Suns walking

ドイツ子育て日記

【2019 南イタリア】これから南イタリアを旅する方へ。

2019-02-12 07:50:38 | 旅記
モノーポリの港。 絵になる。

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私が南イタリアに行って感じたこと、ああすればよかったとかこうすればよかったなど。

治安について

南イタリアはあまり治安が良くないイメージがありますが。

実際 レンタカー屋さんでもよくある話として『ナポリのマフィアが車を盗んでモンテネグロで売りさばくルートがある』と脅されたりとか、恐ろしい話には事欠かないようです。

私も大昔、初めてイタリアを訪れた時は、ローマ、フィレンツェ、ベニスでスリ集団に囲まれ同行者がパスポートを盗られるという事案に遭遇したことがあります。

しかし今回は何の被害にも遭いませんでした。夜間に出歩いても(バーリ、ポリニャーノ A マーレ)雰囲気のよろしくないような所もなく緊張感なく過ごしました。

考慮する点があるとすれば、同行者がマルであったこと。中身は5歳児でも見た目はいかついアラサーゲルマンですし、最近は絶賛体重増量中でして小柄な南イタリア人からすると相当に威圧感があると想像できます。

マル無し 私一人で夜間は出歩いていないので、日本からの旅行者がバーリおよびその周辺地域でどの程度犯罪被害に遭うのかという統計からは外れていると思います。参考にならずすいません。

バーリからアルベロベッロへ向かう電車の中や駅には数人のセキュリティーがグループでパトロールしていましたので、バーリ市も観光客の安全確保そしてさらなる観光客誘致にはかなり力を入れているようです。

アルベロッベロ行きの電車は犯罪者にとってはカモ列車なんやろな。

私個人の感想としては(あくまでも個人の感想です)そんなにまわりが言うほど治安は悪くない。と思いました。

きっとたまたまです。 南イタリアを旅行される方は十分に注意して旅行を楽しんでください。



言葉

一般の住民はそうでもないようですが、バーリの主要施設、周辺の観光地では英語がめっちゃ通じます。

英語も苦手だという方は、片言でもイタリア語をスマホの翻訳機能から拾っておきましょう。

間違ってても 大丈夫。 命までは取られません。



アクセス

アルベロッベロやアドリア海の海辺の町を訪れるにはバーリを起点にするのが便利だと思いました。

マテーラはナポリ方面からも行き方があるようです。

詳しくは、日本語での情報がありがたいこちら★

現地でB&Bを営んでおられる こちら★


マテーラ起点なら こちら★

こちらのHPにもありますが、マテーラに行ったら時間がなくても食べて欲しいのがパン。マテーラパン 最高でした。また、パンを食べるために行きたい。


ヨーロッパ内 長距離バスなら FLIXBUS

バーリからアドリア海を渡り、盗難車を探しにモンテネグロへ向かわれる方は こちら★


バーリからはイタリア国内の他の港以外にギリシャ、アルバニア、モンテネグロ、クロアチア各地へフェリーが運航しています。

もちろんバーリ空港利用で空の旅、イタリアの各地から鉄道も接続良いですよ。
今回利用した公共交通機関はすべて時間に遅れることもなく設備も古くはなく『イタリアではまともに電車に乗ることも出来ない』といった予告は当てはまりませんでした。イタリアにもまじめな人はいる。


スマホの接続

いろいろやり方はあるのでお好きなのでどーぞ。

ポケットWI-FIの場合 こちら★


現地SIM購入の場合 こちら★


『イタリア スマホ接続』とかってググればめっちゃ出てきます。その中で情報の新しいものを選んだらいいんじゃないでしょうか。
最近ではアマゾンなどで海外旅行用のSIMを販売しているらしいので、現地に行く前に入手できるのがいいですよね。
ネット接続のみのプランを選ぶ人が多いようですが、現地の電話番号も持っていると便利です。
宿との連絡や、オプショナルツアーの申し込み、レストランの予約、配車サービスの利用など電話番号が必要な場面はけっこう多いです。


