裏を駆け巡りました。
「やっぱり歌っていいわぁ~」と甘いノスタルジーに浸っていたわたくしが次に見たものは・・・・・

80年代アイドル顔負けのド派手なドレスをまとった黒木瞳
しかもマイク片手にヘタクソな歌を思い入れたっぷりに歌ってる!!



な、な、な、なんじゃこりゃーーーー!!!(松田優作風に)

そう叫んだのは言うまでもありません。
なぜに、司会であるはずの黒木瞳がステージのスポットライト浴びながら歌う必要があるのか。
しかも2曲も。
しかもステージは狭すぎるとばかりに壇上からおりてきて、出場歌手が居並ぶ広間の真ん中にまでやって来て。



「今日の主役はこのアタシよっ!!」
と言わんばかりではありませんか。
ド厚かましいにも程があります。
司会者は司会者らしく、司会業にだけ専念すればいいものを、何をトチ狂って歌など歌ったのでしょうか。

思い出の名場面で感じた甘いノスタルジーも、黒木瞳の歌ですべて吹き飛んでしまったわッ。
もう台無し。わたしの青春を返して!!って感じ??

倖田來未が回し蹴りでもして止めてくれるんじゃないかと期待したんだけど、それもありませんでした。
倖田來未は自分が何の為にFNS歌謡祭に呼ばれたのか、ちゃんと理解していたのかしら??
歌うためじゃない。暴走する黒木瞳を倒すためだったのよ??

前々から感じていたことだけど、黒木瞳は甘やかされすぎてます。
そして倖田來未、あんたは歌手じゃない。ただのショーガールです!!!

――というわけで、今回のFNS歌謡祭も非常に後味の悪いものになりました。
テレビ各局の音楽祭関係者に是非お願いしたい。頼むから、司会には勘違いした女優を起用しないでもらいたい。
ついでに、草剛の仕切りの悪さとしゃべりの冷淡さもこの際なんとかしていただきたいわ。

三夜連続特別ドラマ 「女の一代記」シリーズ

2005年11月26日 | TV番組

24日から3夜連続で放送している、「女の一代記」シリーズ。
ポリシーとしてテレビドラマは極力見ないようにしているわたくしではありますが、
なぜかこのドラマは見てしまいました。

それはもちろん、「ドラマとしてサイコーに面白そうよ!!」と期待したからでは全然なく、
「少しはブログのネタにでもなるかもネ」という消極的な姿勢のまま仕方なしに
見たといった感じなのでございます。

で、見た結果といえば・・・・・
ブログのネタにすらならないどーでもいい退屈なドラマだったわ!!
といったところでしょうか。

ま、一言のもとに断罪してしまうのもあまり芸がないので、今日は退屈しのぎの意味もこめて
「無いに等しいドラマの見所」なんかを書いてみようかと……。


幸運にもこのドラマの存在を知らない方のために簡単に解説すると、
『女の一代記』シリーズは昭和を代表する文化人、瀬戸内寂聴(作家)、越路吹雪(歌手)
杉村春子(女優)
の波乱万丈の人生を、フジテレビが社運を賭ける勢いでドラマ化したものです。






瀬戸内寂聴役は宮沢りえ。杉村春子役に米倉涼子。越路吹雪役には
天海祐希というラインナップ。

愛の飢餓感に痩せ細った宮沢りえが、愛欲に狂う瀬戸内寂聴を演じるというのは、
実にナイスキャスティング。
しかし、不幸のオーラ出しまくりの宮沢りえが迫真の演技をすればするほどに、
ドラマとしてのリアリティーがなくなっていくという不思議な現象が起こりました。

なぜか??
宮沢りえは悪くありません。悪いのはすべて、モデルとなった瀬戸内寂聴にある!!

報われない愛を重ねてとことん傷つき、ついには世間との縁を切るように出家した悲劇のヒロイン…。
おそらくドラマを通して、瀬戸内寂聴の人生をそんなふうに描きたかったのでしょう。

だけどあの瀬戸内寂聴という人間から、そんな健気なヒロイン性が感じとれますか
??
愛によって身も心も傷ついた悲劇の女に見えますか??

