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神幸記 ~西野神社神職のみこしブログ~

◆◆◆神輿渡御奉仕記録&神輿関連情報◆◆◆
(西野神社の公式ブログではありません。公式ブログは別に開設しております)

新川皇大神社 神輿渡御

2009年09月23日 | 平成21年 他社・他会の渡御奉仕
「秋分の日」の今日、北区新川に鎮座する新川皇大神社で御神輿の渡御が行われました。
札幌近郊の神社で行われる秋祭りは実質的にはこの日が最後なので、私にとっては恐らく本年最後となる“神輿担ぎ”です。

本日の渡御は、午前は10時半に宮出、12時半に宮入で、主に神社よりも西側の地域を神幸し、午後は13時半に宮出、16時10分に宮入で、主に神社よりも東側の地域を神幸し、私は例年同様、神力會の会員さん達十数人と一緒に午後からの渡御に担ぎ手として参加させて頂きました。
西野神社の宮司は、例年同様、御神輿の担ぎ手としてではなく、獅子頭を持つ御獅子役として奉仕しました。

午後の宮出の前に、神力會の会員さん達が拝殿前に集まり、まずは本殿に向かって皆で拝礼しました。



午後1時半、担ぎ手の年代別による3基の御神輿(大人達の担ぐ本神輿、小学校高学年~中学生くらいの子供達が担ぐ子供神輿、幼児~小学生低学年くらいの子供達が担ぐ子供神輿)が、定刻通り揃って神社を発輿しました。
神社を出てすぐ、近くにある老人ホームの敷地内に入り、そこで御神輿を練ったりもしました(3枚目の写真)。

 

 

 

コンビニ(スパー)前の駐車場で10分程休憩し、そこではお店の御好意により担ぎ手の皆さん方にバナナが振舞われました。
この後、3基の御神輿は、餅撒きや北響太鼓の奉納などが行われる新川の大型スーパー(イトーヨーカドー)へと向かいました。

 



下の写真はいずれも、午後の渡御の行程では折り返し地点となるイトーヨーカドーの駐車場で撮影したものです。
美味しい飲食物の差し入れもあり、担ぎ手の皆さん方はここで暫く休憩をしました。

2枚目の写真は、子供達に囲まれる西野神社の宮司で、3枚目の写真は、北響太鼓の奉納が終わった後ステージ(トラック)から各社の宮司さん達(西野神社の宮司も含む)によりお餅が撒かれている様子、5枚目の写真は、御神輿の前で撮影した新川皇大神社のH権禰宜(左)と私(右)です。

 

 

 

下の写真は、イトーヨーカドーを出て、再び神社へと戻る行程に於いて撮影した子供神輿の写真です。
この子供神輿には、西野神社の「子神力會」の子供達も付きました。



下の写真は、いずれも宮入の様子です。
幼児~小学生低学年くらいの子供達が担ぐ子供神輿(写真1枚目)、小学校高学年~中学生くらいの子供達が担ぐ子供神輿(写真2枚目)、大人達の担ぐ本神輿(写真3~5枚目)の順に宮入し、特に本神輿は、鳥居をくぐって境内に入ってから、鳥居と拝殿前との間を何度も往復し、担ぎ手達のテンションは益々上がっていきました。

 

 



下の写真は、宮入りと餅撒きの後、境内で行われた直会の様子です。
私も参加させて頂きましたが、とても楽しい直会でした。

 

空知神社 神輿渡御

2009年09月11日 | 平成21年 他社・他会の渡御奉仕
今日は、空知管内の美唄市(札幌からだと高速道路を使って1時間程の距離にある、札幌~旭川間のほぼ中間に位置する街)に鎮座する、美唄の総鎮守・空知神社で、昼と夜の2回、御神輿の渡御が行われ(昼の宮出は午前10時・宮入は午後2時、夜の宮出は午後4時・宮入は午後8時)、当社からは、神力會の会員さん達4人と私の計5人が、担ぎ手として夜の渡御に参加させて頂きました。私にとっては、昨日の江別神社渡御に続き、2夜連続での渡御奉仕となりました。
ちなみに、当社の宮司は前日から祭員として、同神社に泊り込みで助勤に行っていました。

