■我が家の雛人形
我が家の雛人形は、今年も七段飾りを止めて親王飾りだけになりました。
マンションに引っ越しした年は、新居と言うこともあり4畳半一杯に15人揃った七段飾りをしてお祝いをしましたが、その後、代表で親王飾りだけで終わっていました。
家内は、今年も他の雛人形に申し訳ないと言いながら、箱の蓋を開け外気を吸わせていました。
年一回のお披露目の季節で日の目を見ない雛人形たちに罪悪感を抱きながらひな祭りを迎えました。
我が家のひな人形は、今から42年前、東京浅草の雛人形専門店で買った三盛竜光作で、惚れ惚れするような上品な顔立ちで、飾るたびに素敵な雛人形を求めたものと感動していました。只、残念で悔いが残っているのは、お姫様の顔にカビが付いてしまい薄茶色に変身してしまいました。以前、人形店に行って、カビの部分を修復できないか相談したことがありましたが、首をすげかえる以外に方法はないと言われ、それでは、可愛そうとそのままにしていました。飾るたびに申し訳ないことをしたと謝りながら飾っていました。
家内は、2月19日、雨水の日が過ぎた大安の日に飾りました。
飾る時期や終いこむ時期があるようですが、我が家の雛人形は、暫くサイドボードの上に置かれて楽しませてくれることになっています。家内は、雛あられを買ってくると言っていました。
今年も「うれしいひな祭り」の歌を歌い、昔、娘に歌ったことを思い出しながらお祝いをすることにしています。
「うれしいひな祭り」の歌は、あながち楽しい歌でも無いようで、諸説いろいろありそうですが、その辺は脇に置いて大いに楽しみたいと思っています。