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■□■カムイミンタラ■□■

旅の話、仕事の話、色々と書いてます。。。

アキバ系

2006-01-14 02:04:14 | 病院のシゴト
60代なんだけど、リュック背負ったら超アキバ系だよねって患者がいる。

ポッチャリと太っていて眼鏡を掛けている。声も甲高く舌ったらずな話し方を

して、グフフって笑う。

DMで左足膝から下、アンプタしている。夜中のラウンドでベッド下に転がっている

義足にドッキリする。右足も既に指先から腐りはじめているのでアンプタしか

方法はない。そしてそんな足なのに本人は痛くないっていうから不思議。

まぁ、かなりキモイ人なんだけど、なんとなく憎めない人なのである。

そしてこの人の院内の生活はテレビを見ているかウロウロと歩き回るか。

何ゆえに歩き回るかというと「嫁さん探し」。第二の人生を謳歌したいらしい。

以前、朝から女性部屋の前でジィ~っとネームプレートを見つめているので

どうしたの?と聞いたら、ここは女の人の部屋なんだね。誰かお嫁さんに

なってもいいよって人がいたら教えて。グフフ。って笑っている。

と言っても、寝たきりの老女が大半を占める病院で冗談だろうと思っていたら

結構、本気らしくナースにもあなたは旦那さんがいるの?と聞いて歩いているらしい。

私は聞かれた事がないぞ!と思いながら夜中のラウンド時にテレビを見ているのを

発見したので、眠れないの?と聞いたら、大丈夫だよ。来てくれてありがとう。グフフ。

と笑っている。そして朝、お茶を配りに行ったら無言で私の二の腕をプニプニと

握り出した。おっと、セクハラかい?!と聞いたら、もういいよぉ。と拗ねていた。

腐りゆく身体を抱え、生活保護での日々。誰も嫁さんにはなりたかないよねぇ(苦笑)

