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■□■カムイミンタラ■□■

旅の話、仕事の話、色々と書いてます。。。

研修

2006-05-20 20:26:28 | 病院のシゴト
褥創の研修に行ってきた。褥創、いわゆる床ずれの事である。

本来ならナースが行くべきなのだが夜勤明けだからという事で私が行くことになった。

3部構成になっていて1部は専門看護ナースの話で車いすに座るときの予防ケアの話だったので

ヘルパーの私でもまぁ理解することが出来た。早い話がその人の体にあった車いすに座らないと

圧がかかるから床ずれが出来ると。その為に専門的な車いす、各パーツをカスタム出来る車いすが

あるからそれを日本でも普及させたいと。

えっと、おいくら万円?・・・15万から20万だそうな。

その後の2部、3部はドクターの話でヘルパーの私にはなんとなく理解できるかなみたいな。

専門用語、医学用語は私にはわかんね。みたいな。

特に参ったのが3部の形成外科医の講話。形成外科というのは損傷、欠損した部分の再生、修復。

事故なんかでベロっともげちゃった顔面半分を修復します、みたいな感じ。

胸の手術をしたら傷口が開いちゃって心臓も見えちゃっているのを背中の肉をはがして蓋します

みたいな。そんな様々な例をカラー写真で見るわけですよ。大画面で。挙げ句の果てに手術の

動画も見るんですよ。もっと驚いたのが糖尿病なんかでよく足先から腐ってしまって

ちょん切っちゃう事とかよくあるんだけど、形成外科ちうのはそれをちょん切らないで

なんとか再生させたいと。

で、腐った肉をまず切除しなくてはいけないんだけど最先端の治療法として、その腐った部分に

ウジ虫を放つんですって。そうするとウジ虫の習性上、腐った肉だけを食べてくれると。

それを動画で見るんですよ・・・・。

いやぁ、一介のヘルパーにはなんとも衝撃的映像でして・・・・。モザイク一切なし!!

質疑応答では、余所様のナースは「大変興味深い映像ばかりで楽しく拝見できました。」って

おい!! 楽しかねぇよ!! 吐きそうだよ!! めまい倍増だよ!!

