夕陽亭にら屋

愛犬と安穏な生活

ルージュの伝言

2011-07-28 14:04:23 | ずんのひとりごと


z~z~z~
雨の朝を迎えた東京地方、今は小康状態です。
これから日曜日まで毎日雨マークが並んでいます。
まるで梅雨時みたい。
学校が夏休みに入ってから、何日晴れた日があったでしょうね。
猛暑よりはマシかもしれないけど、農作物への影響が心配です。
お隣韓国も3日間降り続く大雨で、甚大な被害が出ているようです。
世界の異常気象を検索していたら、異常気象だらけであまりにもあちこちで被害が出ていて、もはや異常なのが常態っていう、おかしな状況に思えました。
自然の力って恐ろしい。。。

「むやみに恐れず、ありのまま受け入れるしかないのです。。。z~ z~」
宗教家ならずとも『人間の傲慢が神の怒りを買い。。。』なんて言いたくなるけど、自然相手では人間は無力なものです。
この私なんて、ずるこみのオバサン相手にもかなり無力です。(昨日パン屋さんのレジで割り込まれて、文句言えず諦めました。。。)

この口紅は、3年前の春に亡くなった母の残したものです。
老人ボケの父と天然ボケの母は二人暮らしでしたが、毎週末、百貨店に行くのが小さな楽しみだったようです。
レストランで食事したり、食品売り場で惣菜を買ったり。。。
これは最後に百貨店に行った時、母が自分で購入したものでした。
結果的にはこの時の外出がもとで体調を崩し、1週間後に亡くなってしまったので、母がこの口紅をつけることはありませんでした。
あとでレシートを見て、『ぎゃ~、定価で買ってる~!』。
私にとってこの手のブランド化粧品は、お土産にもらう、もしくはアメ横で購入するものなので、とても贅沢に感じたものでした。(笑)
入退院を繰り返した晩年は、化粧もしなくなり、淡い色つきのリップクリームをつけるくらいだった母が何故口紅なんて買う気になったのか、今となっては確かめるすべもありません。
杖をついたおばあさんとシャネルの美容部員のお姉さんに、果たして会話が成立したのか、できればその場でやりとりを聞いてみたかったなぁ。
母が欲しくて買った最後のものだし、火葬のときに棺に入れようと思ったら葬儀屋さんに『お骨が真っ赤に染まっちゃうからいけません』と言われてしまいました。(棺に入れた物のせいで、お骨がありえない色になること、多いんですって)
お骨が冷めてから、後日骨壷に入れてくださいということだったのですが、なんとなく私が貰ってきちゃいました。
そして、そのまましまいこんで(忘れて)ました。
未使用とはいえ3年も前のもの。
お肌の弱い人なら一発アウトかもしれませんが、幸い丈夫な私です、クチビルが荒れることもないはず。
とはいえ、使ってしまうならそろそろかなぁと思うのですが、それとも使わずこのまま遺品としてとっておくべきなのか。。。
なんだか決めかねているこの頃です

「全部使っちゃっても、ばあちゃんはバケてでませんよ。。。」
そんなことは心配しちゃいないよ(笑)
『 でるかもしれないよ~! 』