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■□■カムイミンタラ■□■

旅の話、仕事の話、色々と書いてます。。。

派遣

2006-02-20 22:43:57 | 病院のシゴト
私の勤め先では派遣ナースがいる。そう、人材派遣のナース。

勤務表を眺めていて気が付いた。派遣ナースが初日の10時59分に早退と

なっており、それ以降の勤務日に×印がついている。

そんなに具合でも悪いのかと思い聞いてみると、この病院のやり方が気に入らない

と言って帰ってしまったそうな。

その派遣さんは大学病院のナースもこなし、プリセプターの経験もあるそうで

まぁ、世間でいうキャリアウーマン的な感じでしょうか。

朝の陰洗時のジョクソウの処置のやり方が、今どきこんなやり方をしている病院は

ないので出来ません。と言い出し、仕事を放棄したという。

そんなやり取りがあった事を知らずに他のナースがステーションにいた彼女に

処置を頼んだところ、もう帰りますから。とキレまくっていたらしい。

そのベテランさん派遣ナースは人材派遣での仕事そのものが生まれて初めての経験のようで。

そんな出来事があったと聞いて唖然としてしまった。フツーに常識のある人ならば

やり方がどうのという前に自分は派遣だという立場を認識していると思うのだけど。

どういう事情があるにせよ、勝手に帰ってしまえば雇い主である派遣会社にあたえる

損害は大きいと思うけど。こちら側からすればそのベテランさんに苦情を言うのではなく

派遣会社に苦情を言うのだから。

でも、まぁ、最近分かってきたのはこの業界は結構、特殊なのでどんだけ仕事が出来る

ナースでも常識のない人って多い。世間に放り出されたら生き残れない人と感じる。

よくでる話題で「ナース以外の仕事した事がないから別な仕事をしてみたい」ってのが

あるけど、心の中で思うのは、この先もナースでいた方がいいよ~と思う。

ナースだから弱い立場の自分よりはるかに年上の患者や患者の家族に頭を下げられ

強く女王のように振る舞えるけど、世間じゃそんなの通用しないですからねぇ。

今、病院はサービス業だという時代だけど本当のサービスを理解している人って

いないと思うし、この業界しか経験がないと理解出来ないとおもうなぁ。

ウン○事件

2006-02-19 23:16:57 | 病院のシゴト
ちょっと来てぇ~と呼ばれ、男子トイレに行ってみた。

男子トイレには通常の座って用を足すタイプの便器と小のみの用を足すタイプの

便器がある。後者の方の便器は胸から床までの高さのタイプではなく

胸からお尻の高さぐらいまでの小さなタイプのモノである。

で、その小のみの用を足すしか使い道のない便器になんと! ウン○がとぐろを巻いて

鎮座しているではないか! いったい、誰が・・・・?(笑)そして、どうやって?!

まぁ、間違いなくこの人だよね、という患者さんが現在入院中である・・・

認知症があり徘徊する、じぃさまがいる。

しょっちゅう、トイレに行くんだけど、便器の周りを尿で汚してしまうので掃除屋の

オバサンからなんとか教育してと言われてしまった可哀想なじぃさま。

入院時に駄菓子の入っているような透明のプラスチックの容器にミルキーを

いっぱいつめてきた可愛いじぃさまなのに。

でも、今は食べ過ぎで取り上げられちゃったけど(苦笑)

