SPECTACLE DIARY

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視野欠損、視力低下にプリズムレンズの試み

2012年02月23日 10時31分28秒 | 医療用眼鏡

糖尿病網膜症で視野欠損、視力低下のお客様。

眼底出血後レーザーにて治療。

視力は下記の通り。

  

矯正値

R(右)0.1×S-2.00 C-0.50 AX40

L(左)指数弁/10cm

  

右目は眼球を上下左右方向に動かすと見える部分が存在します。

こう言った場合、偏心視の練習をすれば改善するケースがあります。

偏心視とは網膜異常対応にあえて持っていき、視細胞の生きている部分で物を見るテクニックです。

訓練方法は牛乳パックやペンライトを使用。

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しかしこの方法は必ず訓練が必用で、高年齢の方では訓練自体が難しい場合もあります。

今回のお客様の年齢は72才。

訓練は難しいと判断し、プリズム眼鏡で偏心視を試す事にしました。

自覚的に見易い場所を探しつつ、少しづつ視細胞が生きている場所に光をずらします。

結果「今までに感じた事のない明るさを感じ取ることがでた」との事です。

  

矯正値

R(右)S-2.00 C-0.50 AX40 6△Base 145°

L(左)S-1.50 (バランスレンズ)


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