年越し

2006-01-01 00:46:45 | 病院のシゴト
年越しは夜勤でした。

前職では年越しはカウントダウンのイベントを行っていたので

私にとって年越しのオールナイト仕事ってのは大した事ないです。

元日に早番で出勤するほうが絶対に嫌です。

しかしながら、仕事は結構忙しかったです。まぁ、月末って事もあって

通常の夜勤より仕事量が多いのは確かなのですが、入院もあるんですよ。

なにもこんなに日に入院しなくてもと思うのですが。体調不良に盆暮れ正月は

関係ないですね。

そんななかでも、やっぱり大晦日っていうことで気になるテレビ番組もある。

この日ばかりは特別、いや暗黙の了解ってことでステーションにテレビを持ち込む。

持ち寄ったお夜食は蕎麦に焼き鳥、スナック菓子。まるで宴会状態。

カウントダウンでは近所で花火が上がるという事で病室の窓全開で見学。

みんな必要最低限の仕事だけであとは、テレビ見て食べてってな感じで。

重症を結構抱えていたのでこんな夜勤でいいのか?と思ったけど、私はつかない人なので

みんな信じられない生命力で日勤帯まで持ちこたえていた。

朝のオムツ交換の時に「明けましておめでとうございます。」って言いながら

回ったけど、あえて「よろしくお願いします」は言わなかった。

いつまでも病院でよろしくされるのはあまり縁起が良い事ではないだろうなぁと思ったので。

そして職員の朝食にビミョ~なおせちとお雑煮が出た。

帰り道は、街がシンと静まり返っていた。結構、この雰囲気が好きなんだよね。

一眠りしてから、このままひとりぽっちの元旦は寂しかったので同僚の家におせちを

食べに行ってきた。そんな感じでついに本厄の幕が明けた。

ボーダーライン

2005-12-29 22:58:36 | 病院のシゴト
病床が二つのエリアに別れていて、一つはナースステーションがあるエリア。

重症患者を中心に目の離せない人達がいる。もうひとつはステーションから離れている

ので、割と軽症な人達がいる。その日の私は病棟のヘルパーリーダーをしていた。

一人、気になる患者がいて、入院後の検査で肺がんだとわかり余命は2年。告知なし。

熟年と呼ばれる年齢層で入院時は胸が痛いだけで自分で何でも出来るクリアな人だった。

数日後に喀血して、進行の速さに驚いた。

酸素マスクをするようになっても自分で自分の事はしていて、でも随分と苦しそうだった。

その日の担当ナースは患者を観ていない事で悪評の人だったのでさらに注意をしていた

ハズだった。

仕事が結構、押してしまって、特に何を焦っていたつもりもないのだが、ナースの夜勤者への

送りももう終わっちゃったよなぁ、さっさと終わらせようぐらいにしか思っていなかったはず。

その患者の妹がトランスに手こずっているのを見て、そのぐらい手伝おうと手を貸した時に

随分と状態が悪くなっているなぁと感じた。それが17時30分。

そして自宅に帰って一息ついてから思った。

あの患者は重症エリアに移した方がよかったんじゃないかなぁと。

翌日、出勤して愕然とした。初めて見るデカイ機械。規則正しく動く音。

人工呼吸器を装着していた。急変して挿管したとのこと。それが18時。

そして、その日、18時6分に他の人が亡くなっている。

大変だったであろう事は想像に容易い。18時の夕食は定時に配膳出来なかったと聞いた。

なんで私はあのとき、一言、夜勤ナースに部屋を変えなくていいのか言えなかったのだろうかと

悔いた。それがきっかけで部屋を変えるならば手伝う事は出来たし、また部屋を変える必要が

ないとの判断の上での急変だったらこんなに悔やむ事はなかったと思う。

もちろん私にそこまで責任がある事でもなく、本来なら担当ナースがもっと早くに

気が付いて対応するべき事だった事もわかる。

でも、なぜ、たった一言が言えなかったんだろうと悔やんで悔やんで仕方がない。

もちろん周りは誰も私を責めない。私は何かミスをしたわけでもない。

でも、すごく、重苦しいモノが自分の中に残ってしまった。

ヤコブ病

2005-12-25 22:59:53 | 病院のシゴト
療養病棟に移ったおばぁがレベルダウンしたので急遽、一般病棟、回復室に移ってきた。

既に目はいっちゃってるし、呼び掛けても反応はない状態。ウチにはMRIが無いので

よその病院に検査しに行く事に。一応、脳硬塞疑いって事で。この場合は119に電話して

救急車を呼んで搬送してもらう。まぁ、先方に一泊して帰ってくるかなぁと思いきや

ヤコブ病疑いで更に大きな病院へ。なんでもヤコブ病の脳波が検出されたらしい。

しかし、本当にヤコブ病だったら大騒ぎになること間違いないようで。厚生省に申告しなくては

ならないし、日本で何例目のヤコブ病ってことで取材もくるぜよ~って話に。

早い話が、現在ナーバスになっている狂牛病なんでしょ、コレ・・・

でも、結局、違ったみたいで意識障害って事でこちらに戻ってくる事に。

久しぶりに会って何がビックリしたって普通の人に戻っていた事。

自分でご飯も食べる事が出来るし、ポータブルトイレだけど排泄も自分で出来る。

よかったよかったと思ったのもつかの間、クレームが多い事、多い事。

「向こうの病院は婦長さんがずっとつきっきりで呼べばすぐ来てくれた。ここは

 呼んでもちっとも来ない。」だのなんだのと。そんなに他が良ければ何処へでも

行ってくれ~!と思った。そして今日は孫が来ていたんだけど、これが更にうるさい。

足下にゴミがあるからと呼ばれ行って見たら、1ミリにも満たないゴミですよ!!