屯田兵特科隊の移住による開村(明治24年)と同時に創祀され、約120年の歴史を持つ空知神社には、昭和36年に、浅草の御神輿師・宮元重義氏により作られた大変立派な御神輿が奉納されているのですが、残念な事に、諸般の事情により近年はずっと御神輿の渡御が行われておらず、御神輿は日の光に当たる事なく何年も神輿庫に奉安されたままになっていました。
しかし今年度に入ってから、今年4月に就任した新しい宮司さんや、空知神社氏子会、同神社総代会、美輿会(正式名称は美唄神輿會)などが中心となって、空知神社に往年の賑わいを取り戻そうという動きが活発化し、そういった流れの中で、途絶えていた渡御が今年の例祭日に再興される事になり、本年例祭日の今日、8年ぶりに渡御が行われたのです。

下の写真は、「夜の渡御」の宮出(午後4時)の直後に撮影した渡御の様子で、御神輿はこれから境内を出る所です。
なお、今回の渡御には37会163名が担ぎ手として参加されたそうです。



下の写真2枚は、「夜の渡御」の1回目の御旅所である「JAびばい」の駐車場で撮影したものです。
宮出の後、御神輿は国道12号線を横断して、まずはここで駐輿祭が斎行され、併せて、担ぎ手の皆さん方の休憩も行われました。

2枚目の写真は、駐輿祭を奉仕した神職3人を写したもので、右の方(赤い装束を着ている神職)が、本年4月に16代目宮司として就任された空知神社の現宮司さんで、中央(薄いオレンジ色の装束を着ている神職)と左(水色の装束を着ている神職)の2人が、他所の神社から奉仕に来ている助勤の神職です。
ちなみに、中央の人物は当社(西野神社)の宮司です。

 

下の写真2枚は、1回目の御旅所から2回目の御旅所へと向かう最中に写したものです。
美輿会を中心とする担ぎ手の皆さん方は、御神輿を担いで市内中心部を勇壮に練り歩きました。

 

下の写真2枚は、2階目の御旅所である長栄堂横で写したものです。
1枚目の写真は駐輿祭の祝詞を奏上している空知神社の宮司さん(背後に写っている建物はJR美唄駅の橋上駅舎です)で、2枚目の写真は、同神社の宮司さん(左端)、蘆別神社の宮司さん(左から2人目の赤い半纏を着ている方)と奥さん(右から2人目)、当社の宮司(右端)と一緒に撮影した、神力會の会員さん達の写真です。
他の方にシャッターを押して貰ったため、この写真には珍しく私も写っています。

 

下の写真7枚は、再び国道12号線を横断し、「コアビバイ」や「ホテルスエヒロ」などの周囲を渡御している様子です。辺りは段々と暗くなってきました。

 

 

 



午後7時半頃、約3時間の渡御を経ていよいよ御神輿が神社へと還ってきました。
下の写真6枚は、いずれも空知神社の境内で撮影した、8年ぶりの宮入の様子です。

 

 

 

下の写真2枚は、宮入の後、午後8時頃から、神社のすぐ近くにある「ホテルスエヒロ」2階の宴会場で開催された直会の様子です。
壇上で挨拶に立たれた空知神社氏子会の会長さんは、「この日が来るのをどんなに待ち望んだ事か!」と述べ、8年ぶりの渡御復活に感極まっておられるようでしたが、それは、今回の渡御復活に関わった人達全員の共通の思いでもあったようです。

 

今日の渡御は、「御神輿の渡御は、実に多くの人達に支えられているんだな」と改めて強く実感させられ、私にとっても大変意義深く印象的な渡御となりました。

また、御旅所では「西野神社 社務日誌」によくコメントを付けて下さる「まさかず」さんともお会いする事ができ、更に、担ぎ手の方の中には何人か「ブログ(このみこしブログ)を読んでいますよ」と私に話しかけて下さった方もいて、ちょっと「嬉しいような恥かしいような…」という思いもしました(笑)。

可能であれば、来年もまた参加したいですね!

