西分堂日記

書画を趣味にする私が、感じたこと見聞きしたこと、たまに、自作の書画を掲載できれば、と思います。

地(臨黄庭堅)

2011年03月30日 | 臨黄庭堅 
今日、書室の整理をしていたら、
展覧会用のための集字で二玄社宋四家書法字典をコピーものの残骸が出てきた。
裏はメモ用紙に使えるので、ハガキサイズくらいに切って重ねていた。
その中で、目立つのは黄庭堅。



黄庭堅は米芾と同じ時代を生きた人。
米芾よりお年上、米芾は同じ世代を生きた先輩として、
少なからず影響を受けた。
蜀素帖の一番初めの詩は黄庭堅の松風閣にそっくりである。
また、時代が変わり、清代の呉昌碩も、
黄庭堅に魅せられた一人である。
呉昌碩の書体に大いなる影響を与えた。
また、日本の彫刻家高村光太郎は黄庭堅の書をアトリエに飾っていたという。


梅山牌 二層侠宣
呉昌碩筆
液墨


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