■□■カムイミンタラ■□■

旅の話、仕事の話、色々と書いてます。。。

浅間山

2006-10-17 22:56:01 | バイクのコト
ふと浅間山が見たくなった。ココロのオアシス。

長野県は私が感動した場所。

サクサクっとルートを決める。小諸で下りて海野宿、布引観音を見よう。

横川を過ぎた当たりから小諸までの道が好き。妙義山が日本っぽくなくていい。

浅間山もすっかり秋。気温も寒い。

道の駅が好きな私は雷電くるみの里で一休み。長野といえば、おやき。

野沢菜のおやきをひとつ購入。 が・・・・食べたら中身はきのこだった!!

ちょっと! シール貼り間違ってるよ!

海野宿は初めて。今までにもいろんな宿を歩いてきたけど、何処も似ているようで違う。

思ったより時間も早かったので温泉でも入ろうかな~なんて気分で地図を見ていたら

駐車場のおっさんに「何処行くの?」と声を掛けられた。「御牧乃湯に行こうかと・・・」

「ああ~、そこもいいけどね、湯楽里館ってのがあるんだよ~。ちょっと待ってなよ。

地図持ってくるから。ここならご飯を食べるトコロもあるしね。この道を・・・」と

なかば強引に勧められた。う~ん、回し者か? ま、せっかくだし行ってみた。笑。

露天風呂からは東御・小諸を見渡すことが出来る。うん。まぁまぁかな。

風呂上がりに牧場のコーヒー牛乳飲んでまたおやき食べて。う~ん。贅沢だね。

途中でリンゴ農園があった。畑をバックに写真を撮る。柵も何もないので盗る事が

出来ちゃうよ・・・。すご~く、美味しそう。せめて写真だけでもと近づいたら

草むらの中に排水溝があって、落ちて転んだ。苦笑。

布引観音はまたしても登山でした。いや~きつかった。お堂も絶壁に立っているんだけど。

お堂から見渡す小諸の景色は最高だったけどね。ゼコゼコしながら登ったら駐車場があったよ・・・

下田から帰ろうと思っていたのだけど、調子に乗っていた私は思いきって妙義山に行って

みる事にした。ちょっと興味のある山だったし。山道の途中でなぜか警官がいて止められた。

免許証を見せてくれるかなって。ついでに妙義山を抜けて高速に乗るには何分ぐらいかかるか

と聞いたらやたらと中之岳神社までは5分、行くでしょ?中之岳神社。としつこい。

そんなトコロ、チェックしてなかったし適当な相づちをしてスルーしたんだけど。

・・・・気になっちゃって。笑。ちょうど山頂付近の展望台に立ち寄ったらそこにあった。神社。

なんだたいしたこと無いじゃんとスルーしたらチラっと視界に! 