最初は二人部屋を一人で使っていて、夜中にトイレに行く度に部屋が分からないって

ウロウロしているし、危ないから部屋のヘッドライトをつけておこうかと聞いたんだけど

真っ暗じゃないと眠れないからと言われて、そのうち同室の人が入院してきて

ある日の夜勤でそのじぃさまのヘッドライトが光々とついていたので消そうとしたら

隣の人に、「消さないで。その人、部屋やベットを間違えるからつけておいて!」と

言われて眠れない夜を過ごす可哀想なじぃさま。

まぁ、今は部屋を変えたので大丈夫なんだけど。

でも、何がすごかったって、その鎮座するウン○をゴム手ははめていたけど

手づかみで掃除したオバサンヘルパーには参ったね。私には絶対に出来ない。

排泄介助もしているから排泄物を目にするのは平気だけど、手づかみは無理。

それともまだまだ私が若輩者なのだろうか・・・

朝礼

2006-02-08 00:21:49 | 病院のシゴト
というモノが月に一度ある。

朝の申し送りの前にリハビリ室に集合しておえらいさん方々の話をありがた~く頂く。

今月から系列で新しく特養、すなわち特別養護老人ホームがオープンしたので

その施設長の挨拶があった。ここの医療法人は一族で経営している。

理事長兼老健の院長が第一子、病院の院長が第二子、特養の施設長が第三子、

そして全てを統括する会長が母上様なのである。う~ん、素晴らしい。

昼休みに食堂で食事をしていると、理事長が入ってきた。

たまたま昼のニュースで地下鉄の券売機の下敷きになり意識不明の重体と

いう事故を放映していた。事故に巻き込まれた人が搬送されるシーンが

ちょうど流れていたのだけど、それを見て「あ~、血圧、低いねぇ。これは

肺挫傷、骨盤骨折あたりだろうねぇ。まぁ、このぐらいじゃ死なないよ。

命は助かると思うよ~。」と話していた。う~ん、さすが病院内での会話。

腕に巻いている血圧計なんかに私は目がいかなかった。

こういう会話を食事中にさらっと話す事はよくある事でなんだか命に対する

自分の感覚が麻痺しそうでとても怖くなる。

厳戒令

2006-02-07 00:37:24 | 病院のシゴト
院内、全員マスク着用命令が出た。

少しずつではあるが、確実にインフルエンザが入院患者に広がりつつある。

つぎつぎと隔離されていく。

そしてついにはスタッフにまでインフルエンザがでてしまった。

5日間の業務停止である。予防接種をしていてもかかるもんなんだという事を知った。

ここの病院でも一時期騒がれたタミフルを飲用するらしい。

結局、タミフルってどうなんですか?聞いてみたら、まぁ、はっきりした事わからないし

タミフルじゃないと効かないからねぇって事でタミフルらしい。

幸い、今のトコロ私は大丈夫なようである。

マスクをして仕事をするって結構大変。ってかウザイ。一日中、動き回っている

仕事なのでマスクをしている部分だけ、熱気で熱い。そしてそこだけ化粧がハゲる。笑。

ゴムが当たっている部分の耳も痛いし。早く解除されないかなぁ~。

ぬいぐるみ

2006-02-02 19:09:46 | 病院のシゴト
ベットの周りに人形やぬいぐるみが置いてある事がある。

入院している子供のベットの周りにはよく見かける風景だが

年老いてもそれは変わらない。

ある老女が毎日、抱えて寝ている人形はスイッチを入れると話し出す人形。

日時や誕生日なども設定出来るようでスイッチオンにする度に

「日にちを入れてね!」「誕生日を教えてね!」と話し出す。

放っておくと、「いち がっつぅ、いちにちっ!」と勝手に正月に設定されて

しまう。もちろん誕生日も正月になる。

そして、突如として「ハッピーニューイヤー!」「お誕生日おめでとう!」

と叫び出す。ときおり「むにゃむにゃ、むにゃむにゃ」とか「う~ん」などと

意味不明の独語が始まり、ボケ老人顔負けの不穏っぷり。

だもんで、うるさいから夜にはスタッフにスイッチを切られてしまう。

そして毎朝、スイッチを入れ直される。それのくり返し。

だからこの老女の周りでは毎日が正月。もちろん、そんな事は彼女には

理解できていないけど。なんたって、この人形に自分の食事を食べさせて

しまうぐらいですから。だからこの人形の口の周りは常に濡れて汚れているのだ。

「このお人形は何て言う名前なの?」「さぁねぇ、なんだろうねぇ、忘れちまっただ」

てな調子。彼女自身、非常に小柄で可愛らしい顔つき。だもんで毎夜、人形を

抱きかかえて寝ている姿はとても微笑ましいのである。 

逆ギレ?!