ふぅ。女って本当に強いよね。

新人

2006-05-13 00:42:42 | 病院のシゴト
人にモノを教えるというのは非常に難しい事だと思う今日この頃。

最近、ヘルパーとして26歳のex.エステティシャンなる人が入ったのですが

どもうこの人の扱いが難しい。もう少し素直で謙虚だといいのですが・・・。

ミスをミスだと絶対に認めないタイプ。何を教えても注意しても絶対に彼女から

すみませんという言葉は出てこない。わかりましたという言葉も出てこない。

ものすごく長~い、よく言えば状況説明、悪く言えば言い訳しか言わない困ったちゃん。

プライドが高いのでしょうか。それとも最初に舐められたらいかん!と思っているのでしょうか。

そして異様なまでのハイテンション。「はぁ~い、○○さぁ~ん、はじめましてぇ~。

○○ですぅ。お名前、言えますかぁ~。お名前、聞かせてくださぁ~い。」

とまぁ、よく言えば子供をあやす感じ悪く言えばここはキャバクラか?って感じ。

ここは病院なんですけど・・・。

さすがに熱発、肺炎疑いで入院してきた苦しんでいる患者にこれをやったときには止めました。

そして入って2週間しか経っていないのにナースに患者のことで注意をしたのには驚き。

そのナースも唖然としてしまって、スミマセンと言ってしまったそうな・・・笑。

無知って怖い。立場をわきまえないって恐ろしい。女の敵は女なのに・・・。

叫ぶ

2006-05-08 14:38:36 | 病院のシゴト
夜勤の入りで出勤すると新患さんがいた。脳梗塞後遺症による療養目的。

早い話が最近の病院は長期入院が出来ないのでたらい回しですな。

このじぃさん、若くて体もデカイ。しかしながら自力で立つことは出来ない。

食事も排泄も介助が必要なのだ。それはいいんだけど、恐ろしく要求が多い。

初対面だったので「今日の夜の当番です」と挨拶に行ったらいきなり

「看護婦さん、血糖値、血糖値、いくつ?」と聞かれてなんじゃこの人はと思い

何モノですか?と聞けばナースコール抜いてありますとの返事。笑。ようは困ったちゃんだ。

この病院での初めての夜、どうなる事やらと思ってたら案の定大変だった。

コールが抜いてあるから「看護婦さん、看護婦さん」と声を出す。5分と立たないうちに呼ぶので

対応しきれないしそのうちみんな無視し始める。そうすると「お~い。お~い」と声を出す。

この声が異様にデカイ。他の病棟にまで響き渡る。耐え難いほどのデカイ声で諦めずにひたすら呼ぶ。

4人部屋にいるのだけどほかのボケボケのじぃちゃんまでが「うるせぇよ」と声を出す。

向かいのベッドには心不全で危ないじぃちゃんが叫ぶ声にあわせて唸っている。(数日後、

このじぃちゃんは激しい嘔吐とともに失見当が激しくなる、叫ぶ声のストレスだよ)

夜中の12時を過ぎても止まない。眠剤は内服、点滴とどちらもいっているのに全く効かない。

さすがに困ったのでナースが当直医に連絡を取る。非常勤の先生だが精神科の先生のため

この手の患者はお手の物らしい。とある薬を静注している最中にコテっと寝てしまった。

ある意味、怖かった。ほんの何ccか入れている最中に秒単位で人間って寝てしまうんだと思うと。

あんまりにも爆睡しているので朝、覚醒しなかったらどうしようかと思ったけどこれが見事に

覚醒した。さすが医者と思った瞬間であった。

チップ

2006-05-06 14:58:36 | 病院のシゴト
患者さんからモノをもらうことがある。

私の働く病院は患者やその家族からスタッフへの差し入れは断りもせずに遠慮なくいただく。

最近の病院はスタッフへの差し入れは禁止になっているのが大半。

なかには付箋を付けて送り返すという話もあるぐらい。(これはやりすぎではと思うが)