振り返って

以上 上に見つけたリンク先は帰国してから見つけました。
まぁ 私はおつむのアレが外れちゃっているみたいなので、旅行前にこの情報を知っていたとしても活用できたかは分かりません。

もし旅行前のあの時に立ち返れるなら、最初にアルベロッベロに行って次の日マテーラで最終の夜はマテーラで宿泊したら良かったかと思います。
それから食事は前もって調べていくのが一番だとも痛感しました。
現地で食事できる回数が限られているのに、行きあたりばったりってそんなギャンブル外れるだけや。

【2019 南イタリア】モノーポリ

2019-02-11 07:16:34 | 旅記
ザッバーーン! 高波打ち寄せる2月。 暴風。



最終日 夕方まで時間があったので、さんざん悩んでどうするか

『カステル デル モンテ』私はめっちゃ興味もあったし、行ってみたらきっといいところに間違いないのですが、マルの「お城て あんまり興味ないわ」の一言で海辺の街 モノーポリ に向かいました。

確かにモノーポリなら飛行機乗り遅れの心配もないよね。


まずバーリ中央駅で荷物を預け(ひとつ4時間 6€)モノーポリへ。

モノーポリの駅からはなんとなく海の方向へ足を向けるとすぐ海が見えてきます。

そのまま海岸に着いて、岩場のビーチになっているところでマル着替え出した。

「地中海に来て泳がないなんて無いでしょ!ほら、君も早く脱いで海に入ろう!!」


全力でお断りしました。



前にも言いましたが、バーリの緯度は日本の本州最北端、青森県北部とほぼ同じ。

そして今日は警報級の暴風。

ビーチは少し入江になってるけど、ちょっと向こうはマルの背丈よりずっと高い波がバシャーンてきてるよ、しかもサーファー乗せちゃうようなノリのいい感じじゃなくて、岸辺にあるもの全てさらってやるぜ! みたいな厳しい感じ。

あんたにはこの冬の海の禍々しさが分からないのか!

中身は5歳児 実体はアラサーのマル。 いくら止めても無駄なんは分かってる。

そもそも『お城じゃなくて海に行きたい』と言い出した時から泳ぐ気満々であったのは私も承知していたし、ちゃっかり水着とタオルの用意してきてるもんね。

ちょっと離れて他人のふりしてるから早いこと済ませて。


ザッバ--ーん!!ゴゴゴゴ~   マル 入水中。
引きの波の音がさらに恐ろしい。


水 めっちゃ冷たかったんやろうね。秒であがってきた。

熱湯コマーシャルか!


地中海の夢を叶えたマル。
その後は大人しく旧市街の観光について来ました


モノーポリのビーチといえば市街地の南側にいくつかあるようです。

グーグルマップでは『スーパー銭湯』といちいち表示されてるので、『ヒャッホー!!スーパー銭湯行きたーい🖤』と駆けつけてもスーパー銭湯は無いので落ち着いて下さい。

夏は私達が行った時に比べて100倍くらい盛り上がってるモノーポリだと想像できますが、静かなモノーポリも悪くないので行って良かった。

ステキな街です。

旧市街のあのエリアは閑散期なのに強気のツーリストプライスで、安くするくらいなら店閉めたるわ とやっぱり閑散としていたので、繁忙期に行く予定の人は財布に十分厚みがあるか確認してから行った方がいいです。


自分へのお土産でバカ高いオリーブオイルを買った店で『マンジャーレ?』と聞くと、向かいのレストランがめちゃウマだと言うので入ってみたら、あのオッサンこれほんまにめちゃウマやと思とるんか? 味覚壊れてるんちゃうか?てなるくらいの料理だった。 残念 無念。

これやったら頑張って歩いて『はがくれ』に行けば良かった。

あー 下調べ!