江別神社 神輿渡御(後編)

2009年09月10日 | 平成21年 他社・他会の渡御奉仕
今日の江別神社渡御奉仕では沢山の写真を撮影したため、それらの写真掲載のため、今回の記事は前編・後編の二編に分割させて頂きました。
以下は、前編の続きです。

下の写真4枚は、2回目の休憩場所から3回目の休憩場所へと向っている間に撮影した写真です。
これらの写真からも、大変活気の良い渡御の様子が伝わってきます。

 

 

下の写真3枚は、いずれも3回目の休憩場所で撮ったもので、2枚目の写真は餅巻撒きが行われている様子で、3枚目の写真は、江別神社の宮司さんと一緒に撮影させて頂いた、神力會の会員さん達4人の写真です。

  

最後の休憩も終わり、宮入りまであと少しです。

 

下の写真3枚は宮入りの様子で、いずれも江別神社境内で撮影したものです。
人が溢れる賑やかな境内で、御神輿は更に勢い良く勇壮に担がれ、予定通り午後8時半頃に無事宮入りを果たしました。
江神會の会員さん達は、この日の宮入りのため、今まで何度も練習を重ねてきたそうで“息”はピッタリでした。

  

下の写真2枚は、宮入りの後行われた直会の様子です。
午後9時頃から始まり、私達は午後9時半頃に失礼させて頂きました。

 

直会の後、私は神力會の会員さん達を、西野神社や各家に車で送り届け、午後11時頃に我が家に帰宅しました。
今年は珍しく、私は8月は一度も御神輿を担がなかったので、私にとっては7月20日の厚田神社以来の渡御奉仕となりましたが、とても楽しかったです。

西野神社 社務日誌」の平成19年2月12日付の記事「私が神主になった経緯」で詳しく述べさせて頂いたように、江別神社は、私の先祖や、私が神職になった経緯とも深い関わりのある神社なので、今後も、同神社の渡御には極力毎年参加させて頂こうと思っています。

江別神社 神輿渡御(前編)

2009年09月10日 | 平成21年 他社・他会の渡御奉仕
今日は、江別市(JR江別駅のすぐ近く)に鎮座する同市総鎮守・江別神社の秋祭りの日(同社の秋祭りは3日間行われ、今日は渡御が行われる最終日)です。

江別神社の秋祭りには、当社からは毎年、神力會の会員さん達や宮司・私などが御神輿を担ぎに行かせて頂いているのですが、今年はたまたま、その日用事のある神力會の会員さん達が多く、また、当社の宮司も今日から空知管内の別の神社の秋祭りに泊り込みで助勤に行っているため、今回は、当社からは神力會の会員さん達4人と私の計5人が、御神輿の担ぎ手として当社から江別神社に奉仕に行かせて頂きました。
昨年は、西野神社から総勢14人で江別神社に御神輿を担ぎに行かせて頂いた事を考えると、今年はかなり少人数となってしまいましたが、その分、私達5人で頑張って担いできました(笑)。

江別神社の渡御は、今年も例年通り、お昼と夜の2回に分けて行われ(平成6年から昼・夜の2部制で行っているそうです)、私は昨年同様、午後6時に宮出し(神社出発)し午後8時半に宮入り(神社到着)する「夜の渡御」の方に参加させて頂きました。

下の写真2枚は、午後6時前後に撮影した、「夜の渡御」の宮出しの直前(左の写真)と直後(右の写真)の様子です。
午後6時丁度に打ち上げられた花火を合図に、江神會の会員さん達に担がれて御神輿が出御(発輿)しました。

 

下の写真4枚はいずれも、江別神社の御神輿が、同神社を出御して1回目の休憩場所となる江別市コミュニティセンターに着くまでの間に撮影しました。
1枚目の写真は江別駅の駅舎正面を横切っている所です。

 

 

下の写真(8枚)はいずれも、1回目の休憩場所であるコミュニティセンターに到着する所から、2回目の休憩場所を出発した直後までの間に撮影した、渡御の様子です。
コミュニティセンターでは、担ぎ手の皆さん達に、毎年恒例の美味しい冷麦が振舞われました。

 

 

 

 

厚田神社 神輿渡御

2009年07月20日 | 平成21年 他社・他会の渡御奉仕
「海の日」の今日、食物を司る神様として知られる保食神(うけもちのかみ)を主祭神としてお祀りしている、石狩市厚田区に鎮座する旧厚田村の総鎮守・厚田神社で、御神輿の渡御が行なわれました。
当社からは、神力會の会員さん達数人が午前中の渡御を奉仕し(神力會の会員さん達は全員お昼までには帰られました)、そして午後からは、宮司と私の二人が御神輿の担ぎ手として奉仕させて頂きました。

宮司と私は、北区に鎮座する新川皇大神社太鼓会・神輿会の専用バスに乗せて頂き、同神社の宮司さんや神輿会の方々と一緒に新川から厚田へと向い、午後1時頃から、厚田神社渡御の行列に参列してきました。
担ぎ手の人数がかなり多かったため、私が実際に御神輿を担いだのは僅かな時間でしたが、私も他会の皆さん方と一緒に威勢良く御神輿を担がせて頂きました。