まぁ、お世話になっている、なった気持ちをなんとか表したいというのも十分わかるが。

問題は個人的にもらう場合。看護婦さんよりヘルパーさんにお世話になっているからと

よくお菓子を渡されることがある。箱入りではなく、あめ玉とかチョコとかだったり

なんだけど。基本的には受け取ってはいけないと資格を取る際に学んでいるので最初の頃は

律儀に断っていた。ある時、「気持ちよく受け取ってよ!」と怒られたときがあるのでそれ以来、

もらうようにしている。まぁ、気を遣わないでくださいと一言付け加えてはいるが。

これを同僚に相談したところ、受け取っておいて寝ているときなんかにこっそり引き出しに

入れておけばいいんだよと教えてもらい納得。

もっと困るのが現金。それだけはマズイからとひたすら断るんだけど。

わかっているからわかっているからとオムツ交換の時に現金をポッケにねじり込まれる。

他の人にそんなときどうする?と相談しても誰も現金を渡された事なんてないと言う。

私はすでに3回目だったりする。まぁ、そのチップ受け取ったか返したかはご想像にお任せする。

夜間外来

2006-04-24 10:28:34 | 病院のシゴト
明けの朝食を他の病棟スタッフと一緒に取っている時に昨夜の夜間外来患者の話を聞いた。

過呼吸で入ってきた35歳の女性。その職業はAV女優だと言う。

ものすごく苦しそうな呼吸をしているのに仕事の話になると呼吸が整ってしまうらしい。

対応したナースもまぁ、お孫さんもいる歳の方なのでAV女優だなんて何の事か

分からなかったらしく根掘り葉掘り聞いたそうだ。その女優さんも私はプロですからと

丁寧にAVのイロハを教えてくれたらしい。付き添いの男性に向かってあなたたちは

そういう関係なのか?とまで聞いたらしい。苦笑。昔はまぁ、という返答だったようだ。

そんな職業があるだなんて知らなかったそのナースは結合部分を撮影する事にかなり

衝撃を受けたらしく朝から大興奮で話していた。意外にも他の年輩のひとも話に

食い付いてきたのでちと驚いた。あ~でもないこ~でもないと話しているので

結合部分はビデ倫に引っ掛かるからモザイクがかかりますよ。と突っ込んでみた。

そしたら、何で知ってるの?見た事あるの?と質問攻めになったので軽く受け流して

逃げるように帰ってきた。笑。

明け

2006-04-09 23:50:34 | 病院のシゴト
今回の夜勤は疲れた~。曰く付きのメンバーでやはり事件は起きた。

ナース2人と組むのだけど、一人は新卒で夜勤一人立ち初回。

もう一人はベテランだけど、結構、何かある人。

よく夜勤一人立ちの時って何かあるっていうんだよね。

でもまぁ、今回は重症者もあがっておらず平和かねぇなんて話していて。

二人だけ少し気になる人はいたんだけど。まぁ、大丈夫かなみたいな。

淡々と順調に仕事は進んでいって私とベテランナースが食事休憩をしていた

22時20分。休憩室に新人ナースが走り込んできて「すみません、○○さん、

看てもらえませんか?」と慌てた様子。

う~ん、やはりきましたかって感じ。少し様子が気になっていた人の急変。

まぁ、私は医療行為が出来ないので準備するものを色々と用意して患者を

ナースステーション真ん前の部屋に搬送する。

ご主人にも危ないから来て欲しいと電話を入れるが、もういいからと

本当にいよいよって時になったらまた連絡して欲しいとのこと。

もう入院して長いし、何度もこういうことがあって疲れてしまったし

ご主人としては覚悟は出来ているからとのこと。こんなとき人のココロの

深淵を覗いてしまったような気がして切なくなる。

様々な処置を終え取りあえず一段楽したのが23時。さて、何しよう。

こういう時は周りの状況を読んで仕事の優先順位を変更していくしかない。

とりあえず、ステる可能性大だし、新人ナース一人で患者を看る事も無理

だろうから、この先の時間配分が無茶苦茶になっても困らないように・・・

う~ん、やはりいつもより30分早いけどオムツ交換を一人でやるしかないよなぁ。苦笑。

その旨、ナースに伝えて黙々と一人で作業を行い、普段の業務のこれだけは外せない

って作業も行い気が付けば午前1時。つ、疲れた~。と、とりあえず座っていいですか?