少し時間が余りつつ、余裕でバーリに戻り飛行機にも無事乗れました。

飛び立つ時 左右にぐゎんぐわん揺れた。そんだけ暴風やったんよ。


チャーオ! ばいばーい イターリア また来るね。



次回は 南イタリア 総括編です。

旅の便利帳 リンク集など。


【2019 南イタリア】アルベロベッロ

2019-02-10 07:25:02 | 旅記
前日 レンタカーまで借りたのにアルベロベッロに行けなかった私達。

今回 おとなしく電車でアルベロベッロに向かいます。

マテーラが世界遺産だったので、もしやと思って調べてみたらアルベロッベロも世界遺産でした。(やし 下調べ!)

バーリ中央駅で尋ねると、バーリからアルベロベッロへはPutignano (プティニャーノ)という駅まで電車で行き、そこからバスだそうです。

プティニャーノが覚えにくかったので、てじなーにゃ と覚えていたらかけ離れ過ぎて結局思い出せなかったので記憶力とイタリアの地名に自信のない方は紙か手にメモっておいたほうがいいです。

バーリ滞在の旅行者はたいていがアルベロベッロへ観光へ行くらしく、バーリ中央駅の駅員も手慣れたもので切符の買い方と電車の乗り方を分かりやすく案内してくれました。

電車は日中1時間半に一度の割合で運行しています。

プティニャーノは終点ではないですが、車窓からの景色に三角屋根の小屋がチラホラ増えて来たなぁと思ったところで停車駅に注意していると分かりやすく小さな駅に到着しますのでくれぐれも電車の中で眠り込んだりしないようにしてください。

プティニャーノの駅を出るとバスが待っています。

時刻表を見て『乗り換え1分しかないやん、これ焦るわー』って思うかもしれませんが、待っているバスはアルベロベッロ行きのバスだけだし、、電車に合わせて待っているので何らかの理由で電車が遅れても健気に待っているので安心してください。

でも『あ、今の内トイレ行っとこ』って言うほどには待っていないかもしれないので、トイレは電車乗車中に済ましておくのがいいと思います。

ドイツから中古で買ったバスだから、車内の電光掲示板がドイツ語のままだった。どこやねんストーンズドルフって。
機械に弱いイタリアの人 親近感。 って勝手に思ってたらマルが「やればできるけど面倒やから消してないだけちゃう?」って 面倒くさがり やっぱり親近感。

それでいよいよバスでアルベロベッロに向かうんですが、めっちゃ運転荒いんよ! イタリアのドライバー 人生全ての理不尽と怒りをハンドル握る手に込めて運転してる。

細い一般道を120キロぐらいでぶっ飛ばすバスに揺られてしばらくするとアルベロベッロに到着して、はい降りてねー て降ろされます。

バスの停留所はとんがり屋根のかけらも見えない所ですが、そこから迷いながら歩いても10分もかからないくらいの所に歴史地区があります。

スマホのググるマップ大活躍。不本意ながら地図を忘れてしまった人は道行く人に「トゥルッリ?」って聞いてみたら教えてくれるかもしれません。

帰りのバスは降りたところと反対側から乗ります、帰りの時刻表を写メしておくことをおススメします。

その三角屋根 トゥルッリ の集まった地区はぎゅっと集まっているので全て見て回るのにそんなに時間はかかりません。

トゥルッリ かわいい。

オフシーズンだったのでゆっくり歩いて回り、写真も好きなだけ撮って夕方まで観光してバーリに戻りました。

前日の楕円を描いて観光する計画はマテーラもアルベロベッロくらいの規模なら計画通りだったかもしれない。

アルベロベッロは短縮しようと思えば2時間くらいに出来たと思う。

その日は他に予定がなかったから時間も贅沢に使ったのさ。

ちなみにアルベロベッロには鉄道駅があります。(降りたバス停から近い)
それやったら電車で乗り換えなしでバーリに帰れるやん。と思って覗いてみたら工事中でした。
これ工事が完了したらきっとバーリ~アルベロベッロは電車直通で行けるようになるんではないでしょうか?

乗り換えしたプティニャーノには鍾乳洞があるそうです。無駄に乗り換えだけしたくない人は鍾乳洞観光も組み合わせてみるのもアリだと思います。