「石川さん、指導をするという発想ではなく、奄美の同志から、信心を学んで帰ることだよ。ここの支部長や婦人部長は、この遠く離れた奄美から、毎月、船と列車を乗り継いで、東京の本部幹部会に来ているんだ。それだけでも一週間はかかってしまう。その間、仕事もできないし、送り出す家族の苦労も大変なものだ。
そして、会員の激励に島から島を駆け巡り、命がけで広布の道を開いてきた。生活だって犠牲にしなければできなかったはずだ。一人ひとりが広宣流布の大功労者だ。
幹部で役職が上だから、信心が強情とは限らないし、偉いわけでもない。話をさせれば、みんなの方がうまいだろうし、教学力もあるだろう。しかし、それと信心とは、必ずしもイコールではない。
大事なことは、実際に広宣流布のために何をしてきたかだ。どれだけ折伏し、どれだけ同志を立ち上がらせ、どれだけ動き、どれだけ汗を流し、悔し涙を流してきたかだ。
奄美は確かに遠い。しかし、奄美の同志の心は、私に最も近い。私とともにおるといってよい。学会本部にいても、心は私と離れている幹部もいる。心の距離は、決して場所によって決まるものではない。
私がみんなを連れて来たのは、奄美の友と接するなかで、本当の信心を、そして、本当の戦いと、本当の苦労を知ってほしかったからだ」
8巻 布陣
そして、会員の激励に島から島を駆け巡り、命がけで広布の道を開いてきた。生活だって犠牲にしなければできなかったはずだ。一人ひとりが広宣流布の大功労者だ。
幹部で役職が上だから、信心が強情とは限らないし、偉いわけでもない。話をさせれば、みんなの方がうまいだろうし、教学力もあるだろう。しかし、それと信心とは、必ずしもイコールではない。
大事なことは、実際に広宣流布のために何をしてきたかだ。どれだけ折伏し、どれだけ同志を立ち上がらせ、どれだけ動き、どれだけ汗を流し、悔し涙を流してきたかだ。
奄美は確かに遠い。しかし、奄美の同志の心は、私に最も近い。私とともにおるといってよい。学会本部にいても、心は私と離れている幹部もいる。心の距離は、決して場所によって決まるものではない。
私がみんなを連れて来たのは、奄美の友と接するなかで、本当の信心を、そして、本当の戦いと、本当の苦労を知ってほしかったからだ」
8巻 布陣