自分で拾え!と思ったがそんな事は間違っても言えなひ・・・

そしてこの孫、何がドン引きしたって、ず~っと、おばぁに手をかざしている・・・

オイオイ、どこぞの新興宗教だよ・・・宗教で病気が治るわけがないっつうの。

どおりでこの孫の目つきが怪しいと思ったんだよね。私の父が病に倒れたときに

父の知人夫妻が宗教をやっていて、なんだか知らんが祈祷だか何だかをするようにって

病院や実家にまで押し掛けてきて大変だったんだ。その時のあの人達の目は忘れられない。

普通の目つきではなかった。何を信仰しようと勝手だが自分だけにして欲しいものだ。

研修レポート

2005-12-06 22:55:05 | 病院のシゴト
先日のエンゼルメイクの研修レポートを提出しなければならない。

う~ん、学生じゃあるまいし面倒臭い。しかし、根がええかっこしぃの私は

専用のレポート用紙をぶっちし、自分でオリジナリティ溢れるレポートを

パソコンで作成してみた。

だが、エンゼルメイク、早い話が死後処置の事であって専門用語が多数出てくる訳でして。

しかも、その研修は夜勤明けで参加しているので何度となく気を失っていたので

仕方がないからネットで情報収集を始めた。

死後、体に現れる症状によるトラブルなんかも調べていたら、出てきちゃったよ。

・・・実写が・・・・。さすがにスライドショーで見る症状例はクリック出来なかったけど。

チラホラと写し出される死体の写真。ジャンクじゃないんだからよぉと涙目で情報収集を続ける。

かな~り、昔、知人がその手のビデオが好きで私は交通事故死体集とやらのパッケージだけで

卒倒しそうになった事を思い出した。

なんで、ナースでもないただのヘルパーでここまで勉強せなあかんのよ~と

思う一日であった。まぁ、それでもウチの病院は病死しか扱わないからマシだよなぁと思うよ。

眠らせてくれ

2005-12-04 22:26:22 | 病院のシゴト
今回の夜勤では入院2日目、夜間せん妄全開のおばぁにあたってしまった。

21時頃ラウンドしていたら起き上がろうとしているおばぁを発見。

どうしたのかとたずねると食べ散らかしたモノを片付けないとおじいさんに叱られるとの事。

もちろんココが病室だという記憶は時空の果てに飛んでいってる状態。

ココが自宅の居間だと思っている。

「ホラ、その辺が散らかっているでしょう」と言うが私には病室の壁とカーテンしか見えない。

何度もココが病院である事を話してなんとか寝かし付ける。

23時のオムツ交換で覗いてみるとやっぱり起きていてる。目の行き届かない部屋なので

転倒転落が怖いので車椅子に乗せてナースステーションに連れていく。

最初の頃は穏やかに話をしていたのだが、そのうち家に帰ると言い出し立ち上がり始めた。

立ち上がる時にミシミシっと音がして私は車椅子がきしむ音だと思っていたらナースが

「怖いですよね~。今の音、膝の骨の音ですよ~」と言う。どういう事かと思いきや

膝の骨と骨の間に入っているクッション的役割の軟骨が無い為に骨と骨とがぶつかり

音が出る。ひえ~。

歩く事は出来ないのだが車椅子から立ち上がる動作を止めないのでついにシートベルトと

称し車椅子に抑制する。早い話が身動きが出来ないように縛り付ける事である。

もう、そしたら大興奮。話している事もどんどん支離滅裂になってくる。

最初の頃は家に帰らないとおじいさんに叱られる、おじいさんが来ているから一緒に帰る

という話なのだが、おじいさんは既に亡くなっている。き、き、来ているって・・・・!?

次は明日、病院に行って診察して点滴をうってもらうから家に連れていってくれ。

そのうち、アンタ達は私を殺すつもりかい?、そして男性ナースをドクターだと思い込み

先生、助けてください~、お願いだよ~、家に連れていっておくれ~と騒いでいる。

どのみち、このおばぁは家から入院したのではなく施設から熱発で来たんだけどね。

だから、良くなっても家には帰れないのだ。

夜中の何時になろうとも眠たくなる気配はまるでなし。お陰でこちらは一睡も出来ない。

夜が明けて明るくなったので部屋に連れて帰ると、「この部屋だけはいやだ~」と

満身の力を込めて車椅子を押し戻す。しゃぁないから、またステーションに連れていく。

日勤者への申し送りも終えて最後にもう一度、部屋に連れて帰ろうとしたら

「アンタは私を何回も騙すから嫌だ」とすっかり嫌われてしまった(苦笑)

