西分堂日記

書画を趣味にする私が、感じたこと見聞きしたこと、たまに、自作の書画を掲載できれば、と思います。

輪廻(臨黄庭堅)

2011年03月30日 | 臨黄庭堅 
輪廻

輪廻転生
東洋思想では
生きとし生けるもの死んだ後、
何度も他の生き物に生まれ変わると言う。
私の家は代々の仏教徒ではあるものの、
俄かに信じがたい。
その考えの後ろには、
小さな生き物の命も慈しむ、自然を愛する心があるように思えて、
昔の人の優しさに触れる思いがする。

黄庭堅の臨書をしたつもりでいたが、
実際、黄庭堅の字を左において、
何枚も何枚も書きなおした。

でも、こうやって
画像にしてみると、
なんだか、いつもの米芾のように見えてくる。
形を似せても、線質がいつもの米芾のままのようだ。
黄庭堅は多分力を抜いて、筆の動きに任せていたのでないだろうか。


梅山牌 二層侠宣
液墨
呉昌碩筆


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