御旅所となった漁港では、担ぎ手の一人が海に落とされたり(これは毎年恒例のイベントで、誰か一人が海に投げ落とされ、すぐに皆で救助します)、近くの小川に転落する人がいたり(これはイベントではなくハプニングで、酔って足を踏み外して転落したようでしたが、膝下程度の浅い川なので幸い大事には至りませんでした)、また、後述にように御神輿を使った“ワザ”が披露されたりと、私が御神輿を担ぎに行く神社の渡御の中では少々荒々しい所があるのですが、逆にそういった雰囲気が好きという人も少なくはないようです。
なお、地元の野球少年団「厚田ポセイドン」の野球神輿(下にその写真もあります)も含めると、全部で三基の御神輿が渡御しました。







宮入りは例年通り午後4時半くらいで、宮入りの直前には、やはり例年同様、今回も御神輿の芯棒先端に人を乗せた上でその御神輿を垂直に立てて回転させるという、通称“ワザ”が行われました。
一昨年初めてこれを見た時は、「一体何をやっているんだ!?」と結構驚いたものです(笑)。


豊足神社 神輿渡御

2009年06月28日 | 平成21年 他社・他会の渡御奉仕
今日は、小樽市銭函に鎮座する豊足神社(とよたりじんじゃ)の例祭日で、午前9時半と午後4時から、それぞれ御神輿の渡御が行われ、当社からは神力會の会員さん1人+宮司+私の3人が、北区に鎮座する新川皇大神社の皆さん方5人(宮司さん1人+新皇会の会員さん4人)と一緒に新皇会のバスに乗って銭函へと行き、午後4時から、豊足神社の御神輿を担がせて頂きました。

諸般の事情によりここ数年間、同神社では御神輿の渡御が中止されていたため、同神社の例祭(銭函祭り)で御神輿が神幸するのは数年ぶりの事で、私達(西野神社勢+新川皇大神社勢の計8人)にとっても、豊足神社の御神輿を担ぐのは今日が初めての事でした。

午後3時半頃に、トラックの荷台に載せられて「小樽市銭函市民センター」に到着した御神輿は、同センターの敷地内で飾り付け等が行われ、午後4時頃、地元の神輿会「豊心會」や各地から集まった大勢の担ぎ手達に威勢良く担がれて、神社に向けて発輿しました。
銭函市民センターと豊足神社の距離は、普通に歩けば10分もかからない距離なのですが、御神輿はかなりゆっくりと進み、更に途中で何回か休憩もするなどし、1時間半近くかけて神幸しました。
そして午後5時半頃、宮入り(還御)し、数年ぶりの渡御は無事に終了致しました。

以下の写真10枚が、銭函市民センターを発輿してから豊足神社の境内に至るまでの間に私が撮った、同神社御神輿の渡御の風景です。
御覧のように、今回は担ぎ手の人数がかなり多かったため、中には一度も御神輿に肩を入れなかった(担がなかった)担ぎ手の方もいたようです。

 

 

 

 

 

以下の写真4枚はいずれも豊足神社の境内で撮ったもので、1枚目と2枚目は宮入りの風景、3枚目は宮入りの直後の様子(御神輿に奉安されていた神様が同神社宮司により本殿へと還御された直後)、4枚目は、同神社を後にする前に豊足神社拝殿の向拝でお参りをしている私達です。

 

 

龍宮神社 神輿渡御

2009年06月21日 | 平成21年 他社・他会の渡御奉仕
「夏至」で「父の日」でもある今日、小樽市中心部の稲穂に鎮座する龍宮神社の神輿渡御が行われ、例年通り、私は今年も当社の宮司や神力會の方々と一緒に、夕方から小樽に行って龍宮神社の御神輿を担いできました。

午後4時半に当社を発ち、まずは北区に鎮座する新川皇大神社へと行き、新川皇大神社で同神社の宮司さんや新皇会の方々と合流し、新皇会のマイクロバスに同乗せて頂き小樽へと向いました。
そして午後6時頃、御神輿が発輿する都通のアーケードに着いた私達は、今日の午前中から小樽に来てずっと龍宮神社の御神輿を担いでいた神力會の会員さん達と交代して、御神輿を担いできました。
とはいえ、今年も、昨年同様、他会の応援の方々(御神輿の担ぎ手)の数が多かったため、一昨年などに比べると、私が御神輿を担いだ時間は短かったと思います。

以下に、沢山の人達で賑わった、今日の神輿渡御の様子を撮影した写真を貼付させて頂きます。
宮入りは午後8時半頃でした。

 

 







なお、御神輿を担ぎ終えた後、小樽の梁川通にある焼き鳥屋さんで、新川皇大神社の宮司さんが私達にお食事を御馳走して下さいました。美味しかった上に、とてもボリュームもありました。
宮司さん、どうもありがとうございました!