って感じ。その頃になると皆、落ち着き始めてきて一息ついた。

予断は許されない状況だったけどそのまま朝を迎える事が出来た。

朝5時の最後のオムツ交換は3人で回る事ができて、余裕をみせていたら

あっちゃこっちゃで点滴抜かれて血まみれ、バルーンを外しておしょんまみれと

色んな人がいたけど、もう疲れていたので着替えやシーツ交換は全て日勤の人に

バトンタッチしてしまった。次回は平和でありますように。

老人

2006-04-05 13:53:29 | 病院のシゴト
いつも思うのは年寄りは都合の悪い話や聞きたくない話になるとすぐシカトする。

こちらがどんなに話し掛けてもウンともスンとも言わない。普段はボケボケの

話をこちらにしてくるのに。ボケボケの話をボケボケに返すと結構面白い。

最近のマイブームは「ファイナルアンサー?」と聞いてみる。笑。

人によって反応がそれぞれなので面白い。それは何なのかと質問してくる人、

無視する人、全く気にせず話を続ける人、各々である。

先日、いきなりテレフォンがどうのって話かけられてもちろん、辻褄の合わない話なので

う~ん、ライフラインのテレフォンは使っちゃったから、あと残っているのは

50/50とオーディエンスだけどどうする?と聞き返せば、そうかぁじゃぁそれにするって

言うからファイナルアンサー?と聞けば、うんと返事する。病室内には何の話を

しているのよって笑いが起こる。それでいいんじゃないのかねと私は思う。

笑いも会話も大事だ。ボケている人相手に本気になって違うと否定する事より

いかに話を合わせていくか。結構、切り返しにこちらも頭を使うのである。

ナースコール

2006-04-03 13:36:56 | 病院のシゴト
ナースコールが瀕回な人って結構いる。そういう人はウザがられる。

現場に立たない上の人は何故コールが瀕回なのかその理由を追求しなんちゃらかんちゃらと

能書きをたれますが実際に現場に出て対応してみろっちゅのと思う。

どのくらいの頻度を瀕回というのかというと今いる強者は、髪の毛をピンで止めて、

バンダナを巻いて、コップを取って、ティッシュをここに置いて、テーブルを手前に引いて

etc身の回りの細かい事をまとめて言わずに一つづつコールしてくる。しかも、一つ用を

終えて部屋を出た直後にまた鳴らす。それのくり返し。

そういう人はナースコールの根元を外してしまう。早い話しが押しても鳴らないのだ。

まぁ、次に出る行動は声で呼び始めるけどみんなシカト。

もしくは返事はするけど、待っててねぇ。みたいな感じ。

病室には常にナースやヘルパーが出入りしているから基本的にはコールを

鳴らさなくても対応できるハズなんだけどねぇ。もちろんコールを鳴らして

いけないことではなく必要な時に鳴らしてもらわないと狼少年になってしまうぞ

ってな訳なんですな。

整体

2006-03-15 22:58:54 | 病院のシゴト
患者さんの息子さんで整体の先生がいる。噂には聞いていたのだが、私は今日

初めてお目にかかる事が出来た。そして、いきなり後ろから眉間をマッサージ

していたかと思うと頭と顎を押さえられ、首を左右にひねられた!

えっ?!っと思う間もなく左右に「ゴキゴキッ、ゴキゴキッ」と首が鳴った・・・

今まで何件かの整体を回って良いトコロがないか探していたのだけど

こんな骨?が鳴る経験は初めてだ。結果、首が軽くなったのかどうか

よく分からないんだけど、首が変な感じ。今まで回らなかった首が回るように

なったんだけど、今まで聞いた事がない音が鳴りだしているんだけど・・・。う~ん。

よくよく話に聞くと、開業している場所が私の家の近所で通勤途中。

帰りがけに探してみたら、商店街の中にいくつか整体があって、

私があまりにもの怪しさに却下していたトコロだった・・・。

とりあえず、一度行ってフルコースは受けてみようと思っているのだけどね・・・。

初めて見たモノ

2006-02-23 20:55:19 | 病院のシゴト
病室の片付けをしていたら臨床検査技師の人に声をかけられた。

「若いオトコのコの精子、見る?」

え?ええ~?言われた瞬間はどういう意味か分からなかったが、

話を聞いたら、外来患者の尿検査をしていたら精子が混ざっていたから

ホンモノを顕微鏡で見た事がないでしょうと声をかけてくれたようで。

すぐ死んじゃうから早く見に来ないと動いている様子は見れないとのこと。

ちょうど、早番であと5分で仕事が終わるという感じだったので急いで仕事を

終わらせて見に行った。

初めて見るうじゃうじゃピヨピヨ動く精子はなんとも不思議なイキモノだった。

昭和53年生まれの男性の精子。

尿検査で尿に混ざってしまうという事は尿道に残っていたからな訳で

尿道に残っていたという事は昨夜ぐらいに射精してしまったという訳で。

女性でも尿に精子が混ざっている事があるという。まぁ、おまたをよく

洗っていないという事らしい。

技師さん曰く、今回は尿検査だけど、精子を検査する時は異常精子を

発見する事もあり、頭が二つあったりとかしっぽ?が異常に長かったり

するモノなどもあるそうな。「そんな色んな精子が見れるDVD、貸そうか?」

と言われたが丁重にお断りした。笑。

でも、尿検査をしたはずなのに自分の知らないトコロで自分の精子が

院内でさらしものにあっているだなんて、なんだかミョ~に気恥ずかしいと

思うのは私だけだろうか・・・。