『出家とは生きながら死ぬこと』

ドラマのキャッチコピーが空しく思えるほどに、瀬戸内寂聴は生き生きとハゲ頭を輝かせているではありませんか。
出家したなら大人しく写経でもしていればいいものを、「青空説法」という名目のもとに何千という人を寺に
集めては自分の過去を嬉々として語り、マスメディアに顔を出しまくり、本を次々と出版し、講演ビデオも売りまくる。

しゅっけ 0 【出家】
(名)

〔仏〕 家庭などとの関係を切り、世俗を離れ、戒を受けて僧になること。または、その人。
                                              
※大辞林より

世俗を離れて欲を捨てるどころか、世俗の中で欲まみれな生き方をする瀬戸内寂聴。
セトウチというよりセイウチ的なふてぶてしさを発する彼女の人生を「美談」に仕立て上げようとする
このドラマに、わたくしは激しく違和感を覚えたのでございます。むしろ宮沢りえの半生をドラマ化した方が
泣けたんじゃないかしらね。


そして昨日の第2夜では、
『越路吹雪 愛の生涯~この命燃えつきるまで私は歌う~』が放送されました。

色んな意味で存在感のある天海祐希が、これまた越路吹雪役を熱演。
しかし・・・・・やはり天海祐希が迫真の演技をすればするほどに、
ドラマとしてのリアリティーがなくなっていくという不思議な現象が起こりました。

なぜか??
天海祐希のせいです。命のロウソクを燃やすように生きた越路吹雪を演じるには、
天海祐希という女のもつ雰囲気は、あまりにも健康的すぎる。その表情や発声、立ち振る舞いが、
ロボット的なのです。とても病魔と闘っているようには見えません。

よろける演技をしていても、体を構成するネジの一本がほんの少し錆ついたようにしか見えないの。
油をさせばすぐにまた元気に人を殴りそうな雰囲気が、天海祐希にはあるのです。

そんな天海祐希がガンに冒され病院のベッドで息を引き取るシーンにも、全然悲壮感はありません。
ベッド横で号泣する松下由樹が、まるでバカみたいに見えました。
芸達者の誉れ高い松下由樹の渾身の演技力を無にしてしまうほどの、天海祐希の冷め切った演技。
実に恐ろしい。

天海祐希は今後、人を殺す役はしても、自身が死ぬ役は決してするべきではありません。
女ターミネーター役なんかがあったら最適だと思うわ。
ハリウッド関係者は是非とも、天海祐希主演で「ターミネーター4」を製作していただきたい。


そして今日は、いよいよ第3夜。
『杉村春子 悪女の一生~芝居と結婚した女優の生涯~』が放送されます。

多分わたくし・・・・・もう見ないと思う。
だって米倉涼子でしょ??この人って、何を演じても『黒皮の手帖』なんですもの。
杉村春子の一生を演じようと、泉ピン子の半生を演じようと、米倉涼子は米倉涼子にしか見えない。
全身から発せられる「イヤな女オーラ」をカバーできる演技力があるとは、到底思えません。

ま、だからこそサブタイトルが『悪女の一生』なんだろうけど。
明からに「黒皮の涼子」を意識したサブタイトル。

もう勝手にしてって感じかしら。


ベストヒット歌謡祭05

2005年11月21日 | TV番組
今、4chでやっている『ベストヒット歌謡祭05』見てます。

今年活躍した歌手たちが、いろんなパフォーマンスしながら
健気に歌う姿はとっても好感持てるんだけど・・・・・


司会の藤原紀香の
あの悪趣味なドレスは一体何よっ??


下品にも程があります。

ぶざま

その言葉がこれほどまでに似合う女も珍しい。
一体、最近の紀香はどうしてしまったんでしょうか??
明らかにタガが外れてます。

しかしいま思えば、一年ほど前から予兆はありました。

明らかに整形手術に失敗したとしか思えないような顔を、紀香はまるで蠱惑的になったと
思い込んでいるかのように視聴者に見せびらかしていたのです。

しかしどこか焦点の合ってないそのイッちゃった眼差しは、どう見ても色情狂のそれでした。

そんな悪寒を裏付けるように、この番組で紀香は色情狂そのまんまの格好で、
プレゼンターを嬉々として演じてます。周囲の好奇の目など、まるで気にしてません。
まるで叶姉妹の新メンバーになったのかと見まごうばかりの淫靡っぷり。
紀香の中で何かが壊れてしまったのは明白です。

誰か、紀香の暴走を止めてあげ下さい・・・・・。