ちなみに、食事の後は新川皇大神社、西野神社を経由してウチへと帰ったため、帰宅したのは午後11時近くでした。皆さん、今日は夜遅くまでお疲れ様でした!

小樽稲荷神社 神輿渡御

2009年06月09日 | 平成21年 他社・他会の渡御奉仕
今日は、札幌の隣街 小樽市の末広町に鎮座する小樽稲荷神社で御神輿の渡御が行われ、当社からは、神力會の会員さん1人と宮司と私の3人が、担ぎ手として奉仕に行かせて頂きました。
私は先月、札幌市中央区に鎮座する三吉神社神輿渡御で奉仕させて頂きましたので、私にとって、今年御神輿を担ぐのは今日で2回目なのですが、例年は、小樽稲荷神社での神輿渡御が、私にとってはその年の“初担ぎ”となるため、小樽稲荷神社に来ると「今年もいよいよ神輿シーズンが開幕したなぁ!」と実感します(笑)。

今日の御神輿の出御は午後7時半からで、昨年は新皇会(北区に鎮座する新川皇大神社の太鼓・神輿会)の皆さん方と合流してから小樽へと向いましたが、今年は、新皇会の皆さん方とは別々に小樽へと行く事になったため、私達は午後6時半頃に西野神社を出発し、7時過ぎ頃には、御神輿が発輿する手宮公園登り口に着きました。
そして7時半から、手宮公園登り口を発輿した御神輿を担いで、小樽稲荷神社まで約1時間かけながら、ゆっくりと長い坂道を登ってきました。以下の写真4枚が、その時の様子です。
坂の傾斜が急な区間では、御神輿の担ぎ棒に長くて太いロープを括り付け、それを進行方向に向って伸ばし、そのロープを何人かで強く引っ張る事で御神輿が坂道を登りやすくする工夫が図られました。

 

 

そして、予定よりも少し早く、午後8時40分頃に御神輿は宮入り(還御)し、渡御は無事に終了致しました。以下の写真6枚が、小樽稲荷神社境内で撮影した、今日の宮入りりの様子です。

 

 

 

宮入りの後、私は、高校時代の同級生でもある、小樽稲荷神社の神職(禰宜)N君と少し立ち話をしてから西野神社へと戻り、西野神社の駐車場で自分の車に乗り換えて我が家へと帰りました。
今日は、御神輿を担いだ坂道こそかなりキツイ傾斜であったものの、渡御の距離や時間は短かったため、然程疲れる事なく、十分に渡御の雰囲気を楽しみながら威勢よく御神輿を担がせて頂く事ができました。

三吉神社 神輿渡御

2009年05月15日 | 平成21年 他社・他会の渡御奉仕
今日は、札幌市内の神社では年間で最も早い例祭となる、中央区に鎮座する三吉神社の例祭日です。
札幌市内では、毎年5月中旬に斎行される三吉神社の例祭を皮切りに、各社で例祭(夏祭り)が始まり、そして9月の例祭シーズンで例祭(秋祭り)はピークを迎え、10月までには各社共例祭が終わり、その年の神輿シーズンが終了します。

ちなみに、三吉神社は正確には「みよしじんじゃ」と読むのですが、ある程度の年齢以上の札幌市民は、特に親しみを込めて「さんきちさん」と呼んでいます。
札幌の三吉神社は、秋田県秋田市に鎮座する太平山三吉神社の分社でもあります。

今日、当社からは神力會の会員さん達4人と私の、計5人が、御神輿を担ぎに三吉神社に行かせて行かせて頂き、午前10時の宮出しから午後2時の宮入りまで、神幸する三吉神社の御神輿と共に約5.5km、札幌の都心部を歩かせて頂きました。
神力會にとっても私にとっても、三吉神社の神輿渡御は初めての奉仕であったため、とても新鮮でした。
以下に、写真と共に今日の渡御の様子を紹介させて頂きます。