もう、面倒臭~い!!とステーションに放置して帰りましたとさ。

忘年会

2005-12-03 21:49:23 | 病院のシゴト
何処の職場にでもあるであろう忘年会。

今までは病院として忘年会があったのだが、来年オープンする特養にお金を注ぎ込んで

しまった為に今年から中止になってしまった。

この噂に聞く忘年会、ホテルで行いフォーマルな格好で参加し、景品がもらえるらしいのだが

その景品がなんと海外旅行だったり、プラズマテレビだったりと凄いらしい。

だもんで楽しみにしていたのでちょっと残念。

だが、我が病棟は宴会大好きっこばかり。病棟で忘年会をやろうという事になった。

場所は焼肉屋。

「会費っていくらぐらいですか~?」

「掛からないよ。」

「へ?なんでですか?」

「製薬会社が出すから。」

うお~、恐るべし医療業界。毎日、医局の前に大名行列よろしくずらっと並ぶ製薬会社社員。

そんな人達に忘年会やるから~と声を掛けると、じゃご一緒にという事になるらしい。

もちろん、声を掛けるのはドクターだが。

しかも、焼肉屋に行ってみるとコース料理。焼肉屋にコースがあるなんて初めて知った。

そしてどれもこれもウマイ。5000円くらいのコースかなぁと値踏みしてしまった。

もちろん、製薬会社社員達が接待するので、あれが飲みたいこれが飲みたいと言えば

注文してくれる。そして人数より多めに予約しているので肉が余る。それを持ってくる。

私の人生の中でこれ程、肉を食べたのは初めてである。そんで持って焼肉は今まで実は

食べれなかったのだが、美味しいとすら思ってしまった。

「カラオケも予約してありますので~」

営業のサラリーマンって凄いなぁとホントに感心してしまった。

そしてミイラ取りがミイラになってしまったナースを自宅まで送り届ける私であった。

そう、先に書いた、海外旅行等の景品も全て製薬会社が出しているらしい・・・

ウチの薬をぜひ、こちら様の病院で使っていただきたいってな事らしいよ。

エンゼルメイク

2005-11-27 21:00:20 | 病院のシゴト
「人は死ぬと腐る物である。」

夜勤明けでそのままエンゼルメイクの研修に行く。

看護研究の課題として婦長から、ボスと私に与えられたテーマ。

他の先輩ヘルパーを差し置いて選抜されるのはやりたい課題だがやり辛い。

昨日の夜勤は一睡もしていないのでとにかく眠い。

しかし、目からウロコの話ばかり。

エンゼルメイク、カタカナで表記すればやんわりした印象だが早い話、

死化粧のこと。入職して3日目にその機会は訪れた。

覚える事がたくさんで怖いと思う暇はなかった。

その後も何度となく訪れる事だが、時間に追われこんなお粗末でいいのかなぁと

悩む事もしばしば。

しかし、それがフツーみたい。がだ、そんなケアだといざ葬儀のときには

とんでもない事になっている事が日常茶飯事らしい。

例えば男性なんかはヒゲを剃るんだけど、懸命に剃ると表皮もはがれるわけで。

遺体は全ての機能がストップしているので痛んでいく一方なので霊安室では

綺麗な顔だったのに数時間後にはアゴ周りが赤黒く傷んでいるのだ。

まぁ、あとは腐敗や臭いとの戦いの話がつらつらと進んでいく。

実践の話も聞く事ができ、とにかく、生きている私達の化粧となんら変わりないと。

病気で亡くなる人は最後に苦しむ事も多く、険しい顔のままだったりするから

いかに穏やかに安らかに眠っているかのごとくなメイクにするかって事らしい。

実際にガンで亡くなった人のメイク後の写真も見せてもらったけど、ホントに

フツーに眠っているみたいだった。

そんなメイクが出来るエンゼルメイクセットってのも売っているんだけど、

これが高い! 5万円もする。宣伝文句を一読してみると、

「ご遺体の特徴(肌の強い乾燥、血色がなくなる、傷みやすいなど)に合わせた

内容。黄疸や内出血など各種トラブルにも対応。穏やかに眠っている表情づくりが基本」