2006-02-01 19:30:29 | 病院のシゴト
夜中の4時頃、ガタゴトを音がするので病室の様子を伺ってみると

おじぃが引き出しを開けてゴソゴソしている。

「どうしたの?」と聞くと「お腹が空いた」という。

テーブルの上にヨーグルトが置いてあったのでそれを伝えると

それは食べたくないという。そして、腹が減って仕方がないと興奮して騒ぎはじめた。

こんな時間に言われても私達は何も準備する事が出来ないし、朝ご飯まで待って欲しい

と言うと「アンタ、ヘルパーだろ?ヘルパーさんだろ?飯、持って来い!」と

大声で怒鳴りはじめた。しかもこの人、歯がないし、発語に障害があるので

「うがが、んがが、あ~?あ~? おい! よぉ!よぉ!」なのを何て言っているのか

聞き取るのに一苦労。食事は厨房で料理する人が作っているんだよと説明すると

「もう、いいよ!いらねぇ、いらねぇよ!」とキレだした。そりゃ、食堂に行けば

ご飯と味噌汁ぐらいはあるけど、この人は普通食ではなく刻んだ食べ物にとろみ

(透明なあんみたいなもの)をかけている物を食べているのでおいそれと出すわけには

いかない。仕方がないからナースと相談して誤嚥しないような一口サイズの

チーズケーキのようなお菓子を渡す事に決めた。時間も時間なのでひとつで

落ち着いてもらおうと、持って行ったら、なんと「こんなモンで腹の足しになるか!」

と床に叩き付けた。もう怒るを通り越して呆れたので放置することに決めた。

ちょうどおむつ交換の時間になったけど、これ以上、興奮させたくなかったので彼は

飛ばして他の人のをみていたら、なんと叩き付けたお菓子をゴソゴソと食べ出したではないか。

結局、食べるんじゃ~んと一同失笑。年老いたらこそ、可愛げがないとね・・・


インフルエンザ到来

2006-01-31 23:53:17 | 病院のシゴト
本日は早番での出勤。

早番の仕事は朝食の準備、食事介助。一通り病棟をラウンドしてみると

咳き込んでいる人がいた。うつったら困るなぁと思い、ステーションにマスクを取りに。

ナースに新患の情報を求めるとインフルエンザで二人入院しているとのこと。

この二人は同じ部屋に入れてドアを閉めて隔離。

他にも入院中にインフルエンザが(+)になった人がいるので朝のケア終了後隔離。

そういえば先日の夜勤でも夜間外来が絶えなくて、とナースが言っていたが、大半が

インフルエンザ。今年はA型だそうな。医療従事者である私達は予防接種を500円で

受けている。しかし、アレルギーを持っていたり副作用が以前出たなどの理由で

予防接種を受けていない人もいる。そのうちの一人は数日前から風邪(本人談)で

休んでいる。おかげで人手不足でどえらい大変な毎日。ただでさえ、腰椎圧迫骨折で

長期休暇にならざるを得ない人が一人いるもんで、通常、4人で行う仕事を2人で

行うハメに。しかも、1人は早番のため日勤業務終了より1時間早く上がる。

今日の早番は私だが、時間通りに上がれるはずもない。帰っていいですとは

言われるけど、ここで帰れないでしょってな仕事具合。

残業手当はビタ一文も付かないこの職場で30分も残業してしまった。

いつか、退職するときが来たら解雇扱いにしてもらおうと心に決めている。

却下されたときにはタイムカードと給料明細を持って労働局に駆け込んでやるぅと

常々考えているのであった。

ツキ始めた?!