ものすごくデカイ金色の大黒様が!! 笑。意味不明です。

あっ!っという間に終わってしまった山道。ちょっくら物足りないが松井田妙義から高速に乗って

帰宅。なんか日帰りなのに盛り沢山な内容でとっても満足な一日でした。

針刺し事故

2006-10-11 14:06:45 | 病院のシゴト
もちろんやったのは私じゃない。私はそんなオマヌケな事はしない。

針刺し事故とは患者に利用した注射針などの針を自分自身に刺してしまうことだ。

もちろん、患者に既存の感染源があれば自分に感染する。

その道の人達は注射器を使い回ししたりするからC型肝炎が多かったりするわけで。

私は某看護婦さんのブログでHIV患者の針刺しをしてしまったってのを読んだことが

あったので針刺し事故がいかに自分自身にとって大変なことであるのか知っていた。

使用済みの針を触るときは必ず手ではなくセッシを使うし、のう盆に乗せるね。

今回、事故ったナースは紙にの上に置いてあった針をそのまま紙を二つ折りにして

運ぼうとしたらしく二つ折りにしたときに紙を突き破って出てきた針を自分に刺した、と。

ありえない。そんな寝ぼけた行為は絶対にありえない。IVH処置後の針だから超~血液

付いてんじゃんって感じ。しかも、最初の情報では患者は幸いなことに何の感染も持っていない

という事でほっと一安心だったのだが、その後、実はCを持っていたことが判明。

針刺し事故によるC型肝炎の感染率は1.8%。それをどう感じるか。100人中、約2人の感染。

「0」じゃないからねぇ・・・。念の為、その患者の血液をHIV検査にもまわしたらしいけど。

今後1年間、感染への不安を抱えていくわけで。いやぁ、気を付けよう。ウチの病院、

患者のベットから針が出てくることがあるし、針用ゴミ箱があるけど、床に落ちていることも

多々あるし。それを始末するのはうちらだからねぇ。そんなトコロで刺しちゃったらかなわんの。

徘徊

2006-10-10 15:09:57 | 病院のシゴト
ここんところ徘徊患者を抱えています。

昼間は働くスタッフも多いので大丈夫なのですが、問題は夜間よ夜間。

ウチの病院は以前、入院中の宮司を誰かが忍び込んで殺したっちう病院と

同じようにステーションの前を通らなくてもいかようにでも動き回れる。

早い話が誰が何処で何をしようと目が行き届かないのである。

もう、入りで来たときから既におばぁちゃんAが「ああ~、どうしよう、産まれるよ~。

産気づいちゃったよ~。」と騒ぎ出した。笑。「なんでよ~、Aさん、今、何歳よ~?」と

聞くと「はたち~」と答える。うそこけ。92歳じゃんよ。このAさん、昨晩は3回も男性部屋に

忍び込んでいる。「夜中にふっと気が付くとよぉ、俺の隣にボ~っとばぁさんが立ってんだよ。

驚いたよ~。真っ暗な中だしさぁ、怖いよ~。」と男性患者に言われた。

Aさんが立ち上がってウロウロし始めたのでどっかに行かれたら困ると思い車いすに座らせた。

少し連れ回して気を紛らわせる。が、「産まれるよ~。産まれそうだよ~。どうにかしておくれよ~。」

と騒ぐ。「産んでいいよ~」と答えるが「ここじゃ産めないよ~」と答える。

「じゃぁさ、ベットに戻って産もうか。ベットの上の方が産みやすいでしょ。」「そうだねぇ、そうしよう」

もう、ずっとこの調子。ご飯を食べても、折り紙でややを折っても「産まれないよ~。産まれそうなのに。

ああ、困った~。」と騒ぎっぱなし。一晩中コレかと思うと初っぱなから気が重い。

そしてもうひとり。訳の分からん事を言ってうろつくおばぁBさん。二人ともふらつきがるから

怖いのは転倒、怪我。それだけはなんとしても防ぎたい。ちょうど、新しいナースのオリエン夜勤

なのでいつもより一人スタッフが多い。ラウンドをこまめに行う。ウロウロしているのを

見つけてはベットに戻す。23時頃、なんとなく気になってBさんのベットを覗く。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!? ・・・・・・・・いない!!

何処よ?! あわてて回りを見回す。 え?! ちょっと~、なにやってんのよ~!!

驚いたんだけど、反面、うけちゃってナースコールを押して援護を頼んだ。

なんと、隣の患者のベッドで寝ていた。足下の柵を外してもぐり込んだようで、先住の患者の

足下にBさんの顔がくるように互い違いになって寝ていた。しかも、布団をはぎ取って

「さむい、さむい、なに笑ってんのよ。さむい、さむい。」と言っている。

先住の患者は眠剤で寝ていたので全く気がつかない。まぁ、気が付いたとしても自分で

助けを呼ぶことは出来ない。これ以上、Bさんを放置すると他の患者が怪我をしても

困ると思い、急遽、外来で点滴用に使う部屋にベットごと移動させることにした。

そこの方がまだ目が届く。ゆたんぽを3つほど抱えさせ注射で眠らせる。

とりあえず一安心と夜中3時、少し横になりましょうとスタッフも休憩体勢に入る。

体も頭もピークに眠りに入った午前4時、他のナースの「ああ~、ちょっと、どうしたの~?」の

声で飛び起きる。靴下はいてないけど、眼鏡は走りながら掛ける。Aさんだよ~、徘徊。

無事ベットに戻し、もう少しだけ横になる。私たちは外来の点滴用のベットを使って横になるの

だけど、Bさんの隣で寝ていた新人ちゃんが「まだ、夜中の4時だからもう少し寝ようね」と

Bさんに話し出した。どうやらBさんが起き出した様子。最初は放っておいたんだけど20分も

続いたらもう諦めた。起きよう。Bさんを車いすに乗せ抑制しておむつ交換も連れて歩く。

日勤者が出勤するまでこのまま。いやぁ、疲れる。それでも私たちは最悪、抑制という

早い話が縛り付ける処置が同意書の元、出来るけど、特養などの福祉の世界では抑制禁止に

なったはず。徘徊棟では働けないなぁ。

朝の食事介助でもぐり込まれた方の患者に昨晩の事を覚えているかと聞くと、覚えていないという。

事の様子を話すと、「ええ~!? 酔っぱらいかい~?」と聞くので「そうなのよ~」と答える。

「いやぁ~ねぇ~。女性だからまだいいけど~」ってオイ! 酔っぱらいがいるわけないじゃん。笑。