などなどが書いてある。眠たくてボーっと痺れるアタマで、デパートの一階の

ブランド化粧品売り場に並んでいたら怖いよなぁ~と不謹慎な事を考えてしまった。

エンゼルメイクとは生の延長線上にあるものであり、誰にでも訪れる最期。

ココロと技を大事にしたい。そして自分の親のエンゼルメイクは自分で

やりたいと思う私であった。

夜間せん妄

2005-11-26 22:07:36 | 病院のシゴト
わかりやすく言うと、夜になると激しくボケる事である。

ここのところ、そんな患者が多く夜勤の休憩も寝ていられない。

歩けないはずの患者が歩いてしまうのだから。

そんな患者はナースステーションの前を通らないと何処にも

行けない部屋に入ってもらう。

夜中にステーションの前を小走りに通り過ぎた歩けないはずの人。

「何処行くの~!!」「ちょっとトイレ」って、おいっ!

ベッドサイドにポータブルトイレが置いてあるでしょ!

「そうか、オシッコはここでするのか。いやぁ助かったありがとう」

・・・毎日、毎回、使っているでしょう。その後も気になるので

ラウンドしてみるとポータブルトイレにズボンを履いたまま座っている

午前3時。「どうしたの?」「体重計っているの」・・・・(笑)

挙げ句に果てにポータブルトイレを抱えてステーションに歩いて来て

「トイレはどこですか?」と聞いてくる。

いつまでたっても寝ないから少し話をしてみる事に。

どうやら、新潟の三条市の出身みたいで荷物を送ったから電話がかかって

来るはずだからそれが気掛かりで眠れないらしい。もちろんそれ自体が

ボケ話しなんだけど。それに合わせて話をするしかない。

しかし、外線の電話がなる度に彼は三条からの電話かと気になってしまう。(苦笑)

こうなったら無理に寝かせる事ができないので、起きててもいいから

ベットから動かないでね、とお願いする。彼は暗~い病室のなかベットの上で

うつむいたまま座って夜を明かしていた。ラウンドする度にドキっとしてしまった。コワっ。

そして忘れられない人がもう一人。夜になるとベットサイドで立ちションしちゃう人。

ホント、勘弁してよ~って思うんだけど、会話が成立するだけまだまだマシ、

なんだよねぇ~。もっと強烈な人もいっぱいいるからね。

入水自殺

2005-11-23 22:15:46 | 病院のシゴト
が入院して来た。

某メジャーな海に2時間程つかっていたらしい。夜勤帯で運ばれて来たようで

夜勤者がかなり面倒くさそうな顔をしていた。自殺願望もまだ強く何があるか

わからないから一晩中交代で様子を見ていたらしい。

しかし、日勤帯は私が担当だった・・・。

随分またエライとこからここまで運ばれて来たんだねぇとナースに聞いたら

「どこの病院だってこんなの引き取りたがらないよ。」

なるほど。ココは訳あり多いからねぇ・・・

「そのまま眠らせてあげればよかったのに」

と辛口な意見が多い。が、私もこの仕事を始めてからそれはわかる気がしてきた。

自殺未遂の患者にあうのはこれで3人目。

うまく表現出来ないけど、死にたいやつは死ねばいい。

世の中には死にたくないのに死んでしまう人がたくさんいるのだ。

「なんでこんな風になってしまったんだろう」という言葉に私は

何も言えない。「また明日来るね」と言ってさよならした人に

明日が来なかった人もたくさんいるのだ。

私の友達で精神を病んでいる人がいて、最近、リストカットして

病院に運ばれてってメールをしてきたので、私は本気でブチギレた。

彼女は私がどういう仕事をしているのか知っている。だから私は

慰める事は一切せず容赦なく本気で怒った。

精神を病んでしまった理由も知っているので、その話ならいくらでも

聞くけど、自殺ごっこには興味がないみたいな感じをね。

まぁ、とにもかくにも、今日一日世話したけど少しずつ少しずつ

体調は良くなってきたみたいだけど、病室の隅にビニールに入れられた

砂まみれに濡れた衣服がどうにもリアルで・・・(苦笑)

そんな一日でした。