2006-01-30 23:15:15 | 病院のシゴト
ここ2回の夜勤でステルベンに当たった。

ステルベンに当たる事を「ツク」と表現する。

私は全くツカナイタイプであったはず。9月から夜勤を始めて月に5~6回の夜勤が

あるが、1回しか当たった事がなかったのに。夜勤毎に当たるという強者と一緒の

夜勤ですら私の方が強く乗り切ったのに。夜中の3時にもうヤバイでしょって事で

二名の家族を呼び出した時ですら、持ち直しちゃったよと乗り切ったのに。

今月は既に15名もステっているのに当たらないという強運なのに。

ここ連続でツイている。

先日の夜勤では要注意者も重体者もいなくて穏やかな夜勤のはずだったのに

0時のオムツ交換で96才のおばぁの様子が変。心臓の様子をうかがうモニターを

付けてみる。午前3時。休憩しましょうとお夜食を食べていたらモニターの

数値がみるみるうちに下がってきた。通常が70~80代なのでもう少し様子を

みて50を切ったら家族に電話しようかぁと話しているそばから50を切り出した。

そこから早かった。30分もしないうちに0になった。ドラマでよく見る真っ平なライン。

NOCPR、延命処置無しの人なのでモニターが下がっていく間、特に何もしない。

カーテンの向こうのベットで独り寂しく人生の幕を降ろす。

幕が降りた後も家族が到着するまで何もしない。酸素マスクもモニターも外さない。

証拠じゃないけど、家族が到着してからドクターを呼んで診断してもらうらしい。

なんかそれってちょっと寂しいなって思った。

完全寝たきりで食事も取れないおばぁだったけど話し掛ければ返事はするし

つぶらな目がたまに開くと可愛いくて結構人気者だった。

私なりにココロを込めて最期のケアをしたつもりなんだけど。

ココロ安らかに眠れる事をお祈りします。

ダーツのごとく

2006-01-29 23:46:34 | 病院のシゴト
注射を打つナースがいる。

私は彼女の事が結構、好きで一緒に夜勤に入ると楽しい。

今年、28歳になる彼女だが生娘じゃないかと私は踏んでいる。

キャラ的にはミツウラタイプ。みんなにイジられている。

更衣室のロッカーからは何故かいつもベルトがはみ出している。

誰に対してもタメ口で話す。でも憎めないタイプ。

そんな彼女と夜勤に入るといつもちょっとしたイタズラを仕掛ける。

とあるおばぁに彼女の名前を覚えさせる。

このおばぁは体中が拘縮しており、何をするにも痛がる。

夜中のオムツ交換で病棟に響き渡る。

「○○子、痛いよ~。○○子、痛いからもうやめてぇ~。」



先日の夜勤で夜中にお腹が痛くて眠れないと訴える患者がいた。

その場合には痛み止めを打つという指示が出ているので注射を打つ事になった。

たまたまその場に居合わせたんだけど、彼女の注射の仕方があまりにも豪快だったので

驚いた。まるでダーツのようにブッ刺すという感じ。その驚きを彼女に伝えると

「注射なんてゆっくり刺す方が痛いんだよ」と言う。

いや、そりゃ知っているけど、でもって感じだった。

そんな彼女、元・産婦人科のナースだったっていうから、あまりにものミスマッチに驚き。

夜勤の休憩中に体の地図帳という図鑑を元に、どう見てもオジーオズボーンにしか見えない

子宮の疑問質問に答えてもらったりした。おっ、ホントに産婦人科デなんだと感心した。

そして密かにナースあおいを愛読しているらしい。

私は彼女から「あおいは医者の指示無しで挿管したから前の病院を追い出された」という

ネタバレを聞いてしまったのでドラマを見る気が失せてしまった。(苦笑)

嫁VS姑

2006-01-20 00:08:57 | 病院のシゴト
老女が多数入院しているこの病院では患者の家族の様々な人間関係ドラマが

ちらほらと見えかくれする事がある。

特に目にするのが、「嫁いびりをしたが故に不自由な身体では家に帰って嫁に

面倒を見てもらうことが出来ない姑」という人達。

ある人は退院が決まったとたんに体調が悪くなり常に気持ち悪いを連発していた。

日々のリハビリも行ったと思ったらものの10分と経たないうちに戻ってくる。

どうしたのかと聞けば気持ち悪いという。食事も毎食ほとんど食べない。

そして、「退院が決まったけどこんな身体では家に帰れない。困った。

なんとかして欲しい。」と訴えてくる毎日。結局、退院は見送りになった。

そしたら見る見る元気になり、毎日、楽しそうにリハビリに行っている。

あれから、約半年が過ぎたがいまだに入院している。

またある人は、嗜好品の買い物を言い付けてくるのだが、それは出来ないと言っても

こっそり買ってきてくれればいいからと懇願してくる。家族の人に頼んで欲しいと

言うしかないのだが、やはりこの人も嫁に頭を下げる事は出来ないらしい。

かなりの長期入院なのだが、家には帰りたくない様子。公害ぜんそくなので入院費用の

心配もないらしい。かと言ってもずっとここにいるわけいはいかないし、退院の日が

決定した。そしたら、ぜんそくの発作を起こし、そのまま心不全も起こし帰らぬ人となった。

この人の最後の言葉は、「おや、誰か隣で死んだのかい?」だった。

そして、今、気になる人は「嫁は一度も来やしない」とぼやいている老女。

仲が良くなかったの?と思いきって聞いてみたら「そんな事はない。着物だって

背負う程、やったんだ」と言う。う~ん。そういう問題ではないと思うが・・・

息子二人なので嫁が二人いるはずだが、まだ見舞いに来た息子しか見た事がない。

まぁ、嫁が見舞いに来ないというのはよくあることなのだが、実際に目にすると

何だか切なくなる。自業自得なのかもしれないが、一度も足を運ばない嫁も嫁だと思う。

相手は元気で意地悪だった時の姑とは違うのだから。病に苦しみ弱っているのに。

やっぱり嫁VS姑というのは永遠のテーマなのだろうか・・・