 

上の写真2枚は、いずれも三吉神社境内で撮影した、宮出しの様子です。
子供神輿の渡御は以前から行われていたそうですが、他会の神輿会の助勢を得ての本神輿の本格的な渡御は、昨年に続いて今年が2回目だそうです。

 

上の写真2枚は、いずれも西8丁目電停付近です。
御神輿は、この交差点を一丁東進した後、西7丁目通を北上しました。

 

上の写真2枚は、いずれも西7丁目通を北上中に撮影したものです。
1枚目の写真には、御神輿に供奉した「なまはげ」が写っていますが、神幸行列になまはげが加わるのも勿論珍しい事です(三吉神社の本宮がなまはげで有名な秋田県の神社である事に由来するものと思われます)。

2枚目の写真は、北1条通(この写真に写っている区間は国道230号の指定を受けている区間)を横断中の様子です。ちなみに、この北1条通は北海道神宮の表参道でもあります。

 

上の1枚目の写真の左側に写っている、グレーの建物は北海道庁の現本庁舎で、中央に写っている赤レンガの建物は、重要文化財に指定されている道庁旧本庁舎です。
なお、旧本庁舎の右隣に一部だけ写っている白っぽい建物は道議会議事堂で、また、この写真には写っていませんが、道路を挟んで道庁現本庁舎の向かいには道庁別館(石狩支庁、北海道教育委員会)や北海道警察本部などの各ビルも建っており、この辺り一帯は北海道の行政の中心地となっています。

2枚目の写真は北4条通を東進している様子で、この場所は札幌駅前通を横断した直後の、西武百貨店の前です。
ちなみに、駅前通を横断する直前には、札幌観光幌馬車を牽引している銀太君2世と擦れ違いました。幌馬車に乗っていた観光客の皆さん方は、一斉に御神輿に向けてシャッターを切っていました(笑)。

 

上の1枚目の写真は、蟹料理店「かに本家」の前で、2枚目の写真は、地下鉄東豊線の上の道路を南下中に、それぞれ撮影したものです。
2枚目の写真に写っている鉄塔は、時計台や道庁旧本庁舎と共に札幌都心部では有名な観光スポットとして知られる札幌テレビ塔です。

 

上の写真2枚も、札幌市民であれば、説明を受けるまでもなく見ただけでどこかが分かる場所です(笑)。
1枚目の写真に写っているのは丸井今井南館(昔はビッグオフ、現在はジュンク堂書店)、2枚目の写真に写っているのは狸小路商店街のアーケードです。

 

上の写真2枚は、どちらも大通西8丁目にある後楽園ホテルで、正午前後の約30分間、御神輿の担ぎ手を始めとする行列供奉の人達(なまはげやお稚児さんなども)は、同ホテル地下にある宴会場で休憩をとらせて頂きました。
1枚目の写真がその宴会場で、2枚目の写真は、同ホテル従業員の皆さん方に見送られて同ホテルを出御している様子です。
この後、御神輿は西18丁目まで西進しました。

 

上の写真2枚は、どちらも南1条通を東進している様子です。
1枚目の写真で御神輿の背後に写っている大きな建物は、札幌医大付属病院です。この病院も、札幌市民であれば(自身が診察を受けるか、他者のお見舞いに行くかを問わず)大抵一度は行った事があるはずの病院です。

2枚目の写真に写っているのは、札幌名物の路面電車(通称:市電)です。ちなみに、札幌の市電は函館の市電と共に、北海道遺産に指定されています。

 

上の写真2枚は、いずれも三吉神社境内で撮影した、勇壮な宮入りの様子です。
子供神輿が出御した直後、ほほ定刻通り午後2時頃に、無事に御神輿は神社に戻って参りました。皆様、大変お疲れ様でした!

今日は、この時期にしては少々肌寒く、担ぎ手の皆さん方も「今日は涼しいねぇ」と言っておられましたが、しかし、その寒さをも吹き飛ばす程の熱気を以って、皆で威勢良く御神輿を担がせて頂きました。
神力會の会員さん達も、帰りの車内では「今日は疲れたけど、でも楽しかったねぇ!」と言っておられました。数ヶ月ぶりに御神輿を担いだため、今日は私も少々疲れましたが(笑)、でもとても楽しかったです!